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粗品さん、糖尿病の初期症状を心配する!寝てるときにおしっこで3、4回起きることや異常に喉が渇くこと、お父さんが糖尿病だった




以前霜降り明星・粗品さん、気になる体調不良は○○の初期症状とYouTubeで告白!で、粗品さんは体調不良について○○の初期症状で、これからも付き合っていかないといけない病気であり、病院で薬ももらっているとコメントしていますが、2025年9月19日放送のオールナイトニッポンで粗品さんは寝てるときにおしっこで3、4回起きることや異常に喉が渇くこと、お父さんが糖尿病だったことから、遺伝的に糖尿病になりやすいのではないか、糖尿病の症状が現れているのではないかと心配していました。

2025年11月12日放送の日本テレビ系「吉田と粗品と」では「親父が61歳で死んでて、おじいちゃんも57歳とかで死んでて、糖尿家系で」と遺伝的に糖尿病になりやすいことを意識していることがうかがえます。

■糖尿病は遺伝するの?

京都大学のHPによれば、「糖尿病は遺伝するの?」という質問に対して、半分Yesであり、半分Noなのだそうです。

その意味は、近親者が糖尿病だとそうでない人に比べて糖尿病になりやすい体質であることは間違いないのですが、それは「体質」であって、食べ過ぎや運動不足といったリスク要因が積み重なってはじめて糖尿病が発症するためです。

つまり、近親者に糖尿病の人がいるということは、糖尿病になりやすい遺伝的要素と環境的要素があるので、環境要因を改善、わかりやすく言えば生活習慣を見直しましょうということなんですね。

■糖尿病の症状

糖尿病の症状としては、以下のような特徴的な症状がみられることがあります。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

気になる方は一度病院で診てもらうことをおすすめします。

■糖尿病の予防

亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。

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タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ないそうです。

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マグネシウム

食事でマグネシウムを摂取している人は生活習慣病の糖尿病になりにくいということが福岡県久山町の住民の健康診断データを21年間にわたって追跡した九州大チームの調査で確認されたそうです。

マグネシウム摂取量が148.5mg以下の最も少ないグループと比較すると、摂取量が増えるほど糖尿病のリスクが下がるという結果になったそうです。

また、インスリンの効きが悪い「インスリン抵抗性」の人、習慣的に酒を多く飲むなど一般に糖尿病のリスクが高いとされる人で、マグネシウム摂取による予防効果がより高い可能性も示されたそうです。

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【参考記事】

●カルシウムとビタミンD

ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」|厚労省研究班で紹介した厚生労働省研究班によれば、ビタミンDとカルシウムを摂取することで、糖尿病を予防する可能性があるそうです。







【糖尿病の症状】
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【モーニングショー】糖尿病治療薬SGLT2阻害薬を使って老化細胞の除去ができる!?




2025年11月13日放送のテレビ朝日「モーニングショー」では「糖尿病治療薬を使って老化細胞を除去する研究」について取り上げました。

臨床応用可能な老化細胞除去薬の同定に成功―アルツハイマー病などの加齢関連疾患への治療応用の可能性―(2024年5月30日、順天堂大学)

順天堂大学の勝海悟郎特任助教、南野徹教授らの研究グループによれば、糖尿病の治療薬として開発されたSGLT2阻害薬が、加齢や肥満ストレスに伴い蓄積する老化細胞を除去することで、代謝異常や動脈硬化、加齢に伴うフレイルを改善し、早老症マウスの寿命を延長しうることを確認しました。

■背景

●これまで加齢により組織に老化細胞が蓄積し、慢性炎症が誘発されることで様々な加齢関連疾患の発症や進行につながることが少しずつ明らかになってきている。

●老化細胞除去薬は、抗がん剤として使用されているものが多く、副作用の懸念があった。

●カロリー制限によって寿命が延長した個体では、加齢に伴う老化細胞の蓄積が抑制されている。

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■仮説

尿への糖の排出を促進することで、血糖を低下させる糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬)の投与によって、カロリー制限を模倣した状態となり、老化細胞の蓄積が抑制され、その除去が促進されるのではないか?

■結果

高脂肪食によって肥満させたマウスにおいて、短期間の糖尿病治療薬SGLT2阻害薬の投与を行ってみたところ、内臓脂肪に蓄積した老化細胞が除去されるとともに内臓脂肪の炎症が改善し、糖代謝異常やインスリン抵抗性の改善がみられました。

SGLT2阻害薬の老化細胞除去メカニズムのポイントは、SGLT2阻害薬が直接老化細胞を除去しているのではなくて、SGLT2阻害薬は、免疫チェックポイント分子を制御することで免疫系による老化細胞除去を促進して、慢性炎症を改善していることです。

■まとめ

この研究を参考にすれば、糖尿病と老化が密接に関係していて、糖尿病にならないような生活習慣をすることが老化予防につながるのではないかと考えられます。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら







ミカンの皮に含まれるフラボノイド成分「ヘスペリジン」と「ノビレチン」が認知症改善に役立つ!?




犬の認知症緩和にミカンの皮の成分 イグ・ノーベル賞受賞者らが実証(2025年11月10日、毎日新聞)によれば、漢方薬で陳皮と呼ばれる「ミカンの皮」に多く含まれている、ポリフェノールの一種であるフラボノイド成分「ヘスペリジン」と「ノビレチン」が、認知症症状を有するラットやマウスの行動を改善させたことを知ったことをきっかけに犬の認知症緩和に取り組んだという記事です。

そこで改めてノビレチンについて調べてみました。

北里大学とエア・ウォーター みかんの皮を用いた老犬の認知症症状改善に関する共同研究成果を発表によれば、北里大学にて実験用ビーグル犬にフラボノイド成分(特にヘスペリジンとノビレチン)を経口投与し、体内に摂取された成分がどのように吸収されるかの検証と連続投与による腸内細菌叢の変化の解析を行った結果、細菌叢に抗アルツハイマー変化が認められました。

【参考リンク】

シークワーサーで肝機能改善できる!?|肝臓の解毒作用を増強する効果|シークヮーサーに含まれるノビレチンには血糖値の上昇を抑える効果ではノビレチンに認知症の症状を和らげると最新の研究があるそうです。

シークヮーサー由来ノビレチン含有食品の認知機能改善効果の可能性をヒト試験で初めて確認(2021年2月5日、静岡県立大学)によれば、シークヮーサーの皮に多く含まれる成分の「ノビレチン」に、認知機能を改善する効果があることを確認しています。

大泉研究グループによる柑橘類成分ノビレチンの抗認知症効果の薬理学エビデンスデータ(東北福祉大学)によれば、柑橘類果皮(チンピ)の成分ノビレチンが抗認知症効果を示すことを世界で初めて発見したそうです。

【参考リンク】

みかんの皮でアルツハイマー病がよくなる?

■まとめ

ブルーベリーを食べると認知症のリスクを下げ、うつ病や血糖値の改善に役立つ!ブルーベリーやイチゴなどフラボノイドを豊富に含むベリー類を摂取すると、高齢女性の記憶力低下を2.5年遅らせることができる!のように、フラボノイドがうつ病や認知症に役立つのではないかという研究がおこなわれています。

また、最近の研究では、食べ物によって腸内細菌叢が変化し健康(体も心も)に影響を与えることがわかってきていています。

今後はその人の腸内環境と体の心の健康状態を比較しながら、食べ物と飲み物を改善することにより、認知症やうつ病リスクを下げる予防医学になっていくかもしれませんね。







井手らっきょさん、2022年に糖尿病を発症!糖尿病を発症した時の井手さんの生活習慣とは?




井手らっきょ、糖尿病発症を赤裸々告白「甘いカフェオレを毎日3本以上飲んでいた」(2025年11月9日、ENCOUNT)によれば、井手らっきょさんは2022年に糖尿病(ダイアベティス)を発症したことを告白しました。

血液検査を行ったときにヘモグロビンが11.4と診断され、入院を勧められたそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

■糖尿病を発症した井手さんの生活習慣とは?

  • それまで毎日のように運動をしていたが、コロナ禍で運動をしなくなり、歩かなくなった
  • 食事は甘いものが好きで、甘いカフェオレ(350ml)を毎日3本以上飲んでいた

■糖尿病を認識してからどのように生活習慣を改善したの?

  • 甘いカフェオレから水やお茶に変更
  • スポーツジムに週2、3回行くようになった

井手さんは3か月後の検診でヘモグロビンA1cが7.1まで下がり、2年半で6.2まで下がったそうです。

■まとめ

糖尿病を長い間治療などを行なわず、そのままにしておいた結果、ひどくなると糖尿病の合併症が起こります。

糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれたことがあっても、そのまま治療を受けない人が多いです。

糖尿病患者の治療継続は半数にとどまる|なぜ治療が続けられないのか?糖尿病の合併症に不安を感じ、糖尿病の治療の重要性を認識していても、治療を継続できている人は半数なのだそうです。

しかし、糖尿病を長い間そのままにしておき、ひどくなると糖尿病の合併症を引き起こします。

【糖尿病の合併症の例】

〇糖尿病神経障害

糖尿病による腎臓障害で人工透析を始める人も多く、また糖尿病が原因の視覚障害や糖尿病神経障害(手足のしびれ・壊疽など)が発生することもあります。

糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが「糖尿病神経障害(とうにょうびょうしんけいしょうがい)」です。

糖尿病神経障害の初期症状として、「足の裏のしびれ」や「疼痛(とうつう)」(ズキズキとうずくような痛み)が起こります。

その後、「手の指の先のしびれ」の症状が現れます。

人によって症状はさまざまで、ひどくなるとケガや火傷の痛みに気づかなくなることもあります。

痛みに気づかなくなるというのは怖いことで、足の痛みが感じなくなることで靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうこともあるそうです。

特に足の冷えを感じて、糖尿病の人は、危険なのだそうです。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症の一つ。

糖尿病網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症を3大合併症と呼びます。

糖尿病網膜症は、日本の中途失明原因の第2位で、年間約3000人がこの疾患で失明しているともいわれるそうです。

アメリカの糖尿病患者の約3割が糖尿病網膜症にかかっている!?で紹介した米疾病対策センター(CDC)などの研究チームによれば、アメリカの糖尿病患者のうち3割近くが糖尿病網膜症にかかっているそうです。

糖尿病腎症

糖尿病性腎症になると、尿を作る腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。

すると人工透析(機械で血液の不要な成分をろ過して、尿を作る)を行なわなければなりません。

週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。

現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病性腎症です。

糖尿病は怖い病気なので、まずは予防を、そして糖尿病と分かったら早めに治療を行ないましょう。







「歯みがき」によりインフルエンザ感染リスクを下げる可能性!




世界初※1、歯みがき行動で唾液のインフルエンザウイルス不活化能が向上することを確認(2025年10月28日、ライオン)によれば、歯磨きをすることで、特に口腔内の総細菌数が減少した人ほど、唾液のインフルエンザウイルス不活性能が向上することが明らかになったことから、歯磨きを丁寧に行うことが感染症リスクを下げる可能性があることがわかりました。

【参考リンク】

口の中が不潔だとインフルエンザ治療薬が効きにくくなる可能性がある!?によれば、インフルエンザウイルスはのどや鼻の奥で感染、増殖するのですが、口の中の細菌がインフルエンザウイルスの増殖を助けている可能性があるようです。

歯磨きを徹底することで、インフルエンザの予防や重症化を防ぐことにつながることが期待されます。

最近のニュースによると、歯周病は様々な病気・生活習慣病と関連があるといわれています。

例えば、肺炎、骨粗鬆症、糖尿病心筋梗塞メタボリックシンドロームがん動脈硬化LDLコレステロールに関係があるといわれています。

これからは、歯磨きをしっかりすることがもっと重要だと言われるようになるのではないでしょうか。







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