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大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェック|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学

Double Check

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)

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2010年3月23日放送のたけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学では、日本人の3大病として、大腸がんを取り上げていました。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

⇒ 大腸がんチェック について詳しくはこちら

肺・大腸・胃の中で、大腸がん検診の受診率は最低(2009年11月1日、東京新聞)で、大腸がんは今日本人が最も注意するべきがんなのです。

しかし、大腸がんは、生活習慣を改善することで、リスクを少なくできます。

 

■大腸がんの危険度チェック

1 運動不足

毎日合計60分歩く程度の運動をしていない方が該当

2 お酒をよく飲む

日本酒なら1合以上
ビールなら大瓶1本以上
焼酎や泡盛なら1合の2/3以上
ウィスキーやブランデーならダブル1杯以上
ワインならボトル1/3程度以上

3 肉やハム、ソーセージをよく食べる

一週間に食べる肉が500g以上が該当

※日本人の平均は約320g

肥満

男性のBMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))で27、女性では25を超える方が該当

5 喫煙

一日に一本でも吸っていれば該当

 

●3つ以上リスクがある方は特に注意が必要。

リスクが多いと相乗効果でさらにリスクが高まる場合もある。

●最もリスクが高いのは飲酒。

飲酒による大腸がんのリスク

一日に日本酒を

1合⇒1.4倍

2合⇒2.0倍

3合⇒2.2倍

4合⇒約3倍

便秘が大腸がんの原因になることはないそうです。

●植物性脂肪より動物性脂肪の方が大腸がんのリスクになる可能性があるそうです。

●生活習慣だけでなく、定期的な内視鏡検査が大切。

●大腸の粘膜は痛みを感じない。

●大腸内視鏡検査は、痛み止めの注射を打てば痛みを感じることはない。

●便潜血検査キット

先端で便をほんの少し採取

便にがんからの出血が混ざっていないかチェックする

出血があった場合は、内視鏡でがんの有無チェックする

※出血があっても、必ずがんがあるわけではありません

 

【参考】

日本人のためのがん予防法 – がん情報サービス

世界中からガンのリスクに関する論文を集め、徹底分析し、癌のリスクとなる要因を決定しようとする大規模プロジェクト。

喫煙

たばこは吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける。

飲酒

飲むなら、節度のある飲酒をする。

(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度)

【関連記事】

食事

食事は偏らずバランスよくとる。

* 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。
* 野菜や果物不足にならない。
* 加工肉、赤肉(牛・豚・羊など)はとり過ぎないようにする。
* 飲食物を熱い状態でとらない。

→*食塩は1日あたり男性10g、女性8g未満、特に、高塩分食品(たとえば塩辛、練りうになど)は週に1回以内に控えましょう。
→*野菜・果物を1日400g(たとえば野菜を小鉢で5皿、果物1皿くらい)はとりましょう。
→*ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉、牛・豚・羊などの赤肉の摂取は控えめにしましょう。
→*飲食物を熱い状態でとらないようにしましょう。

【関連記事】

運動

→たとえば、ほとんど座って仕事をしている人なら、ほぼ毎日合計60分程度の歩行などの適度な身体活動に加えて、
週に1回程度は活発な運動(60分 程度の早歩きや30分程度のランニングなど)を加えましょう。

【関連記事】

体形

成人期での体重を適正な範囲に維持する(太りすぎない、やせすぎない)

中高年期男性のBMI(体重(kg)/身長(m)2)で21~27、中高年期女性では19~25の範囲内になるように体重を管理する。

20歳になってからの体重を維持するのが良いといわれていますよね。

太り過ぎも良くないといわれていますが、やせすぎにも注意が必要ですね。

【関連記事】

肝炎ウイルス

地域の保健所や医療機関で、一度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。

肝炎ウイルス検査を受け、感染している場合は治療を受ける。

【関連リンク】







【生体肝移植】肝臓提供、リスク低減 自治医大、京大が新手術法開発

Medical/Surgical Operative Photography

by Phalinn Ooi(画像:Creative Commons)




生体肝移植:肝臓提供、リスク低減 自治医大、京大が新手術法開発

(2010/3/18、毎日新聞)

生体肝移植の際、提供者から切り取る肝臓のサイズを小さくできる手術法を、自治医科大と京都大の研究チームが開発した。

さまざまな組織に分化する「間葉系幹細胞」を使って移植後の肝臓の再生を促す方法で、ラットを使った実験で効果を確かめた。

年内にも実際の患者への応用を目指す。

18日、広島市で開かれる日本再生医療学会で発表する。

自治医科大と京都大の研究チームによれば、提供者から切り取る肝臓のサイズをできるだけ小さくできる手術法を開発したそうです。

記事によれば、肝臓を提供する側が合併症になることもあるそうです。

切除のサイズが大きい場合、何らかの合併症が1割近くになることが分かっている。

提供者側の健康を守るためにも、切り取る肝臓のサイズをできるだけ小さくできる手術方法がよりよいものになるといいですね。







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「携帯電話多用で血流中のタンパク質が変質」|スウェーデンの研究

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by Jason Lander(画像:Creative Commons)




「携帯電話多用で血流中のタンパク質が変質」:スウェーデンの研究

(2009/11/16、WIRED VISION)

携帯電話が出す電磁波に健康上の危険性があるのかという問題についてはまだ議論が続いているが、スウェーデンの研究チームによると、携帯電話の利用が脳に生物学的な影響を及ぼす可能性があることが判明したという。

『LiveScience』の記事などによると、スウェーデンのエーレブルー(Örebro)大学の研究チームは、携帯電話の利用によって、血流中のトランスチレチンというタンパク質の量が増加することを発見した。

トランスチレチンは(脳を保護している)脳脊髄液にも含まれている成分だ。

[トランスチレチンはレチノール等の輸送に関与する血漿タンパク]。

ただし、この変化が脳にとって良いものか悪いものかについては、研究チームは言及していないという。

携帯電話を利用することで血流中のたんぱく質の量が増加することが分かったそうです。

ただし、このことが良い影響か、悪い影響かはまだわかっていないそうです。

携帯電話の脳への影響や健康問題が取り上げられることがありますが、果たしてどのような健康への影響があると考えられるのでしょうか。

エーレブルー大学の前述の研究によると、携帯電話のヘビーユーザーである子供の方が、それ以外の子供よりも、健康問題を訴える傾向が強いとされている。

その健康問題とは、頭痛や集中力の低下などだ。

携帯電話を多用することによって、頭痛や集中力の低下などの健康への影響がみられるそうです。

今後も、携帯電話による健康への影響については注目していきたいです。







【追記(2016/3/22)】

AED 市民救命で社会復帰2倍 京大、心停止患者調査

AED

by halfrain(画像:Creative Commons)

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AED 市民救命で社会復帰2倍 京大、心停止患者調査

(2010/3/18、京都新聞)

駅や百貨店など公共の場に設置されたAED(自動体外式除細動器)が、心停止患者の社会復帰に役立っているとの初めての調査結果を、京都大保健管理センターの石見拓助教と大学院生の北村哲久さんらのグループがまとめ、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に18日発表した。

一般市民によるAEDによる除細動を受けた人(心室細動が起こってAEDが必要になった患者)の社会復帰率は全体の2倍だったそうです。

AEDの使用方法をしっかりと知ることが市民同士の助けあいに繋がりそうですね。

■AEDについて

AEDは、心室細動で心停止を起こした患者に電気ショックを与えて心臓を動かす機器。

日本では、2004年に一般市民にもAEDの使用が認められ、現在20万台以上が設置されており、医療機関以外での設置が増えている。

■参考リンク







【関連記事】

心筋梗塞、アディポネクチンで縮小 名大研究チームがミニブタで効果確認

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■心筋梗塞、アディポネクチンで縮小 名大研究チームがミニブタで効果確認

心筋梗塞、ホルモンで縮小 名大研究チームがミニブタで効果確認

(2010/3/16、中日新聞)

急性心筋梗塞(こうそく)になったミニブタの血管に脂肪組織から分泌されるホルモンを注射すると、梗塞した病巣が縮小することを名古屋大大学院医学系研究科の柴田玲講師、室原豊明教授らの研究チームが突き止め、米医学誌の電子版に発表した。

チームは現在、実際の治療への応用に向けて準備を進めている。

柴田講師によると、アディポネクチンというホルモン。

ミニブタ(7匹)の心臓の血管に静脈注射すると、注射しないミニブタ(9匹)と比べ、病巣が平均で42%縮小した。

チームはマウスを使った実験で、アディポネクチンを増やすと心臓の保護に効果があることを確認していた。

今回、より人間に近い大動物でも縮小したことで、治療への応用に一歩近づいた。

アディポネクチンは糖尿病動脈硬化に抵抗する作用を持ち、肥満症や糖尿病、動脈硬化症など生活習慣病の患者では、その血中濃度が低下していることが分かっている。

心筋梗塞がアディポネクチンによって、梗塞した病巣が縮小したそうです。

これまでマウスを使った実験でもアディポネクチンの効果を確認しており、今回より人間に近い動物(ミニブタ)でも梗塞した病巣が縮小したことで、治療への応用に一歩近づいたとのことです。

アディポネクチンには、今後さらに注目が集まるかもしれません。

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







【参考記事】

【関連記事】

【心筋梗塞と有名人】