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マウスiPSとESで視神経細胞を作製 「失明原因1位」緑内障の治療法の開発に期待|国立成育医療研究センターなど

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■マウスiPSとESで視神経細胞を作製 「失明原因1位」緑内障の治療法の開発に期待|国立成育医療研究センターなど

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by AMISOM Public Information(画像:Creative Commons)

iPSとESから作製 マウスで初成功 緑内障など治療期待 国立成育医療研など

(2016/6/28、毎日新聞)

チームは、マウスの皮膚細胞から作ったiPS細胞を特殊な液で培養し、視覚情報を電気信号として伝えるための数センチの「神経線維」を持つ視神経細胞に変化させた。実際に電気を通し、神経として機能することを確認した。また、マウスのES細胞でも同様の方法で視神経細胞を作製した。

以前、世界初、iPS細胞から視神経細胞作製‐国立成育医療センターでは、国立成育医療研究センターなどの研究グループがiPS細胞から「軸索」と呼ばれる神経線維を持つ視神経細胞を作製に成功したことをお伝えしましたが、国立成育医療研究センター(東京都)と埼玉医科大の研究チームによれば、マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)とES細胞(胚性幹細胞)から視神経細胞を作製することに世界で初めて成功したそうです。

マウス iPS細胞・ES細胞から機能する神経線維(軸索)をもつ視神経細胞の作製に世界で初めて成功
マウス iPS細胞・ES細胞から機能する神経線維(軸索)をもつ視神経細胞の作製に世界で初めて成功

参考画像:マウス iPS細胞・ES細胞から機能する神経線維(軸索)をもつ視神経細胞の作製に世界で初めて成功|国立成育医療研究センター|スクリーンショット

今回のニュースのポイントは、国立成育医療研究センターの東範行・視覚科学研究室長のこちらのコメント部分にあるかと思います。

動物種や幹細胞の種類に関係なく、同様の技術で視神経細胞が作れることが分かった。

新しい治療法などの開発にはマウスなどでの動物実験が欠かせないそうですが、動物種や幹細胞の種類に関係なく、同様の技術で視神経細胞が作れることが分かったことにより、失明の恐れがある緑内障など視神経の病気で、視覚を回復させる治療法開発につながることが期待されます。

緑内障が治療できる日もそう遠くないかもしれません。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・予防・チェック について詳しくはこちら







【参考リンク】
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網膜の病気(加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・網膜色素変性症)に注意!

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【目次】

■加齢黄斑変性

My eye.

by Liebre.De.Marzo(画像:Creative Commons)

網膜の病気、ご用心 中高年、定期的に眼科検診を 発症のリスク、喫煙で上昇 食生活の欧米化も影響か 

(2012/8/17、日本経済新聞)

加齢黄斑変性は、歳を重ねるにつれて発症しやすい目の病気です。

加齢黄斑変性の発症リスクを高める要因としては、加齢の他に、喫煙や食生活の欧米化などが影響しているのではないかと考えられています。

記事によれば、眼底に「ドルーゼン」という黄色の斑点が見られると発症しやすいようです。

加齢黄斑変性は現在の段階で完全に治療できる方法がなく、病期の進行を早い段階で発見し、進行を遅らせることが重要です。

そのため、定期的に眼底検査を受けたり、定期的に片目をつぶってものを見て、悪化していないかをチェックしたりするのが大事です。

→  加齢黄斑変性症とは|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら




■糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の進行を抑えるのが治療の基本なのだそうですが、血糖値を抑えても眼の症状だけは進行してしまう場合もあるので注意が必要なようです。

糖尿病患者の人は、半年から一年に一度眼科を受診したほうが良いようです。

→ 糖尿病網膜症の症状・治療・分類・予防 について詳しくはこちら

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■網膜色素変性症

網膜色素変性症にもまだ根本的に完治する治療法はないので、定期的に検査をしていくことが重要なようです。

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⇒ 目の病気 一覧 についてはこちら







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目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

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■目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」
目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

参考画像:ViaOpta Simulator|iPhone(itunes)|スクリーンショット

以前電気通信大学の「失禁研究会」が開発した失禁体験装置「ユリアラビリンス」とは?|教育や医療・介護の現場で役立つ可能性では失禁を疑似体験できる装置を紹介しましたが、スマホやVRビューワーで目の病気を疑似体験できるアプリが登場しています。

「ViaOpta Simulator」では、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、緑内障、白内障などの症状による視力低下を疑似体験することができるそうです。

ViaOpta Simulator|iPhone(itunes)

ViaOpta Simulator|Android(Google Play)

「ViaOpta EyeLife」は、VRビューワーを使い、糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管、網膜静脈閉塞症によってどのくらい見えにくい生活をしているのかを疑似体験することができるそうです。

ViaOpta EyeLife|iPhone(itunes)

ViaOpta EyeLife|Android(Google Play)

【参考リンク】

→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら




■まとめ

病気の中には本人にとっては深刻なものでもうまくその症状を伝えられず、どれくらい深刻な症状なのか周りからするとよくわからないものもあります。

このようなスマホアプリやVRを活用して、自分では体験することができない病気やけがの症状を体験する機会が増えれば、病気に対する理解が深まり、もう少しやさしい目で世界を見ることができるようになるのではないでしょうか?







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緑内障治療に期待 新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功|東北大

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■緑内障治療に期待 新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功|東北大

角膜の模式図と点眼薬の眼内移行性
角膜の模式図と点眼薬の眼内移行性

参考画像:新規ナノ粒子点眼薬の開発と緑内障治療への応用(2017/3/9、東北大学多元物質科学研究所)|スクリーンショット

新規ナノ粒子点眼薬の開発と緑内障治療への応用

(2017/3/9、東北大学多元物質科学研究所)

今回、笠井教授らは緑内障の治療薬であるブリンゾラミド(商品名:エイゾプト)に難水溶化を施した誘導体を合成し、独自のナノ粒子化技術である「再沈法注 1」を駆使して、ブリンゾラミド誘導体のナノ粒子点眼薬を作製することに成功しました。

東北大学多元物質科学研究所の笠井均教授らの共同研究グループは、高い眼内移行性を有するナノ粒子点眼薬の開発に成功したそうです。

■背景・課題

一般的な点眼薬は、親水性化合物の水溶液であり、疎水的な角膜上皮を透過することが困難です。疎水的な化合物がマイクロ粒子の分散液として点眼薬に使用されることもありますが、サイズが大きいため、最表層のタイトジャンクションを透過しにくいという課題がありました。

角膜の表層には、水と混ざりにくい性質を持つ角膜上皮があり、外部からの異物の侵入を防ぐためのバリア機能があることにより、水と結びつきやすい性質を持つ一般的な点眼薬が通り抜けることは難しいという課題があったそうです。

また、角膜上皮の最表層は細胞が密に接着し、タイトジャンクション(隣り合う上皮細胞を連続的につなぎ、様々な分子が細胞間を通過するのを防ぐ、細胞間結合のこと)を形成しているのですが、点眼薬として水と混ざりにくい性質を持つ化合物のマイクロ粒子ではサイズが大きいために、タイトジャンクションを通り抜けることは難しいという課題があったそうです。




■解決策

そこで、疎水性化合物のナノ粒子を点眼することができれば、サイズが小さいためにタイトジャンクションを透過し、疎水的な化合物の集合体であるため、疎水的な角膜上皮も透過可能となると着想しました。さらに、ナノ粒子表面は電荷を帯びやすいため親水的な性質も有していること、また、角膜上皮で加水分解注 3 された場合に親水的な分子となる設計にすることでも、角膜実質を透過することが期待できます。

東北大学多元物質科学研究所の笠井均教授らの共同研究グループは、マイクロ粒子よりもさらに小さく、水に溶けにくい性質を持つ化合物のナノ粒子を点眼することができれば、水に溶けにくい性質を持つ角膜上皮も通り抜けることが可能ではないかと考えたそうです。

そこで、緑内障の治療薬に難水溶化を施した誘導体を合成し、ナノ粒子化技術である「再沈法(対象有機化合物の溶液を貧溶媒中に注入し、急速に溶質を再沈澱させるとこで有機ナノ粒子を作製する手法)」によって、ナノ粒子点眼薬を作成し、ラットに投与し眼圧効果効果を検討したところ、高い薬理効果を確認したそうです。

■今後の可能性

今回の研究で作製したナノ粒子点眼薬は、緑内障治療薬だけでなく、そのほかの目の病気の治療にも応用することができるのではないかと期待されます。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・予防・チェック について詳しくはこちら

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紫外線と目の病気(翼状片)|たけしの家庭の医学 7月20日

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 紫外線と目の病気 > 翼状片 > 紫外線と目の病気(翼状片)|たけしの家庭の医学 7月20日

2010年7月20日放送のたけしの家庭の医学では、「紫外線がもたらす意外な病気」を取り上げました。

今回取り上げた病気は、「翼状片」。

⇒ 翼状片 について詳しくはこちら。




■翼状片とは

Riflettiamo....

by Jacopo(画像:Creative Commons)

翼状片とは、目の角膜の部分が炎症を起こし、異常に増殖し、黒目にまで白目が侵入してくる目の病気です。

主に、充血や、乱視、ドライアイなどの症状を伴い、そのまま放置しておくと、徐々に白目の角膜の増殖が大きくなり、視力の低下を招いたり、最悪の場合、失明の恐れもあるそうです。

※現在、翼状片は50代以上のおよそ20人に1人が患っていると言われているそうです。

※紫外線の強い沖縄などでは、40代以上のおよそ30%がかかっていると推測されているそうです。

その大きな原因といわれるのが紫外線なのだそうです。

このブログでも何度か取り上げてきた「翼状片」ですが、これまで大々的に取り上げられたのは初めてではないでしょうか。

翼状片についてまとめてみます。

■翼状片の症状

充血

●乱視

ドライアイ

●視力低下

●最悪の場合は失明

■翼状片の原因

●紫外線

※紫外線は白内障のリスクになるとも考えられています。

■紫外線が目にどのような影響を与えるのか?

目が紫外線を浴びると、角膜の細胞の一部に細胞を破壊する活性酸素が発生。

それが原因で、角膜に炎症が起きます。

通常は、それを修復する機能が働き、元に戻るのですが、長い間紫外線を浴びるなど、目への刺激が続くと、修復が追い付かず炎症が慢性化。

詳しいメカニズムはまだ分かっていないそうですが、その結果、炎症を起こした細胞の性質が変化し、黒目の方へ徐々に移動。

黒目に白目の部分が覆いかぶさるようになってしまうそうです

こうなると完治するには、手術しかないそうです。

■紫外線が目に入りやすい時間は?

朝や夕方は目に紫外線が入りやすい時間。

■紫外線の影響で起きる代表的な3つの目の病気

1.翼状片

2.白内障

3.瞼裂斑(けんれつはん)

たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気。

たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもの。肉眼では良く見えない。

瞼裂斑が大きくなって盛り上がってくると、充血・ドライアイなどの症状が出るそうです。

瞼裂斑は一度出来るとなくならないそうです。

今後は紫外線対策をして、進行しないようにすることが大事。

※紫外線をサングラスが9割カット、メガネも7割カットしてくれるそうです。

※マスカラ&まつ毛エクステは目に入る紫外線を20%カットしてくれるそうです。

■紫外線対策のためのサングラス選びのポイント

1.色

薄い色が良い。

濃い色のサングラスの場合、光が減少するため、瞳孔が開いてしまい、その開いた瞳孔を通して水晶体に紫外線が当たるようになるそうです。

2.形

レンズと顔の隙間が少ないほうが良いそうです。

■紫外線から肌を守る服選びのポイント

1.素材

ポリエステル

紫外線を吸収して、極めて弱い熱に変える

綿やナイロン等は紫外線をあまり吸収せず下に通すそうです。

ただ、どんな生地でも厚ければ紫外線を通しにくくなるそうです。

2.色

黒い服は紫外線を吸収するので、紫外線を通さない。







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