ピロリ菌がすい臓がんのリスクを高める可能性がある!?/愛知県がんセンター




愛知県がんセンターの研究によれば、胃がんの主な原因として知られるピロリ菌が、膵臓がんのリスクも高める可能性があること示唆されました。

特に、膵臓の中でも「頭部」と「体部」で関係が見られました。

一方、胆道がんとの明確な関係は見つかりませんでした。

■背景

ピロリ菌は胃がんの原因として有名です。

しかし「胃以外のがん(胆道がんや膵臓がん)にも関係するの?」という点は、これまでの研究で結果がバラバラでした。

そこで、血液検査でピロリ菌の感染状態を詳しく調べ、胆道がんと膵臓がんのリスクを調べました。

→ 胃がん|胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

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■結果

●膵臓がん

全体として、ピロリ菌の抗体の値が高くなるほど、リスクが少しずつ上がる傾向がありました(抗体が10単位上がるごとに約4%リスク増)。

・膵頭部がん(十二指腸に近い部分):長期にわたって感染していた影響が強い人で、リスクが約3倍。
・膵体部がん(真ん中の部分):現在抗体が陽性の人で、リスクが約1.8倍。
・膵尾部がん(脾臓に近い部分):関係は見られませんでした。

●胆道がん

ピロリ菌感染とのはっきりした関係は見られませんでした。

つまり、「すべての膵臓がんに同じように関係する」わけではなく、発生した場所によって違うことがわかりました。

■まとめ

ピロリ菌の検査・除菌はすでに胃がん予防として行われていますが、将来的に膵臓がんの一部の予防にも役立つ可能性がある、という期待が持てますね。

ただこの研究は「関連がある」ことを示しただけで、「ピロリ菌が原因だ」とか「除菌すれば絶対に防げる」とまでは証明していません。

今後、もっと大規模な調査や「実際に除菌した人の膵臓がん発症が減るか」を調べる必要があります。

家族に胃がんがいる人のようなピロリ菌が気になる人はピロリ菌検査をするのも一つの方法ですね。

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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この記事は、例えるなら「ばあちゃんの料理教室(ハクライドウ)」という街の中の「ひとつの家」です。

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単発の健康情報やレシピの話ではありません。

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なぜ梨の皮はピーラーで薄くむくのがおすすめなの?なぜ「皮の近くだけ」が甘いの?




梨は「どこを食べるか」で甘さと酸っぱさが全く違うフルーツです。

「梨は芯に近い部分よりも外側(皮に近い果肉)の方が糖度が高い」ことがわかっています。

なぜ「ピーラーで薄くむくのがおすすめ」なのか、理由を3つのポイントで分かりやすくまとめました!

1)梨の「甘さの地図」

梨の甘さは全体で均一ではありません。大きく分けて2つのルールがあります。

■「外側」ほど甘い(皮に近い果肉)

●皮のすぐ下: 芯周辺と比較して糖度が高く(12〜13%以上)、甘みが強く感じられます。

●中央部分: 芯から離れるにつれて果糖・ショ糖・ブドウ糖の濃度が高まります。

●芯のまわり: 糖度が最も低く(約10%前後)、リンゴ酸やクエン酸などの有機酸が多く含まれるため酸味が強く感じられます。

■「お尻側」ほど甘い

軸(ヘタ)側: さっぱり

お尻(下)側: ぎゅっと甘い

つまり、梨の皮に近く、お尻側の果肉が最も甘い部位となります。

2)なぜ「皮の近くだけ」が甘いの?

葉で光合成された糖は、枝(維管束)を通って梨の外側から順番に運ばれて蓄えられる仕組みになっているからです。

反対に、芯の近くは種を守るための場所なので、甘みよりも酸っぱさ(酸味)が多くなっています。

3)だから「ピーラー」が一番おすすめ!

包丁で分厚く皮を剥いてしまうと、いちばん甘くて美味しい「皮のすぐ下の果肉」まで一緒に捨ててしまうことになります。

そのため、ピーラーで皮のみを薄くむくことが甘い果肉をたっぷり残す方法といえます。

■まとめ

梨は部位によって甘みが違い、皮に近いほど甘いので、ピーラーでの皮むきをおすすめします。




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演歌歌手の松原のぶえさん(65)が死去。40代で重い腎不全を患い、人工透析を受けながらステージに立ち続けた

【訃報】演歌歌手の松原のぶえさん(65)が死去 13日に都内の病院に救急搬送 1979年デビュー以来NHK紅白歌合戦に7回出場(2026年9月14日、TBS)によれば、演歌歌手の松原のぶえさんがで亡くなりました。65歳でした。

「僕の腎臓あげるよ」松原のぶえを救った弟の決断「生きる意味が変わった」移植から17年、きょうだいの関係性(2026年8月3日、CHANT)によれば、松原さんは40代で重い腎不全を患い、人工透析を受けながらステージに立ち続けたそうです。

→ 松原のぶえさん腎臓移植手術 入院前から、週3回通院して人工透析を受けるなど、治療をしていた(2009年)

→ 腎臓とは|腎臓の働き・機能・位置(場所) について詳しくはこちら

■腎臓が寿命や健康に深く関わる理由

腎臓は「血液のフィルター」です。

体の中の余分な水分や老廃物を尿として出し、血圧を調整したり、骨や血液を健康に保つホルモンを出したりする大事な臓器です。

●腎機能が落ちると死亡リスクが上がる

eGFR(腎臓が血液をろ過する能力の目安)が低いほど、全体の死亡リスクや心臓病のリスクが高くなります。

eGFRが60未満(慢性腎臓病の基準)になるとリスクが目に見えて上がり、特に45未満では約1.86倍になるという研究結果があります。

若い頃から蛋白尿(尿にタンパクが出る状態)を伴うと、寿命がさらに短くなる可能性があります。

→ 慢性腎臓病(CKD)の症状・原因 について詳しくはこちら

●腎臓が老化すると全身に影響

腎臓で作られる「Klotho(クロトー)」という抗老化物質が減ると、酸化ストレスや炎症が進み、心臓・骨・筋肉の老化も加速します。

40歳以降は自然に年1%くらい腎機能が落ちますが、高血圧糖尿病肥満があるとさらに速く進みます。

すると体内の老廃物が溜まり、心筋梗塞脳卒中認知症・サルコペニア(筋肉減少)などのリスクが高まります。

●腎機能低下のサイン

●腎臓は「臓器ネットワークの要」

腎臓は『肝腎連関』『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャル

腎臓が悪くなると心臓・脳・肺・肝臓なども悪くなりやすく、逆もまた然り(心腎連関・脳腎連関など)。

腎臓を守ることが、全身の健康を守ることに直結します。

つまり「腎臓は寿命を決める臓器の一つ」と言っても過言ではありません。

腎機能が安定している人は、健康寿命が長く、生活の質も高い傾向があります。

■腎臓を守るためにできること

・血圧・血糖・体重をきちんと管理する
・適度な運動を続ける
・塩分を控えめに、タンパク質も適量に(過剰は負担)
・禁煙
・定期的に血液検査(クレアチニン・eGFR)と尿検査を受ける(早期発見が大事)

食事のポイントは「脂質・高糖分・高塩分を避ける」。

腎臓のフィルターを詰まらせない食生活が、結果的に体全体の健康につながります。

■まとめ

松原のぶえさんのご冥福をお祈りするとともに、彼女が長く戦ってきた腎臓の大切さを改めて考えさせられます。

腎臓は静かに機能が落ちていくことが多いので、自覚症状がなくても定期チェックを。

日々の生活習慣で「腎臓を大事にする」ことが、健康長寿の秘訣の一つです。

腎臓の機能を守るためには、血圧・血糖・体重の管理、適度な運動、塩分・タンパク質の適量摂取、禁煙が有効です。

また、早期発見のためにも、定期的な血液検査:クレアチニン、eGFR、尿検査をするとよいのではないでしょうか?

→ 慢性腎臓病(CKD)の症状・原因 について詳しくはこちら

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【参考文献】




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アトピー患者さんに朗報!?牛脂石けんが黄色ブドウ球菌を優先的に減らす研究結果




牛乳石鹸共進社が発表した研究成果によれば、石けん素地(脂肪酸ナトリウム)の種類や組成によって、善玉菌(表皮ブドウ球菌)より悪玉菌(黄色ブドウ球菌)を優先的に減らす傾向があることがわかりました。特に牛脂由来の組成でその傾向が確認されました。

■背景

肌にはいろいろな細菌が住んでいます。

そのバランスが崩れると、肌トラブルにつながることがあります。

表皮ブドウ球菌:いわゆる「善玉菌」。肌を健やかに保つのに役立つとされる菌。
黄色ブドウ球菌:いわゆる「悪玉菌」。アトピー性皮膚炎などとの関連が指摘される菌。

石けんは汚れを落とすだけでなく、洗うときにこれらの菌と直接触れます。

そこで、石けんの主成分である「脂肪酸ナトリウム」(油脂をアルカリで処理してできる成分)が、肌に住む細菌(皮ふ常在菌)にどのような影響を与えるかを調べました。

■結果

●カプリン酸ナトリウム、パルミトレイン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウムなどは、善玉菌(表皮ブドウ球菌)より悪玉菌(黄色ブドウ球菌)を優先的に減らす傾向がありました。

●ラウリン酸ナトリウムは両方の菌に殺菌作用を示しました。

●牛脂を原料にした石けんに多い脂肪酸の組み合わせ(特にオレイン酸ナトリウムが多い組成)では、善玉菌をあまり減らしにくく、悪玉菌を優先的に減らす傾向が確認されました。

●一般的な界面活性剤(合成洗剤の成分)との違い

比較した一般的な界面活性剤では、同じ条件で明確な殺菌作用はほとんど見られなかったことから、この「善玉菌を残しつつ悪玉菌を狙うような選択的な作用」は、石けん素地(脂肪酸ナトリウム)に特徴的な性質の可能性が高い。

■まとめ

牛脂ベースの石けんは、悪玉菌を優先的に抑えつつ善玉菌へのダメージを抑えやすい傾向があることがわかりました。

【アトピー患者の約70%に見られる黄色ブドウ球菌】肌が弱いから菌が増える?それとも菌が肌を悪くする?アトピーと黄色ブドウ球菌の本当の関係で紹介した「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024」によれば、アトピー性皮膚炎患者の病変部皮膚では、健常者の皮膚と比較して黄色ブドウ球菌が高頻度に分離されることが古くから知られています。

また「肌が弱いから菌がつく」がベースにあり、そこに「菌がついてさらに肌を悪くする」が重なっています。

そのため、対策のためには、「肌を守る(保湿+適切な清潔+炎症コントロール)」ことが大事なんですね。

アトピー性皮膚炎患者さんにとって、牛脂ベースの石けんで悪玉菌を優先的に抑えられる可能性が示されたのは、今後の選択肢として期待できる結果と言えそうです。

ただし、実際の肌での効果や使い方については、さらに検証が必要です。

→ アトピー性皮膚炎とは|アトピーの症状・原因・改善方法・予防 について詳しくはこちら







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クレアチン完全ガイド|効果・飲み方・Q&Aを論文ベースでわかりやすく解説




最近SNSで目にする機会が増えた「クレアチン」について調べました。

■ クレアチンとは?

クレアチンは、筋肉のパフォーマンス向上や筋力アップをサポートする、科学的にも最も研究が進み、効果と安全性が強く支持されているサプリメントの一つです。

体内で主に肝臓・腎臓などで作られるほか、肉や魚などの食事からも少し摂ることができますが、サプリメントで補うことで筋肉内の貯蔵量を20〜40%ほど増やすことができます。

役割はいわば「エネルギーの予備バッテリー」。

激しい運動をすると体内のエネルギー(ATP)が急速に消費されますが、クレアチンがそれを素早く再充電してくれます。

これにより、筋トレで「あと1〜2回頑張る」力や、ダッシュ・ジャンプなどの瞬発的なパフォーマンスをサポートしてくれます。

■ 主な効果

●瞬発力・筋力・パワーの向上

特に30秒以内の全力運動(筋トレ、スプリントなど)で大きな効果を発揮します。

●筋肉量(除脂肪体重)の増加

トレーニングと組み合わせることで、効率的な筋肉作りに貢献します(※使い始めに水分の保持による軽い体重増加が見られることがあります)。

●疲労回復のサポート

運動後のダメージ軽減や回復促進にも役立つとされています。

●高齢者・中高年の筋肉減少(サルコペニア)対策

筋トレと併用することで、足腰の衰えを防ぎます。

また、最近の研究では、45〜65歳の中高年において、運動をしていなくてもクレアチン補給で除脂肪体重や筋力の維持・向上が期待できることが示されています(ただし、運動と組み合わせた方がより効果的です)。

●脳のコンディション維持

記憶力や情報処理速度などの認知機能の一部指標で改善が報告されています。

特に睡眠不足時やベジタリアンの方、中高年で効果が示唆されており、最近の研究でも中高年で選択的な認知・記憶の改善が見られています。筋肉への効果ほど一貫して強いわけではありません。

■ よくあるQ&A

Q. 筋トレしない日も飲むべき?

A. はい、毎日飲むのが基本です。

クレアチンは「飲んですぐ効く」ものではなく、筋肉の中に常に貯めておくことで効果を発揮します。

休む日も少しずつ消費されるため、毎日3〜5gを継続して飲むことが大切です。

Q. ローディング(大量摂取)は必要?

A. 必須ではありません。

最初に大量(1日約20gを5日間ほど)摂って一気に貯蔵量を満タンにする「ローディング」という方法もありますが、お腹が張る場合もあります。

毎日3〜5gをコツコツ飲み続けても、約1ヶ月で同じ満タン状態になります。

Q. いつ飲むのがベスト?

A. 飲み忘れにくい「食後」や「トレーニング後のプロテインと一緒」がおすすめです。

糖質やタンパク質と一緒に摂ると筋肉への取り込みがわずかに促進される可能性が報告されています。

ただし、毎日継続することが最も重要で、時間は厳密でなくても大丈夫ですので、毎日続けやすいタイミングを決めましょう。

Q. 女性や高齢者でも効果はあるの?

A. もちろんあります。

女性のボディメイクやスポーツパフォーマンス向上、高齢者の立ち上がりや歩行能力の維持など、幅広い年代・性別で効果が認められています。

特に中高年(45〜65歳)では、運動をしていない場合でも除脂肪体重や筋力の向上が期待できるという研究結果も出ています。

Q. 副作用や注意点は? 太ったりしない?

A. 健康な人にとっては非常に安全です。

飲み始めに1〜2kgほど体重が増えることがありますが、これは筋肉内に水分が引き込まれるためで、体脂肪が増えたわけではありません。また、水分はしっかり摂るようにしましょう。

持病がある方や腎機能に不安がある方は医師にご相談ください。

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Q. 食事だけで足りますか?

A. 必要量を摂るのは難しいです。

肉や魚から摂れる量は1日1〜2g程度で、加熱調理でも一部失われます。

効率よく効果を得るにはサプリメントでの補給が現実的です。

標準的な維持量は1日3〜5gですが、中高年や認知機能を意識する場合は5〜10gを使用した研究もあります。

■まとめ

クレアチンは飲めば勝手に筋肉がつく「魔法の薬」ではありませんが、適切なトレーニング、バランスの良い食事、十分な睡眠という土台の上に使うことで、最高のパフォーマンスを引き出してくれる「心強いサポートツール」です。

国際スポーツ栄養学会(ISSN)でもその効果と安全性は高く評価されており、中高年では運動なしでも筋肉量や認知機能のサポートが期待できるという最新の知見も増えています。

【参考文献】

  • Kreider RB, Kalman DS, Antonio J, et al. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. Journal of the International Society of Sports Nutrition. 2017;14:18. doi:10.1186/s12970-017-0173-z
  • Antonio J, Candow DG, Forbes SC, et al. Common questions and misconceptions about creatine supplementation: what does the scientific evidence really show? Journal of the International Society of Sports Nutrition. 2021;18(1):13. doi:10.1186/s12970-021-00412-w
  • Antonio J, et al. Part II. Common questions and misconceptions about creatine supplementation: what does the scientific evidence really show? Journal of the International Society of Sports Nutrition. 2025;22(1):2441760. doi:10.1080/15502783.2024.2441760
  • Kreider RB, Gonzalez DE, Hines K, et al. Safety of creatine supplementation: analysis of the prevalence of reported side effects in clinical trials and adverse event reports. Journal of the International Society of Sports Nutrition. 2025;22(sup1):2488937. doi:10.1080/15502783.2025.2488937
  • Hultman E, Söderlund K, Timmons JA, et al. Muscle creatine loading in humans. Journal of Applied Physiology. 1996;81(1):232-237.(ローディングと維持用量の基礎研究)
  • Chun J, Liu Y, Kibler GL, et al. Effects of creatine supplementation with and without exercise and diet intervention on body composition, cognitive function, and markers of health in middle-aged and older adults. Journal of the International Society of Sports Nutrition. 2026;23(sup1):2716273. doi:10.1080/15502783.2026.2716273
  • Forbes SC, Candow DG, et al. 各種メタ解析・レビュー(高齢者や女性を対象としたものを含む)(例:サルコペニア関連の系統的レビュー多数)







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