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美肌にも効果的!寿命を延ばすNo.1食材は「大豆(豆類)」!/なぜ大豆を食べると寿命が延びるの?/寿命を延ばす食生活ランキングベスト5/カズレーザーと学ぶ。




2025年1月14日放送の「カズレーザーと学ぶ。」のテーマは「2025年イイ顔になる最新科学」でした。

今回気になったのは、美肌にも効果的!寿命を延ばすNo.1食材です。

25万の栄養論文をメタ分析して分かった長寿食材とは「大豆」!

寿命を延ばす食生活ランキング

1位 大豆(豆類)を増やす
2位 全粒穀物類を増やす
3位 ナッツを増やす
4位 赤身肉を減らす
5位 加工肉を減らす

大豆(豆類)200gを増やす食生活を20歳の頃から毎日取り入れると平均寿命が延びるそうです。

例:納豆1パック50gなので200gは多いように思えますが、摂取量100gでも平均寿命が延びるそうです。

日本人の1日当たりの豆類の摂取量は約60gなので、普段の食事に納豆1パック増やすことが理想と考えられます。

なぜ寿命が延びるのか?

それはイソフラボン摂取によるサーチュイン遺伝子発現量が約2倍になるから。

【参考リンク」

  • Fadnes LT, Økland J-M, Haaland ØA, Johansson KA (2022) Estimating impact of food choices on life expectancy: A modeling study. PLoS Med 19(2): e1003889. https://doi.org/10.1371/journal.pmed.1003889
  • Hirasaka K, Maeda T, Ikeda C, et al. Isoflavones derived from soy beans prevent MuRF1-mediated muscle atrophy in C2C12 myotubes through SIRT1 activation. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 2013; 59: 317–324.

【補足】

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ない?|#世界一受けたい授業で紹介した家森幸男(京都大学名誉教授)さんは人が1日に排泄した尿を調べることで栄養評価をする方法を考案し、WHO(世界保健機関)の協力を得て、25年間に25カ国61地域の人々の尿を採取しデータを分析し、食事と栄養、病気との関係を解明する調査を行なった結果出た結論は、健康と長寿に深く関与する2大栄養素は、タウリンとマグネシウムだったそうです。

マグネシウムが豊富に含まれているのは海藻類や魚介類、雑穀や豆類、ナッツ類、野菜類にもマグネシウムが多く含まれています。

豆類には、マグネシウム以外にも食塩を腎臓から追い出し、血圧を下げる働きがあるカリウムが豊富ですし、大豆に多いイソフラボンは、血管を拡げ、血管内に血栓を作りにくくする一酸化窒素を活性化してくれます。

ここで先ほどの寿命を延ばす食生活ランキング3位までを振り返ってみます。

1位 大豆(豆類)を増やす
2位 全粒穀物類を増やす
3位 ナッツを増やす

豆類、雑穀、ナッツ類にマグネシウムが含まれていること、そして豆類にはカリウムが豊富なんですね。

ぜひ大豆(豆類)を積極的に取るようにしましょう。

【関連記事】

■サーチュインを活性化させる方法

サーチュイン遺伝子の研究をしている古家大祐 金沢医科大学教授によれば、「腹七分目」の食事をすることで、サーチュイン遺伝子をうまく働かせることができるそうです。

サーチュインの活性化には、空腹の時間をできるだけ長く持つ=絶食時間を長くとることが必要なので、夕食をできるだけ早くとったり、間食を摂らないことが重要なのだそうです。

また、運動でカロリーを“消費”することによっても、サーチュインを活性化できるそうです。

ポイントは、運動でも食事でも、合計で25%摂取カロリーを減らすということです。







【関連記事】

米FDA、発がん性を懸念して合成着色料「赤色3号」の食品・薬への使用禁止!日本での使用はどうなる?




アメリカで合成着色料「赤色3号」が使用禁止に 動物にがんを引き起こすとの研究結果(2025年1月16日、Yahooニュース)によれば、米食品医薬品局(FDA)は合成着色料「赤色3号」の食品と経口薬への使用禁止を発表しました。

【参考リンク】

赤色3号は、食品や飲料に鮮やかなチェリーレッド色を与える合成食品着色料で、キャンディー、ケーキ、カップケーキ、クッキー、アイシングなどの特定の食品に使われています。







【佐久間宣行のNOBROCK TVで人気】福留光帆さんが体調不良で芸能活動休止を発表!




元AKB48・福留光帆、体調不良で芸能活動休止を発表「一定期間の療養と安静が必要であるとの判断を受けました」(2025年1月15日、オリコン)によれば、佐久間宣行のNOBROCK TVで人気になった福留光帆さんが体調不良で芸能活動休止を発表しました。

活動休止と聞くと思い言葉ですが、コロナ禍を経て少しだけ抵抗が少なくなった気がします。

【参考リンク】

以前から比べると体調不良になったら、いったんストップして、休養してから再スタートを切ることを決断しやすくなったのではないでしょうか?







ベジタリアンは脳卒中の発生率が高い!考えられる理由とは何?




英国の研究によれば、菜食主義者(ベジタリアン)と魚を食べる人は肉を食べる人よりも虚血性心疾患の発生率が低かったが、ベジタリアンは脳卒中の発生率が高かったそうです。

【参考リンク】

なぜベジタリアンの人は脳卒中のリスクが高いのでしょうか?

日本で行われた複数の研究の結果では、動物性食品の摂取が非常に少ない人は出血性脳卒中や脳卒中の発症率や死亡率が高く、虚血性脳卒中の死亡リスクも高い可能性があることが示されており、動物性食品の摂取に関連するいくつかの要因が脳卒中の予防に効果がある可能性が示唆されている。

【参考リンク】

  • Kinjo Y, Beral V, Akiba S, et al. Possible protective effect of milk, meat and fish for cerebrovascular disease mortality in Japan. J Epidemiol1999;9:268-74. doi:10.2188/jea.9.268 pmid:10510585
  • Sauvaget C, Nagano J, Allen N, Grant EJ, Beral V. Intake of animal products and stroke mortality in the Hiroshima/Nagasaki Life Span Study. Int J Epidemiol2003;32:536-43. doi:10.1093/ije/dyg151 pmid:12913025
  • ↵Takeya Y, Popper JS, Shimizu Y, Kato H, Rhoads GG, Kagan A. Epidemiologic studies of coronary heart disease and stroke in Japanese men living in Japan, Hawaii and California: incidence of stroke in Japan and Hawaii. Stroke1984;15:15-23. doi:10.1161/01.STR.15.1.15 pmid:6695420
  • Sauvaget C, Nagano J, Hayashi M, Yamada M. Animal protein, animal fat, and cholesterol intakes and risk of cerebral infarction mortality in the adult health study. Stroke2004;35:1531-7. doi:10.1161/01.STR.0000130426.52064.09 pmid:15166397

動物性食品をお肉と考えると、お肉と脳卒中については何度か取り上げています。

アルブミンを増やすには?方法・食事・食品|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!?によれば、アルブミンとヘモグロビンとは「たんぱく質」から作られる成分のことで、血中で様々な栄養素やホルモン、酸素を運び、身体中の細胞を活性化させるという、重要な働きがあります。

年を重ねてからアルブミンとヘモグロビンが不足すると、身体中に栄養と酸素が行き届かず、細胞が脆くなり、その結果、脳卒中心筋梗塞といった血管の病を引き起こしやすくなるのです。

→ アルブミン・ヘモグロビン不足でPEM(たんぱく質・エネルギー欠乏症)|たけしの家庭の医学 について詳しくはこちら

低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK)も紹介しましたが、昭和40年以降、日本食+欧米食になったことで、今までの植物性食品や魚に加えて、牛乳・乳製品、肉類、卵類の動物性食品・油脂を摂取するようになったことが寿命が延びている理由と考えられるようです。

こうした食生活の変化によって、血管をしなやかで丈夫に保つために必要な栄養素(質の良い動物性のたんぱく質やコレステロールなど)が摂取でき、血管が弱っておこる脳卒中(脳出血・脳梗塞)が減少し、平均寿命が延びたと考えられます。

つまり、適度に欧米化された食生活により、質の良い動物性たんぱく質やコレステロールを摂取することになったことで、日本人の平均寿命は大きく延びたということです。

動物性食品に対して悪いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、動物性食品に含まれる栄養素は血管をしなやかで丈夫に保つための必要な栄養素を含んでいますので、ぜひバランスよく摂取してほしいですね。







プロテインパウダーから鉛やカドミウム検出!




プロテインパウダーから鉛やカドミウム検出、植物性やオーガニック製品は数倍の含有量(2025年1月10日、CNN)で紹介されているNPO「クリーンラベルプロジェクト」の発表によれば、プロテインパウダーには許容量を超える鉛やカドミウムが含まれていることが分かったそうです。

ただ、サプリメント製造業者でつくる業界団体は、今回の報告では汚染判定にどのような基準が使用されたのか、製品がどのように選定されたのをめぐる透明性が不十分だと反論しています。

【参考リンク】

【補足】

米環境保護庁(EPA)によれば、鉛は人体に有害とされています。

労働省労働安全衛生局によれば、カドミウムには発がん性があり、心臓、腎臓、腸、脳、呼吸器、生殖器に対して毒性をもっています。

■まとめ

日本国内の河川や水道水からも「PFAS」が検出!では、発がん性リスクの高い「PFAS」が国内各地の河川や水道水から検出されていることを紹介しましたが、自分たちが今飲んでいる水や食べ物から発がん性の高いものが含まれていると聞くと怖いですね。

【関連記事】

ATSDRを見ると、PFAS の健康への影響として、コレステロール値の上昇、肝臓酵素の変化、出生体重の減少、子どものワクチン接種の効果減、妊娠高血圧症候群リスクの上昇、腎臓がん・睾丸がんのリスク上昇につながる可能性が挙げられています。

専門家によれば、すぐに健康被害が出る可能性は低いそうですが、長期的に見ると、病気になりやすくなるリスクが高くなると考えられます。

安全な飲み水・食べ物の価値がますます高まりそうですね。