「Mental Health」カテゴリーアーカイブ

1日5分自然の中で運動すれば心の健康が保てる|英エセックス大学

Zdenda jede...

by Honza Soukup(画像:Creative Commons)




1日たった5分だけでも自然の中で運動すれば心の健康が保てるのです

(2010/5/13、ライフハッカー)

イギリスのエセックス大学の研究者が、イギリス在住の1,252人を含む、10の研究データから分析した結果によると、ウォーキングやガーデニング、自転車に乗るなどの屋外での活動を、1日たった5分でもやっている人は、自尊心を高く保ち、良い雰囲気を持っている傾向があるそうです。

エセックス大学の研究者によれば、一日5分自然の中で運動をすれば、心が健康に保てるのだそうです。

自分がほっと出来る場所で、ウォーキングしたり、自転車に乗ったり、犬の散歩をしたり、ストレッチしたりしてみましょう。







【関連記事】

NASA専門家がチリ鉱山事故作業員の心身ケアのアドバイス




nasa

by Billy Brown(画像:Creative Commons)

NASA専門家がチリ入り=地下作業員の心身ケア―鉱山事故

(2010/9/1、時事通信)

南米チリ北部の鉱山落盤事故で、米航空宇宙局(NASA)の専門家チーム4人が31日、救援のためチリ入りした。

9月4日まで滞在し、国際宇宙ステーション(ISS)など閉鎖空間での健康管理ノウハウを生かして、地下に閉じ込められている作業員33人の精神的ケアや医療・栄養面での助言を行う。

NASAの専門家チームが宇宙ステーションなどの閉鎖空間での健康管理ノウハウや精神的ケアのアドバイスを行うそうです。

閉鎖された空間で33人がいる状況はストレスを感じているでしょうし、また、いつ助けだされるかどうかも分からず不安だと思います。

前回4000人が応募した2週間の宇宙滞在模擬実験をJAXAが募集|ストレスを客観的に測定する技術の開発によれば、閉鎖空間に滞在する模擬実験で、健康診断の血液検査のように、ストレス状態を知るという実験を何度も行っていますが、それだけ閉鎖空間にいるということは精神的にストレスがかかることなのだと思います。

【関連記事】

記事によれば、以下のようなことが重要だとしています。

現地からの報道によると、チームを率いるマイケル・ダンカン氏は記者団に対し、「作業員が希望を失うことは避けねばならない。

ただ、偽りの希望も与えてはならない」と述べ、救出までの見通しなどを正直に伝え、娯楽や気晴らしの機会を増やすのも重要だと指摘。

希望を失うことがないように、しかし、うそをつくことなく、正直に現状を伝えることが大事だということです。







頭髪などの細胞を使って体内時計の状態を把握する測定方法を開発|佐賀大など

Time

by Ren Kuo(画像:Creative Commons)




体内時計の乱れ、毛髪で測定 佐賀大などが開発

(2010/8/24、日本経済新聞)

佐賀大学、山口大学、ソニーの共同チームによれば、頭髪などの細胞を使って体内時計の状態を把握する測定方法を開発したそうです。

体内時計の乱れはがんや心筋梗塞(こうそく)になるリスクを高めたり、うつ病や高血圧、睡眠障害の原因の一つになったりしている。

体内時計の乱れからくる体調の悪化の予測にも活用できるのではないでしょうか。

記事によれば、抗がん剤や降圧剤が最も効果を発揮する時間に薬を投与することができるようになることが期待されるようです。

体内時計 がん治療|たけしの家庭の医学 5月25日

■体内時計を使った最新がん治療

解説 横浜市立大学附属病院消化器・肝移植外科チーム(チームリーダー 遠藤格先生)

時間治療を取り入れて抗ガン剤治療を行なっている。

時間治療とは、最も優れた効果が期待できる時間を割り出して行う治療のこと。

時間治療は、抗がん剤の投与方法に秘訣がある。

一般的に、抗癌剤治療は、例えば24時間ずっと同じスピードで抗がん剤を点滴しているが、時間治療では、患者の体内時計に合わせて増減させる。

横浜市立大学附属病院では、時間治療を取り入れた抗癌剤治療によって、手術不可能な患者の80%が手術可能になったそうです。

時間治療の特徴は副作用がほとんどないこと。

※抗がん剤治療は、通常は吐き気や食欲不振等の副作用が出ることが多い。

夜10時に抗癌剤の投与がはじまることが時間治療最大のポイント。

夜10時から翌朝10時までの12時間だけ投与する。

そして、朝4時に最大値をとるように機械を設定する。

抗がん剤の総投与量が1.5倍を一気に投与する。

※通常の抗がん剤治療では一定量の薬を投与し続ける。

そもそも抗がん剤治療は、がん細胞が増えようと細胞分裂するときに攻撃し、増殖を防ぐという役割がある。

しかし、抗がん剤治療は、正常な細胞の分裂も攻撃し、その結果吐き気や倦怠感といった副作用が現れてしまう。

そこで、時間治療が注目したのは、正常な細胞の分裂活動。

がん細胞は一日中分裂しているが、正常な細胞の分裂は一日の中で大きく変化していることがわかったのです。

正常な細胞分裂の一日のリズムは、正午に最大になり、その後減少傾向に、そして午前4時前後に最も細胞分裂が減少する時間帯が訪れるようになっている。(出典:Smaaland R et al,Cancer Res,1993)

そのため、午前4時をピークに抗がん剤を投与するようにすれば、なるべく正常な細胞を傷つけずにガンを攻撃することができる。

通常の1.5倍の抗がん剤を投与しても副作用が少なかったのは、体内時計が司る細胞分裂のリズムを活用したおかげだったのです。

現在、横浜市立大学附属病院のがんの時間治療は、肝臓ガンのみ、転移がある場合に限る等様々な条件がある。

時間治療により、肝臓がんのがん細胞がすべて消えたケースもあるそうです。

時間治療を行った3割の方のがん細胞が全て消失したそうです。

※時間治療によるポイント

抗がん剤を排出させる酵素の活性率が最も高くなるのが午前4時。

【関連記事】







企業の健康診断でうつ病などの精神疾患の兆候を調べる制度導入へ

20140708-OSEC-LSC-0008

by U.S. Department of Agriculture(画像:Creative Commons)




うつ兆候問診でチェック、健診で導入へ

(2010/8/17、読売新聞)

政府が2011年度からの導入を目指す、企業の健康診断でうつ病などの精神疾患の兆候を調べる制度の概要が明らかになった。

医師の問診に、うつ病などの兆候である不眠や頭痛の有無などを盛り込み、所見があれば専門医が診断する。

プライバシーに配慮して企業側には所見の有無だけを伝え、詳細は伝えない方針だ。

企業の健診でうつ病の兆候を調べる制度が導入されるそうです。

ただ、この制度の取り扱いには慎重を要します。

本人に対してうつ病であることを伝えたことで不安になる人もいるかもしれません。

また、うつ病ということで企業側の従業員に対する対応が悪くなってもいけません。

本当にこの制度を導入する必要があるのか、ぜひ慎重に行なって欲しいですね。

睡眠不足・不眠は「うつ」のサイン?

睡眠不足が続く人は「うつ」状態になる率が高くなることが明らかになっています。

[自己チェックの例]

  • 2週間以上眠れない日が続く
  • 食欲がなく体重が減っている
  • だるくて意欲がわかない
  • 頭痛
  • めまい







【関連記事】

禁煙で慢性ストレスが軽減する可能性=英研究

No Smoking Please!

by Jun(画像:Creative Commons)




禁煙で慢性ストレスが軽減する可能性=英研究

(2010/6/17、ロイター)

気分を落ち着かせるためにたばこを吸うという人も多いが、英国の研究で、禁煙が慢性ストレスの軽減につながる可能性が明らかになった。

バーツ・アンド・ザ・ロンドン・スクール・オブ・メディシン・アンド・デンティストリーの研究者が専門誌「アディクション」に発表した。

禁煙をすることで慢性的なストレスが軽減する可能性があるそうです。