C型慢性肝炎治療薬リバビリンが脂質生合成を抑制することによって脂肪肝や肝がんの予防薬になる可能性|岡山大

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■C型慢性肝炎治療薬リバビリンが脂質生合成を抑制することによって脂肪肝や肝がんの予防薬になる可能性|岡山大

リバビリンによる脂質生合成に対する抑制機構
C型慢性肝炎治療薬リバビリンによりGTPの枯渇とMARK4キナーゼによるRXRαの発現レベルの低下が引き起こされ、最終的に脂質の生合成が抑制される。

参考画像:C 型慢性肝炎治療薬リバビリンの新たな機能の発見とその分子機序を解明(2017/7/21、岡山大学プレスリリース)|スクリーンショット

C 型慢性肝炎治療薬リバビリンの新たな機能の発見とその分子機序を解明

(2017/7/21、岡山大学プレスリリース)

まず ADK を発現させた肝細胞株を作成し、それを用いてリバビリンの機能解析を行いました。その結果、リバビリンが脂質生合成に関与する遺伝子の発現レベルを低下させ、中性脂質の量も低下させることを見出しました。この現象の分子機序の解析を進めた結果、リバビリンによる細胞内 GTP【用語 2】の枯渇、それに引き続き AMPK 関連キナーゼ【用語 3】の一つである MARK4 による核内受容体 RXRαの発現レベルの低下が起こり、最終的に脂質生合成が抑制されるという機序であることを明らかにしました(図1参照)。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍ウイルス学分野の佐藤伸哉助教、加藤宣之教授らの研究グループは、C型慢性肝炎治療薬の一つである「リバビリン」が脂質生合成(中性脂肪などの脂質が合成される細胞内の生化学的反応)を抑制する機能とそのメカニズムを解明しました。

これまでの研究から、リバビリンの抗 HCV 活性は、リバビリンをモノリン酸化するアデノシンキナーゼ(ADK)の発現レベルによって規定されることが分かっていました。一方、ADK のノックアウトマウスは生後すぐ致死性の脂肪肝を発症することも報告されていました。

抗 HCV 薬リバビリンの効き目を決める分子機構を解明

(2013/5/17、岡山大学プレスリリース)

今回同定した宿主因子はアデノシンキナーゼという核酸代謝酵素の一種で、リバビリンをリン酸化します。リン酸化されたリバビリンはイノシン一リン酸脱水素酵素を阻害して GTP の細胞内濃度を急速に下げます。

これにより HCV 遺伝子の複製が低下するので、リバビリンの抗 HCV活性が発揮されることになります。

本研究により、リバビリンの抗 HCV 活性がアデノシンキナーゼ遺伝子の発現レベルに依存していることが明らかになりました。

そこで、、リバビリンには抗HCV活性の他に、脂質代謝経路に対する作用があるのではないかというところからこの研究がスタートしたそうです。

リバビリンにより GTP(グアノシン三リン酸のことで、RNA合成やその他核酸の合成に用いられる。また、細胞内シグナル伝達やタンパク質の機能の調節に用いられる。)の枯渇とAMPK関連キナーゼ(アデノシン一リン酸(AMP)-活性化プロテインキナーゼ(AMPK)と関連のあるリン酸化酵素のことで、さまざまな代謝反応などに関与している。)の一つであるMARK4キナーゼによる核内受容体RXRαの発現レベルの低下が引き起こされ、最終的に脂質の生合成が抑制されます。

脂質生合成の亢進はC型肝炎ウイルス(HCV)の増殖を高めるばかりでなく、C型慢性肝炎に伴う脂肪肝や肝がんの発症リスクを高めるリスク要因であることから、「リバビリン」が脂肪肝や肝がんの予防薬になる可能性があります。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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【岡田武史とレジェンドたちが斬るFIFAワールドカップ】なぜ2010年のW杯直前で戦術変更を行なったのか?/自由と規律/戦える選手とは/日本らしいサッカーとは?

2018年6月9日放送(再放送6月12日)の「岡田武史とレジェンドたちが斬るFIFAワールドカップ」(NHKBS)では、サッカー好きだけでなく、スポーツの監督・コーチ、企業経営者(世の中の社長さん)にとっても興味深い話が多かったように感じます。




【目次】

■なぜ2010年のW杯直前で戦術変更を行なったのか?

Soccer Practice

by mill56(画像:Creative Commons)

岡田さんが選手たちに勝つために必要なものとして挙げていたのは3つ。

1.球際の強さ

2.一人1キロ多く走る

3.中長距離パスの精度を上げる

球際の強さや走力に関してはレベルが上がっていたものの、中長距離パスの精度を上げるということに関してはW杯の半年前になっても満足いくレベルに達していなかったそうです。

このままのスタイルで試合をしてもパスミスをしてカウンターを受けてしまうと考えており、韓国戦では悪い試合ではないものの結果は悪く、このことを「サイン」として戦術変更を行なったそうです。

この話のポイントだと感じたのは、悪い試合をしていないのに勝てないことを「サイン」と捉えたこと。

上手くいっている時にはどんな手を打っても成功するものであり、悪い時にはどんな手を打っても悪手となってしまうもの。

ただ、悪い時には改善や対策をやりやすいものです。

すでに悪いわけですから、周りからの批判も起こりづらい。

しかし、問題なのは悪くないのになぜかうまくいかないというときです。

周りからすると、また選手の中でも、悪くないのに変える必要がないという人もいるでしょう。

このことをどうとらえるかは人それぞれだと思いますが、岡田さんは「悪くないのになぜかうまくいかない」ことを「サイン」と捉えて戦術変更を決断したのです。

スポーツの監督・コーチだけでなく、企業経営者にとってもこのことは考えさせられるのではないでしょうか?

【参考リンク】

■自由と規律

サッカーには「遊び」が必要だという人がいます。

しかし、サッカーには「規律(ディシプリン)」が必要だという人もいます。

正解は「遊び」も「規律」も必要だということなのですが、この話でポイントとなるのは日本人選手の場合、「遊び」「自由」が大事だというと「規律」がおろそかになり、「規律」が大事だというと「遊び」がなくなってしまうということです。

NHK奇跡のレッスン 世界の最強コーチと子どもたち サッカー指導編でフットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴが少年サッカーチームを一週間指導していた中で言っていたのは、型にはまったトレーニングで、子どもが考えないこと。

自分たちで考えることなく、コーチが「遊び」「自由」が大事というならそれだけになり、「規律」が大事というならそれだけをするようになっているのではないでしょうか?

■松井大輔選手をメンバーとして選んだ理由は「戦える選手」だったから

松井大輔選手がなぜ自分をメンバーとして選んだのかを岡田さんに尋ねたのですが、その答えは「戦える選手を選びたかった」というものでした。

戦える選手というのは、チームのために働く、ハードワーク(相手チームよりも走る)をする、ボールを取られたら取り返すということをまとめた言葉だと思います。

きっと監督の立場から考えると、いかに後悔のない決断をするかと考える中で「戦える選手」という答えが出たのではないでしょうか。

#サッカー アーセナル育成コーチが感じる日本人選手の3つの弱点とは?|基礎の反復練習を嫌いトラップやパスの正確性に欠ける・パワー不足・ミスを恐れる傾向があるで紹介したアーセナルのコーチ陣によれば、日本人選手のプレーをみているとミスを恐れる傾向があるように感じるです。

NHK奇跡のレッスン 世界の最強コーチと子どもたち サッカー指導編に出演していたフットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴさんが指摘していたのは、アーセナルのコーチ陣と同様のことでしたが、ポイントは「中は危険。外側から。安全第一」というコーチの考え方がチームの考え方になってしまっていることです。

もしそれが「戦える選手」であれば、「ミスはつきもの。ボールを取られたら取り返す!」と考えるのではないでしょうか?

【関連記事】

■日本らしいサッカーとは

岡田メソッドの実験。サッカーから地方創生、環境教育まで。

(2016/5/23、電通報)

日本人やアジア人が世界で勝つためには、育成段階から「型(カタ)」を意識すべきという考え方だと聞いています。

岡田:「守破離」という言葉があります。型をまずきちんと覚える。で、それを破って離れていく過程が、育成の中で必要なんだと思います。自由なところからは自由な発想は出ない。まずはしっかりした型を身につけて、それを破ることで驚くような発想が出てくるんじゃないかと。その意味では、サッカー以外のところでも当てはまる部分があるかもしれません。

先ほどの「自由」や「遊び心」と「規律」の話に通じるものがありますが、岡田さんはまず「型ありき」で、子供の時にしっかりと型を覚えさせて、次第にその型を破る中で自由な発想が生まれるという育成方法に取り組んでいるそうです。

番組の中でアイスランドの代表チームの取り組みが紹介されていましたが、その中で「私たちのサッカーはスペインやブラジルのようにセクシーではないかもしれない。でもWC予選では毎試合ゴールしている。小さなブラジル、小さなスペインになっても仕方ない」とコメントしており、自分たちのサッカーを作り上げているように感じます。

自分たちのサッカー、日本らしいサッカーとよく言いますが、実際にはそのサッカーに対する考え方を共有できてはないのではないでしょうか?

岡田さんの考え方があっているのかどうかはこの育成で育った選手がどういう活躍を見せるかでわかるのでしばらくかかるでしょうが、それがサッカーにおける歴史を積み上げるということなのでしょう。







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#サッカー アーセナル育成コーチが感じる日本人選手の3つの弱点とは?|基礎の反復練習を嫌いトラップやパスの正確性に欠ける・パワー不足・ミスを恐れる傾向がある

アーセナルのコーチ陣が日本人選手を教えることで感じた、「世界レベル」に達するためのポイントに関する記事の中から日本人選手の弱点について3つまとめました。




【目次】

■日本人選手は基礎の反復練習を嫌い、トラップやパスの正確性に欠ける

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by Paul A. Hernandez(画像:Creative Commons)

アーセナル育成コーチが語る日本人選手の“弱点” 致命傷になり得る二つの傾向とは

(2017/6/19、FOOTBALL ZONE WEB)

また日本では「決められたことをチームで取り組む」練習を重視する一方で、イングランドでは「基礎練習から楽しみながら個の強さを伸ばす、ゴールを決める喜び」を強く意識させるメニューを意識づけているともいう。

アーセナルのコーチ陣によれば、日本人選手は、規律、勤勉という意味では高く評価できる特徴があるからでしょうか、決められたことをチームで取り組む練習に対しては熱心であるようですが、基礎の反復練習を嫌う傾向があるようです。

基礎の反復練習を嫌う傾向にあるからか、トラップやパスの正確性に欠けていると感じているようです。

ハリル監督が日本代表候補の選手に突きつけた「改善要求3か条」は日本サッカー全体の問題!?

ハリル監督「Jは遅い!CL見ろ」“改善要求3か条”突きつけ

(2015/5/14、スポーツ報知)

MF今野は「今まではやっているつもりでも、一つ一つ意識の低さがあったのかもしれない」と振り返った。

トラップやパスの考え方・定義に違いがあるのではないでしょうか。

柿谷曜一朗の「神トラップ」に必要な要素とは?でも書きましたが、例えば、トラップとは、単にボールを止めることではなく、ゴールから逆算して常にゴールを狙う選択肢を考えながらボールをコントロールをする技術こそがトラップであると考えると、今回のアドバイスに対する受け取り方が違ってきます。

トラップを正確にすること、今回の定義でいえば、自分が最もやりやすい位置(シュートもパスもドリブルも出来る位置)にボールをコントロールすることができれば、プレーの選択肢が増えることにより、相手はいろんなことを考えてしまいます。

相手を混乱に陥らせることが出来れば、あなたは次のプレーの判断をする余裕ができます。

つまり、基本が徹底されていれば、それが一つ一つのプレーの正確さにもつながりますし、余裕にもつながるはずです。

日本人選手のトップをコーチするハリルホジッチ監督が基礎の徹底を改善案として挙げており、今回男子は9歳から17歳、女子は9歳から15歳までの生徒が参加できるスクールでアーセナルのコーチ陣が「世界レベル」に達するためのポイントとして「基礎の反復練習」を挙げたことには、日本でのサッカーの教え方に共通していることがあるということなのではないでしょうか。

アーセナルのコーチ陣は、日本人選手のもつ規律、勤勉を高く評価していますので、「なぜ基礎が大事なのか?」「どういうプレーの際に基礎の差(基礎の反復練習の差)が現れるのか?」などをしっかりと教えれば「基礎の反復練習」を実践してくれると思います。




■日本人選手はパワー不足!?

もう一つ欠けている部分として、パワー不足が挙げられています。

技術力は高いのですが、全体的にパワー不足で、ロングパスやシュート力がそれに当たります。一定年代からは筋力トレーニングに励んでほしいと思います

おそらくこのことには、「筋トレをすると背が伸びなくなるのではないか?」という心配があると思います。

15歳至宝、久保建英は超飛び級でハリルJ入りできるのか

(2016/12/26、THE PAGE)

残されたフィジカルについては、久保自身も「体を大きくするのは課題なので、引き続き頑張りたい」とまだ成長途上にあると認めている。帰国時の163cm、52kgがいま現在では167cm、60kgになったが、J3でもかなり華奢なのは否めない。

立石GMも「体重はまだ軽い」と認めながら筋力トレーニングは解禁させず、身長の伸びを優先させたいとしている。

FC東京の久保建英選手は、すでに技術面においては大器の片りんを見せていますが、フィジカル面については課題があり、FC東京の立石敬之GMは身長の伸びを優先させるためにも筋トレはやらせない方向で育成を行なっているそうです。

筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?|子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?によれば、身長が伸びるために必要な要素としては次の通りです。

●遺伝(ホルモンの分泌量)

●栄養(タンパク質・亜鉛)

●運動(体をまんべんなく動かす全身運動)

●睡眠(思春期が来る時期と身長の伸びには関係がある)

●ストレス(ストレスホルモンと成長ホルモンの関係)

ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

身長が伸びるメカニズムには、男女ともに意外にも女性ホルモンの働きが深く関わっています。成長期を迎え女性ホルモンが分泌されると成長ホルモンの分泌を介して、身長が伸びるように働きます。一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させる働きがあります。男子より女子の方が約2年成長期が早く、また身長が低いのは、成長期前の女性ホルモンの濃度が男子より女子の方が高いこと、さらに成長期になると女性では女性ホルモンが素早く増加することが関係しているのです。

身長が伸びるメカニズムは女性ホルモンの働きがかかわっており、女性ホルモンが分泌されると、成長ホルモンの分泌を介して身長が伸びるように働くのですが、その一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させてしまうそうです。

そのことが筋トレをすると身長が伸びなくなる理由ではないかと思いますが、ある一定年代を超えると、自身の体のバランスにおいて不足している筋力を筋トレで補うことが大事なのではないでしょうか。

先日県リーグ1部のいわきFCがJ1のチームに勝利しましたが、いわきFCでは「日本のサッカー選手のフィジカルスタンダードを変える」ことを目標に掲げ、栄養管理・フィジカルトレーニングに取り組んでいるそうです。

こうしたチームが現れることで、サッカーにおいてどれくらいフィジカルが重要なのかを問うことができるようになるのではないでしょうか。

ただ、筋肉がついてどんなにパワーがついたとしても、サッカーに向かない筋肉の付き方をした場合、俊敏性(クイックネス)・敏捷性(アジリティ)という言葉で日本人選手がよく評価される特質が失われてしまう恐れがあります。

そのため、人体を理解してバランスを意識する|身体を大きくするウエイトトレーニングはダメ|イチロー×稲葉篤紀対談でイチロー選手がコメントしたように、自分自身に持って生まれたバランスがあり、本来のバランスを保つことが大事だと思いますので、人体のことを学びながらトレーニングに取り組むことが重要だと思います。

■日本人選手はミスを恐れる傾向がある

アーセナル育成コーチが語る日本人選手の“弱点” 致命傷になり得る二つの傾向とは

(2017/6/19、FOOTBALL ZONE WEB)

「日本人選手は若年層からも“ミスを恐れる傾向がある”と思います。プレーを見ていると、ミスをするより安全なパスを送る傾向にある。だからこそミスを恐れず、指導者側はミスを責めない前を向く指導が必要になります」

アーセナルのコーチ陣によれば、日本人選手のプレーをみているとミスを恐れる傾向があるように感じるです。

NHK奇跡のレッスン 世界の最強コーチと子どもたち サッカー指導編に出演していたフットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴさんが指摘していたのは、アーセナルのコーチ陣と同様のことでしたが、ポイントは「中は危険。外側から。安全第一」というコーチの考え方がチームの考え方になってしまっていることです。

アーセナルのコーチ人によれば、日本人選手の特徴として”規律、勤勉”を評価し、また”日本では「決められたことをチームで取り組む」練習を重視している”とありましたが、このことは選手自身で考えるのではなくてコーチの考え方を優先する考えになっているのではないでしょうか?

コーチが「安全第一」を考えるあまり、外側から攻めることを優先事項にしてしまい、子供たちはそのことを守ろうとしてミスを恐れてしまうのでしょう。

そのため、フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴさんは、”ゴール近くでボールを持っていても怖がらない。ミスをしてもいい。ミスはつきもの。次しないようにするにはどうしたらよいかを考える。”とアドバイスしていました。

■まとめ

ユースの時代から、日本人選手の持つ特徴を生かしながら、「個人の力でも勝つためのプレー」を磨くために教えることができれば、次のステップにいけるのではないでしょうか。







【参考リンク】
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英、ピザにカロリーの上限を検討 子供の肥満対策のため




■英、ピザにカロリーの上限を検討 子供の肥満対策のため

Pepperoni Pizza from Joseph's

by Tom Ipri(画像:Creative Commons)

Pizzas must shrink or lose their toppings under Government anti-obesity plan

(2018/10/11、テレグラフ)

Under the draft proposals, a standard pizza for one should contain no more than 928 calories – far less than many sold by takeaways, restaurants and shops. And the recommendations suggest that a savoury pie should contain no more than 695 calories.

英国政府は子どもの肥満対策のために、レストランやスーパーマーケットで販売されている食事のカロリーに上限を設ける規制を検討しているそうです。

英保健省(Public Health England:PHE) は、テイクアウトやレストランなどで提供されるピザに928キロカロリー、パイに695キロカロリーの上限を設ける方向で検討しているそうです。

国を挙げてダイエット呼びかけ、20%のカロリー削減要請 英(2018/3/7、CNN)によれば、英保健省が国民の肥満対策として、食品業界に対し、主な食品のカロリーを2024年までに20%削減するよう要請しています。

【参考リンク】

すでにこうした取り組みが行われており、「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャルによれば、イギリス食品基準庁が塩分を減らすように食品の塩分量の目標値を設定したことによって、イギリスでは脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功しています。

2006年に85品目の食品に塩分量の目標値を設定し、メーカーに自主的達成を求めた。その理由は、主食であるパンが国民の最大の塩分摂取源となっていたためだが、メーカー側は売れ行き減を懸念。見かねた医学や栄養学などを専門とする科学者団体「CASH(塩と健康国民運動)」がメーカー側に徐々に塩分を下げるように提言した。

この提言に大手パンメーカーによる業界団体も納得し、7年でパンを20%も減塩。こういった取り組みの結果、国民1人当たりの塩分摂取量を15%減らすことにつながり、年間で2,000億円の医療費削減につながったと考えられている。

食文化に与える影響を考えると、食事にカロリー制限を設けるというのは難しい問題ですが、一人一人に健康への意識の高さに任せてしまうよりも、レストランやスーパーマーケット、食品メーカーが健康的な食品づくりに取り組みことによって、人々の健康を守っていくというのは良い取り組みだと思います。




■まとめ

日本でも、一生涯のうち、認知症や寝たきりにならないで、健康で自立して生活できる期間を示す「健康寿命」を伸ばそうという取り組みが行われています。

→ 健康寿命を延ばすにはどうしたらいいの?|2030年代には健康寿命を5歳延伸|新産業構造ビジョン についてくわしくはこちら

肥満が世界的に問題になる中、個人個人の取り組みに任せてしまうのには限界があります。

そこで、行なわれているのは大きく分けるとアメとムチの戦略です。

「肥満税」というムチを使って肥満を減らそうという取り組みが行われていたり、保険会社や企業は健康増進活動をしたユーザーに対して特典を付けるアメを使って健康な人を増やそうという取り組みが行われています。

こうした取り組みが増えているのも、国民医療費の増大が問題になっていることが考えられます。

アマゾン、バークシャー、JPモルガンが新しいヘルスケア企業を設立 医療費削減を目指すによれば、アメリカでも医療費が膨らんでいることが問題となっており、多額の医療費(医療保険料)を企業が負担しているそうで、高齢化や医療の進歩に伴い、企業への負担が大きくなってきています。

日本でも同様で、2016年度(平成28年度)の医療費は41.3兆円|診療報酬改定で薬価が引き下げられたことやジェネリック医薬品の使用割合が増えたことが医療費減少の要因によれば、国民医療費は増加傾向が続いています。

医療費の動向|平成28年版厚生白書
医療費の動向|平成28年版厚生白書

参考画像:医療費の動向|平成28年版厚生白書|スクリーンショット

平成28年版厚生白書

国民医療費とは、医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用を推計したものであり、具体的には、医療保険制度等による給付、後期高齢者医療制度や公費負担医療制度による給付、これに伴う患者の一部負担などによって支払われた医療費を合算したものである。

国民皆保険による医療、医師の半数「持続不能」|「#健康格差」を広げないために私たちができることで紹介した日本経済新聞社などが実施したアンケート調査によれば、医師の半数が国民皆保険による医療が「持続不能」と答えているそうです。

年齢階級別一人当たり医療費(平成25年度)
国民医療費の約2割が80歳以上の医療費であり、その多くを入院費用が占めている。(年齢階級別一人当たり医療費(平成25年度))

参考画像:不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~|経済産業省PDF

厚生労働省「人口動態調査」, 「医療給付実態調査報告」, OECD Health Data 2014 OECD Stat Extractsによれば、国全体医療費の23%(9.2兆円)が80歳以上の医療費であり、その多くを入院費用が占めているそうです。

健康保険組合の4分の1超が2025年度に解散危機を迎える試算ー健保連|改善するために必要な2つのプランによれば、健康保険組合連合会(健保連)は、2025年度に団塊の世代が全て75歳以上となり、健保組合が高齢者医療に拠出するお金が急増するため、健康保険組合の4分の1超が解散危機を迎えるという試算を発表しました。

一つの企業だけ、一つの自治体だけ、ある業界だけ、ある国だけが医療費の減少のために取り組むのではなく、社会全体で医療費の減少に取り組む時が来ていると思います。

『サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る』(著:スティーブ・ケース)では、第三の波(あらゆるモノのインターネット)によって、あらゆるモノ・ヒト・場所が接続可能となり、従来の基幹産業を変革していく中で、企業や政府とのパートナーシップが重要になると書かれています。

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

第二の波では、インターネットとスマートフォンの急速な普及によってソーシャルメディアが激増し、盛況なアプリ経済が誕生した。その中でもっとも成功を収めたスナップチャットやツイッターのような企業は、小規模なエンジニアリング・チームからスタートして一夜にして有名になり、第一の波の特徴であったパートナーシップをまったく必要としなかった。しかし、こうしたモデルは現在がピークであり、新たな時代は第二の波とはまったく違う―そして最初の波とよく似た―ものになることを示す証拠が増えている

この第三の波には「インパクト投資」も含まれているそうです。

社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド)とヘルスケア分野(認知症・がん)の可能性|#サキドリ↑(NHK)によれば、「社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド、SIB)」とは、障がい者支援や低所得者(貧困)支援、難民、失業、引きこもりの人の就労支援などの社会問題の解決と収益の両立を目指す社会貢献型の投資のことです。

「IoT」や「インパクト投資」といった「第三の波」で社会は大きく変化をしていきますが、社会問題を解決する手段として、一人の力ではなく、これからますますいろんな人たちとのパートナーシップが重要になってくるでしょう。







P.S.
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日本人はお酒に弱い体質の人が増えるように過去100世代をかけて進化してきた!?遺伝情報から判明!|その理由を考えてみた|理研など




【目次】

■日本人はお酒に弱い体質の人が増えるように過去100世代をかけて進化してきた!?遺伝情報から判明!|理研など

Beer

by Wagner T. Cassimiro “Aranha”(画像:Creative Commons)

酒に弱い日本人が増えるよう「進化」 遺伝情報から判明

(2018/4/26、朝日新聞)

体内でのアルコール分解には、「ADH1B」と「ALDH2」という2種類の代謝酵素が関わる。それぞれの酵素には、働きが強いタイプと弱いタイプがあり、日本人ではADH1Bの75%、ALDH2の25%が弱いタイプ。一方、欧米人などは、大半が2種類ともに強いタイプをもつことが知られている。

 日本人2200人の全遺伝情報を解析すると、弱いタイプの酵素をつくる遺伝子のそばに、まれにしか見られない多数の変異が集まっていることが判明した。

理化学研究所などが日本人の遺伝情報を分析したところ、お酒(アルコール)の弱い体質の人が増えるように、過去100世代ほどかけて増えてきたことがわかったそうです。

その理由としては2つ考えられるでしょうか。

1つは、お酒の強い体質の人よりもお酒の弱い体質の人に比べて子孫を残してこなかったから。

もう1つは、お酒の強い体質よりもお酒の弱い体質のほうが環境に適応できたから。




■お酒の強い体質の人よりもお酒の弱い体質の人に比べて子孫を残してこなかった!?

仮説として、お酒の強い体質の人のほうがお酒の弱い体質の人よりもお酒を飲む傾向があるとすれば、お酒は病気の発症リスクを高める要因として知られていますので、お酒に強い体質の人のほうがリスクが高まると考えられます。

【関連記事】

もう一つの仮説として、お酒の強い体質の人のほうが血気盛んであると仮定すれば、当時の戦で最前線に飛び込む人が多く、そうでない人(お酒に弱い体質でおとなしい性格と仮定)は街で長生きしたのであれば、そうした人たちの遺伝子が残ってきたと考えられます。

■お酒の強い体質よりもお酒の弱い体質のほうが環境に適応できた!?

例えば、お酒に強い遺伝子を持つ人は、そうでない人よりも約2.3倍痛風のリスクが高い!?|防衛医大によれば、お酒に強い遺伝子を持つ人は痛風リスクが高く、お酒に弱い遺伝子を持つ人(Lysアレルの数が多いほどお酒に弱い)は痛風を発症しにくいということです。

このようにお酒に強い遺伝子を持つ人のほうが環境に適応しづらいということがまだ隠されているのかもしれません。

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■まとめ

「なぜ日本人がお酒に弱い体質になるように進化してきたのか?」ということに、どのような秘密が隠されているのか気になりますね。

楽しいお酒はいいものですが、孤独なお酒は病気のリスクを高めます。

<脳卒中>「孤独な酒」 リスク2倍|厚労省調査で紹介した厚生労働省研究班の調査によれば、親友がおらず、お酒好きな人が脳卒中になる危険性は飲まない人に比べて、約2倍高いことがわかったそうです。

頼れる人がいる人が適量に飲酒していると脳卒中が少なかったそうです。

飲酒と循環器疾患発症との関連への社会的な支えの影響|多目的コホート研究|国立がん研究センター

脳卒中の発症リスクに関して、少量~中等量のグループ(エタノール換算で週に1~299g)において、支えが多い場合はリスクが低いのですが、支えが少ない場合には、約1.2~1.8倍と高いこと、またその一方で、大量飲酒のグループ(週に300g以上)では、社会的な支えが多い場合でもリスクが高い傾向があることがわかりました(図2)。

この研究では、社会的な支えによる好影響は、週にエタノール換算で1-299gの少量~中等量の飲酒の場合でのみ認められました。週に300g以上になると社会的な支えの多少に関わらず脳卒中の発症リスクが増加する傾向となりました。

国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、脳卒中のリスクに関して、社会的な支えが多い場合には、週にエタノール換算で1-299gの少量~中等量の飲酒のグループの場合はリスクが低いという結果が出たそうです。

ただし、週に300g以上になると、社会的な支えに関係なく、脳卒中のリスクが増加する傾向があることがわかったそうです。

お酒を飲むときには楽しく飲めるような環境で飲むといいですね。







【参考リンク】
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