「健康になりたければ病院を減らせ」の因果関係について考えてみた|#AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン|#NHKスペシャル

ARTIFICIAL INTELLIGENCE FROM GOOGLE: THE FUTURE TECHNOLOGIES

by Strelka Institute for Media, Architecture and Design(画像:Creative Commons)




■AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン

2017年7月22日放送のNHKスペシャル『AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン』では、公的な統計データや民間のデータ、大学や研究機関の調査など700万を超えるデータを「パターン認識」や「機械学習」という手法を用いて、社会に関する5000種類の情報の「つながり」や「近さ」をネットワークとして描き出した図を作成したそうです。

AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン|NHK

学習させたのは、経済産業省や総務省などの公的な統計データから、ハンバーガー店やラーメン店の数といった民間のデータ、さらには20代から80代までの個人を10年以上追跡している大学や研究機関の調査など700万を超えるデータです。
番組で紹介する”社会構造のネットワーク”は、膨大なデータの中から特徴を見つけ出すことができる「パターン認識」や「機械学習」という手法を用い、さらに、WikipediaやNHKのニュース原稿など、100万本を超える記事を「ディープラーニング」によって学習させることで、社会に関する5000もの情報の「近さ」や「つながり」を描き出した図です。数値的な振る舞いがただ「似ている」だけなく、現実世界で私たちが共に語る”近しい関係”といった概念もネットワークには色濃く反映されています。そのため、明らかに相関のないものがつながることもあります。

ここでまず行われる議論の一つとして、「AIに聞いてみた」とあるが「人工知能(AI)の定義とは何か?」がわかっていないため、本当にAIに聞いてみたことになるのか、単なるビッグデータでは?という意見です。

人工知能の定義について調べてみると、総務省によれば、『知性』や『知能』自体の定義がないことから、人工知能を定義することは難しいそうです。

【参考リンク】

最初の時点で言葉の定義がはっきりしていないことにより、計算能力が高いものをAIと呼んでしまっていることも多く、そのため、AIとAIもどきの区別がつかないと思って、AIもどきの製品が商品化されている状況にあるくらいなのだそうです。

AIもどきではなく本当のAIを作るために重要なことは、1.世界に共通した人工知能(AI)の定義を作ること、2.学習用データ(現実世界の情報)を持っていることをを示すこと、だと思います。

今回NHKが開発した「社会問題解決型AI」は、公的な統計データ、民間のデータ、大学や研究機関の調査など700万を超えるデータが入っているということでしたので、加工されていないリアルな世界の一次情報ではないものの、一般の研究者ができる範囲を超えたデータ量・種類であると感じます。

参考画像:AIが学習したデータ|「NHKスペシャル『AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン』」|NHKスクリーンショット

Twitterのハッシュタグ「#AIに聞いてみた」を見てみると、相関関係と因果関係が混同しているという意見が目立ちました。

データとデータを糸でつなぎ、ある一点をつまむと、全く関係のないと思っていた項目が引きずられて出てきたというのが今回の番組の印象だったのですが、相関関係と因果関係が混同しているという意見が出てきたのは、学習用データの質・量に問題があるのか、開発したAI・製作者側に問題があるのか、どういうものであれば相関関係と因果関係が混同していないものができたのか、についてはわかりません。

ただ、そうしたもの全部含めて、いったん棚上げして(専門家に任せるしかわからない)、番組で出てきた提言について考えてみました。




■健康になりたければ病院を減らせ

前置きが長くなりましたが、「健康になりたければ病院を減らせ」という提言について考えてみたいと思います。

参考画像:健康になりたければ病院を減らせ|NHKスペシャル|スクリーンショット

病院の数が多い(医師の数が多い)というのは安心材料の一つでもあり、病院に近いところを選ぶというのは不動産選びの材料の一つになっているものだと思っていました。

しかし、今回NHKが開発したAIは、「健康になりたければ病院を減らせ」という提言をしています。

その理由について想像してみました。

※因果関係がないといわれているものに勝手に因果関係をつけて考えるとどうなるかという実験ともいえるかもしれません。

●病院の数が減ることで優秀な医師が残るようになるから

年齢が若い医師のほうが患者の死亡率が低い!|年長の医師のほうが経験年数の少ない医師に比べて医学的知識が少なく、ガイドラインに合わせた治療を行わない!?で紹介したBMJ(英国医師会雑誌)に掲載された研究によれば、年齢が若い医師のほうが患者の死亡率が低いということが分かったそうです。

「超一流になるのは才能か努力か?」(著:アンダース・エリクソン)

超一流になるのは才能か努力か?

新品価格
¥1,998から
(2017/5/19 15:50時点)

医者と、遊びでテニスをしている人たちとのこうした類似点を指摘したのは2005年にハーバードメディカルスクールの研究チームが発表した論考だ。彼らは医師が提供する治療の質が時間とともにどのように変化するかに関する研究を幅広く調べている。医者としての活動年数が長いほど能力が高まるのであれば治療の質も経験が豊富になるほど高まるはずである。しかし結果まさにその逆だった。論考の対象となった60あまりの研究のほぼ全てにおいて医師の技能は時間とともに劣化するか良くても同じレベルにとどまっていた。年長の医師のほうがはるかに経験年数の少ない医師と比べて知識も乏しく適切な治療の提供能力も低く研究チームは年長の医師の患者はこのために不利益を被っている可能性が高いと結論づけている。p184

簡単にまとめると、長年経験を積んだ医師のほうが知識も技能が蓄積されていると期待している人が多いと思いますが、60ほどの研究によれば、医師の技能は時間とともに劣化してしまうものであり、また年長の医師のほうが経験年数の少ない医師に比べて医学的知識が少なく、ガイドラインに合わせた治療を行わない傾向になるため、年長の医師の患者は質の低い医療を受けている可能性があるというものです。

「超一流になるのは才能か努力か?」(著:アンダース・エリクソン)

特に複雑な症例の診断を下す医師は患者の状態について膨大な情報集めそれを吸収し適切な医学知識と結びつけて結論を導き出さなければならない。その過程では少なくとも3つの異なる作業が必要になる。それは患者についての情報を集めること、関連する医学知識を思い出すこと、そして情報と医学知識を総合して「おそらくこれだろう」と思われる症例を絞り込み想定される診断を特定して適切なものを選ぶことである。p108

病気を診断するにあたって、患者のデータと医学知識を組み合わせて適切なものを選択する必要がありますが、医師は、常に新しい知識をアップデートしていかなければ、患者にとって質の低い治療を行なってしまう恐れがあるのです。

C型肝炎の治療薬は劇的に進歩し、今では90%近くの患者が治る!によれば、C型肝炎治療薬は劇的に進歩し、今では90%近くの患者が治るようになっているそうですが、その一方で、10年20年以上前の知識を持った医師たちによって、治療が勧められないというケースもあるそうです。

病院の数を減らすということは、優秀な医師が残りやすくなるということによって、健康になるということは考えられないでしょうか?

●病院の数が減る=病院が集約されることにより、システム投資が進む

また、病院数が減るというとネガティブなイメージがありますが、病院が集約されると考えると、システムに投資ができるとも考えられます。

病院のネットワークシステムを改善することによる医療者と患者のメリットとは?|群馬大病院とNECネッツエスアイのケースによれば、従来とのシステムと比べて高速化したことにより、患者・医療者にとっての負担軽減につながり、また、データの確認がすぐにできることにより安全性もアップすることが期待されるそうです。

また、患者と医療者がコミュニケーションをとる時間も多く取れるようになるとも考えられます。

女性医師の治療を受けた患者は生存率が高い!?|医師の患者に対する共感・コミュニケーションが重要な役割を果たしている?によれば、医療における医師と患者のコミュニケーションの重要性は高まっています。

コミュニケーションの重要性が高まっているのには以下のような理由があります。

  • 主たる病気が生活習慣病へ移行したことで、ケア(care)やマネジメント(management)が大きな位置を占めるようになった
  • 患者が医療情報に触れる機会が増えたが、その情報に混乱している患者も増加
  • 医学の進歩により市民の一部は医学を万能と考えるようになり、医療への過度の期待を生んでいる

患者に対して適切な医療を行うためには、医師が患者の言葉に耳を傾け(傾聴)、気持ちを受け入れ(受容)、そのうえで医師として適切な情報を患者にわかりやすい言葉で伝えることが重要になります。

また、患者が持っている間違った医学的知識を訂正することは重要ですが、そのやり方が重要だということですよね。

まずは、患者がどのような悩み・苦労を抱えているのか、患者の声に耳を傾け、それを受け入れることによって、医師と患者間での信頼関係が生まれ、その後のケアやマネジメントが良好になると考えられます。

しかし、従来のシステムではそうした患者とのコミュニケーションにかけられる時間が少なくなってしまったり、コミュニケーションにかける時間を増やそうとすると、労働時間が増えることにより、医療者の心身の負担が増加してしまっていたのではないでしょうか。

そこで、病院が集約され、ネットワークシステムに投資することができれば、患者と医療者のコミュニケーションが増え、より良いケアができるようになることになり、健康になると考えられるのではないでしょうか?

【関連記事】

●病院の数が減ることにより、予防医療に重点がおかれるようになる

国民皆保険による医療、医師の半数「持続不能」|「#健康格差」を広げないために私たちができることで取り上げた日本経済新聞社などが実施したアンケート調査によれば、医師の半数が高齢化や医療技術の進歩で治療費が高額になっていることにより国民皆保険による医療が「持続不能」と答えているそうです。

病院数が減ることを前提に考えると、できるだけ病気にならないようにすることが重視され、予防医療・予防医学・予測医療が進められていくのではないでしょうか?

がん検診といった予防医療・予防医学に取り組んでいくことは医療費の削減するためにも今後重要になっていくと考えられますし、また、QOL(生活の質)の向上といった間接的なコスト削減も期待できると考えられます。

【関連記事】

積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。

つまり、定期検診などの予防医学・予防医療を導入するということは、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながるということです。

今後は、医療とテクノロジーを組み合わせて、深刻な病気になる一歩前の段階、未病の段階で治療を行なっていくかがカギになっていくと思います。

今回のテーマと併せて考えると、病院の数を減らすと、病気にならないように予防医療への関心が高まり、病気になる一歩前の段階の未病の段階で治療が行われるようになって、病気による死亡リスクが低下し、健康になると考えられないでしょうか?

■まとめ

今回の提言は因果関係がわからないというのがポイントで、これからの時代はこうした形になっていくような予感もあります。

つまり、コンピュータが出した答えに対して、人間が後付けで理論や因果関係を考えていくという形です。

Twitterのハッシュタグ「#AIに聞いてみた」を見てみると、みなさんさまざまな感想を持っているようです。

ただ、例えば、病院の診断支援システムにAIが導入されたとして、「因果関係はわからないけど、あなたはこういう病気の可能性が高い」といわれたときに、医師や患者はどう判断するのでしょうか。

どんなに医療にAIを活用しようとしても、医師や治療を受ける患者がその判断に疑いを持てば、利用することはできません。

つまり、AIに対する信用度を高めていく必要があるわけです。

そういう意味でも、今回の「AIに聞いてみた」という番組には価値があったのではないでしょうか?







「あなたの正義感は人を傷つけていないか?」と問いかけてみよう!

Scales Of Justice

by Clyde Robinson(画像:Creative Commons)




■あなたの正義感は人を傷つけていないか?

世界にはそれぞれの文化的背景の違いによってさまざまな価値観があるはずなのですが、現代は、自分が考える正義と違った行動をする人に対して、その考え方を否定する人が増えている印象を受けます。

【関連記事】

確かに、自分が正義という立場から、間違った行動をする人に対して否定をするというのは気持ちのいいものだと思います。

ただ、本当にその正義(正義感)とは「真っ白」なものなのでしょうか?

Patricia L. Lockwood, Mathilde Hamonet, Samuel H. Zhang, Anya Ratnavel, Florentine U. Salmony, Masud Husain & Matthew A. J. Apps, Prosocial apathy for helping others when effort is required(30 June 2017、nature human behaviour)

They are less willing to choose to initiate highly effortful acts that benefit others compared with those benefitting themselves.

この論文を私なりに解釈すると、人は自分の損得が絡まなければ他人のために行動しないということですが、このことを「正義(正義感)」に当てはめて考えると、興味深いものですよね。

どんなに正義(世の中に役立つというような他人の利益)を掲げていようとも、それは自分の損得に関わるから行動しているということなのかもしれません。

自分がそのことに対して何かひっかかるものがあるからこそ、その問題にフォーカスしたのであって、そうでなければ意識にひっかかることもないのではないでしょうか。

つまり、正義に基づく行動をしているときには、自分の損得に関わる行動をしているということであり、だからこそ、自分の考える「正義」が人を傷つけていないかを問い直す良いチャンスなのだと思うのです。

ただ、「人は自分の損得が絡まなければ他人のために行動しない」という考え方もすべてが悪いわけではありません。

他人事を自分事として考えるとは言葉で言っても難しいものなのです。

最近は、社会全体の利益(公益)と企業の利益が一致しないと企業として成長できない時代に入っていると感じているのですが、自分個人の利益を捨てて他人の利益のためだけに行動することは長続きしないのではないでしょうか?

動機づけの理由として「自分のためにもなる」から行動するということを理解したうえで正義に基づく行動をしていくというのがよいと思います。

【参考リンク】

■まとめ

グレーゾーンやあいまいさというとよくないイメージを持っている人もいるかと思いますが、私たちの心には、「あいまいさ」・「矛盾」が備わっています。

どんなに論理的に考えても、私たちの心には「あいまいさ」や「矛盾」があるため、時にはなぜだか論理的な考えとは反する決断をしてしまうものです。

それは、私たちがこれまで見て読んで聞いてきた物語(神話や昔話、ことわざ)や自分自身が経験してきたのことを考えればわかりますよね。

曖昧さがあることによって、時にはどんな逆境の場面でも努力をしようと思えますし、苦しい時には自分を慰める逃げ道にもなってくれるのです。

「創造力の不思議 アイデアは脳のどこからやってくるのか」(著:アルベルト・オリヴェリオ)

創造力の不思議―アイデアは脳のどこからやってくるのか

新品価格
¥2,160から
(2017/2/13 13:18時点)

曖昧さに寛容であることは、疑いもなく創造力の大きな要因となっている。

なぜなら、想像のプロセスでは、明らかに矛盾したり食い違ったりする要素が共存していることが多いからである。

グレーを受け入れ、曖昧さを抱えている自分を楽しんでみましょう。

自分の中のグレーを楽しむことができれば、きっと世界のグラデーションをもっと楽しめるはずです。







P.S.

人はなぜ結婚するの? 財産保護や恋愛など、変わり続ける社会的意味を歴史から紐解く|Alex Gendler(アレックス・ジェンドラー)|ログミー

現代の結婚に関する役割や定義について議論し続けるとともに、結婚は常に社会によって形成されるということを覚えておかなくてはなりません。
社会の構造、価値、目的は変わり続けます。それとともに、結婚に対する考え方も変わり続けるのです。

社会や価値観は変化して続けていくのですから、その時代に合わせて言葉の定義が変わることは自然なことですし、本当にその考え方が「正しい」のか、自分自身に問い続けなければならないですね。

【関連記事】

目の下にできるクマ(青クマ・茶クマ・黒クマ)解消法|顔ヨガ(ムンクの顔体操)のやり方(方法)|#林先生が驚く初耳学

Matador Nights Spring 2017

by University Student Union CSUN(画像:Creative Commons)

病気・症状 > 目の病気 > 目の下のくま解消法 > 目の下にできるクマ(青クマ・茶クマ・黒クマ)解消法|顔ヨガ(ムンクの顔体操)のやり方(方法)|林先生が驚く初耳学




2016年5月1日放送の林先生が驚く初耳学では「目の下にできるクマ解消法」について取り上げました。

【目次】

■目のクマの種類は3タイプ

目の下のクマには「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類があります。

朝と夕方の顔を比較すると5歳老けて見える?!によれば、女性の自己評価としては、平均で「+4.4歳」に対して、男性が女性を評価すると、「+5.0歳」となり、男性のほうが女性自身の評価よりも厳しく見ているようです。

女性の仕事後の見た目年齢は5歳増しの原因は目のクマ?によれば、女性の顔で疲れを感じるポイントとしては、以下のポイントを挙げています。

女性の顔で疲労感を感じるところについては(複数回答)、「目の下のクマ」55.9%、「荒れた・乾燥した肌」44.1%、「はれぼったいまぶた」26.5%、「充血した目」25.5%、「荒れたくちびる」17.6%などが多かった。

こちらの回答によれば、「目の下のくま」や「目の充血」など目に対する印象が大きいようです。

■青クマ対処法

睡眠不足や目の疲れによる血行不良が原因の目のクマ。

青クマ対処法は、温めたタオルと冷たいタオルで温めるとを交互に行ないます。

1分ずつを5セット(合計10分)行ないます。

→ 青クマを消す方法

■茶クマ対処法

メラニン色素が沈着して茶色っぽく見える目のくま。

茶クマ対処法は、肌の代謝を高めるビタミンC誘導体を含む化粧水や乳液を使ったり、目をこすらないようにします。

→ 茶クマを治す方法

■黒クマ対処法

黒クマは目の下の脂肪がたまり影のように見えることでできる目のクマです。

原因は、加齢などによって肌のハリがなくなり、目の下に脂肪がたまってしまうこと。

黒クマ対処法は、上へ引き上げるように頭皮をマッサージして血流を良くします。

また、顔ヨガ(ムンクの顔体操)が黒クマ予防法が効果的なのだそうです。

→ 黒クマをなくす方法

■顔ヨガ(ムンクの顔体操)

edvard munch - the scream  1893

by Ian Burt(画像:Creative Commons)

  1. 口を「お」の形にして、顔を上下に伸ばします。
  2. 目線だけを上に引き上げます。
  3. 目を細める・戻すを繰り返します。(5回ほど)
  4. 目を閉じてリラックス

※1日3回

■まとめ

同じ「目のクマ」といっても原因によって目のくまの種類が違ってきます。

目の下のクマには「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類があります。

3種類の目のクマ(青クマ・茶クマ・黒クマ)にあわせて対処法を行ないましょう。

→ 目の下のくま解消法 について詳しくはこちら







【関連記事】

目のくま関連ワード

目の下のくま解消法

目のクママッサージの方法

コンシーラーによるメイクで目の下のクマを消す方法

青クマを消す方法

茶クマを治す方法

黒クマをなくす方法

目の下のたるみをなくす方法

鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある!【#みんなの家庭の医学】

Beckmann's Old World Bakery, Whole Wheat Sourdough Baguette

by Beckmann’s Bakery(画像:Creative Commons)

> 病気・症状 > 貧血 > 鉄分 > 鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある




■鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある

2017年6月6日放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」のテーマは「損しない医療費&鉄分」です。

Yahoo!番組予告

その不調の原因も鉄分不足!?スーパー栄養素『鉄分』

◇WHOによる「鉄分による貧血を防止できているランキング」で、日本はなんと54位!日本は世界的に“鉄分不足”の国だった!

◇鉄分大国アメリカに、海外ロケ敢行!鉄分の効果的な摂り方とは?

鉄分で貧血防止ができている国ランキング第一位はアメリカ!

日米の鉄分摂取量を比較すると、日本7.6mgなのに対して、アメリカ14.8mgとなっています。

※厚生労働省「平成27年国民健康・栄養調査」
※USDA「What We Eatin America. NHANES2013-2014」

アメリカは鉄分大国ということで「アメリカ 鉄分」で検索してみたところ、アメリカでは、葉酸と鉄を強化した小麦粉を販売しているそうです。

葉酸と鉄による小麦粉強化の傾向-全世界、2004年と2007年|IMIC(国際医学情報センター)

全世界において小麦粉の消費量は他のどの穀物よりも多いため、小麦粉の強化は全世界の人々に葉酸、鉄および他のビタミンやミネラルを供給するための有効、簡単かつ安価な戦略である。CDCは2004年と2007年のFlour Fortification Initiative(FFI)のデータを分析し、全世界における葉酸と鉄を強化した小麦粉の割合、強化小麦粉入手者の全人数および女性の数、妊娠中に強化小麦粉を入手した母親から出生した新生児の数の変化について評価した。

地域別にみると、強化小麦粉の割合はアメリカ地域で90%から97%、東地中海地域で5%から44%、アフリカ地域で26%から31%、東南アジア地域で16%から21%、ヨーロッパ地域で3%から6%、西太平洋地域で2%から4%に増加し、増加率は東地中海地域が最も高かった。

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

【関連記事】

同様に、鉄欠乏症を予防するためにも、鉄分を加えた強化小麦粉を義務付けている国があり、アメリカもそのうちの一国。

番組で紹介したアメリカのシリアルの中にはFDA(アメリカ食品医薬品局)が推奨する一日の鉄分摂取量を100%満たすものがあるなど、ほとんどのシリアルに鉄分が豊富に含まれているそうです。

その他の食品も日本と比べると鉄分が多く含まれているそうです。

●食パンの鉄分量

日本 0.6mg アメリカ 2.4mg(4倍多い)

●フランスパンの鉄分量

日本 0.9mg アメリカ 約4mg(4倍多い)

●ピザの鉄分量

日本 約0.4mg アメリカ 約1.9mg(約5倍多い)

そのほかのパスタや小麦粉、ベーグル、クッキー、ココア、ライ麦パンなど、アメリカの食品は鉄分豊富です。

なぜアメリカの食品は鉄分が豊富なのでしょうか?

それは、1940年代国民の栄養状態の悪化が社会問題になったことが関係しています。

そこで、フランクリン・ルーズヴェルト大統領が国民の健康向上のために目をつけた解決策が小麦粉への鉄分等の添加を義務化することでした。

つまり、アメリカでは国策で国民の健康状態を向上させようとしたことで、食品の鉄分が豊富になっているわけです。

番組では、ポパイも鉄分が大切な栄養素であることを伝えているのではないかと紹介していました。

■鉄が持つ体の健康を保つための役割

●全身に酸素を運ぶ

  • 赤血球にはヘモグロビンが多数入っています。
  • ヘモグロビンは鉄とタンパク質でできている。
  • 鉄は酸素とくっつきやすい。
  • 鉄が酸素をくっつけて全身の細胞へ運ぶ。
  • 鉄分不足で酸素が頭に運ばれないとめまいや頭痛の症状が現れたり、肩の筋肉に運ばれないと肩こりの症状が現れたり、手足の末端に運ばれないと冷え性の症状が現れます。

→ 鉄分の多い食品 について詳しくはこちら

■ヘモグロビンが足りているかわかる!あっかんべーテスト😝

あっかんべーをするだけで鉄分不足による貧血の可能性がわかります。

貧血の場合には白くなります。

→ 貧血とは|貧血の症状・原因・数値・改善・食事 について詳しくはこちら

■日本人が食事からとる成分が吸収されにくい鉄分!?

鉄分の中には、食べて吸収されやすい鉄と吸収されにくい鉄があります。

吸収されやすい鉄とは、マグロの赤身や豚レバー、牛肉、鶏レバーなど動物や魚に含まれる鉄分である「ヘム鉄」です。

吸収されにくい鉄とは、切り干し大根や小松菜、ほうれん草、ひじきなど野菜や改装に含まれる鉄分である「非ヘム鉄」です。

ヘム鉄と非ヘム鉄では食べた時の吸収率が異なり、ヘム鉄10~30%であるのに対して、非ヘム鉄は1~8%なのだそうです。

※「鉄剤の適正利用による貧血治療指針」(響文社刊)

日本人が食事から摂る鉄分は約85%以上が吸収されにくい鉄である「非ヘム鉄」なのだそうです。

※妊産婦のための食生活指針(厚生労働省)

つまり、日本人の食習慣が原因で、日本人は鉄分不足になりやすいのです。

■まとめ

南部鉄器 Nambu Ironware

by Satoshi Yamaguchi(画像:Creative Commons)

日本では栄養不足は個人の責任で行いますが、海外では、栄養不足問題を個人だけの問題にせずに、国として対策を行なっているところもあるそうです。

小麦粉の消費量が多いことから、葉酸と鉄を強化した強化小麦粉を作ることにより、対策を行なっているケースを紹介しましたが、カンボジアではサプリメントとして鉄分を補給したり、強化小麦粉を義務付けるのではない別の方法によって、鉄欠乏性貧血が50%減少したそうです。

デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「LUCKY IRON FISH」によれば、カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったのですが、カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。

そこで、「Lucky Iron Fish」という鉄の塊を鍋に入れることにより、摂取する鉄分を増やすことができたそうです。

日本は世界的に見て鉄分不足なのだそうですが、もし国自体が対策に取り組むとしたら、単純にそのほかの地域の真似をするのではなく、日本のライフスタイルに合わせた対策を行なった方がいいと思います。

日本でも昔は南部鉄器などに代表される鉄瓶や鉄鍋を使っていましたので、料理を作る際に鉄瓶や鉄鍋から溶け出した鉄分を補給するとよいのかもしれません。

→ 貧血によい食べ物・食事 について詳しくはこちら

→ 鉄分の多い食品 について詳しくはこちら

ただ、江戸川病院腫瘍血液内科副部長明星智洋医師によれば、鉄分を摂りすぎると様々な症状が現れる場合があるので、サプリメントをとる際には一日の摂取目安量を守るようにしてくださいというアドバイスがありました。

また、C型慢性肝炎NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の方のように鉄分を摂らない方がよい病気の場合もありますので、心配な方はかかりつけの医師に相談してみてくださいね。







【貧血関連記事】

貧血関連ワード

貧血とは|貧血の症状・原因・数値・改善・食事

貧血によい食べ物・食事

貧血の数値(赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット)

貧血の原因は鉄不足だけじゃない?貧血原因まとめ

葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている|神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症、脳瘤)と葉酸に関する研究結果

Yin & Yang

by Torsten Mangner(画像:Creative Commons)

> 病気・症状 > 妊娠 > 葉酸 > 葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている




■葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている

妊婦の味方 葉酸…多く取って元気な赤ちゃんを

(2009/8/26、読売新聞)

 葉酸は細胞の生産や再生を助け、体の発育を促す。

欧米では1990年代から、脊椎(せきつい)の一部が欠損した状態で産まれる「二分脊椎」の発症リスクを減らす効果が報告され、葉酸の摂取が勧奨されている。

葉酸は胎児の発達に欠かせない栄養素として、注目を集めていますが、日本での二分脊椎の発症は増えているそうです。

一方、日本での二分脊椎の発症は年間約500人で、ここ20年で約3倍に増えているという。

葉酸の研究者らは、妊婦の過剰なダイエットなど食生活に問題が見られ、葉酸奨励策が取られなかったことも一因としている。

妊婦の時(もしくはそれ以前)の過剰なダイエットによる食生活の乱れに問題があるのでしょうか。

先天性障害 妊婦の葉酸不足リスク改善せず 学会が声明

(2017/7/11、毎日新聞)

しかし、同年以降、発症率は出産1万人当たり5~6人で推移している。年間500~600人が発症している計算になる。

厚生労働省の通知があったものの、年間500人から600人発症しており、発症率が減少していないそうです。

■神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症、脳瘤)と葉酸の関係

日本先天異常学会からのメッセージ 葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう

神経管閉鎖障害は、妊娠前及び妊娠早期に水溶性ビタミンの1種である葉酸を摂取することにより発症リスクが低減することが疫学研究によって示されている先天異常です。(1)。

英国での臨床研究で、過去に神経管閉鎖障害を持つ児を妊娠したハイリスク群の女性に葉酸 4 mg/日を投与したところ、次の子どもでの再発防止効果が72%にのぼることが明らかになりました。1999 年には、初産婦が葉酸サプリメント0.4 mg/日を摂取することによって、同様の予防効果が見られたとの、中国での研究結果が報告されました(2)。

7つの国の33のセンターで、葉酸(B群のビタミンの1つ)または7つの他のビタミンの混合物(A、D、B1、 B2、B6、Cおよびニコチンアミド)は、神経管閉鎖障害(無症候性、二分脊椎、脳脊髄)を予防することができるという研究結果が発表されています。

また、英国のMedical Research Councilの研究では、4000μgの葉酸を毎日摂取した女性は、神経管閉鎖障害にかかるリスクが72%減少したそうです。

中国の研究でも、葉酸400μgを摂取することによって予防効果が見られたと報告されています。

【参考リンク】




■厚生労働省・日本先天異常学会が葉酸摂取を推奨している

こうしたことを受け、厚生労働省も葉酸摂取を推奨しているそうです。

厚生労働省は2000年から、妊娠が予定される女性は葉酸を1日400マイクロ・グラム(マイクロは100万分の1)摂取するよう推奨し、02年からは母子健康手帳の記述に盛り込まれた。

日本先天異常学会も妊娠を計画している女性または妊娠中の女性は神経管閉鎖障害(脳や脊髄の生まれつきの障害)を防ぐために葉酸の摂取を推奨しています。

日本先天異常学会からのメッセージ 葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう

妊娠を計画している女性、または妊娠中と考えられる女性が、妊娠前4週から妊娠12週までの期間、葉酸サプリメントによって毎日葉酸を 400 マイクログラム = 0.4 mgを摂取すると、お子さんに神経管閉鎖障害が起きるリスクが低下します。また、ご家族の中に神経管閉鎖障害患者を持つ方、あるいは過去に神経管閉鎖障害を持つお子さんを妊娠した経験がある方は、ハイリスク群と判断されます(神経管閉鎖障害を持つ児を妊娠する可能性が比較的高い)。

2000年に厚生労働省から妊娠を計画する女性は葉酸400μgを摂取するように推奨しています。

【参考リンク】

しかし、現状では葉酸サプリメントの摂取している妊娠を計画中の女性は少ないようで、神経管閉鎖障害の発生率は低下していないそうです。

しかし、現在わが国の妊娠女性の葉酸サプリメントの摂取率は10-20%に留まり(5、6)、神経管閉鎖障害の発生率は低下していません(3、7)。

葉酸の摂取率が少なく、その結果神経管閉鎖障害の発生率が低下していないのだとしたら、アメリカで行われている葉酸と鉄を強化した、強化小麦粉を義務付けるようなアプローチが必要なのかもしれません。

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

【関連記事】

【参考リンク】

■まとめ

葉酸はできれば、妊娠に気づく前から摂取したほうがよいようです。

二分脊椎については、「胎内で赤ちゃんの脊椎ができるのは妊娠初期なので、妊娠に気づいてからの摂取では遅い。

妊娠の可能性がある女性は、日頃から摂取を意識してほしい」と指摘している。

葉酸は妊婦だけでなく、すべての世代に必要な栄養素なので、葉酸を含む食品をバランスよく摂取していきたいものです。

PS.葉酸は、枝豆やホウレンソウに含まれる水溶性のビタミンB群の一種なのだそうです。






2010年6月29日 @ 07:43

健康美容ニュースブログ「HAKUR」では、ダイエット・病気・恋愛・結婚に関する情報をまとめています。