■歩くと仮想通貨が稼げるゲーム「ビットハンターズ」|歩いて健康になった分だけ、医療費負担を軽減したことで、トークンが支給される!?
参考画像:リアルワールドゲームス BitHunters|YouTubeスクリーンショット
歩くと仮想通貨が稼げる新ゲーム・ビットハンターズ登場! ポケモンGOを越えるか?
(2018/1/24、枻出版社)
歩いたり、ゲーム内で経験を積んだりすると提供される『トークン』にビットコインなどで使われている『ブロックチェーン』の仕組みを使うのだそうだ。そして、このトークン、ゆくゆくはビットコインなどと取引できるようになるという。
つまり、最終的な計画としては、『歩くことで稼げる』ゲームということだ。
リアルワールドゲームスが発表したのは、位置情報RPG 「ビットハンターズ(BitHunters)」で、最終的には「歩くことで稼げる」ゲームを目指しているそうです。
ポイントは、IngressやポケモンGOのように実際に歩くことでゲームが進められるという要素に、「仮想通貨」という要素が組み合わせられていること。
→ #ビットコイン とは?#BITCOIN について簡単にわかりやすく!オススメ解説動画・本【#仮想通貨 #ブロックチェーン 初心者向け用語集】 について詳しくはこちら
【関連記事】
- INGRESSでダイエット・うつ病改善できる?|ゲームを楽しむことで自然と健康的になれる!?
- #ポケモンGO(#POKEMONGO)でゲームを楽しんでいる間に健康的にダイエットできるようになるかもしれない!?
- #ポケモンGO(#POKEMONGO)はうつ病の改善につながる可能性がある!?|ポケモンGOはプレイヤーの心理的ストレス反応を減少する
- 「ゲームのように遊びながら自然と健康管理ができる」アイデアが広まらない理由
同社CTO/CFOの岡部典孝さんは「このトークンを多くの人が価値があると認めることで価値が発生するのです。これはビットコインなどと同じ仕組みです。発行されたビットコインに対して、多くの人が価値があると認めることで価値が発生するのです」
→ #トークン とは?#トークンエコノミー とは?簡単にわかりやすく!【#仮想通貨 #ブロックチェーン 初心者向け用語集】 について詳しくはこちら
→ #ICO とは?簡単にわかりやすく!|ICOとIPOはどう違うの?|トークンって何?【初心者向け用語集】 について詳しくはこちら
そこで、前もって健康増進をしておくことで医療費負担を減らし、その減らしたと想定される医療費の何割かを事業者に支給するという仕組みがあるのだ。
リアルワールドゲームス社では、神戸市と協働でBitHuntersを用いて「意識せずに健康行動が習慣化される仕掛けづくり」の実証実験を行うことにしている。
つまり、歩いて健康になった分だけ、医療費負担を軽減したということで、トークンが支給されるということなのだ。
健康・医療・介護のPHRを基盤に、仮想通貨「HEALTH COIN」を作り、健康増進行動を促すための報酬としてトークンを付与し、ヘルスケア関連費用として支払う仕組みを作ろう!では、健康・医療・介護のリアルデータプラットフォーム(PHR:Personal Health Record)を基盤として、銀行や保険会社、企業が行なっている健康改善するともらえるポイントや割引を共通化して、新たな仮想通貨・電子マネー「Health Coin」を作り、健康増進行動を促すためのインセンティブ(トークンを報酬として付与する)が与えられ、トークン(電子証票)を受け取った患者は医療などのヘルスケア関連の費用として支払うことができるというアイデアを考えましたが、今回紹介したゲームは、保険会社が提供している健康増進活動に応じて保険料をキャッシュバックする仕組みのほうが近いですね。
「#あるく保険」|アプリで計測した健康増進活動に応じて保険料をキャッシュバックする業界初の商品|#東京海上日動あんしん生命【#動画】によれば、あんしん生命はNTTドコモと共同で、保険加入者にウェアラブルデバイスを貸与し、健康増進還付金のお支払の判定に用いる期間(2年間)の間に、1日あたりの平均歩数目標 8,000 歩が達成されたかどうかを判定し、支払対象期間満了時に、達成状況に応じて健康増進還付金(キャッシュバック)を支払うという仕組みの商品「あるく保険(新医療総合保険 健康増進特約付加)」を開発しています。
「広告医学」とは?|なぜ「広告医学」が必要なの?|「広告医学」の例では、医療・医学情報と、デザインやコピーライティングなどの広告的視点を組み合わせることで、より自然に動機付けして、人々の行動変容を促すことにより、健康を実現していくことを目指す「広告医学」という概念を紹介しました。
「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)によれば、人間の心理には、2つの基本原則があるそうです。
新品価格 |
1.シンプルでわかりやすいきっかけを見つけること
2.具体的な報酬を設定すること
新しい習慣作りには、「きっかけ」と「報酬」が重要です。
「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)では、「きっかけ」と「報酬」についての具体的な例が紹介されています。
新しい運動習慣を身につけるのに成功した人々の研究では、職場から帰宅した直後にジョギングに行くといった特定のきっかけと、罪悪感から解放された夜のテレビ鑑賞やビールといった具体的な報酬を設定した人のほうが続きやすいことがわかっている。
食餌療法についての研究では、挫折せずに新しい食習慣をつくり上げるのには、前もってメニューを作成しておくなど、事前にきっかけを決め、シンプルな報酬を設定する必要が有ることも判明した。
あるグループでは、92%の人が、気持ちが良いから習慣的に運動すると話している。運動で分泌されるエンドルフィン等の神経伝達物質を期待し、求めるようになるのだ。
毎朝、走りたければ、シンプルなきっかけと明確な報酬を選ぶ必要がある。
しかし、その後の無数の研究によって、きっかけと報酬そのものには新しい習慣を長続きさせる力はないとわかった。脳が報酬を期待するようになってはじめて、つまりエンドルフィンや達成感を求めるようになってはじめて、毎朝、ジョギングシューズのヒモを無意識のうちに結ぶようになるのだ。きっかけはルーチンを生み出すだけでなく、その先の報酬への欲求を生み出すものでなくてはならない。
「きっかけ」と「報酬」は新しい習慣を作るうえで欠かせないものですが、「きっかけ」と「報酬」そのものには新しい習慣を長続きさせる力はなく、「〇〇したい」「〇〇がほしい」というような明確な欲求が習慣のための原動力となるのです。
また、なぜSNS上で変な絡み方の人に反応することが『報酬』になるのか?|世の中は「報酬系」で回ってる!?で紹介した「『無意識』があなたの一生を決める 人生の科学」(著:デイヴィッド・ブルックス)では「報酬系」について取り上げました。
新品価格 |
報酬系とは、欲求が満たされた時に活性化し、快感をもたらす神経系のことである。快感が得られるのは、ドーパミンという物質が放出されるためだ。報酬系の働きにより、私たちは何か一つのことに集中することもあるし、何かに強く憧れ、それをひたすら追い求めることもある。強く、狂おしいまでの欲望に駆られることもある。報酬を獲得し、欲望が満たされれば、ドーパミンが放出されて快感が得られるため、私たちは報酬を求めて行動するようになるのだ。報酬が特定の行動を促すわけである。
スマホゲームを試しにやってみたことがあるのですが、実に「報酬系(≒ご褒美)」について考えられている印象を受けました。
ゲーム初心者向けに、経験値を多くくれたり、カードをくれたり、グッズをくれたり、ゲーム内で達成した感覚を与えてくれたりと、快感になりそうなことがたくさん与えてくれることにより、ハマってしまう人がでてくるのもわかる気がしました。
その記事では、スマホゲームの手法を健康のための行動変容に活かすことができればよいのかもしれないと書きましたが、『歩くことで稼げる』ゲームというのは、「きっかけ」と「報酬」がはっきりしていて、ゲームをすることが「きっかけ」となり、トークンが支給されるという「報酬」が得られる、健康的な習慣に変えることができる2つの要素が入っているものになります。
歩くことにより健康になるということをどう数値化してトークンの発行につなげるのかが疑問に残りますが、今後はこうしたゲームとヘルスケア、ブロックチェーンの組み合わせは増えていくのではないでしょうか?
【関連記事】
- 【めざましテレビ】SPOBY|運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ|5月9日
- なぜ #イオン や #ローソン は従業員が健康改善をするとポイントをもらえる制度を行なうの?その理由とは?
- 夫婦で健康のために今後取り組みたいことは「一緒に運動する(ランニング・ウォーキング)」|子どもが親に元気でいてほしい年齢は、健康寿命より20歳も上!|損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険
- MintHealth|ブロックチェーン技術を活用した個人の健康記録プラットフォーム・健康増進行動を促すためのインセンティブ(トークン)
- 保険会社が導入している健康増進活動で付与されたポイントがデジタル通貨となれば、キャッシュレス社会に近づき、医療費が削減され、老後の資産形成に対する不安が減る!?
- 健康状態や生活習慣改善の取組みを考慮した保険料が設計される「パーソナル保険」の時代に!|#Insurtech(インシュアテック)
- 介護度改善を応援する国内初の専用保険『明日へのちから』|介護度が軽くなると保険金が払われる保険|アイアル少額短期保険
- 健康増進型保険「Japan Vitality Project」の目指すものとは?|住友生命・ソフトバンク・Discovery
- 収入保障保険「家族のお守り」には喫煙状況や健康状態(BMI・血圧)などにより保険料が割安になる特約がある!|損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
- 「スーパー割引定期保険」|健康な人ほど保険料が安くなる死亡保険|メットライフ生命
- 「健康年齢連動型医療保険」|「健康年齢®」が低いほど保険料が安くなる!|健康年齢少額短期保険
- 契約時から健康年齢により保険料を決定する「ネオde健康エール」|健康な人ほどお得な保険料で加入できる!|ネオファースト生命保険
- 「ずっともっとサービス」に「健康サポートマイル」を導入|健康増進に取り組むとサンクスポイントが貯まる仕組み|日本生命保険相互会社
- メットライフ生命、健康サポートのための包括的なサービス提供を実施
- SBI生命保険、健康管理や生活習慣改善のためのFiNCアプリのサービス対象者を保険加入者全員に拡大
- 「からだ予測ナビ 生活習慣病編」|10 年後の生活習慣病の発症率を予測するサービスを開発|東京海上日動
- 生理日の記録や排卵日の予測、基礎体温管理ができる、女性向け体調管理スマホアプリ「楽天キレイドナビ」を開始|楽天生命
- 循環器疾患リスクチェック|心筋梗塞・脳卒中(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)の発症リスクを診断・血管年齢の推定|国立がん研究センター・第一生命保険
- 保険とIoTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?
- 日本生命、健診・医療ビッグデータを活用した健康支援でヘルスケア事業に参入 野村総研・リクルートと連携|「INSURTECH(インシュアテック)」と「健康経営」がキーワード
- ネオファースト生命、過去1年間タバコを吸っていない方の保険料を割り引きをする非喫煙者割引特約を付けた終身医療保険を生保業界初めて適用
- タバコを吸わない人の保険料を割り引きする医療保険を発売|T&Dフィナンシャル生命
- 老後保障と介護保障の十分な準備ができておらず老後生活の不安を抱えている|平成28年度生活保障に関する調査
- 将来的には病気の問診や保険商品の質問項目に「これまで脳震盪を経験したことがありますか」が追加される!?
- 銀行が健康的な人には金利を上乗せする時代が来る!?健康が金利に反映されるアイデア|#ダボス会議2017 人生100年時代
ヤップ島の石貨と仮想通貨の話は、苦労の度合で石貨の価値が決まり、その物語は人が記憶することで、石貨の価値が決まるというのはまるで暗号通貨とブロックチェーンのようじゃないかと話されていて、2つのことの間につながりがあるんじゃないかなと考える人々が素晴らしい。https://t.co/LHTSKLdtEr
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) May 3, 2021