「Health」カテゴリーアーカイブ

飛蚊症は糖化によってなりやすくなる!?/糖尿病患者は飛蚊症になりやすい!?




ある論文によれば、飛蚊症の原因が糖化によってなりやすくなるそうです。

→ 飛蚊症とは|飛蚊症の原因・症状・治し方・見え方 について詳しくはこちら

→ 糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら

【参考文献】

■飛蚊症の基本的な仕組み

飛蚊症は、目の前を小さな虫や糸くず、点のようなものが浮遊して見える症状です。

これは眼球内の硝子体(しょうしたい)という透明なゼリー状の組織が変化し、その中にある濁りや塊が光を遮って影を作るため起こります。

硝子体は主にコラーゲンとヒアルロン酸でできており、若い頃はきれいなゲル状を保っていますが、加齢で液化・凝集しやすくなります。

■糖化とは? AGEsとは?

糖化とは、血中の糖分(グルコースなど)がタンパク質や脂質とくっつき、硬く変性してしまう化学反応です。

この反応の最終産物が「AGEs(Advanced Glycation End products、最終糖化産物)」と呼ばれる有害物質で、コラーゲン同士を異常な架橋(cross-linking)させてしまいます。

正常な加齢でも少しずつAGEsは増えますが、高血糖(糖尿病や血糖値が高い状態)ではこの反応が加速し、AGEsが大量に蓄積します。

■糖化による硝子体への影響

●高血糖下で硝子体にAGEsが蓄積すると、コラーゲン繊維が異常架橋され、柔軟性が失われます。

●これにより、ヒアルロン酸との結合が乱れ、硝子体のゲル構造が崩れやすくなります(液化・収縮が促進)。

●結果として、硝子体の透過性(分子の通りやすさ)が低下し、構造が不安定化 → 浮遊物(floaters)が増え、飛蚊症が悪化します。

●糖尿病患者の硝子体では、AGEsが正常者の20倍以上になるというデータもあります。

【参考文献】

●糖尿病ラットのモデル実験では、グルコース濃度が高いほど硝子体AGEsが増え、アミノグアニジン(糖化阻害剤)で抑制できることが示されています。

つまり、糖化 → AGEs蓄積 → 硝子体コラーゲンの異常架橋 → ゲル構造の崩壊 → 飛蚊症の出現・悪化という流れが、論文で裏付けられています。

■糖尿病との強い関連

糖尿病患者は非糖尿病者に比べて飛蚊症の発症率・重症度が明らかに高いです。

高血糖が硝子体の変性を加速させるため、「糖尿病性硝子体症(diabetic vitreopathy)」と呼ばれる状態になりやすい。

急に飛蚊症が大量に出現したり、閃光を伴う場合は、硝子体出血や網膜剥離の可能性もあり、特に糖尿病では注意が必要です。

■【家庭料理の視点から】

この論文から血糖値をコントロールする食事が大事だということがわかりますね。

具体的には、低GI(グリセミック指数)の食事(血糖が急上昇しにくい食事)がAGEs蓄積を抑え、眼疾患の進行を遅らせる可能性が示されています。

また、抗酸化物質や糖化阻害成分(ビタミンC、亜鉛、特定のポリフェノールなど)の摂取が、硝子体の酸化ストレスや糖化を軽減する研究もあります。

糖化を防ぐ食事といえば、「○○を食べる」という「プラス(増やす)」行動をメインになりがちですが、「マイナス(減らす)」ことを大事ですよね。

足し算ばかりじゃなくて引き算。

自身の食事を振り返って、こういう食事を摂りすぎてるなぁと思って引き算をしながら、ちょっと足し算をすることが続きやすいコツですよ。

そうすると徐々に糖化を防ぐ食事に近づいていくのではないでしょうか?

→ 糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら

【関連記事】

■まとめ

飛蚊症の主な原因は加齢による硝子体退化ですが、糖化とAGEsの蓄積がこれを加速・悪化させる重要な要因の一つです。

特に糖尿病や慢性的な高血糖がある人は、硝子体のコラーゲンが糖化されて硬くなり、構造が乱れやすいため、飛蚊症が出やすくなります。

そのため、飛蚊症を予防するためには、糖尿病にならない食事、糖化を予防する食事をしていきたいですね。

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【関連記事】

「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

※ このブログは、「結論」としての正解ではなく、明日への判断材料としてのヒントを示すことを目的としています。

※この情報は、25年間の運営実績を持つハクライドウが科学論文を参考にさらに補足を加えています。

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同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

他の記事はどんな視点で書かれているのか

この話が、全体の中でどこに位置づくのか

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キャイ~ン天野ひろゆきさん、8キロリバウンド!高血圧と肝臓病【健康カプセル!ゲンキの時間】




2026年2月8日放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』のテーマは「~身体を蝕むサイレントキラー~撃退!高血圧&肝臓の病」です。

キャイ~ン天野ひろゆき、8キロリバウンド 密かに進行していた「高血圧」と「肝臓の病」(2026年2月6日、オリコン)によれば、キャイ~ンの天野ひろゆきは2024年1月の番組で受けた健康診断で脂質異常症や脂肪肝、脳梗塞の危険因子などが判明し、その後ダイエットを行って2024年6月には72.8キロになっていたのですが、現在の体重は80.3キロと約8kgリバウンドしてしまったそうです。

■高血圧の診断基準

【高血圧治療ガイドラインの改訂】75歳以上の患者で最高血圧を130未満、最低血圧を80未満にしたのはなぜ?血圧を下げる方法とは?

高血圧患者約2万1600人の追跡調査によれば、早朝に家庭で測った最高血圧が130を超えると、脳卒中、狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患のリスクが高まるので、朝の最高血圧130以上の状態が続く場合は血圧手帳をもってかかりつけ医を受診するようにアドバイスしていました。

■高血圧と動脈硬化とプラーク

血管を守れ!動脈硬化を見抜く3つの方法|#ためしてガッテン(#NHK)

頸動脈にコレステロールや脂肪がたまり、血管の壁に付着するとプラークができます。

プラークができると、そこに血栓ができます。

血栓がはがれると、血流にのって、脳の血管で詰まる(=脳梗塞)になる恐れがあります。

■血管の老化度をチェック!「開眼片足立ちテスト」

健康寿命を延ばすため、血管年齢を判別する簡易指標を研究(抗加齢・予防医療センター長 伊賀瀬道也)

目を開けて片足で何秒立てるかを測定する「開眼片足立ち時間」という指標も重要で、たとえば65歳で40秒未満しか立てない人は動脈硬化とともに「太ももの筋肉の低下」、「骨密度の低下」、「認知機能の低下」など疾患につながる身体の衰え(医学用語ではフレイルと呼びます)が起きている可能性があります。

片足で何秒立てる?「開眼片足立ちテスト」であなたの<血管・骨・筋肉>の衰えをチェック。100歳まで動ける体を作るのに大切な3つのポイント(2025年11月15日、婦人公論)によれば、「開眼片足立ちテスト」ではバランス力、脳や脊髄からの神経伝達力、体を支えて動かす力の低下具合をチェックすることができるそうです。

合格ラインは、60歳未満60秒以上、70〜79歳40秒以上、60〜69歳50秒以上、80歳以上30秒以上なのだそうです。

ちなみに、ひざ痛中高年1800万人 要介護へ移行リスク5.7倍|厚生労働省研究班では、ロコモティブシンドロームにならないための運動方法として、開眼片足立ちを紹介していました。1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げることで、骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくするそうです。

■血圧が下がる?「8秒ジャンプ」

高血圧やダイエットに「8秒ジャンプ」が効果的!その隠れたメリットとは?8秒ジャンプのやり方によれば、高血圧専門医で愛媛大学大学院の伊賀瀬道也先生が高血圧対策の運動療法には“8秒ジャンプ”を提唱しています。

高血圧対策は中強度の運動が推奨される=ジャンプがいい(有酸素運動と筋トレの両方できる)

ジャンプとほぼ同じ運動である縄跳びは速く飛ぶと12.3メッツに相当し、分速80mの速足歩きは3.5メッツで、ジャンプの運動強度は約3.5倍となり、ジャンプを1日に約10分行えば、約30分以上歩いたのとほぼ同じ効果が得られます。

ちなみに、伊賀瀬先生は8秒ジャンプで高血圧が改善し19キロのダイエットに成功したそうです。

■8秒ジャンプのやり方

8秒ジャンプのやり方は1秒間に2回を目安に8秒間ジャンプするだけ。

何セットでもいいのですが、5月16日放送THE TIMEでは8秒を5セットを目安にしていました。

■サイレントキラー「肝臓の病気」

自覚症状がない病気・症状のことを「サイレントキラー」と呼び、肝臓の病気もその一つ。

肝臓は沈黙の臓器といわれています。

それは、肝臓は再生能力・代償能力に優れ、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。

肝臓は痛みなどの症状を出すことがあまりないので、そのため肝臓に異常があっても気付かず、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。

■肝機能の数値(血液検査)「ALT(GPT)」「AST(GOT)」「γ-GTP」

肝臓の数値(肝機能数値)|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTPを参考に見てみます。

ALT(GPT)・AST(GOT)が100以下(40IU/L単位以上で)の場合には、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝などが考えられます。

γ-GTPの数値が100以上と数値が高い場合は、脂肪肝が進行していると考えられるため、病院で診ていただくことをおすすめします。

肝臓の数値が悪くなると、脂肪肝や肝炎、肝硬変、ひどい場合には肝臓がんに進行する場合もありますので、注意しましょう。

ちなみに、脂肪肝の主な原因はアルコールじゃない!?脂肪肝の主な原因とは?によれば、肝臓の権威はALT(GPT)の基準値10-30U/L 理想値5-16U/Lとしていました。

ALTが10台の後半でも脂肪蓄積が診られることが経験上わかっており、20を超えたら「隠れ脂肪肝」、30を少しでも超えたら「脂肪肝の疑いあり」と判断しているそうです。

→ 肝臓の数値(肝機能数値)|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP について詳しくはこちら

また肝臓の健康が気になる方は肝機能の低下がわかるセルフチェックや肝臓病の初期症状のサインでチェックしてみてくださいね。

■隠れ脂肪肝

【あさイチ】【NHKスペシャル】“隠れ脂肪肝”が危ない!によれば、「隠れ脂肪肝」は、アルコールが原因の脂肪肝ではなく、食べ過ぎや運動不足による脂肪肝で、比較的肝臓の細胞が壊れておらず、血液検査の肝機能の数値に現れないものです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

隠れ脂肪肝チェックに挙げられていた項目を参考にすると、隠れ脂肪肝を予防・改善するポイントは6つ。

  1. 寝る前の食事
  2. 運動
  3. 甘い飲み物(清涼飲料水など)
  4. たんぱく質を含む食品
  5. 睡眠時間
  6. お酒

→ 脂肪肝の改善方法 についてはこちら







※この情報は、テレビの情報発信をベースに、25年間の運営実績を持つハクライドウが科学論文を参考にさらに補足を加えています。

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ハチミツの健康効果|インフルエンザウイルスの増殖を抑える働き|マヌカハニーの抗菌効果は普通の蜂蜜の8倍!|動脈硬化対策|骨を強くする【林修の今でしょ講座】




2020年3月10日放送の「林修の今でしょ講座」は「ハチミツ」と「バター」を取り上げました。

■ハチミツにはインフルエンザウイルスの増殖を抑える働きがある|長崎大学

長崎大学の研究によれば、ハチミツにはインフルエンザウイルスの増殖を抑える働きがあるそうです。

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の渡辺健助教らの研究グループが行った蜂蜜の抗インフルエンザウイルス活性を調べる研究によれば、マヌカ蜂蜜の抗インフルエンザウイルス活性が最も高いことがわかったそうです。

渡辺助教らが、マヌカ蜂蜜に含まれ、抗菌活性を持つ物質として知られるメチルグリオキサールに着目し、検討を行ったところ、メチルグリオキサールがインフルエンザウイルスに対して抗ウイルス活性を持つことがわかったそうです。

番組で解説された方によれば、インフルエンザウイルスにも、新型コロナウイルスにも脂肪の膜があり、この膜がガードしているのですが、ハチミツのフラボノイドがウイルスの遺伝子を破壊してくれるため、もしかすると期待ができるかもしれないということをおっしゃっていました。

ただ、新型コロナウイルスに対する予防効果を期待できるものと分かっているものではないので、健康維持の一つとしてはちみつを取り入れるといいのではないでしょうか?

マヌカハニーNPA15+(UMF15+に相当)180g】

⇒ マヌカハニーNPA15+(UMF15+に相当)180g

■マヌカハニーの抗菌効果は普通の蜂蜜の八倍!

ニュージーランドに生息するマヌカという植物の花から獲れたマヌカハニーは抗菌パワーが高く、メチルグリオキサールが含まれていて、MGOの数値が高ければ成分の含有量も高いそうです。ただ、値段は高くなります。そこでおすすめなのが、ミネラル・ルチンが豊富なそば蜂蜜。

⇒ 【#林修の今でしょ講座】マヌカハニーのメリット・デメリット・おすすめの食べ方

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■ハチミツで動脈硬化対策

肥満の人が砂糖またはハチミツを1カ月摂取した時の空腹時の血糖値の変化を測定したところ、砂糖の人は2.2%上昇し、ハチミツの人は4.2%下がり、悪玉コレステロールの数値も下がったそうです。

ハチミツに含まれるフラボノイドは血管を拡げ血流を改善してくれるので、動脈硬化対策に役立つことことが期待されます。

血管を老けさせないハチミツの摂取の仕方は、「ハチミツ+コーヒー(クロロゲン酸)」の組み合わせ!

⇒ コーヒーに含まれるクロロゲン酸は糖尿病の発症抑制や血糖値を改善する効果がある!

⇒ 動脈硬化改善・予防に良い10の食事・食べ物・食品・サプリ

■ハチミツは骨を強くする!

【名医のザ太鼓判】つかまりスクワットのやり方|骨筋力アップで垂れ尻改善・骨折予防!|簡単ハチミツ美容法のやり方で紹介した食品医学研究所所長で医学博士の平柳要さんによれば、ハチミツの中には数百種類のポリフェノールが入っており、ハチミツポリフェノールは破骨細胞の数・働きを抑え、骨の代謝のバランスを守ることで、骨の老化を予防できるのだそうです。

マレーシアのサインズ大学による実験によれば、カルシウム水を飲んだラットとはちみつ水を飲んだラットで骨密度を比較したところ、はちみつ水を飲んだラットのほうが骨の老化を予防することができたのだそうです。

⇒ 骨粗鬆症とは|骨粗しょう症の症状・原因・予防する方法(食べ物・運動)

ハチミツとカルシウムを一緒にとるのがよいので、ヨーグルトやナッツと組み合わせると良いそうです。

ちなみに、骨粗しょう症予防にゴマ(カルシウム・マグネシウム・亜鉛)|#たけしの家庭の医学によれば、骨を健康に保つには6つの栄養素が重要です。

  1. カルシウム
  2. タンパク質
  3. ビタミンD
  4. ビタミンK
  5. マグネシウム
  6. 亜鉛

6つの栄養素の中で現代女性に足りないといわれるのが、カルシウム、マグネシウム、亜鉛の3つの栄養素。

→ カルシウムの多い食べ物 について詳しくはこちら

ハニーナッツ(ナッツのはちみつ漬け)レシピ・作り方|HOW TO MAKE HONEY NUTS

【参考リンク】

■ハチミツは美容にもいい!

ハチミツに含まれるビタミンCがシミの原因「メラニン」の生成を抑えてくれるそうです。

はちみつ美容法|はちみつ洗顔・はちみつパック

■ハチミツ×生姜×酢で作るはちみつドレッシング

すりおろした生姜に黒酢とハチミツを加えて作るはちみつドレッシングを紹介していました。

農家直伝!はちみつ生姜シロップの作り方|ショウガの蜂蜜漬けレシピ

⇒ 国産はちみつやお得な海外産のはちみつ、珍しいオーガニック蜂蜜などを取りそろえたはちみつ専門店はこちら







【参考リンク】

【関連記事】

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同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

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この街の歩き方をまとめたページがあります。

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※ 無理に読まなくて大丈夫です。
 気になったときに、いつでも戻ってきてください。

この考え方の全体像(意味のハブ)

この記事で触れた内容は、以下の概念記事の一部として位置づけられています。

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【家庭料理の視点から】糖化を防ぐ食べ物(抗糖化成分)・食事法




糖化(glycation)を防ぐ食べ物や食事法に関する研究を参考に、日常生活で活かせるものがないかを調べてみました。

主に、日常生活で取り入れやすい食事由来のAGEsを減らす方法や抗糖化成分について取り上げます。

※終末糖化産物(AGEs)は、体内のタンパク質と余分な糖が結びつく「糖化」により生成・蓄積される、強い毒性を持つ「老化物質」です。

→ 糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら

1. 食事中のAGEsを減らす実践ガイド(Uribarri et al., 2010)

この論文では、焼く・揚げるといった調理法がAGEsを10〜100倍増加させるのに対し、蒸し・煮込みといった調理法で大幅に抑制できることが紹介されています。

ポイント1)野菜、果物、全粒穀物、牛乳などの炭水化物中心の食品は元々AGEsが少なく、焼く・揚げるなどの高温調理を行っても肉類や魚介類に比べてAGEsが著しく増えにくい傾向にあります。そのため、比較的安全に調理・摂取できる食材です
ポイント2)レモン汁や酢などの酸性成分を加えるとAGEs形成を防ぐ。

おすすめの方法:肉や脂肪分の多い食品を煮るか蒸す。例: 鶏肉をレモンでマリネして蒸す。

【参考文献】
Uribarri J, Woodruff S, Goodman S, Cai W, Chen X, Pyzik R, Yong A, Striker GE, Vlassara H. Advanced glycation end products in foods and a practical guide to their reduction in the diet. J Am Diet Assoc. 2010 Jun;110(6):911-16.e12. doi: 10.1016/j.jada.2010.03.018. PMID: 20497781; PMCID: PMC3704564.

2. 天然化合物によるタンパク質糖化防止(Sadowska-Bartosz and Bartosz, 2015)

食事のポリフェノールなどの抗酸化物質が糖化を緩和し、寿命を延ばすことにつながる可能性を示唆している研究です。

糖化を防ぐ食べ物: ポリフェノール豊富な野菜・果物(ベリー類、緑茶、赤ワイン由来のレスベラトロール)を日常的に摂取すると、体内糖化を抑える。

おすすめの方法:毎日の食事にブルーベリーや緑茶を加える。

【参考文献】
Sadowska-Bartosz I, Bartosz G. Prevention of protein glycation by natural compounds. Molecules. 2015 Feb 16;20(2):3309-34. doi: 10.3390/molecules20023309. PMID: 25690291; PMCID: PMC6272653.

3. スパイスによるAGEs形成阻害(Starowicz and Zieliński, 2019)

高抗酸化スパイスの抗糖化効果を検証した研究でin vitro(試験管内で)でスパイスの抽出物がAGEsを80%以上抑制することを示しています。

糖化を防ぐ食べ物:スターアニス(88%)、シナモン(85%)、オールスパイス(81%)、クローブ(79%)といった抗酸化力が高いスパイスを料理に使う。

おすすめの方法:紅茶やコーヒーにシナモンを加えたり、肉料理にクローブを振るなど日常の食事にスパイスを使うことで糖化リスクを低減。

【参考文献】
Starowicz, M.; Zieliński, H. Inhibition of Advanced Glycation End-Product Formation by High Antioxidant-Leveled Spices Commonly Used in European Cuisine. Antioxidants 2019, 8, 100. https://doi.org/10.3390/antiox8040100

4. 抗しわ食事戦略: 酸化・炎症・糖化対策(Katta et al., 2020)

皮膚老化の観点から糖化予防に役立つ栄養を調べた研究。

糖化を防ぐ食べ物::シナモン、ニンニク、ローズマリー、マテ茶、トマトペースト、ショウガ、クミン、黒コショウ、緑茶

※有益な効果を示す植物栄養素としてフラボノイドのルテオリン、ケルセチン、ルチンや、フェノール酸のフェルラ酸、クロロゲン酸、バニリン酸

おすすめ: サラダにローズマリーを加えたり、トマトベースのソースを使う。野菜中心の食事で全体的な糖化を防ぐ。

【参考文献】
Katta R, Sanchez A, Tantry E. An Anti-Wrinkle Diet: Nutritional Strategies to Combat Oxidation, Inflammation and Glycation. Skin Therapy Lett. 2020 Mar;25(2):3-7. PMID: 32196147.

【補足】

純ココア(無糖ココアパウダー)の抗酸化力は非常に高いのですが、USDAの抗酸化力データベース(ORAC値基準)や各種スパイスの比較研究によると、乾燥クローブは純ココアの約8〜10倍以上(場合によってはそれ以上)の抗酸化活性を持つとされています。

純ココア(カカオパウダー)のORAC値:おおよそ80,000〜100,000 μmol TE/100g前後
クローブ(ground cloves):約290,000〜314,000 μmol TE/100g

つまり重量あたりで約3〜4倍という報告が多いですが、一部の抗酸化成分(特にエugenolなどのフェニルプロパノイド)の特異的な強さや、抗糖化(AGEs生成抑制)作用を総合的に評価した文脈では「10倍効果的」と表現されることがあります。

特に日本の一部健康・美容情報や書籍・メディアで「スパイスの中で抗酸化&抗糖化No.1はクローブ」「ココアの10倍」というフレーズが使われるケースが見られます。

なぜクローブが酸化・糖化に強いのか

抗酸化:エugenol(ユージノール)が非常に強力なフリーラジカル消去能力を持つ
抗糖化:AGEs(終末糖化産物)の生成を強力に抑制する作用が複数の研究で確認されており、ココアのカカオポリフェノールよりも単位量あたりの抑制効果が高い傾向

調味料として使うなら、クローブパウダー(粉末)が最も手軽です。カレー、シチュー、紅茶、スパイスココア、お菓子作りなどに少量加えるだけで効果を発揮します。ただし香りが非常に強いので、入れすぎ注意(1回0.1〜0.5g程度から)。

■【家庭料理の視点から】

糖化とは、食事で摂りすぎた糖が体内のタンパク質と結びつき、悪性の物質を生み出している状態で、酸化が体内のさびならば、糖化は体内の焦げと言われ、放っておくとシミやたるみなど老化の原因になってしまいます。

糖化を防ぐ食事といえば、「○○を食べる」という「プラス(増やす)」行動をメインになりがちですが、「マイナス(減らす)」ことを大事ですよね。

足し算ばかりじゃなくて引き算。

自身の食事を振り返って、こういう食事を摂りすぎてるなぁと思って引き算をしながら、ちょっと足し算をすることが続きやすいコツですよ。

そうすると徐々に糖化を防ぐ食事に近づいていくのではないでしょうか?

→ 糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら

【関連記事】

■まとめ

これらの研究を参考にすると、糖化を防ぐ方法は4つ。

1)フラボノイドの豊富な新鮮な野菜・果物を食べる

2)焼く・揚げるよりも蒸す・煮るを選ぶ

3)酢やレモンなど酸っぱい調味料を使う

4)スパイスを活用する

糖化を防ぐ食事は糖尿病や心血管疾患のリスクを下げることにもつながるので取り入れてみてはいかがですか?

→ 糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

※ このブログは、「結論」としての正解ではなく、明日への判断材料としてのヒントを示すことを目的としています。

この街を初めて訪れた方へ

この記事は、例えるなら「ばあちゃんの料理教室(ハクライドウ)」という街の中の「ひとつの家」です。

この街には、生活・料理・健康についての記事が、
同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

他の記事はどんな視点で書かれているのか

この話が、全体の中でどこに位置づくのか

が少しでも気になったら、
この街の歩き方をまとめたページがあります。

▶ はじめての方は
👉 この街の歩き方ガイドから全体を見渡すのがおすすめです。

▶ この街の地図を見る(全体像を把握したい方へ)

※ 無理に読まなくて大丈夫です。
 気になったときに、いつでも戻ってきてください。

この考え方の全体像(意味のハブ)

この記事で触れた内容は、以下の概念記事の一部として位置づけられています。

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という この街の憲法 に基づいて書かれています。

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【家庭料理の視点から】現在の体重の約7%減少させると脂肪肝が改善する!




「患者の8割が3カ月間で5kg減量」…1分でできる「ヨボヨボ肝臓を20代当時に戻す」肝臓外科医のダイエット法(2024年10月25日、プレジデントオンライン)で肝臓外科医の尾形医師によれば、脂肪肝(脂肪肝炎)を治すポイントは食べ方を変えて体重を減らすこと。

具体的には現在の体重の約7%を減少させると、脂肪肝が改善することがわかっているそうです。

例えば、現在の体重が60kgの人なら、60(kg)×7(%)=4.2kgを減らせば、脂肪肝は改善するそうです。

【参考文献】
Promrat K, Kleiner DE, Niemeier HM, Jackvony E, Kearns M, Wands JR, Fava JL, Wing RR. Randomized controlled trial testing the effects of weight loss on nonalcoholic steatohepatitis. Hepatology. 2010 Jan;51(1):121-9. doi: 10.1002/hep.23276. PMID: 19827166; PMCID: PMC2799538.

この研究は、体重を減らすことが脂肪肝を治す方法とよく言われますが、本当に体重を減らすことが効果があるのかを調べた研究です。

この研究で分かったことは、体重の7%以上痩せられた人は、7%未満の人に比べて明らかに肝臓の状態が良くなったことです。

具体的には、肝臓の脂肪蓄積が大幅に改善、炎症がしっかり減少し、肝細胞の腫れ(ballooning)もかなり良くなりました。

つまり、やせれば痩せるほど肝臓がよくなるというわかりやすい関係が見えたことになります。

■【家庭料理の視点から】

現在の体重から4%痩せるだけで血糖値が改善する!|なぜわずかな減量で血糖値が下がるのか?|#ためしてガッテン(NHK)によれば、現在の体重から4%やせるだけで、多くの場合、血糖値が改善することがわかりました。

なぜ、わずかな減量で血糖値が下がるのでしょうか?

理由は肝臓にあります。

肝臓は血液中の余分な糖をためておくいわば「糖の貯蔵タンク」。

肥満の人は多くの場合肝臓に脂肪がたまった「脂肪肝」の状態になっていて、糖を取り込む能力が落ち、血糖値が上がるのです。

しかし、肝臓につく脂肪は「つきやすいけど落ちやすい」のが特徴。

減量をし始めたらまず初めに落ちてしまうので肝臓の貯蔵タンクが復活。

だから、わずかな減量でも効果が現れたのです!

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大事なことは脂肪肝は決してお酒を飲むからなる肝臓の病気ではなくて、食べすぎ、糖質の取りすぎ(甘い食べ物・甘い飲み物)、運動不足によってなってしまう病気だということです。

そのため、日ごろから食べる食事に気を付けることが一番の予防法になるんですね。

例えば、工藤公康さんの肝臓悪化を救ってくれたのは妻の食事によれば、工藤公康さんは、26歳の時、毎晩お酒を飲み歩くなどの不摂生により、肝臓を悪化させてしまったそうです。

そんな工藤さんを救ってくれたのは、奥様でした。

※過度のアルコール摂取によるアルコール性肝炎、カロリーオーバーの食事による脂肪肝、それと同時にほかの内臓にも脂肪がたまり内臓脂肪の炎症で肝炎を引き起こしていたと考えられる。

工藤さんの奥様が肝臓を回復させるため、たどりついた食事とは、出来る限り多くの食材を使うようにすることだったそうです。

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

「ま」は豆類。

「ご」はゴマ類。

「わ」はわかめなど海藻類。

「や」は野菜類。

「さ」は魚(魚介類)。

「し」はしいたけなどきのこ類。

「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

そして、継続しやすいように炭水化物をしっかり摂っていたこともポイントでした。

また、脂肪肝の人は水を飲まない人が多い傾向にあるそうなので、何を飲んでいるかを見直しましょう。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

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■まとめ

体重の7%の減少で脂肪肝(脂肪肝炎)が治るというのは驚きの事実ですね!

大事なことは、おいしくて体に良い食事を続けることが大事ということなんですね。

それこそが無理なく続くコツだと思います。

それって家庭料理と同じなんですよね。

家庭料理の考え方については、こちらの記事でまとめています。

→ なぜ「ばあちゃんの料理」は体にやさしいの?─家庭の知恵から考える、食と健康

家庭料理と同じように、無理なく続けていくことが大切なんですね。







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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