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うつ病性仮性認知症対策|前頭葉の血流を増やす方法は有酸素運動(散歩など)+知的刺激(川柳など)を行う「コグニサイズ」|たけしの家庭の医学

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2015年9月1日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学のテーマは「腸内フローラ」と「新型認知症」です。

「腸内フローラ」「新型認知症」|たけしのみんなの家庭の医学 9月1日




■新型認知症

Look at that!

by Gabriel Rocha(画像:Creative Commons)

解説 朝田隆 先生

認知症予防|たけしのみんなの家庭の医学 3月10日では、「白質病変」について取り上げましたが、今回は、新型認知症。

新型認知症の特徴は、物忘れ以外には、5つ。

  1. 便秘が多い
  2. 肩こり・頭痛に悩まされている
  3. 食欲が落ち体重が減ってきた
  4. 睡眠中に目が覚める
  5. 以前より疲れやすい

※物忘れ以外に2つ以上当てはまった人は要注意です。

新型認知症とは、「うつ病性仮性認知症」。

うつ病性仮性認知症は、高齢者うつ病から認知症のような物忘れ症状などを発症する病気です。

うつ病性仮性認知症は、前頭葉の血流が下がっていることが原因。

前頭葉の血流を増やすためには、有酸素運動(散歩など)+知的刺激(川柳など)。

軽度認知障害、運動で防ぐ 暗算しながらで効果増

(2015/8/23、日本経済新聞)

運動プログラムとして同センターが推奨しているのが、単に体を動かすだけでなく、頭を使いながら有酸素運動をするというやり方だ。暗算やクイズなどの課題を解きながら速足で歩いたりする。「コグニション」(認知)と「エクササイズ」(運動)を組み合わせ「コグニサイズ」と呼んでいる。

国立長寿医療研究センターでは、頭を使いながら有酸素運動すること、例えば、暗算やクイズなどを解きながら速足で歩いたりすることを勧めているそうです。

このことを「コグニション」(認知)と「エクササイズ」(運動)を組み合わせ「コグニサイズ」と呼んでいるそうです。

週1回90分の運動プログラムを10か月間参加したグループでは、認知機能や言語機能が維持されており、また脳の特定部位の萎縮傾向がなかったそうです。

認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」|国立長寿医療研究センター

1. 運動は全身を使った中強度程度の負荷(軽く息がはずむ程度)がかかるものであり、脈拍数が上昇する(身体負荷のかかる運動)
2. 運動と同時に実施する認知課題によって、運動の方法や認知課題自体をたまに間違えてしまう程度の負荷がかかっている(難易度の高い認知課題)
コグニサイズの目的は、運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やし、認知症の発症を遅延させることです。

コグニサイズのポイントは課題が上手くなることではなく、脳へのちょうどいい負荷をかけることで脳の活動を活発にすることです。

そのため創意工夫によって課題の内容を変えていくこと、また一緒にコグニサイズを取り組む仲間と間違えても笑いながら、試行錯誤して楽しんでいくことが大事なんですね。

→ 認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







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男性更年期障害(LOH症候群)のサイン|どんな症状に注意したらいいの?

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【目次】

■男性更年期障害(LOH症候群)のサイン|どんな症状に注意したらいいの?

Swallowed In The Sea

by Kelly B (画像:Creative Commons)

メタボ、ED、うつ…男性にもある更年期障害のサイン

(2015/5/6、週間SPA!)

詳しい内容は記事をご覧いただくとして、記事の中から更年期障害のサインをまとめてみたいと思います。

●40歳前後

男性ホルモン(テストステロン)は加齢とともに減少します。

男性更年期障害が始まる年齢とは?によれば、テストステロンは加齢とともに減少していきますが、男性更年期障害は、仕事で責任の重いポジションについたり、大きなローンを抱えたり、家庭内で孤独感が増す時期がストレスが多い時期となり、40代後半から50代前後に起こる人が多いようです。

ただ、仕事の状況やストレスの大きさは人によってそれぞれですので、早い人では30代から発症することもあるようです。

●ストレス

昇進や子供の教育問題、親の介護など

40歳前後は男性ホルモンの減少すると同時に、ストレスが重なる時期ともなり、男性更年期障害になりやすい年齢と言えます。

●うつ

男性更年期障害チェックでも紹介しましたが、

元気がなくなってきた

日々の楽しみが少なくなった

もの悲しい、怒りっぽい気分がある

といった精神的な症状も男性更年期には現れます。

●しばしば疲れを感じる

●関節や筋肉が痛む

●筋力の低下

男性ホルモンのテストステロンには、筋肉を増強する役割もあります。そのため男性更年期障害によりテストステロンが減少すれば、筋肉は自然と落ちていき、疲れのたまりやすい体になりますね。

なぜ女性は筋肉がつきにくいのか?でも紹介しましたが、男性が女性よりも筋肉がつきやすいのは、男性ホルモンが大きく関係しています。

男性ホルモンが減少することによって、筋肉量が落ち、疲れがたまりやすい体になるようです。

そのため、日頃から筋トレを行なうことは男性更年期障害の予防にもつながるようです。

●太る

筋肉量が減れば、基礎代謝も低下するので、太りやすくなる。

更年期に太りやすい女性は生活習慣病に注意!|女性が更年期に太りやすくなる理由3つ女性の更年期の悩み なぜ太りやすくなるのか?によれば、基礎代謝は、呼吸や体温を調節するのに消費するエネルギー量のことで、基礎代謝量は総エネルギー消費量の約6割を占めているのですが、更年期に入ると、若いときに比べて基礎代謝が低くなってくるため、同じような食生活をしているとエネルギーの摂り過ぎとなってしまい、その結果、太りやすくなってしまいます。

【関連記事】

●メタボリック・シンドローム

男性更年期障害の人はメタボリックシンドロームにもなりやすいといえます。メタボとなれば、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病のリスクも高まります

男性の更年期障害が増えている理由によれば、メタボリック・シンドロームの患者のテストステロンの値は低く出るという報告があるそうです。

メタボリック・シンドロームになると、糖尿病高血圧といった生活習慣病のリスクも高まりますので注意が必要です。

●ED

●尿が近い

動脈硬化の症状がもっとも早く表れるのは、血管の細い陰茎です。そのためEDや『尿が近い』といった症状も、男性更年期障害の一つのサインといえるでしょう。

男性ホルモンの低下は動脈硬化も促進してしまうそうです。

●心臓がバクバクする

心臓の異常や痛みを訴える症状は男性ホルモンが減少し、動脈硬化が進行した結果、心筋梗塞などの心臓の病気にまで影響することがあるようです。

●体のほてり

●のぼせからくる集中力低下

女性の更年期の症状としてあげられる「体のほてり」「のぼせ」といった症状も男性更年期にも起こるようです。

→ 男性更年期障害の症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期 について詳しくはこちら




男性更年期障害の治療法

ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂るなど食生活の見直し

【亜鉛】

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

男性の場合、亜鉛が不足すると、セックスの衰え、前立腺肥大、精子減少、インポテンツ(生殖能力の低下)、ED(勃起不全)などが心配がある。

*亜鉛は、性ホルモンの合成をサポートして、精子を作ったり、精子の運動を活発にする働きがあるので、男性には是非摂ってほしいミネラル。

→ 亜鉛を多く含む食品 についてはこちら

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【関連記事】

軽いウォーキングなどの適度な運動

ご自身にあったリラックス方法

相性の合う医師・病院を見つけておく

できれば更年期になる前に、相性の合う医師・病院を見つけておき、体調に違和感があれば、相談をしてみましょう。

更年期障害の症状があらわれたときでも安心して治療に専念できるはずです。

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■男性更年期障害の症状

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【明るい寝室に注意!】睡眠中に光にさらされた人は体内時計の混乱で概日リズム睡眠障害が起こりうつ病を引き起こす可能性がある!|奈良医科大学

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■睡眠中に光にさらされた人はうつ病の発症リスクが高くなる|奈良医科大学

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by J m(画像:Creative Commons)

Study: Exposure to light during sleep raises risk of depression

(2017/8/21、朝日新聞)

After taking into account the ages, sex and household incomes of the subjects, the team concluded that those exposed to light during sleep were about 1.9 times more likely to develop symptoms of depression than those who slumbered in darkness.

奈良医科大学の研究チームがAmerican Journal of Epidemiologyに発表した論文によれば、睡眠中に光にさらされた人は、暗闇でまどろむ人に比べて、1.9倍うつ病の症状を発症する可能性が高いそうです。

なぜ、睡眠中に光にさらされると、うつ病の発症リスクが高くなるのでしょうか?

People who sleep with the lights on are more at risk of depression because the brightness can cause poor sleep quality and disrupt the “biological clock,” a multiyear study showed.

A research team of the Nara Medical University said such disturbances in body rhythm can lead to mental disorders, such as depression.

複数の調査によれば、明かりが質の悪い睡眠を引き起こし、「生物時計(体内時計)」を混乱させることで、概日リズム(サーカディアン・リズム:一日約24時間の生体に備わっているリズムのこと)に関連した睡眠障害(概日リズム睡眠障害)が起こり、うつ病などの症状を引き起こす可能性があるそうです。




■夜間光曝露の健康への影響

以前行なわれた研究では、夜間に低照度の光でも曝露(ばくろ:さらされること)されることが、肥満症や脂質異常症への影響を及ぼす可能性があることが指摘されています。

夜間の豆電球使用が肥満・脂質異常症のリスクになる可能性を示唆

(2013/1/9、奈良県立医科大学)

これまでに夜勤労働者には肥満や脂質異常症が多く、心血管疾患のリスクが高いことが報告されており、その要因のひとつに夜間光曝露によるサーカディアンリズム(生体の概日リズム)の変調があると考えられています。

本研究は528 人の高齢者の自宅寝室に設置した照度センサーで測定した夜間曝露照度が平均3 ルクス以上の群(中央値:8.7 ルクス)で平均3 ルクス未満の群と比べ、肥満症や脂質異常症の有病割合が1.9 倍であることを認めました。夜間曝露平均照度は夜勤労働者が曝露する光照度よりはるかにに低く、家庭用豆電球程度の明るさであると考えられます。

奈良県立医科大学の大林賢史特任助教および佐伯圭吾学内講師の研究グループは、高齢者を対象にしたコホート研究(平城京スタディ)の横断解析により、夜間の低照度光曝露が肥満症や脂質異常症(高中性脂血症、高LDL 血症、低HDL 血症)と関連していることを明らかにしました。

この当時のコメントにも、現代人の光の浴び方が生体リズムの乱れやメラトニン分泌の減少を起こすことで、うつ病の原因になっている可能性があることを指摘しています。

現代人は日中に屋内生活が多いため日中光曝露が少なく、夜間は人工照明を使用するため夜間光曝露が多くなる傾向があります(右図)。

この現代人の光の浴び方が生体リズムの変調や夜間メラトニン分泌の減少を起こし、現代社会で増加している不眠症、うつ病、認知症などの原因になっている可能性が考えられます。

■まとめ

今回の研究を参考にすれば、寝室の光や読書灯によって、睡眠パターンが乱れて、うつ病のリスクを高める可能性があるので、寝るときには、できるだけ薄暗くするようにしたほうが良いようです。







【参考リンク】
続きを読む 【明るい寝室に注意!】睡眠中に光にさらされた人は体内時計の混乱で概日リズム睡眠障害が起こりうつ病を引き起こす可能性がある!|奈良医科大学

#ポケモンGO(#POKEMONGO)はうつ病の改善につながる可能性がある!?|ポケモンGOはプレイヤーの心理的ストレス反応を減少する

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【目次】

■ポケモンGO(#POKEMONGO)はうつ病の改善につながる可能性がある!?

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by Robert Couse-Baker(画像:Creative Commons)

「ポケモンGO現象」がさらに拡大:鬱が改善との声多数。検索数でポルノ超えも

(2016/7/15、newsweek)

心理学博士のジョン・M・グロール氏は、自ら運営するサイク・セントラルに掲載した記事で、ポケモンGOが鬱症状を改善する可能性を指摘した。

心理学者のジョン・M・グロールによれば、ポケモンGOが鬱症状を改善する可能性を指摘したそうで、ニューズウィークではTwitterに寄せられた鬱の改善を報告したツイートを紹介しています。

<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?で紹介した、米ノースウェスタン大の研究グループによれば、うつ病になると自宅に引きこもってスマートフォンを長時間使用する傾向があるそうです。

うつ病の人とそうでない人とでは使用時間と使用場所に違いがありました。

●使用時間

うつ病でない人の1日の平均使用時間は17分だったのに対し、患者は4倍の68分に達した。

●使用場所

うつ病患者の使用場所は自宅など極めて少ない地点に限られていたことも判明。外出する気力がなくなり、憂鬱(ゆううつ)な気分を紛らわすため、一人でインターネットやゲームをしていたとみられる。

ポケモンGOをプレイすることによって、スマホの使用時間は増えてしまうかもしれませんが、外に出かける機会が増えることで、うつの改善につながるのかもしれません。

また、不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなるによれば、睡眠不足が続く人は「うつ」状態になる率が高くなることが明らかになっています。

ポケモンGOをプレイすること=外に出かけることによって、太陽の光を浴びて、体を動かすことができ、良い睡眠につながり、うつの改善が期待できるのかもしれません。

【関連記事】




■ポケモンGOはプレイヤーの心理的ストレス反応を減少する|東大

参考画像:東大、スマホゲームアプリ「Pokemon GO」は労働者の心の健康の保持・増進に有効なことを解明 (2017/9/7、Pokemon GO プレスリリース)

東大、スマホゲームアプリ「Pokemon GO」は労働者の心の健康の保持・増進に有効なことを解明

(2017/9/7、Pokemon GO プレスリリース)

労働者全体のおよそ1割(246 名)が Pokémon GO player に属していました。この PokémonGO player は、2015 年 11 月時点と比較して心理的ストレス反応が減少しており、労働者の心の健康状態が改善する傾向にありました。

東京大学医学系研究科精神保健学分野の渡辺和広大学院生、川上憲人教授らが行なった調査によれば、「Pokémon GO」を 1 ヶ月以上継続してプレイしたことがあるプレイヤーは、2015年11月時点と比較して心理的ストレス反応(気分の落ち込み、不安、疲労感など、負荷がかかった際に生じる心の反応の総称。)が減少していることがわかったそうです。







【参考リンク】
続きを読む #ポケモンGO(#POKEMONGO)はうつ病の改善につながる可能性がある!?|ポケモンGOはプレイヤーの心理的ストレス反応を減少する

自粛解除後に「コロナうつ」が急増する!?




自粛解除後に「コロナうつ」が急増する!?
自粛解除後に「コロナうつ」が急増する!?

ニック・シュリアヒン|unsplash

【特集】「コロナうつ」自粛解除から日常へ戻る今が危険 “心の不調”相談件数も急増(2020/6/3、mbsnews)の中で紹介されている「大阪府こころの健康総合センター」によれば、新型コロナウイルスに関連した心の不調についての相談件数が増加傾向にあるそうです。

緊急事態宣言に伴う営業自粛・外出自粛要請があり、テレワークなど自宅での生活を続けていた人がもう一度会社に通勤するというリズムに戻すのは精神的なストレスになると思いますし、また、新型コロナウイルスによる経済の影響、将来への不安が「コロナ鬱」を引き起こす恐れがあるというのはなんとなく想像できます。

もう一つ、移動しないことがうつ病のきっかけになるのでないかということが考えられます。

<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?|米ノースウエスタン大学によれば、米ノースウェスタン大の研究グループによれば、うつ病患者は外出する気力がなくなり、憂鬱な気分を紛らわすため、一人で自宅などインターネットやゲームをしていたと考えられるのですが、外出自粛に伴って半強制的に自宅に居続ける生活自体がうつ病を引き起こすとも考えられないでしょうか?

#ポケモンGO(#POKEMONGO)はうつ病の改善につながる可能性がある!?|ポケモンGOはプレイヤーの心理的ストレス反応を減少するで紹介した東京大学医学系研究科精神保健学分野の渡辺和広大学院生、川上憲人教授らが行なった調査によれば、「Pokémon GO」を 1 ヶ月以上継続してプレイしたことがあるプレイヤーは、2015年11月時点と比較して心理的ストレス反応(気分の落ち込み、不安、疲労感など、負荷がかかった際に生じる心の反応の総称。)が減少していることがわかったそうです。

ゲームで歩くことが心理的ストレス反応が減少していることからうつ病の改善につながるのではないかという期待がある研究ですが、外出自粛で歩く時間が減ってしまい、元の生活に戻ってしまった結果、心理的ストレスが増加している人もいるのではないでしょうか?

また、孤独でいることもうつ病リスクを高めると考えられます。

一人暮らしの高齢男性、孤食でうつ発症が2・7倍出やすい!?で紹介した千葉大や東京大などのグループが行なった研究結果によれば、一人暮らしの高齢者の男性で孤食が多い人は、だれかと一緒に食事をする人に比べて、うつ症状が出やすいそうです。

意外に多い高齢者のうつ病|なぜ高齢者のうつ病が多いのか?によれば、

  • 日本人の傾向として、物事を悲観的にとらえる傾向が強いこと
  • 加齢による心身の衰え
  • 重い病気
  • 脳血管障害の後遺症
  • 経済力低下
  • 社会的役割の喪失感
  • 一人暮らしの孤独感

などが高齢者のうつ病が多い理由にあるようですが、今回の新型コロナウイルスでは、物事を悲観的に捉える人も多かったでしょうし、経済力の低下や社会的役割の喪失感、孤独感を感じた人も多かったでしょうから、「コロナ鬱」を起こしてもおかしくないのではないでしょうか?

今回のニュースは「コロナ鬱」について取り上げたものですが、認知症の予防につながる9つのリスク要因によれば、うつ・運動不足・社会的孤立といった認知症の予防につながるリスク要因とも関係していますので、「コロナ認知症」を引き起こすことも考えられます。

これからはいかにして新型コロナ対策をしながら、社会的交流を持つ、運動をする方法を考え、実行することが重要になってきます。







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