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プロレスラーの西村修さん(53歳)死去 2024年からステージ4の食道がん(扁平上皮がん)で闘病

プロレスラーで文京区議会議員の西村修さんが53歳で死去 2024年からステージ4の食道がんで闘病(2025年2月28日、東スポWEB)によれば、プロレスラーで東京・文京区議会議員の西村修さんがステージ4の食道がん(扁平上皮がん)のため亡くなりました。53歳でした。

■有名人と食道がん

■食道がんを予防する方法

●禁酒・禁煙・緑黄色野菜の摂取

食道がんの再発リスクを禁酒で抑制できる|食道がんの予防には禁酒・禁煙・緑黄色野菜の摂取|京都大学によれば、京都大の武藤学教授らの研究チームが行なった330人の早期食道がん患者の追跡調査によれば、禁酒をすることによって食道がんの再発の割合は半分に抑制されることが分かったそうです。

飲酒で顔赤くなるアジア人、食道がんのリスク高い=研究では日米の研究チームによれば、飲酒で顔が赤くなるアジア系の人々は、食道がんにかかるリスクが高いという研究結果が発表されているということを紹介しましたが、実際に飲酒と食道がんにはどれほどの関連性があるのでしょうか?

飲酒と食道がんの発生率との関係について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

飲酒については、飲まないグループに比べ、1日当たり日本酒にして1合以上から食道がんのリスクが上がり、1合から2合のグループで2.6倍、2合以上のグループで4.6倍高くなっていました。

国立がん研究センターによれば、お酒の飲む量が多くなればなるほど食道がんのリスクが高くなるということが分かっています。

お酒に弱いのに飲酒・喫煙をすると食道がんリスク190倍になる!?で紹介した東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究によれば、顔がすぐに赤くなるお酒に弱い体質の人が飲酒・喫煙をすると、食道がんになるリスクが190倍になる可能性があるそうです。

「お酒を飲むと顔が赤くなる」という体質の人が飲酒・喫煙すると食道がんのリスクが高くなる理由としては、東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究で分かったことを参考にすると、次のような仮説が考えられます。

  • アセトアルデヒドをアルコールから作る酵素と、アセトアルデヒドを分解する酵素の2つが、食道がんのリスクに関連している。
  • 発がん性が指摘されているアセトアルデヒドは、お酒だけでなく、タバコの煙に含まれている。

つまり、お酒に弱い人(2つの酵素を作る働きが弱い人)が、飲酒・喫煙をすると、アセトアルデヒドが増えることで、食道がんになるリスクが高くなるという仮説が考えられます。

食道がんを予防するためには、禁酒・禁煙が望ましいと考えられるのですが、今回の京都大学の研究ではもう一つ重要なことがわかっています。

食道と頭頸部での扁平上皮がん発生増加原因を検証―食生活と前がん病変、がん発生との関連性―

(2016/8/25、京都大学)

武藤学 医学研究科教授らの研究グループは、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生程度には、飲酒、喫煙、緑黄色野菜の摂取という三点が関連していることを明らかにしました。

京都大学の武藤学 医学研究科教授らの研究によれば、飲酒、喫煙をして、緑黄色野菜を食べないと、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生リスクが上昇することが分かったそうです。

つまり、食道がんの予防には禁酒・禁煙、緑黄色野菜を食べることが効果的であることが分かったということです。

野菜・果物摂取と扁平上皮細胞由来食道がんとの関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

野菜・果物の高摂取グループでは、低摂取グループに比べ食道がんのリスクがほぼ半減していました。野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100グラム増加すると、食道がんのリスクが約10%低下していました。

この研究でのポイントは、くだものを多く摂取するグループや野菜を多く摂取するグループよりも、野菜・果物の両方の摂取量が多いと、食道がんのリスクが低下しており、野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100グラム増加すると、食道がんのリスクが約10%低下しているということです。

野菜・果物の種類別には、キャベツ・大根・小松菜などが含まれる十字花科の野菜でのみ統計学的に有意な関連がみられました。十字花科の野菜は、実験研究などで発がんを抑制するとされるイソチオシアネートを多く含んでいるという特徴があります。

また、野菜・果物の種類別では、キャベツや大根などのアブラナ科の野菜の摂取がよいそうで、食道がん、野菜と果物で危険半減|アブラナ科のイソチオシアネートで食道がんのリスクが低下|厚労省研究班によれば、アブラナ科の野菜は、がんを抑制するとされる成分『イソチオシアネート』を多く含むため、効果があるのではないかと考えられるそうです。

■アブラナ科の野菜とは?

アブラナ科の野菜には青汁で有名なケール、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、クレソン、大根、白菜、小松菜、水菜、チンゲン菜、菜の花などが含まれます。

→ ケールの効果・効能 について詳しくはこちら

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●葉酸

大腸がん予防には葉酸の多い海苔が効果的|みんなの家庭の医学によれば、葉酸を摂取することですい臓がんと食道がんになるリスクが低下するそうです。

ただ、ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸およびメチオニンの食事摂取と食道がんのリスクとの関連について|多目的コホート研究によれば、ビタミンB6と葉酸は、食道がんの罹患リスクと関連はみられなかったそうです。

●ビタミンB12の食事摂取が多い人ほど、食道がんの罹患リスクが高い傾向が見られた

ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸およびメチオニンの食事摂取と食道がんのリスクとの関連について|多目的コホート研究によれば、ビタミンB12の食事摂取が多い人ほど、食道がんの罹患リスクが高い傾向が見られたそうです。

ビタミンB12は主に肉や魚から摂取していることから、それらの食品との関連があるように思われましたが、実際には、魚介類や肉と食道がんとの明らかな関連はみられないそうです。

ただ、細胞実験によれば、ビタミンB12による、DNAメチル化の異常が食道扁平上皮がんに関与する可能性があることが指摘されており、ビタミンB12を多く摂取することでDNAの合成やメチル化に影響を及ぼし、発がんにつながった可能性が考えられるそうです。

■まとめ

以前食道がんになったことがある方は食道がんの再発リスクを下げるためにも禁酒が重要です。

また、食道がんの予防には禁酒・禁煙、緑黄色野菜を食べることが効果的だと考えられますので、食道がんを予防したい人は、全部を改善するのは難しいことかもしれませんが、できる限り生活習慣を改善しましょう。

EXITりんたろー。さん、首のこりが原因で「髪触っただけで痛い」ほどの頭痛、全身の湿疹と唇の腫れに襲われ、入院していたことを告白!




EXITりんたろー。年末に緊急入院の経緯・病状告白「髪触っただけで痛い」「全身に湿疹ができて…」によれば、りんたろー。さんは首のこりが原因で2024年の12月頃から「外側も中側も痛いみたいな。髪触っただけで痛い」ほどの頭痛に悩まされていたそうです。

神経痛の薬を飲んでもよくならず、耳⇒喉⇒左に行ってというようにどんどん痛みが移動して、最終的には全身の湿疹と唇の腫れに襲われ、入院することになったそうです。

湿疹というワードを見ると、帯状疱疹を思い浮かべますが、手紙(2020年5月14日、note)に

仕事が忙しくなり、寝る時間がなくなって体に帯状疱疹ができて、しんどそうに仕事をしている兼近をみていると

というりんたろー。さんが書いた文章があることから、自身に同じような症状が出ると真っ先に疑うことが予想されるため、帯状疱疹ではなかったのかもしれません。

ここからは個人的な経験です。

首のこりからくる頭痛はものすごく痛くて、わかりやすく言えば寝違えのひどいバージョンで、ちょっと動くだけで頭痛の症状が出てきて、動けなくなったことがあります。

同じような症状を思い出したのですが、それはお酒を飲んだ時。

お酒を飲んでいると突然肩や首が緊張して硬くなる時があり、この症状が続くと頭痛を起こしそうな予感があり、首の緊張を和らげるストレッチ・マッサージをして、頭痛を回避したことがあります。

【EXITりんたろー。】食事、運動、睡眠、お酒……生活習慣の“ちょい”見直しで、自律神経のレベルアップを狙う!【連載55回】(2022年4月27日、VOCE)を参考にすれば、りんたろー。さんはお酒は嫌いではないようなので、一つ可能性があるのではないでしょうか?

私の場合は、それ以前から腰が痛かったり、足が痛かったり、肩が痛かったりと、ずっと全身が凝っているような、神経が張っているような感覚があったのですが、最近はこれってもしかすると、寝返りをうっていないからおきていることなのかもしれないなぁと思っているところです。

人は長時間同じ姿勢をしていると体に負担がかかるのですが、寝返りによって体をほぐしているそうです。

姿勢が悪くて筋肉が凝り固まった結果寝返りがうてなくなったり、また掛け布団が重すぎたり、柔らかすぎるマットレスを使うと寝返りを妨げてしまうそうです。

つまり、体をほぐして、寝返りしやすい睡眠環境を整えることが体の緊張を防ぐことにつながるのではないかと思っています。

ただ、りんたろー。さんの場合は全身の湿疹と唇の腫れという症状が出たことから、睡眠とは関係ないかもしれませんが、湿疹と唇の腫れを蕁麻疹と捉えて、疲労やストレスによっても起きると考えれば、このケースに当てはまるのではないでしょうか?

首が痛い(首の痛み)原因(ストレートネック)・解消法

脳には大量の血液が必要なため、首には左右で4本もの動脈が通っています。

同じ姿勢でいたりすることで、ひどい肩こり(肩の筋肉の緊張)になると、首の動脈を圧迫するようになってしまい、血流が悪化します。

その結果、脳に対して十分な血液が届かなくなったり、静脈に血がたまってしまい「うっ血」を起こしたりします。

そして、酸素不足が起こり、頭痛やめまいの原因となってしまうのです。

人によっては、頭痛やめまいだけでなく、吐き気、目の奥の痛みなどの症状を訴える人もいるようです。

りんたろー。 昨年末体調不良→急遽入院の真相激白 医師からは「死ぬやつですこれ…って」(2025年4月4日、スポニチアネックス)で紹介されているEXITのりんたろー。さんがドクターストップで入院した時のエピソードが衝撃的です。

「頑張ってたら急に頭痛くなり始めて。薬飲みながらごまかしてやってたんですけど湿疹が出てきて、唇が腫れて…(病院へ行くと)先生から“死ぬやつですこれ!”って言われて入院しました」と一連の流れを説明しました。

唇が腫れあがってしまったの一例を参考にすれば、湿疹、唇の腫れ、そして生死にかかわることと言えば呼吸困難であれば、アナフィラキシーショックであったり、また別の症状も考えられるようです。







睡眠薬の長期服用が脳のゴミ排出システムを妨げてアルツハイマー型認知症になるリスクが高くなる!?




脳に“ゴミ”を溜めて認知症を招く「恐るべき睡眠薬」とは?医療・製薬業界が激震(2025年2月23日、ダイヤモンドオンライン)によれば、有名な睡眠薬「ゾルピデム」(商品名マイスリー)が、「グリンパティック・システム(脳のゴミ排出システム)」の作用を妨げる可能性を指摘しています。

【参考リンク】

グリンパティック・システムがうまく機能しないと、脳のゴミ=たんぱく質「アミロイドβ」が蓄積され、アミロイドβの蓄積はアルツハイマー型認知症と深く関連することが分かっています。

アルツハイマー病は、アミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられています。

脳のごみ排出システム(頭蓋骨の中を満たしている液体である脳脊髄液が細胞のゴミであるアミロイドβを洗い流す)が働くのは、睡眠中だけなのですが、今回の記事によれば、睡眠薬がこの脳のゴミ排出システムの作用を妨げてしまう可能性があるそうです。

そう考えると、いかに睡眠薬に頼らずに眠るかということがアルツハイマー型認知症を防ぐために大事ということなんですね。

→ 認知症の症状・改善・予防に良い食べ物 について詳しくはこちら







男性は仕事中に座っている時間が長いほどすい臓がんの罹患リスクが高い!




職業性座位時間とがん罹患リスクとの関連(国立がん研究センター)によれば、男性は職業性座位時間が長いほど膵がんの罹患リスクが高いという関連がみられ、女性では、職業性座位時間が長いほど、肺がんの罹患リスクが高いという関連がみられたそうです。

座る時間が長くなるとなぜすい臓がんや肺がんなどがんのリスクが高くなるのでしょうか?

長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝が低下し、健康への悪影響があるといわれていますよね。

1)インスリン抵抗性

肥満のリスク・デメリット 太る原因と関連する病気(糖尿病・がんなど)(NHK)によれば、食べ過ぎや運動不足によって、大量に余った等を処理するために大量のインスリンが分泌されるのですが、インスリンの過剰分泌が、がん細胞を増殖しやすくするといわれています。

インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉、脂肪などでのインスリンが効きにくくなった状態(血糖値を正常範囲に戻すために過剰なインスリンを必要とする状態)で、インスリン抵抗性が強い状態が続くと、糖尿病脂肪肝メタボリックシンドローム高血圧脂質異常症高脂血症)・動脈硬化を招く原因となります。

がん・糖尿病への罹患と軽度認知障害・認知症との関連(国立がん研究センター)によれば、糖尿病はインスリン抵抗性を高めることでがんのリスク要因となることが知られており、また、がんの罹患後にインスリン抵抗性が高くなることも報告されているそうです。

つまり、長時間座ると代謝が低下してインスリン抵抗性が高まりがんリスクを高めると考えられます。

2)慢性炎症

日米連携研究プロジェクト 「慢性炎症の制御によるがん発症ゼロ社会の実現」 ムーンショット型研究開発事業で始動(名古屋大学)

これまでに、20-30% 程度のがんの発症に、ウィルス(肝がん、子宮頸がんなど)、ヘリコバクター・ピロリ等の細菌(胃がん、悪性リンパ腫)、炎症性腸疾患(大腸がん)等の慢性感染および慢性炎症が関わることが解明され、その一部に対しては抗微生物薬・抗ウィルスワクチン等による発がん予防が進められています。さらに近年では、慢性炎症が加齢や肥満、糖尿病によっても引き起こされ、発がんに寄与することが明らかになりつつあります。

20-30% 程度のがんの発症に慢性炎症がかかわっていること、慢性炎症が加齢や肥満、糖尿病によっても引き起こされ、発がんに寄与することがわかっているのですが、同じ慢性炎症でも発がんに至る場合と至らない場合があり、そのメカニズムは解明されていないそうです。

食べ過ぎ・運動不足によって余分なエネルギーを摂取し、体内に脂肪が蓄積される
→脂肪細胞が大きくなる
→脂肪細胞から脂肪分解によって放出された飽和脂肪酸に惹かれて白血球が集まることで炎症が生じ、炎症性サイトカインが放出される
→慢性炎症

また炎症性サイトカインの働きで、脂肪細胞に含まれる遊離脂肪酸が放出され、遊離脂肪酸は、血流に乗って全身に運ばれ、他の臓器や組織でも慢性炎症が影響し、動脈硬化や糖尿病の発症につながります。

どういった慢性炎症が発がんと関係しているかわかっていないものの、慢性炎症を起こすような生活習慣はがんリスクを高めてしまうため、今回の話でいえば長時間座ることは避けたいところですね。

【関連記事】

■まとめ

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は、大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、耳石は、全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしている自律神経とつながっています。

耳石が動いている状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが良くなることによって、心臓などの働きが良くなって血流がよくなったり、コレステロールや糖の代謝も良くなるそうです。

しかし、耳石があまり動かないと状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、免疫力低下、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起きてしまうそうです。

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?で紹介したエクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分に1回立ち上がるとよいそうです。

※(一日(24時間)-睡眠時間(8時間))÷32回=30分

今回番組では、座る時間が長い方に30分に1度立ち上がることを2週間続ける実験を行なったところ、中性脂肪が15%減少・悪玉コレステロールが5%減少、善玉コレステロールが11%増加するという結果が出たそうです。

座る時間が長い人は30分に1回立ち上がるようにするといいのではないでしょうか?

⇒ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら







【関連記事】

胃カメラの際に十二指腸液を採取しすい臓がんの早期発見をする世界初の検査方法を開発/九大




膵臓がんの早期発見へ 胃カメラの際に十二指腸液を採取し診断…九州大が世界初の検査方法開発 健康診断のオプションに 福岡(2025年2月21日、TNCテレビ西日本)で紹介した九州大学の中村雅史教授のチームによれば、胃の内視鏡検査の際にカメラの先からカテーテルを伸ばして十二指腸液を採取し、そこに含まれるタンパク質の成分から膵臓がんの早期発見につなげる世界初の検査方法を開発したそうです。

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら

■まとめ

今回のポイントとなるのは、胃の内視鏡検査のオプションとしてできるということ。

がん患者の「5年相対生存率」推計62.1%|国立がん研究センターによれば、男性におけるがんの種類ごとの生存率によれば、すい臓がんが最も低い7.9%、女性もすい臓がんが最も低い7.5%となっています。

すい臓がんはなぜ「最悪のがん」だといわれるのか?|膵臓がんの5年生存率はあらゆるがんの中で最も低い!によれば、すい臓がんが最悪のがんだといわれる理由は3つ。

1.検査で発見しにくい

すい臓は胃の裏側の体の深部にあり、他の臓器に囲まれているため、がんが発生してもレントゲン検査などでは発見しにくい。

すい臓の位置が体の奥深く(肝臓や胃などの裏側の隠れた場所)にあるため、検査が難しいそうです。

2.がんが転移しやすい

また、すい臓がんの多くは中を通る「すい管」という部位に発生するが、すい管はリンパ管や血液とつながっているため、がん細胞が周辺の臓器や体の遠い部位まで転移しやすい。

3.特徴的な自覚症状がない

その上、すい臓がんには特徴的な自覚症状がない。症状として腹痛、黄だん、腰や背中の痛み、食欲不振、体重減少が挙げられるが、胃炎やすい炎の場合も同じ症状になる。

すい臓がんが早期に発見されにくい理由は、自覚症状がなかなか現れず、また、すい臓がん特有の特徴的な症状がないためです。

すい臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがありますが、いずれもすい臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちです。

すい臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになります。

小さなすい臓がんの場合は、腹痛や黄だんなどの症状が出ないことが多く、発見時にはすでに手術ができない状態が多いのだ。

しかし、小さなすい臓がんでは腹痛や黄疸などの症状も出ないことがあるため、すい臓がんが見つかった時にはすでに手遅れという場合も多いそうです。

見つけにくいすい臓がんを早期発見するには、自覚症状がなかなか現れず、また、すい臓がん特有の特徴的な症状がないのですが、すい臓がんの危険因子を多く抱えている人に対して、今回紹介した胃カメラの際に十二指腸液を採取し診断をする方法であれば、比較的負担が少なく、すい臓がんの早期発見につながるのではないでしょうか?

糖尿病とすい臓がんのこと~早期診断に大切なこと~JA尾道総合病院 診療部長花田敬士

すい臓がんの危険因子(身近なもの)

複数ある場合は、高危険群として、すい臓の検査をすすめる
糖尿病
タバコ(本数が増えるほど危険)
すいのう胞(すい臓の小さなふくろ)
慢性すい炎
お酒の飲み過ぎ(1日3合以上)
太りすぎ(特に30代)
親兄弟・姉妹にすい臓がんがいる
慢性B型肝炎
胃潰瘍をしたことがある
ヘリコバクターピロリ感染
歯周病

(膵癌診療ガイドライン2019年より改変)

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら