個人ブロガーやアフィリエイターの稼ぎ方もどんどん変わる!新しいメディア・SNSのインフルエンサーから学ぼう!




■個人ブロガーやアフィリエイターは新しいメディア・SNSのインフルエンサーから学ぼう!

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by AFS USA(画像:Creative Commons)

2017年は情報操作やフェイクニュースなど情報の信頼性が話題になりましたが、大手メディアの情報を優先するGoogleと個人のつながりを優先するFacebook|メディアのような影響力を持つ個人のインフルエンサーの価値が高まる?では、GoogleとFacebookという大手IT企業のアプローチが全く違い、Googleは個人ではなく、大手メディアや医療機関などで信頼性の高さを担保しようとし、Facebookは大手メディアではなく、親しい友人や家族といった個人の信頼関係・つながりで信頼性の高さを担保しようとしているのではないかと書きました。

メディアの掲載の仕方が変わるということは、メディアにとっての大きな変化となります。

こうした変化は常に起こり、大手メディアだけに限らず、個人ブロガーやアフィリエイターの稼ぎ方もこれからどんどん変化していくのだと思います。

今はサイトやブログで収益を十分にあげている人や企業であっても、ユーザーのいる環境がどんどん変化していますので、TwitterやInstagramのようなSNS、YouTubeやSHOWROOMのような動画サイト・アプリを活用した稼ぎ方を併用していく必要も出てくるのだと思います。

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YouTuberやバーチャルユーチューバー、バーチャルSHOWROOMER、プロゲーマー、「Tik Tok」「musical.ly」「live.ly」「Talkroom」「Houseparty」といった新しいアプリで稼ぐ新しい職業が生まれていますが、現在はこうした職業は主流でなくても、その年代を過ごしてきた世代がどんどん主流になってきますので、今稼いでいるメディアがあっという間に廃れてしまう恐れもあるのです。

医師からの信頼が高いメディアはインターネット!|医師の9割が「ネット検索で自分の症状に合った医療情報を得るのは容易ではない」|医師の9割が今後の発信についても消極的によれば、「インターネット」における医療・健康情報は、他メディアよりも信頼性は高いと医師が評価している一方で、「インターネット検索」で自分に合った医療情報にたどり着くのは「容易ではない」と答えており、もしかすると、新しい世代は、インターネットには正しい情報がないと考えて、友達や自分がいるオンラインコミュニティのインフルエンサー・フォロワーが提供する情報を選択するようになるかもしれません。

もしかすると、インフルエンサーの情報のほうが医師や医療機関などの権威のある情報よりもよいというような選択するようなことがあるのではないでしょうか。

インターネットは情報流通を圧倒的に増やしたが、情報の自己増殖により不安をあおられやすい面も|経済産業省
インターネットは情報流通を圧倒的に増やしたが、情報の自己増殖により不安をあおられやすい面も|経済産業省

参考画像:不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~|経済産業省PDF

このように、世代間で見ているメディアが変わっていて、また、自分の周りの世界のことを信用するようになれば、コミュニティやインフルエンサーの価値がさらに高まっていくようになり、今好調のメディアであっても、その波にのまれてしまう恐れもあるでしょう。

自分とは興味のないメディアを利用しないまでも、そういうメディアがあるということを知ることは重要です。

ダグラス・アダムスの法則は興味深い仮説で、もしかすると、自分もそうなりつつあるのではないかと肝に銘じながら、考えて動いていく必要があるでしょう。

「サードウェーブ」(著:スティーブ・ケース)ではサーフィンが上手い仲間に対してアドバイスを求めたシーンがあります。

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

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「知る必要があるのはひとつだけだ」と、彼は言った。「波がいちばん高くなったとき、きみはチューブ(波が砕ける前のトンネル)の中にいるか、砂の中にいるかどっちかだってことさ」

大手メディアや個人ブロガー、アフィリエイターだけでなく、様々な職業でもこのことは言えると思いますので、波に乗れる準備だけは欠かさないようにしたいですね。







P.S.

なぜ人はSNSのフェイクニュースやデマ、陰謀論をシェアして拡散してしまうのか?によれば、IMTルッカ高等研究所のウォルター・クアトロチョッキさんが情報がSNS上(Facebook)でどのようなパターンで伝播するのかを調査した結果があるのですが、WIREDでは、その情報伝播に大きく影響するカギとして、「同質性」、「エコーチェンバー」、「確証バイアス」を挙げています。

同質性とは、SNSでの人間関係は同じような価値観を持つ同士がコミュニティが作られており、その中で「情報」とはお互いの共感が得られる「媒体」としての役割を持っていて、情報が事実かどうかが重要ではなく、その情報がコミュニティの連帯感を強化する道具としての役目を果たしているのです。

エコーチェンバー(共鳴室)とは、どんなにインターネット上に情報があふれているといっても、自分に関わりがある情報以外に対しては、シェアをすることはなく、自分の価値観とは違うものは自然と排除してしまい、そのこと自体が偏った考え方を蔓延させてしまう原因になってしまいます。

確証バイアスとは、初めから結論ありきで情報を調べてしまい、そもそも自分が期待する答えを覆してしまうようなことを調べるようなことをしないということが偏った思考を生んでしまう恐れがあります。

情報に含まれている価値観というのは、自分自身の世界観に触れる存在であるため、その世界観を揺るがすような情報に対しては、人は簡単に受け入れることができないそうです。

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