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【2018年予測】エネルギー業界は #ブロックチェーン と #5G と #IoT によって劇的に変わる!?|「スマートホーム」「スマートエネルギー」「スマートグリッド」




■エネルギー業界で現在注目されているトレンド|「スマートホーム」「スマートエネルギー」「スマートグリッド」

住宅市街地におけるICTを利活用した地域イメージ
住宅市街地におけるICTを利活用した地域イメージ

参考画像:ICTを利活用した環境にやさしいまちづくり(平成23年4月、総務省)|スクリーンショット

まずは「スマートホーム」や「スマートエネルギー」、「スマートグリッド」などエネルギー業界で現在注目されているトレンドについて紹介しておきたいと思います。

●スマートホーム

ICTに係る商品・サービスやビジネス|第2節 経済成長へのICTの貢献~その具体的経路と事例分析等~|第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~|平成28年版 情報通信白書|総務省

スマートホームとは、住宅とICTが融合して、エネルギーの需給量を調整し、省エネルギー・節電を実現したり、センサー等による宅内の見守りや防犯、宅内の家電等の遠隔制御などを可能とした快適な暮らしを実現できる住まいである

スマートホームは、HEMS(Home Energy Management System)という電気やガスなどの使用量をモニターで可視化したり、自動制御することによって、家庭の省エネルギーのための管理ができたり、また、センサーなどによって家族の見守りや防犯ができる住まいのことです。

※ちなみに、住宅向け(Home)をHEMS(ヘムス)、ビル向け(Building)をBEMS(ベムス)、工場向け(Factory)をFEMS(フェムス)、地域全体向け(Community)CEMS(セムス)となります。

Meet the 3rd generation Nest Learning Thermostat

スマートホームのデバイスの一つとしてスマートサーモスタット「Nest」というさまざまなセンサーと人工知能が搭載された温度を調節する装置で、Nestと電化製品との連携によって、室温を快適に保ちながら、節電&省エネもできるそうです。




【参考リンク】

■エネルギー業界は「IoT」と「5G」と「ブロックチェーン」によって劇的に変わる!

なぜエネルギー業界は「IoT」と「5G」と「ブロックチェーン」によって劇的に変わると考えられるのでしょうか。

●IoT

5Gに関する間違った通説とその真実|NOKIA

温度センサー、窓自動開閉制御、暖房管理、侵入警報、家電製品等、全てが無線でつながり、住人がいつでもどこにいても自宅の情報を管理することができます。こうしたセンサー情報の多くは、データレートや電力量が小さくコストも低いですが、監視装置等ではリアルタイムのHD動画を扱うことになります。よって、5Gでは消費電力の効率化や不要な信号の抑制だけでなく、多様な接続デバイスの一元管理が必須となります。

IoT(モノのインターネット化)時代になり、スマートホームが注目されていますが、家庭内でも様々なセンサー、例えば室内の温度を管理する温度センサーや暖房管理、ホームセキュリティーとしての窓自動開閉制御や侵入警報、その他家電製品がインターネットにつながり、いつでもどこでも家に関する情報を管理することができる時代になってきています。

しかし、そうしたセンサーの一つ一つのコストや消費電力は小さいものであっても、自宅部屋内の約100個の端末・センサーがネットに接続するようになれば大きいものになってくるでしょう。

そこで、多様なデバイスを同時接続して、低消費電力なIoTを実現するためのテクノロジーが必要になってくるのですが、ここで重要になるのが「5G」です。

●5G

5Gは、様々な周波数帯、様々な無線技術から構成されるネットワークとなって、様々な利用シナリオ(超高速・多数同時接続・超低遅延)でユーザーが満足できる品質を提供できる第5世代移動通信システムであり、すべてのものがインターネットに接続される時代の物事の土台(その上にすべてを積み上げてゆく土台)となる技術です。

スマートグリッドに注目が集まっていますが、従来の配電網や公共ネットワークではセキュリティ・信頼性・安定性を確保することが難しいそうです。

ファーウェイ、世界初となるスマートグリッド向け5Gネットワークスライシングアプリケーションのデモを実施

(2017/10/4、ファーウェイ)

従来、配電網は専用線または通信事業者の公衆ネットワークを利用して構築されてきましたが、専用線の構築はコストがかさむうえに、柔軟性も低くなります。また、公衆ネットワークでは、各サービスを十分に隔離できず、セキュリティの確保と遅延の短縮ができません。

そこで考えられているのが、5Gのネットワークスライシングです。

【初心者向け!5G入門編】5Gで世界はどう変わる?|5Gとは?特徴は超高速・多数同時接続・超低遅延|#5G についてコレだけおさえよう!で紹介した2020年に向けた5G及びITS・自動走行に関する総務省の取組等について(2017/6/8、総務省)によれば、現在は、画一のネットワークに異なる要件のアプリ・ サービスのトラフィックが混在していますが、ネットワークスライシング技術をコアネットワークや無線アクセスネットワーク(RAN)などに導入することで、5Gの要求条件や異なる要件を持つサービスに柔軟に対応し、サービス毎に最適なネットワークを提供ができるようになります。

例えば、スライス1を「超高速(eMBB)」、スライス2を「多数接続(mMTC)」、スライス3を「超高信頼・低遅延通信(URLLC)」というようにネットワークスライスを設定することで、アプリ・サービス毎にトラフィックの分離が可能になります。

5Gネットワークスライシングでは、通信ネットワークを個別のネットワークスライスに分割し、特定の産業のニーズに応じて電力の配電をカスタマイズすることができます。これにより、公益業界は信頼性とパフォーマンスに優れたサービスを低コストで実現可能となります。

スマートグリッドサービスへの5Gネットワークスライシングの活用は、まったく新しいアプローチです。通信事業者が提供するネットワークリソースを相互に隔離されたネットワークスライスに変換することで、スマート配電網上で提供される各種サービスに求められる多様なネットワーク要件に対応することが可能となります。また、ネットワークスライシングは消費電力データの収集、配電、電気自動車の充電ステーションのパイル制御、正確な負荷管理、スマート配電網での実現が期待されるその他の重要なサービスにも利用できます

スマートグリッドサービスに5Gネットワークスライシングを活用することができれば、多様なネットワーク要件に柔軟に対応することができ、サービスごとに最適なネットワークを提供することが期待されます。

●ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、中央管理者を必要とせず、全ての取引履歴をみんなで共有して、信頼性を担保するシステムといえます。

私たちが今利用しているウェブを「情報のインターネット」だとすれば、ブロックチェーンが実現するものは「価値のインターネット」とも表現されたりもしています。

ブロックチェーンがどのようにエネルギー業界に影響を与えるのでしょうか?

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

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「ブロックチェーン・レボリューション」(著:ドン・タプスコット/アレックス・タプスコット)によれば、

ニューヨーク市では災害に強い街をめざし、ブルックリンの一部にマイクログリッド(小規模なエネルギーネットワーク)を導入する試みを始めている。

そうです。

これが実用化されれば、災害時にもローカル発電による電力供給が可能になったり、再生可能エネルギーの利用によって電力料金を下げることや地域で電力を貯めて必要な時に使うということが期待されます。

現在の電力供給は中央集権型・トップダウン型であり、仮に屋根にソーラーパネルを取り付けて、余った電力を隣の家の人に売ろうとしても、必ず電力会社を経由することになります。

電力会社に送電する過程でロスが出たり、買取価格は電力会社によって決められたものになります。

そこで、注目されているのがブロックチェーンです。

[vimeo]https://vimeo.com/228443955[/vimeo]

TIME Presents LO3 Energy’s Brooklyn Microgrid

LO3はブロックチェーンとスマートコントラクトを利用した分散ネットワーク型のIoT電力供給に取り組んでいる。

ニューヨークの電力スタートアップLO3はブロックチェーンとスマートコントラクト(契約の自動化)を利用した分散型の電力供給に取り組んでいるそうです。

焦点:ブロックチェーン技術、エネルギー市場を大変革か

(2017/12/26、ロイター)

取引データを複数のコンピューターで管理するブロックチェーンは、信用機能を持つ仲介者が存在せず、取引データの書き換えや消去が不可能。こうした特性はエネルギー業界にとって魅力的だ。

エネルギー市場は自由化が進み、再生可能エネルギーが拡大。ユーザー、さまざまな規模の生産者、小売業者、さらにはトレーダーまで巻き込んで取引の複雑化、分散化が進行している。ブロックチェーンはこうした変化に上手に対応する手立てとなる。

ブロックチェーンのシステム内の通貨「トークン」は、太陽光パネルを設置した小口ユーザーである「プロシューマー」(生産行動を行う消費者)間の小規模な取引や省エネを達成したユーザーに見返りを与える手段になる。

ブロックチェーンに「スマートコントラクト」(契約の自動化)を組み合わせることができれば、自動的な取引を市場の最末端に広げ、メーターやコンピューターによって需要と供給を自動的に調整することも可能になる。

全ての取引履歴をみんなで共有して、信頼性を担保するブロックチェーン技術を活用した電力取引サービスができれば、電力会社を通すことなく、余った電力を隣に家に直接販売するということが可能になるのです。

さらにブロックチェーンにスマートコントラクトを組み合わせることができれば、自動的に取引することも可能になってくるでしょう。

また、ブロックチェーンを活用するということは、発電源や送配電に関するトレーサビリティ(追跡可能性)をチェックすることができます。

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 17年8月号 (ブロックチェーンの衝撃)

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「ブロックチェーンの衝撃」(ダイヤモンド社)

例えば、再生可能エネルギーからの購買に限定するという契約を結びたい場合、発電源から送配電履歴を記載したブロックチェーンが導入されれば、自動的に記載したスマートコントラクトに記載された要求仕様に適合した電力供給が可能になる。

再生可能エネルギーを応援したいと思う人は、自分がそうした電力を選択できるということになるということです。

ただブロックチェーンにも課題はあります。

それは、ブロックチェーン自体のエネルギー消費です。

「ブロックチェーンの衝撃」(ダイヤモンド社)

たとえば、典型的なコンセンサスメカニズムであるプルーフ・オブ・ワーク(proof-of-work)では、膨大な計算量が必要とされ、それには大量の電力消費が伴う。ある試算では、2020年には、一ビットコインのマイニングに、5500キロワットアワーが必要とされ、その時点でビットコインの採掘に使用される電力は、デンマークのエネルギー消費と同等になるとされている。

【参考リンク】

ブロックチェーンは、「通信システムにおいて、偽りの情報が伝搬される可能性がある時に、正しい合意形成をいかに行うか」というビザンチン将軍問題の解決を、計算量などに転嫁しているとも考えられる。

信頼できない相手との通信をどう信頼するかというビザンチン将軍問題において、プルーフ・オブ・ワーク(proof-of-work:POW)では膨大な計算をこなすことで解決を図ろうというアプローチをしているのですが、それには大量の電力消費を伴うため、現実的にブロックチェーンを導入するには、プルーフ・オブ・ステーク(proof-of-stakes:POS)のような計算量の少ない方法を導入するなどによる問題の解決が必要になります。

■まとめ

「IoT」と「5G」と「ブロックチェーン」には、もちろん期待がある反面、課題も多いことでしょう。

今回挙げたようなシステムにもならない可能性もあると思います。

ただ、エネルギー業界に「IoT」と「5G」と「ブロックチェーン」というテクノロジーが入ってくることは間違いありません。

ぜひエネルギー業界を見る際には、「IoT」と「5G」と「ブロックチェーン」というテクノロジーがどのようにかかわってくるかをチェックしながら見ると、違ったものが見えてくるかもしれません。







【関連記事】
続きを読む 【2018年予測】エネルギー業界は #ブロックチェーン と #5G と #IoT によって劇的に変わる!?|「スマートホーム」「スマートエネルギー」「スマートグリッド」

【めざましテレビ】SPOBY|運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ|5月9日

2018年5月9日放送の「めざましテレビ」で運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ「SPOBY」が紹介されました。

【目次】




■【めざましテレビ】SPOBY|運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ

SPOBY|運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ
SPOBY|運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ

参考画像:SPOBY_PR_short|YouTubeスクリーンショット

SPOBY」は、スマホを持って、歩いたり走ることにより、企業がユーザーの健康意識を評価し、スポンサーにつくアプリです。

スポンサーにつくとはどういうことなのでしょう?

アプリをダウンロードして、スマホをもって日常生活を送るだけで、歩行記録が貯まり、その記録に応じて、スポンサー企業から様々な商品が提供されるそうです。

SPOBY_PR_short

SPOBY

企業が設定した条件のジュエルを集めるとスポンサーシップが成立し、健康的な生活をサポートする数々の特典が提供されます。

サファイア:100歩ごとに獲得

ルビー:1日10,000歩達成すると獲得

エメラルド:1日10,000歩を5日間連続で達成すると獲得

また、期間限定のイベントや店舗でのみ獲得できる特別なジュエル「クリスタル」もあります。

ユーザー側のメリットとしては、「歩く」ことのきっかけとなり、企業側のメリットとしては、健康に意識の高い人々とつながることができます。

SPOBY|iTunes(App Store)

SPOBY|iTunes(App Store)
SPOBY|iTunes(App Store)

https://itunes.apple.com/jp/app/spoby/id1304834094?l=ja&ls=1&mt=8

■健康増進活動に応じてキャッシュバックやポイントがもらえる仕組みが増えている!?

最近では、健康増進活動に応じて、保険料の一部をキャッシュバックする商品や歩数に応じてポイントがもらえヘルスケアグッズと交換する仕組みが出てきています。

「あるく保険」|アプリで計測した健康増進活動に応じて保険料をキャッシュバックする業界初の商品|東京海上日動あんしん生命【動画】によれば、アプリで計測された健康増進活動に応じて保険料の一部をキャッシュバックする商品「あるく保険」を開発されています。

健康増進型保険「JAPAN VITALITY PROJECT」の目指すものとは?|住友生命・ソフトバンク・DISCOVERYによれば、保険加入者に行動変化(健康増進活動)を促す保険「Vitality」 は、健康状態を改善する取り組みを行うとポイントを獲得し、累積ポイントに応じて年間のステータスを判定され、保険料率が割引になるだけではなく、パートナー企業との提携に応じた特典が得られるという仕組みが提供されています。

FiNCプレミアム|専門家への相談・ジムやスパ、マッサージの優待サービス・ポイントとヘルスケアグッズの交換・体組成計の無料レンタル!で紹介したFiNCプレミアムには、FiNCアプリを入れたスマホを持ち歩くだけで歩数に応じて「FiNCモール」のポイントがもらえる仕組みがあり、貯まったポイントで遺伝子検査キットやオリジナルスムージーなどのヘルスケアグッズとの交換ができる仕組みです。

なぜ #イオン や #ローソン は従業員が健康改善をするとポイントをもらえる制度を行なうの?その理由とは?によれば、イオンは2018年度から、イオン健康保険組合の加入者向けサイトで、グループの従業員17万人を対象に、健康改善に努力することでポイントがもらえる制度を始めるそうです。

従業員の健康支援だけでなく、医療費負担を減らす目的もあり、記事によれば、ローソンも同じようなポイント制度(ローソンヘルスケアポイント)を15年度から始めているそうです。

【関連記事】




■新しい習慣作りには、「きっかけ」と「報酬」が重要!

「広告医学」とは?|なぜ「広告医学」が必要なの?|「広告医学」の例では、医療・医学情報と、デザインやコピーライティングなどの広告的視点を組み合わせることで、より自然に動機付けして、人々の行動変容を促すことにより、健康を実現していくことを目指す「広告医学」という概念を紹介しました。

「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)によれば、人間の心理には、2つの基本原則があるそうです。

習慣の力 The Power of Habit

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1.シンプルでわかりやすいきっかけを見つけること

2.具体的な報酬を設定すること

新しい習慣作りには、「きっかけ」と「報酬」が重要です。

「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)では、「きっかけ」と「報酬」についての具体的な例が紹介されています。

新しい運動習慣を身につけるのに成功した人々の研究では、職場から帰宅した直後にジョギングに行くといった特定のきっかけと、罪悪感から解放された夜のテレビ鑑賞やビールといった具体的な報酬を設定した人のほうが続きやすいことがわかっている。

食餌療法についての研究では、挫折せずに新しい食習慣をつくり上げるのには、前もってメニューを作成しておくなど、事前にきっかけを決め、シンプルな報酬を設定する必要が有ることも判明した。

あるグループでは、92%の人が、気持ちが良いから習慣的に運動すると話している。運動で分泌されるエンドルフィン等の神経伝達物質を期待し、求めるようになるのだ。

毎朝、走りたければ、シンプルなきっかけと明確な報酬を選ぶ必要がある。

しかし、その後の無数の研究によって、きっかけと報酬そのものには新しい習慣を長続きさせる力はないとわかった。脳が報酬を期待するようになってはじめて、つまりエンドルフィンや達成感を求めるようになってはじめて、毎朝、ジョギングシューズのヒモを無意識のうちに結ぶようになるのだ。きっかけはルーチンを生み出すだけでなく、その先の報酬への欲求を生み出すものでなくてはならない。

「きっかけ」と「報酬」は新しい習慣を作るうえで欠かせないものですが、「きっかけ」と「報酬」そのものには新しい習慣を長続きさせる力はなく、「〇〇したい」「〇〇がほしい」というような明確な欲求が習慣のための原動力となるのです。

また、なぜSNS上で変な絡み方の人に反応することが『報酬』になるのか?|世の中は「報酬系」で回ってる!?で紹介した「『無意識』があなたの一生を決める 人生の科学」(著:デイヴィッド・ブルックス)では「報酬系」について取り上げました。

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報酬系とは、欲求が満たされた時に活性化し、快感をもたらす神経系のことである。快感が得られるのは、ドーパミンという物質が放出されるためだ。報酬系の働きにより、私たちは何か一つのことに集中することもあるし、何かに強く憧れ、それをひたすら追い求めることもある。強く、狂おしいまでの欲望に駆られることもある。報酬を獲得し、欲望が満たされれば、ドーパミンが放出されて快感が得られるため、私たちは報酬を求めて行動するようになるのだ。報酬が特定の行動を促すわけである。

スマホゲームを試しにやってみたことがあるのですが、実に「報酬系(≒ご褒美)」について考えられている印象を受けました。

ゲーム初心者向けに、経験値を多くくれたり、カードをくれたり、グッズをくれたり、ゲーム内で達成した感覚を与えてくれたりと、快感になりそうなことがたくさん与えてくれることにより、ハマってしまう人がでてくるのもわかる気がしました。

その記事では、スマホゲームの手法を健康のための行動変容に活かすことができればよいのかもしれないと書きましたが、『歩くことでスポンサーシップが獲得できる』ゲームというのは、「きっかけ」と「報酬」がはっきりしていて、アプリを使うことが「きっかけ」となり、スポンサーシップが獲得できるという「報酬」が得られる、健康的な習慣に変えることができる2つの要素が入っているものになります。

■まとめ|健康な人が得をする社会に

「健康ポイント制度」に医療費を抑制する効果があることが初めて実証されるによれば、運動や検診など健康づくりに取り組んだ人がポイントを受け取って商品券などに交換する「健康ポイント制度」に、医療費を抑制する効果があることが実証されているそうです。

積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。

→ 健康ゴールド免許|定期検診などの予防医療を導入することで、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながる について詳しくはこちら

第一生命が取り組む「InsTech」とは?|保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)|医療ビッグデータの解析・健康な人ほど得をする保険商品の開発では、PHYSIO HEALTH|従業員向けの健康コーチをするモバイルヘルスプラットフォームのような、雇用主の健康保険料に対するコストを減らし、健康奨励プログラムに励む従業員に報酬を与えるシステムを企業と保険会社が組み合わせるということもあるのではないかという予測を紹介しましたが、現在は様々な企業が独自で発行しているポイントを共通のものとして、利用できるようになると利用者はもっと増えていき、健康な人が得をする社会になっていくのではないでしょうか?







【追記(2018/6/21)】

「SPOBY」の検索結果を見てみると、「スポンサー 少ない」「スポンサー 増えない」「スポンサー 増やし方」という関連検索ワードが出ていますので、ユーザーの評判を良くして満足度を高くするためにはスポンサーを増やしていく必要性が感じられますね。

【関連記事】
続きを読む 【めざましテレビ】SPOBY|運動量に応じて企業からのスポンサーシップを獲得できるヘルスケアアプリ|5月9日

<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?|米ノースウエスタン大学

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■<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?

Close up of smartphone in hand

by Japanexperterna.se(画像:Creative Commons)

スマホ履歴でうつ病診断=「自宅で長時間」は危険信号―米大学

(2015/8/3、時事通信)

うつ病になると自宅に引きこもってスマートフォンを長時間使用する傾向があると、米ノースウェスタン大の研究グループが発表した。

研究グループは2週間にわたり、うつ病患者14人を含む28人を対象に、スマホの位置情報や使用履歴を分析した。この結果、うつ病でない人の1日の平均使用時間は17分だったのに対し、患者は4倍の68分に達した。

米ノースウェスタン大の研究グループによれば、うつ病患者は、うつ病でない人に比べて、スマホの使用時間が長くなる傾向にあるそうです。

もう一つの特徴は、使用場所です。

さらに、うつ病患者の使用場所は自宅など極めて少ない地点に限られていたことも判明。外出する気力がなくなり、憂鬱(ゆううつ)な気分を紛らわすため、一人でインターネットやゲームをしていたとみられる。

スマホ情報(使用時間と位置情報)を分析することによって、うつ病の診断ができる可能性があるということですね。

つまり、このデータを参考にすれば、外に出かける機会を増やして、スマホの使用時間を減らすことができれば、うつ病が予防できるのではないかと考えられます。

→ 外に出て体を動かすポケモンGOはうつ病の改善につながる可能性がある!? について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む <自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?|米ノースウエスタン大学

不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなる!

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■不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなる!

no one sleeps

by andoni beristain(画像:Creative Commons)

お父さん、よく眠れていますか?不眠は「うつ」のサイン

(2008/10/20、日経ビジネスオンライン)

日本大学公衆衛生学教室が男女各1万人以上を対象にした調査によると、1日の平均睡眠時間が7時間より短くなればなるほど、また8時間より長くなればなるほどうつ状態の有病率が高いという結果が出ているそうです。

また別の調査によれば、社員の17%に不眠があり、不眠がないグループと比べ、不眠グループではうつ病と推測される人が男性で5倍、女性で2倍もみられたそうです。

記事によると、静岡県では、医師会と協力し、睡眠キャンペーンという啓発活動を行っているそうで、自己チェックできるリーフレットを配布しているそうです。

[自己チェックの例]

  • 2週間以上眠れない日が続く
  • 食欲がなく体重が減っている
  • だるくて意欲がわかない
  • 頭痛
  • めまい

記事では、以上のような症状があれば、専門医による受診をすすめていました。

気になる方は一度専門医に相談してみましょう。







【関連記事】
続きを読む 不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなる!

NianticのIngressやPokemonGoのような「物理的に人が動く」ゲームを通じて、人々が外に出て街のコミュニティに参加するようになり、ポジティブな社会的インパクトを起こすようになる!?




【目次】

■「物理的に人が動く」ゲームを通じて、街のコミュニティにポジティブな社会的インパクトを起こすようになる!?

ポケモンGO(PokemonGO)
ポケモンGO(PokemonGO)

参考画像:Discover Pokémon in the Real World with Pokémon GO!|YouTubeスクリーンショット

これまでIngressやPokemonGOのようなゲームを楽しむことによって、結果として歩くことにつながり、ダイエットや健康になるというのはこれからの健康×ゲームにおける素晴らしいアイデアであると紹介しました。

INGRESSでダイエット・うつ病改善できる?|ゲームを楽しむことで自然と健康的になれる!?

Ingress – It’s Time To Move

#ポケモンGO(#PokemonGO)でゲームを楽しんでいる間に健康的にダイエットできるようになるかもしれない!?

Discover Pokémon in the Real World with Pokémon GO!

Niantic に入社しました!(2018/2/21、Fumi’s Travelblog)を読むと、ゲームにはもう一つ先の可能性があることに気づかされました。

スマートフォン向けアプリゲームIngress(イングレス)を活用した寺田町公園の見守り活動に取り組みます!

(2017/12/19、大阪府天王寺区)

今回、新たに開始する見守り活動は、Ingressのプレイヤーに「天王寺区防犯エージェント」として区に登録していただき、エージェントにはmission(=ゲーム内の仕掛け、区より概ね3ヶ月毎に提供)を利用して、見守りの対象である寺田町公園への定期的な訪問を促すことにより「見守りの目」を増やすことを目的としています。寺田町公園訪問の際には、不審者がいないかなど、周辺の様子に気を配っていただき、気付いたことがあれば区役所・警察署等へ連絡していただきます。

大阪府天王寺区では、Ingressのプレーヤーが防犯エージェントとして登録し、missionを利用して、公園の見守り活動に取り組んだそうです。

「RedFaction in 関東甲信越 2017 winter ~ 2018 spring」を開催します

(2018/1/19、日本赤十字関東甲信越ブロック血液センター)

「Ingress」のプレーヤー自らが呼び掛け合い、集団献血を行うことで、関東甲信越では平成27年6月14日の世界献血者デーにあわせて行われたのが始まりです。

また、Ingressのプレーヤーが呼びかけ合って集団献血を行なう「RedFaction」というイベントも行われているそうです。

レアポケモンで被災地・石巻に10万人、経済効果も20億円

(2016/12/19、産経ニュース)

岩手、宮城、福島の東日本大震災の被災3県と、今年4月の地震に遭った熊本県は、開発・運営主体の米ナイアンティック社と連携し、ポケモンGOを活用した被災地の観光復興を企画。

宮城県によれば、「ポケモンGO」のレアポケモン「ラプラス」が宮城県石巻市などに出現した11日間に、10万人の観光客が石巻市に訪れ、約20億円の経済効果があったと発表しています。

『ポケモンGO』を活用した被災沿岸地域周遊観光ルートマップ製作業務 企画提案募集のお知らせ

(2017/2/20、宮城県)

本県と『ポケモン GO』を運営している株式会社Nianticは,位置情報ゲームを活用した観光復興の取り組みで連携しており,その一環として『ポケモン GO』を活用した周遊観光ルートマップを製作することにより,被災沿岸地域への誘客及び周遊観光の促進を図ることを目的に,業務を委託する相手方を選定するため,下記のとおり企画提案を募集いたします。

また、宮城県では『ポケモンGO』を活用した被災沿岸地域周遊観光ルートマップ製作業務の企画も上がっているようです。

鳥取砂丘『ポケモン GO』イベントの実施について(2017年9月29日、鳥取県元気づくり総本部広報課)によれば、2017年11月24日(金)・25日(土)・26日(日)の期間中、鳥取砂丘では「バリヤード」や「アンノーン」などがゲーム上に出現し、【ポケモンGO】鳥取イベント3日間で8万9000人のトレーナーが集結!経済効果は約18億円に(2017/11/30、ファミ通App)によれば、3日間で約8万9000人のトレーナーが参加し、経済効果は3日間で約18億円(観光消費額が推計で約13億円、PR効果を示す広告換算額が約5億円※広告換算額は11月28日時点のもの)になったそうです。

アースデイには世界各国で清掃イベントが行われ、145トンものゴミを拾ったそうです。

Nianticは、人々が外に出てコミュニティに参加するように技術を使うという使命を基に、こうしたイベントに積極的に取り組んでいるようです。

Fostering Community Engagement with Augmented Reality

(2017/6/30、Niantic)

At the core of Niantic is the mission to use technology to encourage people to go outside and engage with their communities. Our games are designed to inspire movement, face-to-face social interactions, and exploration of public spaces. We’ve been hosting community events since the very beginning, starting with Field Trip Days and Ingress Anomalies, and have expanded that to host a variety of Ingress and Pokémon GO events, including Ingress Mission Days and the upcoming Pokémon GO Fest in Chicago. We recently launched Operation Clear Field in conjunction with our partners at GoRuck which will donate all registration fees to the National Park Foundation.

カネや時間の制約が創造性を引き出す、ポケモンGO生みの親米ナイアンティック CEO ジョン・ハンケ氏(上)

(2018/2/19、日経xTECH)

ファンタジー小説『ハリー・ポッター』をテーマにした新作のゲーム「Harry Potter:Wizards Unite」を開発している最中です。

ナイアンティックが掲げている使命は、「より多くの人が外出してつながり、新しい発見をして、世界の美しさに気付いてもらう」ということです。この使命に向かって活動していけば、より良い社会づくりに貢献できると信じています。

とにかく一番大切なことは、人々が幸せになることです。我々は少しでも、その役に立つことをするということに尽きます。

 ナイアンティックが手掛けるゲームで遊んでもらうことによって、外出して体を動かす。ユーザー同士が現実世界でつながる。こうした体験をしてもらうことで、ユーザーの人生を豊かにしたい。こう考えて、ポケモンGOやイングレスを開発しました。周囲を見渡すと、人生を楽しんでいる人というのは、人との出会いを大切にし、直接コミュニケーションしているケースが多いと思っているからです。

以前「世界をよくするスピードをあげよう。」|GOOGLE IMPACT CALLENGEでは、テクノロジーを活用して、社会問題の解決にチャレンジするGoogleインパクトチャレンジという取り組みを紹介しましたが、こうした取り組みは今回紹介したゲームに限らず、他の業界でも取り組んでいくようになるのではないでしょうか。




■まとめ

ヘルスケア分野におけるソーシャル・インパクト・ボンド(SBI)とは?|福岡県大川市の認知症予防の実証実験|神戸市の糖尿病性腎症等の重症化予防事業|八王子市における大腸がん検診受診率・精密検査受診率向上事業で紹介した「社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド、SIB)」とは、障がい者支援や低所得者(貧困)支援、難民、失業、引きこもりの人の就労支援などの社会問題の解決と収益の両立を目指す社会貢献型の投資のことです。

『サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る』(著:スティーブ・ケース)では、インパクト投資についてこのように書かれています。

インパクト投資は、従来のビジネスとフィランソロピー(慈善活動のひとつで、困っている人を出さないようにする仕組みを作る)、そして投資収益とソーシャルグッド(社会貢献に類する活動を支援・促進するソーシャルサービスを含む社会的善行)をつなぐ架け橋である。

通常、新しい企業に投資をするときは、資金を最終的に回収したうえに、さらなる利益を手にすることを期待する。それに対して、非営利組織に資金を提供するときは、金銭的な利益は求めず、その資金でよいことが行なわれることだけを期待する。

インパクト投資は、その両方の良いところを与えてくれる。

つまり、ソーシャルインパクトボンドは、金銭的利益と社会貢献の両方を実現できる仕組みなのです。

『サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る』(著:スティーブ・ケース)では、第三の波(あらゆるモノのインターネット)によって、あらゆるモノ・ヒト・場所が接続可能となり、従来の基幹産業を変革していく中で、企業や政府とのパートナーシップが重要になると書かれています。

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

第二の波では、インターネットとスマートフォンの急速な普及によってソーシャルメディアが激増し、盛況なアプリ経済が誕生した。その中でもっとも成功を収めたスナップチャットやツイッターのような企業は、小規模なエンジニアリング・チームからスタートして一夜にして有名になり、第一の波の特徴であったパートナーシップをまったく必要としなかった。しかし、こうしたモデルは現在がピークであり、新たな時代は第二の波とはまったく違う―そして最初の波とよく似た―ものになることを示す証拠が増えている

今回紹介したIngressやPokemonGOを通じて行なわれている取り組みも様々な組織や行政機関とのパートナーシップが重要であり、これから社会問題を解決する手段として、一人の力ではなく、これからますますいろんな人たちとのパートナーシップが重要になってくるでしょう。

こうした周りの人々に良い影響を与える取り組みがどんどん増えていくといいですね!







P.S.
続きを読む NianticのIngressやPokemonGoのような「物理的に人が動く」ゲームを通じて、人々が外に出て街のコミュニティに参加するようになり、ポジティブな社会的インパクトを起こすようになる!?