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【更年期太り】なぜ女性は更年期になると激太り(太りやすくなる)するのか?2つの理由

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【目次】

■女性ホルモンの減少で太りやすくなる

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by Alp Erturul(画像:Creative Commons)

女性の更年期の悩み 増える内臓脂肪 メタボに注意

(2010/2/26、産経新聞)

更年期は、思春期、出産と並んで女性にとって太りやすい時期。

その一番の原因は女性ホルモン(エストロゲン)の減少にある。

エストロゲンは、体の中でコレステロールを低く保ち、内臓脂肪をつけにくくする働きをしており、女性を心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの心血管疾患から守っている。

更年期にはこの大事なホルモンが急激に減り、閉経を過ぎるとほとんどなくなってしまう。

このため、それまでと同じ食生活で運動量も変わらなければ、どうしてもおなか周りに脂肪がたまってくることになる。

更年期になると、太りやすくなってしまう原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少にあります。

そのため、これまでと同じような生活習慣だと、太りやすくなってしまうわけです。

順天堂大学大学院医学研究科の白沢卓二教授(加齢制御医学)によれば、

「日本人の場合、体重が適正の範囲内でも体脂肪率が高い『隠れ肥満』や『隠れ糖尿病』が少なくない。

女性の場合、更年期の50歳ごろから太り始めた人は動脈硬化や糖尿病となる危険性が高いので、今すぐ手を打つ必要がある」

そうです。

体重が適正範囲とはいえ、体脂肪が多くなってしまい、動脈硬化や糖尿病になる危険性があるようです。

■筋肉量や基礎代謝の減少で太りやすくなる

また、更年期に太りやすくなる原因としては、筋肉量や基礎代謝の減少も関係があるそうです。

更年期に太りやすくなるのは、筋肉量や基礎代謝が減ることも関係している。

基礎代謝は、呼吸や体温を調節するのに消費するエネルギー量。

若いときはだまっていても消費されるエネルギーが、年をとると使い切れず残ってしまうため、若いときと同じように食べているとエネルギーのとりすぎとなってしまう。

更年期に入ると、若いときに比べて基礎代謝が低くなってくるため、同じような食生活をしているとエネルギーの摂り過ぎとなってしまいます。

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■更年期に太らないようにするための食事方法

では、どのような食生活に変えていく必要があるのでしょうか。

太らないためには、食事の量・カロリーをコントロールするとともに、栄養成分を偏らないようにすること。

食事全体のうち、タンパク質20%未満、脂肪20~25%未満、炭水化物50~70%未満のバランスであれば問題ない。

また、肥満からくる糖尿病を防ぐために、血糖値を急激に上げないよう食事のとり方を工夫する必要がある。

白沢教授は「食事のときはまず最初に野菜を食べ、ご飯やパンなど炭水化物は最後にするというように食べる順番も大事。

また、やせたいからと食事を抜く人がいるが、欠食は逆に肥満の原因になる。

健康長寿のためにも、1日3食、腹七分目を心がけてほしい」と話している。

以下のような内容に気を付けた方がよいようです。

  • 食事の量・カロリーを制限すること
  • 栄養をバランスよくすること
  • 食事の摂り方に気を付けること
    (食事の回数は減らさない)

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最後に、食生活の基本ルール10か条が紹介されていましたので、ご紹介します。

【白沢卓二教授が提唱する元気に生きるための食生活の基本ルール10カ条】
(1)食事を抜かない
(2)腹八分目でなく「腹七分目」
(3)ご飯やパンは食事の最後に
(4)朝食に「ネバネバ・メニュー」を
(5)薬の働きが期待できる野菜を
(6)魚はサケやサバ、イワシを中心に
(7)肉と魚は1日おきに
(8)油は高くても良質なものを
(9)乳製品を毎日とる
(10)香辛料やハーブを活用し減塩
(白沢教授著『50歳すぎたら絶対にやせなさい!』より抜粋)

→ 女性が更年期に太る3つの原因|更年期に太りやすい女性は生活習慣病に注意! について詳しくはこちら

→ 【女性・男性別】更年期太り・更年期脂肪対策(食事・運動・サプリ) について詳しくはこちら

→ 50代女性のダイエットにおすすめの3タイプのサプリとは? について詳しくはこちら




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【更年期障害 関連記事】
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食事を抜くダイエットをするとなぜリバウンドしてしまうの?|食事制限による糖質制限ダイエットをすると「肥満スイッチ」がONになってしまう!?

ダイエット > ダイエットの基礎知識 > 食事を抜くダイエットをするとなぜリバウンドしてしまうの?|食事制限による糖質制限ダイエットをすると「肥満スイッチ」がONになってしまう!?




【目次】

■食事を抜くダイエットをするとなぜリバウンドしてしまうの?

食事を抜くダイエットをするとなぜリバウンドしてしまうの?
食事を抜くダイエットをするとなぜリバウンドしてしまうの?

投稿者: @hakuraidou
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カロリーゼロ食品(食べ物)を1週間食べる0キロカロリーダイエットをしたら体はどうなるのか?によれば、カロリーのない食べ物、つまりゼロキロカロリーの食品だけで1週間過ごした女性は体重が約5キロやせたものの、胸のサイズも4センチ小さくなったそうです。

食べない系ダイエットをするとどうなるかというのがわかりやすいですよね。

【ダイエット実験】人は胸からやせるのか!?|食事と運動でバストはどんな変化をするのか?によれば、食事だけでダイエットをするとバストが減ってしまうということがわかりましたが、今回の実験も同様の結果が出ています。

香取慎吾さん1週間で10キロダイエット!2日後5キロリバウンドによれば、香取慎吾さんは1週間で10キロのダイエットに成功したものの、2日後には5キロリバウンドしていました。

短期間で急激にダイエット(食事抜きダイエット・単品ダイエット)すると、リバウンドするといわれていますが、それはなぜなのでしょうか。

森崎友紀さん(管理栄養士)が教えるダイエットの秘訣によれば、食事抜きダイエットや単品ダイエットが行けない理由としては、食事を抜く(極端な低カロリーダイエット)と、飢餓状態になり、太る原因となったり、身体に不調が現れてくるからです。

【関連記事】

■食事制限による糖質制限ダイエットをすると「肥満スイッチ」がONになってしまう!?

「飢餓に備えろスイッチ」見分け方とは(低カロリーダイエット)|ためしてガッテン

脳は、ほぼ糖質だけをエネルギー源とする臓器であり、エネルギー源である糖質が不足すると、肥満スイッチをONにしてしまいます。

【低カロリーダイエットで肥満になるのはなぜか?】

低カロリー食で糖質が不足する

→脳が飢餓だと判断

→脂肪を蓄えようとする

→体脂肪率の増加

また、糖質が不足した食事を続けていると、体の機能(交感神経)が低下し、体全体が省エネモードになり、次のような症状となって現れる可能性もあるそうです。

■飢餓に備えろスイッチがオンかどうかの見分け方とは?

飢餓に備えろスイッチがオンかどうかの見分け方は、交感神経の働きで見分けることができるそうです。

交感神経の働き具合を簡易的に測る方法として、心拍数を測ることで、チェックができるそうです。

  1. 寝ているときの心拍数を測る(1分)
  2. 起きた直後の心拍数を測る(1分)
  3. 1と2の差を求める

この結果が、+10~+20だった人は、正常だそうです。

ただし、+9以下だった人は、交感神経の働きが低下していること、つまり、飢餓に備えろスイッチがオンになっていることが考えられます。

この「飢餓に備えろスイッチ」がオンの人は、糖質を減らしすぎないことに注意する必要がありますが、反対にスイッチがオフにもかかわらず、糖質を増やすと、太ってしまうため、糖質の摂り方に注意が必要です。

*ただし、寝不足、ストレスでも原因になることがあるそうです。




ダイエットに成功してもリバウンドは「1年続く」ことが明らかに!

オーストラリアの研究によれば、ダイエット後、1年間は元の体重に戻そうとするホルモンが出続けることがわかったそうです。

睡眠不足が太る原因?によれば、”空腹ホルモン”ともいわれる「グレリン」は、脳の食欲中枢を刺激して食欲を感じさせる作用をもつホルモンで、グレリンが増えると、食欲が増してしまいます。

また、”満腹ホルモン”といわれる「レプチン」は、脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きをもつホルモン(睡眠不足が太る原因?)で、グレリンとレプチンが、空腹と満腹のバランスをとっているのですが、レプチンには“抵抗性”があり、高脂肪食を摂るとさらにレプチンを感じにくくなってしまいます。

■まとめ

0キロカロリーのゼリーやドリンクなどのカロリーを全く摂らない食事をすると、体重は減るものの、スタイルが悪くなってしまうということですので、正しいダイエットをしてくださいね。

ちなみに、映画「ブラックスミス」のために減量したミラ・クニスさんは、体重を戻しても胸は戻らなかったそうです。(「ブラック・スワン」で激ヤセしたミラ・クニス、体重を戻しても胸は戻らず

三食食べてもリバウンドしない東大式アミノ酸ダイエット(大谷勝)|#世界一受けたい授業によれば、アミノ酸にはダイエット効果があるだけでなく、リバウンドしにくい体になるという効果があります。

それは、食事の量を減らすだけでアミノ酸を摂取しないダイエットの場合、筋肉量が落ちてしまい、脂肪があまり落ちておらず、リバウンドしやすい体になるのに対し、アミノ酸を摂取しながらダイエットをすると、アミノ酸は筋肉の元となるため、筋肉をキープしながら脂肪を減らすことができるからです。

簡単にアミノ酸を摂取する方法としてはサプリメントがありますが、食事(大豆・魚などのタンパク質)から摂取することが大切ですので、しっかりとたんぱく質を食事に取り入れましょう!

→ アミノ酸ダイエット について詳しくはこちら

→ なぜ筋肉をつけるにはタンパク質(アミノ酸)の摂取が必要なの?【論文・エビデンス】 についてくわしくはこちら







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家事をすると肥満予防につながる!?




■家事をすると肥満予防につながる!?

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by Howard Holley(画像:Creative Commons)

身体活動とエネルギー代謝 – e-ヘルスネット

近年、家事などの日常生活活動が該当する、非運動性身体活動によるエネルギー消費、別名NEAT(non-exercise activity thermogenesis)と肥満との関連が注目されています。

Levine et al., は、肥満者と非肥満者を比べると、非肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったと報告しました(図1)。

つまり、なるべく座位活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行なうことも、肥満予防のキーポイントといえます。

総エネルギー消費量の構成および非肥満者と肥満者におけるその違い

出典:Ravussin E. A NEAT Way to Control Weight- Science, 530-531, 307, 2005

このページによれば、肥満の人とそうでない人を比較すると、肥満の人は、立位または歩行活動が平均で1日約150分も少なかったそうです。

この結果から判断すると、座位活動を減らして、家事などを行う時間を増やすことや歩行活動をすることが肥満予防・メタボリックシンドローム予防、ダイエットにつながりそうです。

→ 【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング! について詳しくはこちら







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総エネルギー消費量(基礎代謝量・食事誘発性熱産生・身体活動量)とは?

ダイエット > ダイエットの基礎知識 > 総エネルギー消費量(基礎代謝量・食事誘発性熱産生・身体活動量)とは?




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by AMISOM Public Information(画像:Creative Commons)

総エネルギー消費量は以下のような構成になっています。

  1. 基礎代謝量 約60%
  2. 食事誘発性熱産生 約10%
  3. 身体活動量 約30%

このことを見ての感想は以下の通り。

  • 基礎代謝量は総エネルギー消費量の約6割を占めているため、基礎代謝アップは肥満予防に欠かせないということ。
  • ダイエットをするために食事の回数を減らす人がいますが、食事をする際には、熱・エネルギーが消費されるため、食事の回数は減らさないほうがよいということ。
  • 基礎代謝量は体格に依存し、食事誘発性熱産生は食事摂取量に依存するため、身体活動量を増やすことが、総エネルギー消費量を増やすことにつながるということ。

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【参考リンク】

【リバウンド】肥満の人への減量指導効果は2年で失われる!?|筑波大

ダイエット > 【リバウンド】肥満の人への減量指導効果は2年で失われる!?|筑波大




■肥満の人への減量指導効果は2年で失われる|筑波大

Fitness

by Vic(画像:Creative Commons)

肥満者の減量指導効果、2年で消失 筑波大が追跡調査

(2014/12/4、日本経済新聞)

保健指導で4人に1人が脱メタボに成功という記事を以前取り上げましたが、筑波大の研究グループによる追跡調査によれば、肥満の人に半年間、専門家が集団での減量指導をした効果は2年で失われることがわかったそうです。

人は忘れる生き物であり、また習慣の生き物です。

良い生活習慣を取り入れることは難しいことがわかります。

定期的に減量指導を行なうことが重要ということですね。







【参考リンク】
続きを読む 【リバウンド】肥満の人への減量指導効果は2年で失われる!?|筑波大