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花粉症の方にとっては悩ましい季節になってきましたね。
そこで、今回は、花粉症対策に「菌活」が良いという記事について取り上げたいと思います。
その前に、花粉症を起こすメカニズムについてご紹介します。
→ 花粉症の症状(目・鼻・のど) について詳しくはこちら
【目次】
■花粉症を起こすメカニズム
免疫細胞であるT細胞には2種類あります。
Th1細胞:ウイルスやがん細胞などを攻撃する役割
Th2細胞:アレルギー抑制(アレルゲンの撃退)する役割
Th1細胞とTh2細胞は互いを抑制しながらバランスを保っています。
通常は、アレルギー原因物質が体内に侵入したとき、Th2細胞の働きでアレルギー反応に関わる物質IgE抗体がつくられ、攻撃をします。
しかし、何らかの要因(食生活の乱れ、ストレスなど)によって、このTh1とTh2のバランスが崩れて、Th1細胞よりTh2細胞の方が増えてしまうと、IgE抗体が過剰に反応し、体に害のない花粉にまで攻撃を仕掛けるようになった状態が花粉症です。
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■花粉症を抑えるには、腸内環境を整えるといい!?
花粉症対策にで注目される菌活 ヨーグルト等乳酸菌摂取がお勧め
(2015/1/26、NEWSポストセブン)
東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎さんが説明する。
「菌活で腸内環境を整えれば、花粉症を抑えられます。花粉症は、腸内細菌のバランスの乱れによって起きます。人間の腸内には約3万種類、約1000兆個もの腸内細菌が存在し、免疫力の約7割をつかさどっているといわれています。
腸内細菌は免疫力の約7割をつかさどっているといわれており、その腸内細菌のバランスの乱れによって、花粉症が起きているため、腸内細菌を整えれば、花粉症を抑制することができるそうです。
悪玉菌が増えると、Th2細胞が増えてしまいます。反対に善玉菌を増やせば、Th1細胞とTh2細胞の均衡がとれ、花粉症は抑えられる。
<中略>
腸内の善玉菌を増やすには、善玉菌を取り入れることが必要だ。代表的な善玉菌としては、乳酸菌が広く知られている。
善玉菌を増やすと、Th1細胞とTh2細胞のバランスがとれ、花粉症は抑えられるそうです。
■どのくらいの量・どんな種類の乳酸菌を選ぶとよい?
by Personal Creations(画像:Creative Commons)
善玉菌を摂るには、毎日継続して摂取することを考えると乳酸菌を含んでいるヨーグルトがおススメなのだそうですが、どのくらいの量・どんな種類の乳酸菌を選ぶとよいのでしょうか。
ヨーグルトの場合、摂取の目安は、1日100~200g程度だ。最近は乳酸菌を生きたまま腸まで届けるという、プロバイオティクスヨーグルトが人気だが、これも毎日継続して摂り続けることが重要だ。
「熱に強いフェカリス菌や、胃酸に強いKW乳酸菌、ピロリ菌抑制効果のあるLG21乳酸菌など、実験データを参考に選ぶのもよいですし、毎日のことですから、ヨーグルトの味で選ぶのもよいでしょう。
自分に合う乳酸菌は人それぞれですから、まずは1週間同じヨーグルトを食べ続けてみてください。肌の調子やお通じの様子を目安に、効果がないと思ったら、別のヨーグルトに変えてみるといいですよ
ポイントをまとめます。
- ヨーグルトの場合、摂取の目安は、1日100~200g程度
- 熱に強いフェカリス菌や、胃酸に強いKW乳酸菌、ピロリ菌抑制効果のあるLG21乳酸菌など、実験データを参考に選ぶのもよい
- 自分に合う乳酸菌はそれぞれ違うので、1週間食べ続けて効果がない場合には、別の乳酸菌のヨーグルトに変えるといい
花粉症を抑制するためには善玉菌を増やすと良く、毎日継続して摂取することを考えるとヨーグルトがおすすめですが、自分に合う乳酸菌は違うので、まずは一週間同じヨーグルトを食べて、肌の調子やお通じを目安に効果がないときには、別のヨーグルトに変えましょう!
→ 乳酸菌 について詳しくはこちら
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