たばこが原因で病気になり、死亡する人は年間20万人にのぼる|厚生労働省研究班

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by Praveen(画像:Creative Commons)




たばこが原因で死亡、年間20万人 対策に増税必要? 

(2008/12/22、朝日新聞)

たばこが原因で病気になり、死亡する人は、年間20万人近くにのぼるとみられることが、厚生労働省研究班(主任研究者=祖父江友孝・国立がんセンター部長)の調査でわかった。

<中略>

たばこを吸っていて病気で亡くなるリスクを、吸わない人と比べると、

男性では
(1)消化性潰瘍(かいよう)(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)7.1倍
(2)喉頭(こうとう)がん5.5倍
(3)肺がん4.8倍
(4)くも膜下出血2.3倍。

女性では
(1)肺がん3.9倍
(2)慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)3.6倍
(3)心筋梗塞(こうそく)3倍
(4)子宮頸(けい)がん2.3倍

などだった。

厚生労働省研究班の調査によれば、たばこが原因で死亡する人は年間20万人近くにのぼるとみられるそうです。

タバコを吸う人と吸わない人とでは、男性では、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・喉頭がん・肺がん・くも膜下出血のリスクが高くなり、女性では、肺がんCOPD心筋梗塞・子宮頸がんのリスクが高くなるそうです。

【追記(2016/12/22)】

世界一受けたい授業 5月2日|エクオール|健康な血管を作る為の3つの習慣|最新のがん予防法によれば、喫煙は肺がん・食道がん・胃がん・すい臓がん・子宮頸がんのがんの発症リスクを上げるそうです。

たばこを多く、長期間吸ってきた人ほど遺伝子に突然変異が起こる|国立がん研究センターなどで紹介した国立がん研究センターや理化学研究所など日米英韓の研究チームが世界約5000人のがん患者の遺伝子データを解析した研究によれば、細胞ががん化する原因とされる遺伝子の突然変異が、たばこの化学物質によって誘発され、また、たばこを多く、長期間吸ってきた人ほど遺伝子に突然変異が起こることが分かったそうです。

食道がんの再発リスクを禁酒で抑制できる|食道がんの予防には禁酒・禁煙・緑黄色野菜の摂取|京都大学で紹介した京都大学の武藤学 医学研究科教授らの研究によれば、飲酒、喫煙をして、緑黄色野菜を食べないと、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生リスクが上昇することが分かったそうです。

がんによる死亡者数20%減の目標達成困難となった2つの理由によれば、国立がん研究センター(2015/5/22)は、がんによる死亡者数を2015年までの10年間に20%減らすという国の目標の達成は困難との見通しを示していましたが、その理由として、喫煙率の減少が目標に届かなかったことやがん検診の受診率が伸び悩んでいることを挙げていました。

なぜ喫煙率が下がっているのに肺がん死が増えているのか?によれば、日本人男性の喫煙率は60年代半ばから年々下がり、09年は39%にまで下がっており、男性の喫煙率初めて3割割れ、女性は微増も喫煙者率は過去最低19・3%|JT調査で紹介したJTが行なった平成28年の「全国たばこ喫煙者率調査」によれば、男性の喫え煙者率が調査開始から初めて30%を割り込み、また、男女を合わせた喫煙率も過去最低の19.3%となったそうです。

ただ、がんはゆっくりと進行していく病気であるため、喫煙低下の影響が現れ、肺がん死亡率が減るには時間がかかるそうです。

なぜ香港は平均寿命世界一になれたのか?|日本人の平均寿命過去最高によれば、香港の喫煙率は11%まで下がっているため、香港でどのような対策が行なわれているのかを参考にしていくとよいのではないでしょうか?

【関連記事】

タバコは、がんだけでなく、喫煙で全身の血管での動脈硬化のリスクが高くなる|滋賀医科大で紹介した国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、タバコを吸っているグループでは、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患リスクが高くなることがわかっています。

喫煙によって、動脈硬化が促進されて、虚血性心疾患の発症リスクが増加すると考えられます。







【関連記事】

子供の病気:化学物質との関連、母子6万組を調査へ-環境省

子どもの病気:化学物質との関連、母子6万組を調査へ--環境省

(2008/12/22、毎日新聞)

アトピー性皮膚炎やぜんそくなど、近年増えている子どもの病気と化学物質との関係を解明するため、環境省は10年度から国内約6万組の母子を対象に、子どもの出生前から12歳までの健康状態を追跡する疫学調査を始める。

国内では規模、期間ともに前例のない大規模疫学研究となる。

アトピー性皮膚炎や小児ぜんそくなどの子供の病気と化学物質との関係を調べるために、母子6万組を対象に調査を行うようです。

どのような結果が出るのか、大変興味深い調査となりそうです。

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ミネラル豆乳ダイエット|ドリームプレス社

ミネラル豆乳ダイエット|ドリームプレス社

12月19日放送のTBS系ドリームプレス社では、「ミネラル豆乳ダイエット」を紹介していました。

ミネラル豆乳ダイエットとは、野菜ジュース+豆乳200mlを朝食の代わりに飲むだけのダイエット方法です。

ミネラル豆乳ダイエットは、赤星たみこさんが紹介するダイエット方法として注目を集めているそうです。

野菜のビタミン+豆乳のミネラルを摂ることでダイエットに効果的なようです。

野菜ジュース+豆乳を飲むと小食になるそうです。
それは、満腹感を得られるには、血中のブドウ糖が増えることが必要なのですが、野菜ジュース+豆乳を飲むことで、満腹感が得られ、小食になるそうなのです。

■ミネラル豆乳ダイエットがダイエットに効果的な理由

  • 豆乳に含まれる大豆たんぱくが炭水化物・糖質の燃焼に役立つから
  • 豆乳に含まれるサポニンが脂肪燃焼を促進してくれるから。
  • 野菜に含まれる水溶性食物繊維がコレステロールの吸収を抑えるから。

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ホットコーヒー、心も温める可能性=米研究

ホットコーヒー、心も温める可能性=米研究(2008/10/26、ロイター)

米国の研究チームが23日、身体的な暖かさと心理的な温かさが密接に関係することを示す研究結果を明らかにした。1杯のホットコーヒーによって暖かな気持ちになれる可能性があるという。

ちょっと疲れた時にホットコーヒーを飲んでみましょう。

1杯のホットコーヒーで心が温まるかもしれません。

バナナの8大成分|朝バナナダイエット

12月19日放送ドリームプレス社「D-1コンテスト」は、朝バナナダイエットの特集でした。

その中で気になったのが、バナナの8大成分でしたので、まとめてみました。

■ バナナの8大栄養成分

  • 酵素
    酵素(アミラーゼ・糖質分解酵素)が豊富に含まれているため、代謝を高め脂肪燃焼を活発にしてくれる。
  • 食物繊維:
    食物繊維が水分を吸収し、便のかさが増し、便通がよくなり、便秘解消。
    余分な脂肪を吸収する。
  • カリウム:
    余分な水分を排出し、むくみ防止。
  • ヒスチジン:
    リパーゼの材料となり、脂肪分解に役立つ。
  • リジン:
    リジン+鉄分=カルニチンとなり脂肪燃焼に。
  • アルギニン:
    食欲抑制するアミノ酸
  • 亜鉛
    亜鉛はインスリンを正常に働かせるのに、必要なホルモン。
  • メラトニン
    睡眠ホルモンであるメラトニンが睡眠を誘発し、細胞を休め、脂肪燃焼に役立つ。

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