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スマホの使い過ぎで「スマホ急性内斜視」の子供が急増している!?




「スマホ急性内斜視」の子どもが急増 スマホの利用頻度が影響か(2025年7月8日、RKK)によれば、今、「スマホ急性内斜視」という目の症状を訴える人が増えていて、特に若い世代に多くスマートフォンの使いすぎが影響していると紹介されています。

「隠れ斜視」による疲れ目・頭痛・肩こり改善|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、日本人の半分以上、つまり6000万人以上が「隠れ斜視」なのだそうです。

隠れ斜視というのは、目を閉じている時にだけなる斜視(医学的には斜位)のことです。

隠れ斜視だからといって、全員が疲れ目になるわけではなく、普段の生活を送る上では、何の支障もないのですが、スマホやパソコンなどで長時間近い距離のものを見続けると、外眼筋は常に目のずれを正常な位置に保ち続けなければならず、疲労がたまってしまいます。

特に、目のズレの角度が大きい人ほど疲れやすいそうです。

●隠れ斜視簡単チェック

5m先のものを、左右の目で交互に見たとき、50cm以上ズレて見えた場合は、目のズレの角度が大きいことを示しています。

新聞紙を横に持つと、ちょうど50cm程度になるそうですので、ぜひ近くに新聞紙がある方はやってみてください。

【関連記事】







NHK「あさイチ」/たんぱく質不足のサインとは?/おすすめのたんぱく質食材




2025年7月8日放送のNHK「あさイチ」のテーマは「たんぱく質」。

その中から気になるポイントをまとめました。

■たんぱく質不足のサインとは?

「ボディラインの崩れ(ゆるみ筋/筋肉のゆるみ)」は、たんぱく質不足のサイン?たんぱく質の多い食べ物を摂ろう!を参考にすると、たんぱく質不足のサインは体のいたるところに現れてきます。

□ 髪のうねり・枝毛・切れ毛・つやがない
□ 爪の割れ・欠け、縦筋
□ イライラする
□ しわ・たるみ・むくみ、血色が悪くなる
□ 体が疲れやすい
□ 筋力の低下
□ 貧血
□ むくみ
□ 集中力の低下
□ 姿勢が悪くなる
□ 二の腕のたるみ
□ お腹周りのゆるみ

お腹や二の腕からシャープさがなくなる「ボディラインの崩れ(ゆるみ筋/筋肉のゆるみ)」は、たんぱく質不足のサインかもしれません!

引き締まったボディをつくっていた筋肉が、たんぱく質不足で「ゆるみ筋」になってしまうそうで、筋肉が緩むとその上の脂肪や皮膚もゆるむ、つまり、見た目の老化を早める可能性も!

日本人の場合は特に朝食にたんぱく質の摂取量が少ない傾向にあり、「最近ボディラインが崩れてきたなぁ」「朝食にたんぱく質食べてないなぁ」という方はたんぱく質不足の可能性があります。

朝・昼・夕の3食とも十分なたんぱく質量(1食に体重1kgにつき0.24g以上)を摂取しているグループは、1食でも摂取量が不十分なグループに比べて、筋肉量が有意に多いことが確認されています。

つまり、毎食十分な量のたんぱく質をとっている人は体がゆるみにくいということ!

ぜひたんぱく質を摂りましょう!

ゆで卵と生卵ではどちらの方がたんぱく質の吸収率が高いの?

生卵のタンパク質吸収率は約50%なのに対し、ゆで卵は90%以上なのだそうです。

加熱することによりタンパク質の構造が変化し、消化酵素が分解しやすくなるため、より効率的に体内に吸収されるためなのだそうです。

そこで、論文を調べてみました。

Evenepoel P, Geypens B, Luypaerts A, Hiele M, Ghoos Y, Rutgeerts P. Digestibility of cooked and raw egg protein in humans as assessed by stable isotope techniques. J Nutr. 1998 Oct;128(10):1716-22. doi: 10.1093/jn/128.10.1716. PMID: 9772141.

加熱した卵のタンパク質消化率は約90.9% ± 0.8%であったのに対し、生卵のタンパク質消化率は約51.3% ± 9.8%であったと報告されています。

この研究は、加熱によりタンパク質の構造が変性し、消化酵素の作用を受けやすくなることを示しています。

加熱によりオボムコイド(消化酵素阻害因子)が不活性化され、消化吸収が向上することが確認されています。

ちなみに、追跡研究では、過度な加熱がタンパク質の変性を過剰に進行させ、消化酵素の作用を若干妨げる可能性があるため、半熟卵は固ゆで卵よりも消化速度が速く、吸収効率がやや高い(約94%)ことが示唆されています。

■おすすめのたんぱく質食材

●魚肉ソーセージ
●チーズ
●ナッツ
●かつお節

【あさイチ】プロテイン&たんぱく質|摂取量の目安・摂り方!プロテインで体重が増えた?

  • 豆腐を選ぶなら、絹ごし(たんぱく質4.9g/100g)よりも木綿(たんぱく質6.6g/100g)
  • 魚を選ぶならサーモン(たんぱく質一切れ20g)
  • 肉を選ぶなら鳥のささ身もいいですが、豚もも肉も脂質が少なく、タンパク質が多いのでおすすめ
    赤身が多い方で、脂質がカットしてある方を選ぶ
  • 鶏ひき肉もたんぱく質が多いですが、豚肉と合わせて合い挽き肉にしてつみれを作ると、ジューシーな感じに。
  • チリコンカン
    ひき肉を炒めて油をキッチンペーパーで吸収し、トマトの水煮と大豆の水煮を煮て、みそなどで和風にアレンジ
  • 魚肉ソーセージをおやつ代わりに

たんぱく質は20種類のアミノ酸でできていて、動物性たんぱく質と植物性タンパク質では、このアミノ酸の量が違ってきます。

そのため、バランスよく摂取することが大事。

【補足1】

【あさイチ】女性の新型栄養失調「鉄・亜鉛・カルシウム不足」の改善方法は「トッピング」!によれば、女性に不足しがちなたんぱく質を赤(肉類)・青(魚介類)・黄(卵)・白(乳製品)・茶(豆)を目安にストックすることで足りない食材を買い足すようにするとよいそうです。

●トッピングで改善

  • カットわかめ
  • 海苔(のり)
  • ツナ
  • ミックスビーンズ
  • ごま
  • かつお節
  • ちりめんじゃこ
  • さくらえび
  • 切り干し大根
  • 高野豆腐
  • プルーン
  • ナッツ

【補足2】

【あさイチ】オメガ3の上手な摂り方!美と健康に良いアブラの新常識によれば、オメガ3
はたんぱく質と一緒に摂るのがいいので、毎日の食事に魚介類を食べるのが理想の食事ですが、毎日は大変なので、えごま油やアマニ油などのオメガ3のオイルを摂るといいですね。

【補足3】

大豆たんぱく質を摂取して、筋肉を維持して、きれいになって、健康寿命を延ばそう!







ゆで卵と生卵ではどちらの方がたんぱく質の吸収率が高いの?




2025年7月8日放送のNHK「あさイチ」のテーマは「たんぱく質」。

そこで紹介されていたのが、「ゆで卵と生卵ではどちらの方がたんぱく質の吸収率が高いの?」というクイズ。

答えは「ゆで卵」!

生卵のタンパク質吸収率は約50%なのに対し、ゆで卵は90%以上なのだそうです。

加熱することによりタンパク質の構造が変化し、消化酵素が分解しやすくなるため、より効率的に体内に吸収されるためなのだそうです。

そこで、論文を調べてみました。

Evenepoel P, Geypens B, Luypaerts A, Hiele M, Ghoos Y, Rutgeerts P. Digestibility of cooked and raw egg protein in humans as assessed by stable isotope techniques. J Nutr. 1998 Oct;128(10):1716-22. doi: 10.1093/jn/128.10.1716. PMID: 9772141.

加熱した卵のタンパク質消化率は約90.9% ± 0.8%であったのに対し、生卵のタンパク質消化率は約51.3% ± 9.8%であったと報告されています。

この研究は、加熱によりタンパク質の構造が変性し、消化酵素の作用を受けやすくなることを示しています。

加熱によりオボムコイド(消化酵素阻害因子)が不活性化され、消化吸収が向上することが確認されています。

ちなみに、追跡研究では、過度な加熱がタンパク質の変性を過剰に進行させ、消化酵素の作用を若干妨げる可能性があるため、半熟卵は固ゆで卵よりも消化速度が速く、吸収効率がやや高い(約94%)ことが示唆されています。







ブルーベリーやイチゴなどフラボノイドを豊富に含むベリー類を摂取すると、高齢女性の記憶力低下を2.5年遅らせることができる!




Berries keep your brain sharp(2012年4月26日、ハーバード大学)で紹介されているブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BWH)のハーバード大学研究者による新たな研究によれば、イチゴやブルーベリーといったフラボノイドを豊富に含むベリー類を長期にわたって摂取すると、高齢女性の記憶力低下を2年半遅らせることができることがわかったそうです。

→ ブルーベリーの健康効果 について詳しくはこちら

【参考リンク】

■概要

ハーバード大学の研究チームが、ブルーベリーやイチゴに含まれるフラボノイド(特にアントシアニン)が、高齢女性の記憶力低下を遅らせる効果を調査しました。

長期間(約20年)のデータから、週に2回以上ベリーを食べた女性は、記憶力の低下が最大2.5年遅れることがわかりました。

■どんな研究をしたの?

1976年から始まった「看護師健康調査」に参加した女性看護師12万1,700人の中から、1995~2001年に70歳以上だった1万6,010人(平均年齢74歳、平均BMI26)のデータを分析し、1980年から4年ごとに、参加者がどんな食べ物をどのくらい食べているかをアンケートで調査(特にブルーベリーとイチゴの摂取量に注目)を行い、認知機能テストを実施しました。

■結果

●記憶力低下の遅延

ブルーベリーやイチゴを週に2回以上食べた女性は、ほとんど食べない女性に比べて、記憶力の低下が最大2.5年遅れた。

特に、ブルーベリーを週1回以上、イチゴを週2回以上食べたグループで、認知機能の低下が顕著に抑えられた。

●フラボノイドの効果

ベリーに含まれるアントシアニン(青や赤の色素)と総フラボノイドの摂取量が多いほど、記憶力低下が少ないことがわかった。

フラボノイドは、脳の神経細胞を保護し、炎症や酸化ストレスを抑える働きがあると考えられる。

■なぜベリーが脳に良いの?

ブルーベリーやイチゴの効果は、**フラボノイド(特にアントシアニン)**によるものです。

抗酸化作用: フラボノイドは活性酸素(細胞を傷つける物質)を減らし、脳の神経細胞を老化やダメージから守る。

抗炎症作用: 脳の炎症を抑え、認知症やアルツハイマー病のリスクを下げる。

血流改善: ベリーは脳への血流を良くし、酸素や栄養の供給を増やす。これが記憶力や思考力をサポート。

神経保護: アントシアニンは脳の海馬(記憶に関わる部位)で働き、神経のつながりを強化する。

■まとめ

ハーバード大学の研究では、ブルーベリーやイチゴを週に2回以上食べる高齢女性は、記憶力の低下が最大2.5年遅れることがわかりました。

フラボノイド(特にアントシアニン)が脳の酸化ストレスや炎症抑をえ、神経を保護することでこの効果を発揮します。

他の研究でもブルーベリーやイチゴなどのベリー類に含まれるフラボノイドが健康に役立つといわれています。

【関連記事】

毎日の食事にブルーベリーやイチゴなどのベリー類を取り入れたいですね。

→ 認知症の症状|認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

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【関連記事】

ブルーベリーを食べると認知症のリスクを下げ、うつ病や血糖値の改善に役立つ!




Journal of Agricultural and Food Chemistry (2010)に掲載された研究によれば、ブルーベリーを食べると認知機能がアップし、うつ病や血糖値の改善傾向がみられました。

→ ブルーベリーの健康効果 について詳しくはこちら

【参考リンク】

■概要

この研究は、ブルーベリーに含まれるアントシアニン(抗酸化物質)が、高齢者の記憶力や認知機能を改善するかを調べたものです。

ブルーベリーには抗酸化作用や抗炎症作用のあるアントシアニンが豊富で、脳の神経信号や血糖コントロールを改善し、認知症のリスクを下げる可能性があると期待されます。

軽い記憶力の低下が見られる高齢者9人に、12週間毎日ワイルドブルーベリージュースを飲んでもらい、記憶力や気分、血糖値の変化を測定しました。

結果、記憶力テストの成績が向上し、うつ症状や血糖値の改善傾向も見られました。

この研究は、ブルーベリーが認知症予防に役立つ可能性を示しています。

→ 認知症の症状|認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

■どんな研究をしたの?

軽い記憶力の低下がある高齢者9人(平均年齢76.2歳、男性5人、女性4人)に対して、ブルーベリーの摂取が、軽度認知障害(MCI:認知症の前段階)の高齢者の記憶力や代謝にどう影響するかを調べました。

参加者は毎日、体重に応じて444~621mLのワイルドブルーベリージュース(1リットルあたり約877mgのアントシアニン含む)を12週間摂取、 例えば、体重54~64kgの人は444mL(約1.056gのフェノール類、0.428gのアントシアニン)を接ししてもらい、ブルーベリーを含まないプラセボ飲料を飲んだ7人と比較します。

■結果

●記憶力の改善

・12週目に、ブルーベリージュースを飲んだグループは、関連のない単語ペアを覚える能力が有意に向上(スコア:9.3→13.2、p=0.009)。効果の大きさは非常に大きい(d=1.78)。

・単語を思い出す能力も向上(スコア:7.2→9.6、p=0.04、効果サイズd=1.18)。

●うつ症状と代謝の改善

・うつ症状: うつ症状のスコア(GDS)が減少傾向(5.8→3.5、p=0.08)。統計的には「傾向」にとどまるが、気分が改善した可能性。

・血糖値: 空腹時血糖値が低下傾向(94.6mg/dL→91.2mg/dL、p=0.10)。

ブルーベリーの効果は、脳の海馬(記憶に関わる部位)でのアントシアニンの働きや、血糖コントロールの改善によるものと考えられます。

■なぜブルーベリーが記憶に良いの?

ブルーベリーの効果の鍵はアントシアニンという成分にあります。

抗酸化作用: アントシアニンは活性酸素(細胞を傷つける物質)を減らし、脳の神経細胞を保護。

抗炎症作用: 脳や体の炎症を抑え、認知機能の低下を防ぐ。

神経信号の強化: 脳の海馬や大脳新皮質で神経のつながりを強化し、記憶力や学習能力をサポート。

代謝改善: アントシアニンはインスリンに似た働きを持ち、血糖値を安定させる。これが脳のエネルギー供給を改善し、認知機能を高める。

■まとめ

この研究では、軽い記憶力低下のある高齢者9人が12週間毎日ワイルドブルーベリージュース(444~621mL)を飲んだ結果、記憶力(特に短期記憶と対連合学習)が向上し、うつ症状や血糖値の改善傾向が見られました。

ブルーベリーのアントシアニンが、脳の神経保護や代謝改善を通じて効果を発揮したと考えられます。

小規模な研究のため大規模な研究が必要ですが、ブルーベリーには認知機能やうつ症状、血糖値の改善に役立つ可能性が示唆されるため、食事の中に取り入れていきたいですね。

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