糖尿病の合併症を患うコージー冨田さん(58歳)、弱視で、神経障害で足の感覚がなく、腎臓が機能していないので人工透析を受けている!




「もうほとんど目が見えない」ものまね芸人・コージー冨田が明かす“ビールが永遠に飲める”糖尿病の恐怖とそれでもポジティブに闘病できているワケ(2025年4月12日、集英社オンライン)ではコージー冨田さん(58歳)の糖尿病の症状・合併症が詳しく書かれています。

  • 25-26歳のころ、やたら喉が渇いて、糖尿病を疑い、血糖値を測定したところ270(基準が110)で糖尿病と診断される。原因は食べすぎ。
  • 40歳ごろから足の神経障害、目の衰え、腎臓が悪くなり、インスリン注射を行う
  • 58歳の今は、弱視で、神経障害で足の感覚がなく、腎臓が機能していないので人工透析を受けている

■有名人で糖尿病の合併症に悩まれていたケース

■森永卓郎さんと糖尿病

🍅夏の熱中症の原因は高血糖にもある!?|梅雨からの高血糖予防&熱中症対策にトマト|#その原因Xにあり(2017年)によれば、森永卓郎さんは糖尿病を告白しており、血糖値は400mg/dL、HbA1cは11.4%で、のどの渇きをコーラやジュースで水分補給をしたり、一口だけならいいかとお菓子をつまんだ生活を送っていたそうです。

その後「脚のかゆみ」という症状・違和感を感じて病院で診てもらったところ、森永さんの空腹時血糖値は600mg/dLだったそうで、森永さんに起こった脚のかゆみのような違和感は、高血糖により起こった神経障害と考えられ、神経障害があると感覚が鈍くなり、痛みを感じにくくなり、ひどい時には壊死を起こしてしまい、脚を切断しなければならない場合もあるそうです。

→ 糖尿病性神経障害 について詳しくはこちら

理想的な血糖値の幅は空腹時70mg/dL~満腹時140mg/dLなのだそうですが、つまみ食いをしたときの血糖値の変化は血糖値が下がらないことで、常に高血糖の状態が続き、膵臓が疲弊し、インスリンの分泌や働きが悪くなるそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

■元近鉄&中日の佐野慈紀さんと糖尿病

ピッカリ投法で人気だった元近鉄&中日の佐野慈紀さん、糖尿病からの感染症が進み、右腕切断手術へ

元近鉄&中日の佐野慈紀さんは糖尿病の影響で感染症が進み、右腕を切断する手術を行なうそうです。

これまでにもブログによれば、2023年4月に「重症下肢虚血」による感染症で緊急入院し、右足中指を切断し、24年1月には「心臓弁膜症の発覚 血流の悪さに懸念が増える。動脈硬化が激しく回復がままならない。糖尿病による影響は恐ろしい。これ以上感染を広げない為に洗浄の繰り返し。毎回激痛が走る」と説明しています。

■まとめ

糖尿病を長い間治療などを行なわず、そのままにしておいた結果、ひどくなると糖尿病の合併症が起こります。

糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれたことがあっても、そのまま治療を受けない人が多いです。

しかし、糖尿病を長い間そのままにしておき、ひどくなると糖尿病の合併症を引き起こします。

【糖尿病の合併症の例】

〇糖尿病神経障害

糖尿病による腎臓障害で人工透析を始める人も多く、また糖尿病が原因の視覚障害や糖尿病神経障害(手足のしびれ・壊疽など)が発生することもあります。

糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが「糖尿病神経障害(とうにょうびょうしんけいしょうがい)」です。

糖尿病神経障害の初期症状として、「足の裏のしびれ」や「疼痛(とうつう)」(ズキズキとうずくような痛み)が起こります。

その後、「手の指の先のしびれ」の症状が現れます。

人によって症状はさまざまで、ひどくなるとケガや火傷の痛みに気づかなくなることもあります。

痛みに気づかなくなるというのは怖いことで、足の痛みが感じなくなることで靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうこともあるそうです。

特に足の冷えを感じて、糖尿病の人は、危険なのだそうです。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症の一つ。

糖尿病網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症を3大合併症と呼びます。

糖尿病網膜症は、日本の中途失明原因の第2位で、年間約3000人がこの疾患で失明しているともいわれるそうです。

アメリカの糖尿病患者の約3割が糖尿病網膜症にかかっている!?で紹介した米疾病対策センター(CDC)などの研究チームによれば、アメリカの糖尿病患者のうち3割近くが糖尿病網膜症にかかっているそうです。

糖尿病腎症

糖尿病性腎症になると、尿を作る腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。

すると人工透析(機械で血液の不要な成分をろ過して、尿を作る)を行なわなければなりません。

週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。

現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病性腎症です。

糖尿病は怖い病気なので、まずは予防を、そして糖尿病と分かったら早めに治療を行ないましょう。







帯状疱疹ワクチンで認知症の発症率が20%低下!考えられる可能性とは?




学術誌「Nature」に発表された研究によれば、帯状疱疹ワクチンを接種した成人は、接種していない成人に比べ、認知症の発症率が20%低いことがわかったそうです。

【参考リンク】

近年、帯状疱疹ワクチンと認知症リスク低下の関連性を示唆する研究が発表されています。

しかし、帯状疱疹ワクチン自体に認知症予防に役立つ何らかの効果があるのか?、それとも帯状疱疹ワクチンを接種するタイプの人は認知症にそもそもなりにくいタイプの人ではないのか?を見分けることが難しかったのです。

【関連記事】

積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下している可能性があるようです。

つまり、ワクチン接種を自らの意志で選ぶタイプの人は、医療に対して肯定的で、なおかつ健康意識も高いと考えられるため、認知症予防につながる行動をしているために認知症になりづらい可能性が高いので、帯状疱疹ワクチンが認知症リスクの低下と直接関連があるのか、それとも直接関係はないが相関的に関連があるのかがわからなかったわけです。

しかし、今回の研究では帯状疱疹ワクチンの接種資格が生年月日が決まるウェールズのデータを利用することで比較することができました。

ウェールズのデータを使用:ウェールズでは、帯状疱疹ワクチンの接種資格が生年月日(1933年9月2日)で決まっていました。この日より前に生まれた人はワクチンを受けられず、後に生まれた人は受けられる、というルールです。

自然実験:誕生日が数日違うだけでワクチンを受けられる人と受けられない人がいるので、両者を比較しました。誕生日が近い人は生活習慣や健康状態がほぼ同じはずなので、ワクチンの効果だけを調べるのに最適です。

■結果:何がわかったの?

ワクチン接種率の急上昇:1933年9月2日以降に生まれた人は、ワクチン接種率が0.01%から47.2%に跳ね上がりました。

認知症の減少:ワクチンを受けた人は、7年間で認知症と診断される確率が3.5%減少し、相対的に20%も下がりました。

性差:特に女性で効果が強く、男性では効果が弱かったです。

他の病気への影響:ワクチンは帯状疱疹を減らすだけでなく、認知症以外の病気や死亡率には影響を与えませんでした。

検証の確かさ:イングランドや死亡診断書データでも同じ結果が出て、結果が信頼できることが確認されました。

■ワクチンが認知症を減らす理由を3つの可能性(メカニズムの可能性)

帯状疱疹の減少:ワクチンが帯状疱疹を防ぐことで、医療機関への受診が減り、認知症診断の機会が減った可能性。ただし、これだけで結果を説明するのは難しい。

ウイルスの再活性化防止:帯状疱疹ウイルス(VZV)が脳に悪影響を与えるのをワクチンが抑えた可能性。抗ウイルス薬を使った分析でも、ウイルスを抑えると認知症が減ることが示唆されました。

免疫系の強化:ワクチンが免疫系を広く活性化し、特に女性で認知症を防ぐ効果があった可能性。インフルエンザワクチンを受けていない人や自己免疫疾患がない人で効果が強いこともわかりました。

■まとめ

なぜ帯状疱疹ワクチンが認知症リスクを下げるのか、そのメカニズムはわかっていないものの、帯状疱疹ワクチンを接種した方が認知症の発症率を下げることがわかったので、帯状疱疹と認知症のどちらのリスクも下げたい方は接種を検討した方がいいのではないでしょうか?







家族のうち2人が赤血球の値が低く、1人が鉄分不足らしき症状がある。これって食事が関係してる?




以前ブログでばあちゃん(母)の赤血球の値が低いという記事を書きました。

→ 赤血球の値が低いといわれたばあちゃん(母)はもしかするとガンかもしれないということで検査を受けてきました。その結果とは?

検査を受けたところ、問題はなかったのですが、赤血球の値が低いという事実は残ったままです。

先日父が健診を受けてきたのですが、そこでも赤血球の値が低い(貧血)というデータが出ました。

もちろん前回同様に心配な要素ではあるのですが、もしかすると、うちの食事が貧血になりやすい食事になっている可能性があるのかもしれません。

私自身も昨年から体調がすぐれず、今年に入ってから首の痛みで動けなくなったことが続きました。

→ 頭痛や首の痛みの原因はストレートネック!?自律神経の乱れ?

これってもしかすると鉄分不足が関係しているとは考えられないでしょうか?

鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある!|#たけしの家庭の医学では鉄が持つ体の健康を保つための役割を紹介しました。

●全身に酸素を運ぶ

  • 赤血球にはヘモグロビンが多数入っています。
  • ヘモグロビンは鉄とタンパク質でできている。
  • 鉄は酸素とくっつきやすい。
  • 鉄が酸素をくっつけて全身の細胞へ運ぶ。
  • 鉄分不足で酸素が頭に運ばれないとめまいや頭痛の症状が現れたり、肩の筋肉に運ばれないと肩こりの症状が現れたり、手足の末端に運ばれないと冷え性の症状が現れます。

鉄分不足による貧血では、筋肉に酸素が行き渡りにくくなり、筋肉痛になりやすい、筋疲労が回復しにくい、だるさ、筋力の低下、首の筋肉の疲労、過剰な緊張、肩こりや痛みが生じるといった筋肉の症状が出てきます。

鉄分不足の影響はスポーツ選手(アスリート)のケースがわかりやすいです。

血液中のフェリチン値が低い「貧血」と診断されたスポーツ選手は、入賞の可能性が低くなる|愛媛県体育協会によれば、愛媛県体育協会が行なった調査結果によれば、血液中のフェリチン値が低い、貧血と診断された選手は、入賞の可能性が低くなるそうです。

【関連記事】

家族三人のうち二人が貧血の症状が出ていて、もう一人が鉄分不足らしき症状に悩んでいるというのは、たまたまなのか、それとも同じ食事をしているからなのかはわかりませんが、一つの解決策として鉄を含む食べ物を積極的に摂ることなのかもしれません。

昔はばあちゃん(母)が献立を考えていた時はレバーがよく食卓に並んでいましたが、最近は少し少なかったかもしれません。

2025年に入って、レバーが食卓に並んだのは、1月0回、2月1回、3月1回、4月0回(4月12日時点)です。

他にもビタミンB12や葉酸の不足による貧血もあったりしますので、一度献立を見直して、レバーなど赤血球を作り出すのに役立つ栄養素を含む食べ物を積極的に摂ってみて様子を見てみたいと思います。

→ 鉄分の多い食品 について詳しくはこちら







コロコロチキチキペッパーズのナダルさん、大腸憩室出血で緊急入院していた!「血便が出て、便器が真っ赤で」




コロコロチキチキペッパーズのナダルさんは大腸憩室出血で1週間入院していたことを明かしました。

ナダル、緊急入院していた「血便止まらん、便器が真っ赤で」1週間休養、患部も明かす(2025年4月11日、日刊スポーツ)

「大腸憩室(けいしつ)。日本人の半分ぐらいまで5人に2人ぐらいの確率で憩室があるみたいで。その中でも憩室が炎症起こす人とか血出る人とか、出る人も出えへん人もいる感じ」と説明。飲み会の席で大量に食事した後「腹痛くなって」。トイレに行くと、血便が出たといい「血!ってなって。便器が真っ赤で」と状況を克明に語った。

■大腸憩室とは?

血便の原因は? 痔?癌?それとも…?(長寿医療研究センター)によれば、大腸憩室とは大腸の壁の外側に5-10mmのサイズの袋状になっているもので、日本人の24%が保有していますが、存在すること自体は病気ではないそうです。

この袋の中の血管が破れて出血することを大腸憩室出血というそうです。

大腸憩室出血 突然の大量血便で発症(沖縄県医師会)によれば、腹痛がなく大量の血便に驚かれる患者さんが多いそうです。

■まとめ

血便の原因としては大腸がんや痔などが挙げられますが、大腸憩室出血 突然の大量血便で発症(沖縄県医師会)によれば、日本で最も多いのは「大腸憩室出血」なのだそうです。

 大腸憩室出血は、高齢者に多く発症するため、超高齢化社会となったわが国では急増しています。血液をサラサラにする薬や痛み止めの薬がこの疾患の要因とされており、高齢になるとこのような薬を内服する頻度が高くなることが拍車をかけています。

大腸憩室出血とは高齢者に多く発症するそうですが、その理由としては、血液をサラサラにする薬や痛み止めの薬がこの疾患の要因となっているそうで、大腸憩室自体は日本人の24%が保有していて、超高齢化社会の日本においては、珍しい病気ではないのかもしれません。







笑福亭鶴瓶さん、体調不良で歩き方がおかしくなり救急病院へ 原因は「薬の飲み合わせ」/加藤茶さんと石破茂首相のケースと一緒に考える




笑福亭鶴瓶、体調不良で一時歩行困難「車いすに」 救急病院へ…原因は「薬の飲み合わせ」(2024年12月16日、ENCOUNT)によれば、笑福亭鶴瓶さんは空港で車いすに乗せられるほどの状態で歩き方がおかしくなり、夫人に歩き方がおかしいと指摘されて、救急病院に行ったそうです。

原因ははっきりとはわかっていないのですが、鶴瓶さんは薬の飲み合わせが関係しているのではないかと考えているようです。

鶴瓶さんは過去にNHK『鶴瓶の家族に乾杯』(2014年6月9日放送)で加藤茶さんと共演した時に加藤さんが返答が遅くて体調不良が心配されていた時(実際は風邪だったそうです)と同じ状態と自身の状態を重ね合わせていました。

先日ニュースにもなった首相指名選挙で居眠りする石破さんは実際は風邪気味で薬を服用したために起きたことだったそうですが、3人に共通するのが「薬を飲んでいた」ことです。

超高齢社会におけるかかりつけ医のための適正処方の手引き(1)安全な薬物療法

高齢者は若年者に比べて薬物有害事象の発生が多い。旧跡病院の入院症例では、高齢者の6-15%に薬物有害事象を認めており、70歳以上は60歳未満に比べて1.5倍から2倍の出現率を示す。

(中略)

高齢者は多病のために多剤服用になりやすい。

薬物有害事象には、物忘れや目まい、失神などがあり、薬効が強く出すぎることも含まれます。

体を治すために飲んでいる薬ですが、薬効が出すぎたり、アレルギー症状が出たりすることで、体調を崩すというケースがあるということですね。

【追記(2025年4月11日)】

広末容疑者 「薬剤性せん妄」の可能性も 睡眠薬などの服用が原因、興奮やイライラ(2025年4月11日、スポニチアネックス)によれば、広末涼子さんは薬剤性せん妄の可能性があるという指摘がありました。

せん妄とは、脳が機能不全を起こした状態で軽い意識障害や注意障害を中心にさまざまな精神症状が起こる。ボーっとしたり、興奮したり、人が変わったように不機嫌でイライラしたりする。

 その中で、睡眠薬や抗不安薬、麻薬性鎮痛剤、抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)などの服用が原因で起こるのが「薬剤性せん妄」だ。

薬の飲み合わせが悪いと何らかの意識障害が起きることがあるんですね。今回がそのケースに当てはまるのかはわかりませんが、自分で勝手に薬を飲むことへのリスクがあることがあるので、注意したいところです。







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