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心肺持久力と握力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高い!|心肺持久力が低いと血圧やnon-HDLコレステロールは高い!|新潟大学

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【目次】

■心肺持久力と握力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高い!|心肺持久力が低いと血圧やnon-HDLコレステロールは高い!|新潟大学

Cross Country ISST Paris: Varsity Boys Race

by Roman Boed(画像:Creative Commons)

新潟大学と新潟県阿賀野市による共同研究によれば、体力テストで心肺持久力を測るシャトルランと上肢筋力を測る握力の両方が低い中学生は代謝異常(メタボまたは生活習慣病)リスクが高いことがわかったそうです。

また、血圧および動脈硬化促進性の血中脂質であるnon-HDLコレステロールは、心肺持久力が低いと有意に高くなったそうです。

■より詳しく!

体力テストが中学校の生活習慣病高リスク者の発見に有用であることを明らかにしました

(2018/2/28、新潟大学)

●心肺持久力と握力の両方が低い中学生は、共に高い中学生に比べ代謝異常リスクを持つ可能性が統計的に有意に、しかも相乗的に約 4.3 倍まで上昇

●代謝異常リスクのうち、肥満度の指標である BMI は、心肺持久力、上肢筋力、下肢筋力が低いと有意に高くなり、血圧および non-HDL-C(非 HDL コレステロール)*は、心肺持久力が低いと有意に高くなった。

新潟大学大学院医歯学総合研究科血液・内分泌・代謝内科の曽根博仁教授・森川咲子客員研究員、同健康寿命延伸・生活習慣病予防治療医学講座(阿賀野市寄附講座)の藤原和哉特任准教授らと新潟県阿賀野市は、阿賀野市の中学生を対象とした共同研究において、中学生の体力テストの結果とを併せて解析したところ、心肺持久力(20m シャトルランの成績)と筋力(上肢筋力は握力の成績)の両方が低い者は、両方が高い者と比べると、統計学的有意かつ相乗的に約4.3倍代謝異常リスク(=生活習慣病あるいはメタボ傾向)が高いことがわかったそうです。

また、同様に心肺持久力と下肢筋力が共に高い者と比べても、両方とも低い者では代謝異常リスクを持つ可能性が、約3.2倍有意に高まることがわかったそうです。

しかし、低筋力であっても、同時に心肺持久力も低くなければ、心肺持久力も筋力も高い者と比較して代謝異常リスクは有意に高まらないことも確認できたそうです。

体力テストの、心肺持久力(20m シャトルラン)、上肢筋力(握力)、下肢筋力(立ち幅跳び)、筋耐久力(上体おこし)の成績と健康診断の結果との関連を重回帰分析で検討したところ、肥満度の指標であるBMIは、心肺持久力、上肢筋力、下肢筋力が低いと統計的に有意に高くなり、血圧および動脈硬化促進性の血中脂質である non-HDL-Cは、心肺持久力が低いと有意に高くなったそうです。




【補足】Non-HDLコレステロール

日本人のコレステロールの評価にはnon-HDLコレステロールが望ましい|厚生労働省
日本人のコレステロールの評価にはnon-HDLコレステロールが望ましい|厚生労働省

参考画像:第3期特定健診・特定保健指導に向けた見直しについて(2016/5/16、厚生労働省)|スクリーンショット

「レムナント」と「Non-HDLコレステロール」とは?基準値・計算・対策|#ガッテンによれば、Non-HDLコレステロール」は、言葉通り、HDLコレステロールではないコレステロールという意味で、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版より導入されているそうです。

LDLコレステロールだけでなく、レムナントやsmall dense LDLコレステロールも動脈硬化を促進する因子であるにもかかわらず、LDLコレステロールだけを測定すると、それらの因子を見逃してしまうことがあるため、注目を集めています。

Non-HDLコレステロール=総コレステロールの数値-HDLコレステロールの数値

健康診断の数値をチェックする際に、総コレステロールが記載されていない場合もあります。

その場合には、LDLコレステロールに30を加えてみると目安になるそうです。

基準値の目安となる数値は、「150-169mg/dl やや危険」、「170mg/dl 危険」なのだそうです。

肥満気味の人や中性脂肪が高い人、糖尿病の人はNon-HDLコレステロールが高くなる傾向にあるので注意しましょう。

■持久力

全身持久力の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクは低い|#東北大によれば、ランニングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動によって高めることができる「全身持久力」の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクが低いことがわかりました。

また、50歳の時、速足が無理なくできる体力があれば、心筋梗塞などで死亡する危険性が低くなる|筑波大で紹介した筑波大の研究チームが米医師会誌(JAMA)に発表した研究によれば、50歳のとき、速足(時速6.4キロ程度)での歩行に相当する身体活動が無理なくできる体力があれば、心筋梗塞など冠動脈疾患で死亡する危険性が低くなることがわかったそうですが、どのくらい持久力があるかが病気のリスクを判断する基準になるかもしれません。

■握力

【たけしの家庭の医学】握力を鍛えて血管年齢若返り|NO分泌入浴法のやり方によれば、握力を維持できていない人は心血管疾患による死亡リスクが高いと考えられ、反対に握力が維持できている人は心血管疾患による死亡リスクが低いそうです。

握力が強いほど長生き?|循環器病の発症リスクも低い|厚生労働省研究班(2012/2/20)で紹介した厚生労働省研究班の約20年間にわたる追跡調査によれば、握力が強いほど長生きする傾向があり、死亡リスクだけでなく、心臓病や脳卒中といった循環器病の発症リスクも下がっていたことがわかったことで、健康状態を表す指標として、握力が使える可能性があるそうです。

握力は健康のバロメーター!?|握力低下は心臓発作・脳卒中リスク増加に関連(2015/5/15)で紹介したカナダ・マクマスター大学(McMaster University)が主導した国際研究チームは、握力が健康のバロメーターになる可能性についての研究を行ない、その結果、握力が低下すると、心臓発作や脳卒中の発症リスクの増加に関係していることがわかったそうです。

具体的には、握力が5キロ低下するごとに、何らかの原因による死亡リスクが16%増加する関連性が認められ、この握力低下は、心臓発作リスクの7%増、脳卒中リスクの9%増にそれぞれ関連していたそうです。

”#血圧サージ”が危ない~命を縮める血圧の高波~|タオルグリップ法(ハンドグリップ法)|#NHKスペシャル #ガッテンで取り上げたカナダ・マクマスター大学の研究者によれば、8週間のアイソメトリックハンドグリップ(IHG)トレーニングをしてもらったところ、血圧が低下し、動脈の拡張能力が増加することがわかったそうです。

高血圧の代替療法として効果的なのはウォーキングなどの「有酸素運動」と「ハンドグリップ法」であるとして、その理由として、有酸素運動やハンドグリップ法をすると、血管の内皮細胞から血管の壁を柔らかくして血管を広げる作用がある一酸化窒素が出てくるためと紹介されています。

■まとめ

今回の研究のポイントは2つ。

1.体力テスト(シャトルランと握力)で中学生の生活習慣病リスクの発見につながる可能性がある

2.心肺持久力と筋力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高いことから、運動をすすめる指導を行っていく必要がある

コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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20代、30代に潜む病気|緑内障(目の病気)・肝炎(肝臓の病気)・肺気腫(肺の病気)

【目次】




■20代、30代に潜む病気

in their own world

by glasseyes view(画像:Creative Commons)

中高年だけではない! 20代、30代に潜む病気

(2011/12/14、R25jp)

All About 家庭の医学」でガイドも務める臨床検査専門医の西園寺 克先生によると、そんな人にも落とし穴があるという。

「ゆっくり進む病気は無症状ですし、若い年齢層では健康診断の項目数も少ないことが多く、『問題はなし』という判定が多いのです」

つまり、健康診断では判明しない病気があるということだ。ではR25世代の男性の場合、いったいどのような病気が該当するのだろうか?

若い人にとっては、会社の健康診断でも「問題なし」という判定も多く、病気なんて気にしないという人も多いのではないでしょうか。

しかし、病気の中には、無症状のものもあったり、ゆっくり進行する病気のものもあるので、若い人も注意が必要です。




■緑内障(目の病気)

「まず、目の病気に関しては、緑内障が挙げられます。

緑内障は進行すると失明する病気ですが、初期段階では視力に影響しないため、簡単な視力検査では判明しません。

また日本人に多い『正常眼圧緑内障』の場合、眼圧が上がらないので眼圧検査でも発見できません。

眼鏡やコンタクトを使っている人であれば通っている眼科もあると思いますので、年に一度は眼底検査を受けるようにしましょう」

緑内障は、40歳以上の17人に1人がかかる目の病気で、近年、緑内障は若年化・増加傾向にあるといわれています。

緑内障は、早期発見・早期治療がカギですので、定期的に眼底検査を受けるようにしましょう。

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■肝炎(肝臓の病気)

一方、わざわざ病院へ行って検査をしなくても、献血で確認できる病気もあるという。

その1つがR25世代も気になる肝臓の病気、肝炎だ。

「肝臓の病気は飲酒と関係すると思い込みがちですが、肝炎ウイルスが一番の原因なので、自覚症状のない慢性肝炎でも血液検査をすれば判明します。

しかし、検査費用が高いこともあり、通常の健康診断ではウイルス感染の有無までは調べません。

でも献血時に申し込めば、ウイルス感染の有無を検査することができます。

献血は血液を必要としている多くの人を助ける善意の行いですし、その他にも肝障害、飲酒の肝臓への影響、栄養状態、コレステロール糖尿病について検査することができるのです」

献血時に、ウイルス検査の有無を検査することができるということですので、ぜひやってみましょう。

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■肺気腫(タバコ)

また、喫煙習慣があれば誰もがリスクを持っている病気もある。

いわゆる煙草病だ。

「喫煙というと肺がんが一番関係ありそうですが、実は肺の病気では肺気腫という、肺が壊れてしまう病気が一番怖いのです。

高齢者に多い病気ですが、若い年齢層でも喫煙習慣があれば病気が始まることがあります」

西園寺先生によれば、20代から30代前半のうちに禁煙すればまだ間に合うとのことで、禁煙外来へ行くことを勧めている。

まだ若いからと思っていても、気付かない病が始まっているかもしれないのだ。







【緑内障 関連記事】
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良い油はダイエットの味方|良質な油は代謝を促し、体脂肪が落ちやすくなる!




Ol.-Oil---Pomp-Blog

by U.S. Department of Agriculture(画像:Creative Commons)

油を制するもの、ダイエットを制す。

(2011/11/28、恋活ニュース)

■油はダイエットの味方

ダイエットでは油抜きは当然だと思っていませんか?

実は油はダイエットの味方だとするコラムがFitness Magagienに掲載されました。

医師のバーバラ・ロバートは、油分は神経のメカニズムを整え、ビタミンADEの吸収を高める大切な栄養素だとしています。

例えば地中海式の食事をして、オリーブオイルなど一価の不飽和脂肪を摂取している女性は、そうでない女性に比べて、29パーセントも心臓病になるリスクが低いそうです。

大まかにいって、1日の摂取カロリーのうち、25%から30%が脂肪によるものであることが望ましいとされています。

上手に脂肪分を取れるかどうかが、キレイにやせる鍵でもあるのです。

キレイにダイエットするには、良質な油が欠かせません。

このことは、ミス・ユニバース日本代表専属栄養士のエリカ・アンギャルさんもテレビ番組や書籍でも紹介しています。

なぜ良質な油がダイエットに欠かせないかといえば、「良質な油は代謝を促し、体脂肪が落ちやすくなる」からです。

良質な油をしっかりと摂ることが、キレイにダイエットする秘訣というわけです。

■積極的に摂りたいのは、不飽和脂肪酸

では、どんな油を取るべきなのでしょうか?

不飽和脂肪酸は、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。

また血小板成分が動脈に蓄積することを防ぐ上に、お腹周りに脂肪がつくことを防止する効果もあるそうです。

不飽和脂肪酸が豊富なオイルは、オリーブオイルとオリーブ、キャノーラオイル、アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツバター、ゴマ、アボカドなどに含まれています。

オリーブオイルを、1日にテーブルスプーンで2-3杯(30-45ml)摂ると、善玉コレステロールの値が心臓病を予防するのに十分なレベルまで上がるそうです。

善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがある不飽和脂肪酸を積極的に摂ったほうが良いようです。




■ポリ不飽和脂肪も上手に摂って

悪玉コレステロール値を下げるには、これが有効です。

脳の働きを活発にし、免疫力を高め、情緒の安定を促すオメガ3酸と、少量でも目や肌の健康を増進するオメガ6脂肪酸があげられます。

オメガ3酸は、魚に多く含まれます。

特にシャケ、サバ、ニシンなどで豊富です。

また、キャノーラ油、アマニ油、くるみ、豆腐などからも摂取できます。

オメガ6酸は、とうもろこし、ベニバナ油、コーンを常食とする鳥や牛の肉、養殖魚に含まれます。

気をつけなければいけないのは、オメガ6脂肪酸の摂りすぎは、炎症症状を起こすことです。

ポリ飽和脂肪酸は、オメガ3脂肪酸を中心に摂ることを忘れないようにしましょう。

植物性油はオリーブオイルに替えて、牛肉はグラスフェッドのもの、魚は養殖魚以外を食べるよう心がけましょう。

オメガ3脂肪酸を中心に摂るようにすることを心がけたほうが良いようです。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

オメガ6脂肪酸の摂り過ぎは炎症症状を起こすことがあるので摂取には気をつけたほうが良いようです。

■とにかく控えたい、飽和脂肪

飽和脂肪は、コレステロール値を上げて、心臓血管系の病気のリスクを高めます。

多くは鶏肉を含む肉類に含まれます。

またバターやクリームなどの乳製品、ココナツやパーム椰子製品などにも含まれています。

飽和脂肪は1日の総摂取カロリーの10%以下に抑えることが大切です。

目に見える油、肉の白い脂肪部分や、鳥の皮などをカットすることが第一歩です。

飽和脂肪は、コレステロール値を上げて、心臓血管系の病気のリスクを高めるため、目に見える油、肉の白い脂肪部分や、鳥の皮などをカットしたほうが良いようです。

■目指すはゼロ!トランス脂肪

不飽和脂肪酸に化学的変化が起こったものです。

善玉コレステロールを下げ、悪玉コレステロールを増やすうえに、炎症も起こりやすくしてしまいます。

ショートニング、マーガリン、ドーナツ、フレンチフライ、クラッカー、クッキー、ケーキなどに含まれています。

トランス脂肪に関しては、絶対に摂らないようにすべきです。

けれども、例えばアメリカでは、1サーブでトランス脂肪が0.5グラム以下であれば、トランス脂肪ゼロの表記をすることが許されています。

食品類を買うときにショートニング、マーガリンなどが原料に含まれていないかを確認すると安全です。

油と上手に付き合って、キレイと健康を同時に手に入れたいものです。

トランス脂肪酸は植物油を加工した油や、それを使ったビスケットやケーキ、ファストフードなどに含まれており、たくさんとると血中の悪玉(LDL)コレステロールを増やし、善玉(HDL)コレステロールを減らして、心筋梗塞(こうそく)のリスクが上がるとされるので、摂取しないようにしたいところです。

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体内時計とダイエットの関係|エネルギー摂取量が減少しているのに肥満者数が増加している理由には「体内時計」が関係?|#たけしの家庭の医学

ダイエット > 体内時計とダイエットの関係|エネルギー摂取量が減少しているのに肥満者数が増加している理由には「体内時計」が関係?|#たけしの家庭の医学

2010年5月25日放送のたけしのみんなの家庭の医学では「体内時計」を特集。

解説 香川靖雄教授(女子栄養大学副学長医学博士)

【目次】




■体内時計とダイエットの関係|エネルギー摂取量が減少しているのに肥満者数が増加している理由には「体内時計」が関係?

Day 056 - Photo365 - Clock

by Makia Minich(画像:Creative Commons)

日本人のエネルギー摂取量の推移(厚生労働省 国民健康・栄養調査結果の概要)によれば、餓死者も出た昭和21年1903kcalに比べて平成20年1867kcalの方が低い。

しかし、日本人男性の肥満率は増加している。

このエネルギー摂取量が減少しているにも関わらず、肥満者数(男性)が増加しているという謎を解く鍵こそ「体内時計」にあるそうです。

時間栄養学とは、体内時計を利用し、食事の摂り方や摂る時間等を実践する最新科学。

■低カロリーなのにコレステロール値を悪化させた本当の原因とは?

栄養クリニックが改善したのは2点。

1 食事の内容

2 食事の時間

■体内時計とは

体内時計とは、体の中にある24時間時計というべきもので、睡眠・血圧・体温のリズムを司っている。

■時間遺伝子とは

体内時計の正体は、遺伝子に組み込まれている。

時計遺伝子とは、体内の様々な臓器の細胞に存在している遺伝子のことで、時間を刻んでいる遺伝子です。

時計遺伝子には、1日24時間を計る仕組みがある。

まず時計遺伝子は細胞内にたんぱく質を分泌させる指令を出す。

このたんぱく質が砂時計でいう砂であり、細胞にたんぱく質がいっぱいになるまでに約12時間かかる。

次に、時計遺伝子は、細胞内にたんぱく質を減らす指令を出す。

再び、たんぱく質が細胞からなくなるまでにおよそ12時間かかる。

このように1周が約24時間となり、その人の生活習慣に合わせて、様々なリズムをコントロールしている。

そして、この時計遺伝子によって、理想的な食事時間も決まっている。

朝食の時間と夕食の時間は起床時間で決まる。

理想的な1日のリズムは、7時起床の場合は、起床から2時間以内に朝食、起床から10時から12時間の間に夕食を摂るのが理想。

起床時間がずれれば、食事時間もずれる。

時計遺伝子が一日ごとにリセットされ、また新たに時計の針を動かしている。

体の場所によってリセット方法が違う。

脳:朝日がリセット方法

朝日を浴びることで脳のリズムがスタート

内臓:朝食がリセット方法

※内臓の時計遺伝子をリセットするには、たんぱく質が必要。

朝食にタンパク質を取ることで、その刺激が小腸に到達し、小腸の時計遺伝子を動かす。

すると、その信号が胃や肝臓にも伝わり、エネルギー代謝がはじまる。

そのため、タンパク質の少ない朝食の場合は、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したままになります。

すると、すでに活性化している脳が、栄養分が入っていないことを感知し、体が飢餓状態にあると判断します。

そのような状態で昼食をとると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪をため込む機能がスタート。

脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまう。




【補足】起床時にはアミノ酸が不足の状態

ハリのある体をキープする「たんぱく質の上手なとり方」

(2018/5/1、日経ウーマンオンライン)

「筋肉は常につくり替えられているので、筋肉が再合成されるとき、材料となるアミノ酸が不足しないことが重要。1日のうち最も空腹時間が長い起床時は、このアミノ酸が不足の状態。朝食でたんぱく質をとることは、筋肉の維持にもつながる」(藤田教授)。

「同じ運動をしても朝食時にたんぱく質が不足していると筋肉の肥大率が低く、足りていると筋肥大率が高いということがわかっている」(藤田教授)。

藤田聡教授(立命館大学スポーツ健康科学部)によれば、起床時にはアミノ酸が不足の状態であるため、ダイエットをするためにも、筋肉維持のためにも朝食にたんぱく質を摂ることが大事なのだそうです。

【参考リンク】

■夕食の時間

BMAL1(ビーマルワン)と呼ばれるタンパク質の一種には、体内に脂肪分を取り込む働きがある。

起床後14時から18時間後BMAL1の数が最大に達する。

■食習慣と体内時計が合わないとどうなるのか?

人間は、食事で摂ったカロリーの中から一定量を脂肪としてため込むメカニズムが備わっている。

体内時計と食習慣が合わないと、余計にカロリーを脂肪としてため込んでしまう。

余計にため込むカロリー

朝食抜きの場合、男性100kcal、女性80kcal。

夕食が時間がずれてしまった場合、男性50kcal、女性40kcal。

※香川靖雄先生の研究によると、7200kcalで脂肪1kg相当をため込むことになる。

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【奥薗レシピ】超悪玉コレステロールを増やさない!豆乳レアチーズケーキの作り方|#たけしの家庭の医学

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スイーツを食べ過ぎると、超悪玉コレステロールを生み出してしまいます。

●スイーツに含まれる超悪玉コレステロールを増やす2大成分

Cheese cake time

by Alwin N.A(画像:Creative Commons)

1.コレステロール

生クリーム・牛乳・卵黄・バター

※コレステロール1日の摂取基準600mg

※シュークリーム1個でコレステロール250mg(五訂日本食品標準成分表より)

2.砂糖

超悪玉コレステロールを増やさないようにするためには、コレステロールをカットし、砂糖をできるだけ少なくする必要があります。

コレステロール78%カット、砂糖77%カット

豆乳レアチーズケーキの作り方・レシピ

(1人分89kcal)

  1. クリームチーズ(100g)を電子レンジに40秒かけ、やわらかくする。
    奥薗レシピのレアチーズケーキ(クリームチーズ100g:コレステロール99mg)で、通常のレアチーズケーキ(クリームチーズ200g:コレステロール198mg)に比べて、55%カットに成功!
  2. 泡だて器で混ぜたところに、水で溶かした粉ゼラチンを入れ混ぜる。
  3. 無調整豆乳(400ml)を少しずつ加え混ぜる。
    ※豆乳はカロリーが低く、コレステロールが含まれていないメリットがある。
    奥薗レシピのレアチーズケーキ(豆乳400ml:コレステロール0mg)で、通常のレアチーズケーキ(生クリーム200g:コレステロール240mg)
  4. レモン汁(大3)を入れて、さらに混ぜる。
    ※豆乳のたんぱく質がレモンの酸で固まっていくので、生クリームのような感じに。
  5. 器に流し込む。
  6. 冷蔵庫で1~2時間冷やし固める。
  7. キウイフルーツの皮をむいておろし金ですりおろす。
  8. 砂糖(大2)を入れ、キウイソースを作る。
    奥薗レシピのレアチーズケーキ(砂糖18g)で、通常のレアチーズケーキ(砂糖30g¥)に比べて、40%カットに成功!
    ※キウイに含まれる食物繊維で中性脂肪を下げる効果も期待できる。
  9. 固まったレアチーズケーキにキウイソースをかける。

奥薗レシピのレアチーズケーキ(コレステロール99mg)で、通常のレアチーズケーキ(コレステロール452mg)に比べて、78%カットに成功!

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→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 についてはこちら

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) についてはこちら







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