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LH比に注目して動脈硬化予防!|LDL-cとHDL-cの比率をチェック!

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■LH比に注目して動脈硬化予防!|LDL‐cとHDL‐cの比率をチェック

Walking on the street

by Pedro Ribeiro Simões(画像:Creative Commons)

LDLよりHDLに注目!!動脈硬化性疾患の予防とLH比

(2011/2/14、ダイヤモンド・オンライン)

最近、LDLコレステロール(LDL‐c)の基準値をめぐる議論喧しいが、じつは議論の方向が偏っている。

最新の研究で心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、高LDL‐c値だけではなく、LDL‐c値とHDLコレステロール(HDL‐c)値のバランス異常が主な原因だとわかっているからだ。

脂質バランスの指標は、LDL‐c÷HDL‐c=「LH比」。

動脈硬化性疾患を防ぐには、LH比2.0以下、高血圧糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にはLH比1.5以下が望ましい。

動脈硬化を防ぐには、悪玉コレステロールの値だけに注目するのではなく、悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)の比率である「LH比」に注目する必要があります。

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そもそもHDL‐cは、血管壁にたまったコレステロールをキレイにさらってくれるお掃除屋さん。

この「掃除力」が悪玉LDL‐cの「ゴミため力」を上回り、LH比が2.0から、限りなく1.0に近づくほど脂質異常症から動脈硬化、そして突然死の流れを阻止できる。

たとえ、LDL‐cが基準値を上回る160mg/dLでもHDL‐cが80mg/dL以上なら、あわてずに生活習慣の改善を図り、LDL‐cを基準値内にすればLH比2.0以下を達成できるのだ。

LH比を限りなく1.0に近づくほど、脂質異常症や動脈硬化などの病気から守ることができます。

その点で今、注目されているのが動脈硬化進展阻止・退縮治療。

LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す方法だ。

基本は運動療法と薬物治療。

HDL‐cは運動療法によく反応し、朝夕2回、30分程度のパワー・ウオーキングを数ヵ月続けるだけで数値が劇的に改善される。

必要に応じ、脂質バランスを改善する治療薬が処方されることもある。

一見、これまでの脂質治療と変わらないようだが、主役はあくまでHDL‐ c。

健康診断ではHDL‐cとLH比に注目してみよう。

LH比を1.5以下に管理するには、運動療法や薬物療法によって改善できるそうです。

動脈硬化性疾患にならないためにも、これからはLH比に注目していきたいですね。

→ コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とは について詳しくはこちら




■LH比を改善する方法

LH比を改善する方法は、LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やすこと。

■LDLコレステロールを減らす方法

タウリンを含む食べ物

肝臓機能が強くなければ、LDLコレステロールを処理することはできません。

肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。

肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。

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食物繊維の多い食べ物

食物繊維には、コレステロールの低減に役立つ効果があるので、食物繊維が豊富な食品を摂取しましょう。

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大豆製品

大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。

大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよいそうです。

植物油

植物油には、コレステロールを抑える働きがあります。

HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。

マーガリンやショートニング、ファストフードや総菜などの揚げ油もできるだけ控えるようにして、中性脂肪に気を付けたいですね。

→ 中性脂肪を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

ヨーグルト(乳酸菌)

毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。

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りんご

オハイオ州立大学の調査によれば、毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少することがわかったそうです。

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オメガ3を含む食べ物

悪玉コレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

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■HDLコレステロールを増やす方法

善玉コレステロールを増やすには運動が有効で、特に「有酸素運動」が有効なのだそうです。

有酸素運動だからといって走らないといけないというわけではなりません。

ジョギング以外の運動も有効で、1日に歩く歩数が多ければ多いほど、善玉コレステロールの値も高くなるそうです。

毎日8千歩から1万歩歩くと、善玉コレステロールを増やすリポプロテインリパーゼが活性化するそうです。

歩くこと(1日30分ぐらい)

『プランク』 (体幹を鍛える運動)

1.腕を直角に曲げて寝る(うつ伏せの状態で腕を曲げる)

2.腕だけとつま先だけを地面につけ一分間キープする。

※頭の先と足を一直線に保つように

※1日一回一分

チョコレート

【主治医が見つかる診療所】チョコレートのカカオポリフェノールで善玉コレステロールアップ|10月19日チョコレートの健康効果が研究で証明|血圧を下げる効果やHDLコレステロール増加による動脈硬化予防によれば、カカオポリフェノールが70%含まれているようなチョコレートを一日に25g食べることで善玉コレステロールが増加するそうです。

アーモンド

アーモンドを1日10g食べると、善玉コレステロールが増える!?によれば、アーモンドを1日10グラム食べると善玉コレステロールが増えたそうです。

また、LDLコレステロールを減らし、中性脂肪を減らすことで、LDLコレステロールとHDLコレステロールの比率が改善されることで、動脈硬化の改善につながると考えられます。

食物繊維

食物繊維には、コレステロールの低減に役立つ効果があるので、食物繊維が豊富な食品を摂取しましょう。

根菜類、海藻類、きのこ類、納豆やオクラなどのネバネバ系に水溶性食物繊維が豊富なのだそうです。

【補足】わかめ、もずく、めかぶ、こんぶ、ひじき、ところてんなどの海草は、水溶性食物繊維が豊富です。

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

油に気をつける

●植物油には、コレステロールを抑える働きがあります。

●HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。

→ 酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策 について詳しくはこちら

マーガリンやショートニング、ファストフードや総菜などの揚げ油もできるだけ控えるようにして、中性脂肪に気を付けたいですね。

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・αリノレン酸)

LDLコレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

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タウリン

肝臓機能が強くなければ、悪玉コレステロールを処理することはできません。

肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。

肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。

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→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら







悪玉コレステロールを下げる食品ニュース

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善玉コレステロールを増やし、LH比を改善して、動脈硬化防止

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■善玉コレステロールを増やし、LH比を改善して、動脈硬化防止

Yoga.Upper.MeridianHillPark.WDC.20May2012

by Elvert Barnes(画像:Creative Commons)

コレステロール:「善玉」増やし動脈硬化防止

(2010/7/2、毎日新聞)

「悪玉のLDLが正常目安の120未満であっても、HDLが低い場合は心筋梗塞(こうそく)を起こすリスクがけっこう高いので、LDLとHDLの比率であるLH比(LDL÷HDL)を見ることが重要だ」と指摘する。

HDLは血管に付着した悪玉コレステロールを運び去る働きをする。

つまり、HDLが低いと血管に脂がたまりやすくなるわけだ。

悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率であるLH比が重要となっており、LH比が高い人ほど動脈硬化が進展しており、心筋梗塞などを起こす危険が高まるといわれています。

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動脈硬化などに詳しく、LH比を重視した診療を提言している倉林正彦・群馬大学医学系研究科教授は「健康な人では、まずLDLを120以下まで下げ、LH比を2以下にする。糖尿病高血圧、家族に脂質異常症のある人は、LH比を1・5程度にするのがよい」とアドバイスする。

以前紹介した記事によれば、LH比1.5以上は動脈硬化の注意信号と紹介されていました。

薬以外でHDLを上げる方法としては、喫煙をやめて、運動するのが一番効果的だ。

東山武田病院(京都市)では患者の体力に応じた運動もアドバイスする。

今井優・健康運動指導科長は「1日30分程度歩く運動を続けるだけでも、約2~4カ月でHDLが上がる」と運動の大切さを強調している。

HDL(善玉コレステロール)を上げる方法としては、

  • 禁煙
  • 運動

が一番効果的なのだそうです。

→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とは について詳しくはこちら




■LDLコレステロール値を下げる方法

タウリンを含む食べ物

肝臓機能が強くなければ、LDLコレステロールを処理することはできません。

肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。

肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。

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食物繊維の多い食べ物

食物繊維には、コレステロールの低減に役立つ効果があるので、食物繊維が豊富な食品を摂取しましょう。

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

野菜(ブロッコリー・キャベツ)

ブロッコリーやキャベツに含まれる「SMCS」はLDLコレステロールを下げる効果があるによれば、アブラナ科のブロッコリーとキャベツに含まれる天然アミノ酸の「SMCS」が、コレステロールから胆汁酸への変換を促進して血中LDLコレステロールを低下させる効果があることがわかったそうです。

コレステロールは肝臓で酵素によって胆汁酸に変化し排出されますが、SMCSはその酵素の働きを活性化させる働きがあり、肝臓における胆汁酸の合成を促進し、胆汁酸に変化し排出されるコレステロールの量を増やします。



大豆製品

大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。

大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよいそうです。

植物油

植物油には、コレステロールを抑える働きがあります。

HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。

マーガリンやショートニング、ファストフードや総菜などの揚げ油もできるだけ控えるようにして、中性脂肪に気を付けたいですね。

→ 中性脂肪を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

ヨーグルト(乳酸菌)

毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。

→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら

【関連記事】

りんご

オハイオ州立大学の調査によれば、毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少することがわかったそうです。

【関連記事】

トマト

トマトから脂肪肝、中性脂肪改善に有効な成分を発見―京大によれば、トマトには、血液中の中性脂肪量を抑制する成分が含まれており、脂肪肝メタボリックシンドロームの予防に効果が期待されるそうです。

トマトジュースでコレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善によれば、脂質異常症の状態にしたハムスターを、トマトジュースを飲ませる群と飲ませない群に分けておこなった実験によれば、トマトジュースを与えたハムスターで、コレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善したそうです。

オメガ3を含む食べ物

悪玉コレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

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【LH比関連記事】
続きを読む 善玉コレステロールを増やし、LH比を改善して、動脈硬化防止

痩せ型でもコレステロール高値になる人が増えている!|日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少|滋賀医大

 > 健康・美容チェック > コレステロール > 痩せ型でもコレステロール高値になる人が増えている!|日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少|滋賀医大




【目次】

■痩せ型でもコレステロール高値になる人が増えている!|日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少|滋賀医大

過去30年間で日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少
過去30年間で日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少

過去 30 年間で日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少―国民健康・栄養調査参加者の疫学研究 NIPPON DATA の結果より―

(2018/9/4、滋賀医科大学)

1980 年には肥満の人ほどコレステロール高値になりやすく、痩せの人ほどなりにくい傾向でしたが、近年は肥満や痩せとの関連が弱くなっていました。近年は適正体重や痩せの人でもコレステロール高値になる人が増えています。国民の脂質異常症予防のためには肥満対策以外に食事中の脂肪分に関する対策が必要と考えられました。

国民健康・栄養調査の参加者を対象とした NIPPON DATA(ニッポンデータ)研究によれば、30 年前は肥満の人ほどコレステロール高値(血清総コレステロール値 220 mg/dl 以上)になりやすく、痩せの人ほどなりにくい傾向でしたが、近年は肥満や痩せとコレステロール高値との関連が弱くなっていることがわかったそうです。

なぜ適正体重や痩せの人でもコレステロール値が高い人が増えているのでしょうか?

30 年前は肥満になりやすい食事が同時に高脂肪などによりコレステロール高値になりやすかったが、近年は体型に関わらず脂肪(特に飽和脂肪)の多い食事を摂る人が増えたため、肥満や痩せとの関連が弱くなった可能性がある。

このため、脂質異常症の予防のためには、肥満の人への対策だけでなく、適正体重や痩せの人にも脂肪の多い食事への対策を行なう必要があるということでした。




■まとめ

脂質異常症高LDLコレステロール血症を放っておくと、増えた脂質がどんどん血管の内側にたまってしまい、そして知らないうちに体の血管が傷ついてしまい、動脈硬化を引き起こす恐れがあります。

高脂血症 → 動脈硬化 → 心筋梗塞脳梗塞

ただ、コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではない―米当局によれば、米厚生省と農務省が設置した「食事指針諮問委員会」は、コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではないという見解を発表しました。

コレステロールの摂取制限は必要ない?|#あさイチ #NHKによれば、動脈硬化心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こすコレステロールは肝臓で作られるものと関連しており、食品から摂取されるコレステロールとの明確な因果関係が示されないため、ガイドラインに記載されないということになったそうです。

このように考えると、食事中の脂肪分(飽和脂肪や食事性コレステロールの過剰摂取の防止)への対策を行なうよりも、別の対策が必要であるのではないかと考えられます。

また、健康診断の新たな基準値(血圧・BMI・肝機能・総コレステロール・LDLコレステロール)とは?|健診基準値が厳しすぎて健康な人でも上限超えてしまう!?|2017-2018によれば、総コレステロール値の表示はなく、Non-HDLコレステロール(=総コレステロールの数値-HDLコレステロールの数値)の数値に注目が集まっています。

日本人のコレステロールの評価にはnon-HDLコレステロールが望ましい|厚生労働省
日本人のコレステロールの評価にはnon-HDLコレステロールが望ましい|厚生労働省

参考画像:第3期特定健診・特定保健指導に向けた見直しについて(2016/5/16、厚生労働省)|スクリーンショット

第3期特定健診・特定保健指導に向けた見直しについて(2016/5/16、厚生労働省)

・国際的には、脂質に関するスクリーニングには総コレステロール※1が用いられているが、日本人のHDLコレステロール値は諸外国より高く、総コレステロール値のみで評価すると脂質異常のリスクを過大評価してしまう。

※1:総コレステロールは、HDLコレステロールとLDLコレステロール等で構成されている。

・LDLコレステロールについては、直接測定法は検査精度が安定しないことが指摘されている。また、国際的なLDLコレステロールの評価であるフリードワルド式※2は、中性脂肪高値の状況(高トリグリセライド血症や食後)での採血においてLDLコレステロールを過小評価する可能性がある。

※2:LDLコレステロール(フリードワルド式)=[総コレステロール]-[HDLコレステロール]-[中性脂肪/5]

・一方、精度が確立している検査項目として、総コレステロールとHDLコレステロールから求められるnon-HDLコレステロール※3がある。

※3:non-HDLコレステロール=[総コレステロール]-[HDLコレステロール]

・LDLコレステロールとnon-HDLコレステロールは、虚血性心疾患や脳血管疾患の予測能は同程度又はnon-HDLコレステロールの方が優れている。

・したがって、日本人のコレステロールの評価には、non-HDLコレステロールが望ましい。ただし、適切な試薬を使用して精度管理が行われれば、臨床検査としてのLDLコレステロール直接法自体の使用は可能である。。

「特定健康診査・特定保健指導の在り方に関する検討会」によれば、科学的知見から総コレステロールよりもnon-HDLコレステロールを保健指導対象者への指導に用いてはどうかという見直しの議論が起きているそうです。

ただ、健診の現場ではLDLコレステロールが定着してきているため、変更をする際に健診の現場で混乱が起きたり、国民への理解を求めることが必要になるため、non-HDLコレステロールに変更するメリットがあるかの議論が必要だとあります。

→ 「レムナント」と「Non-HDLコレステロール」とは?基準値・計算・対策|#ガッテン についてくわしくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 痩せ型でもコレステロール高値になる人が増えている!|日本人のコレステロール高値に対する肥満の影響が減少|滋賀医大

「コレステロールは減らしすぎると体に良くないということを知っていますか」|「知らない」が「知っている」を上回る結果に

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■「コレステロールは減らしすぎると体に良くないということを知っていますか」|「知らない」が「知っている」を上回る結果に

Girl sitting at desk flipping through textbook pages at Putnam School / Fille assise à un bureau feuilletant les pages d'un manuel à l'école Putnam

by Library and Archives Canada(画像:Creative Commons)

善玉・悪玉コレステロールの認知率76.2%、善玉を増やす方法を知る人は25%

(2016/1/29、マイナビニュース)

「コレステロールは減らしすぎると体に良くないということを知っていますか」と質問したところ、「知らない」と回答した方が53.2%となり、「知っている」と回答した人を上回る結果となった。

カゴメがコレステロールに対する意識調査を行なったところ、コレステロールを減らしすぎるとよくないということについて知らないと回答した人が知っていると回答した人を上回ったそうです。

コレステロールは体の中で重要な役割を果たしています。

  • 細胞膜を作る
  • 筋肉を作るホルモンの原材料
  • 栄養分の分解
  • 栄養を吸収する胆汁酸の原材料

若い女性の中には、ダイエットのために、動物性食品や油脂類を摂取することを過剰に避けたりする人もおり、また高齢者になると自然と動物性たんぱく質や油脂をとらない食事をしてしまい、低栄養になってしまう人がいるようです。

高コレステロールは健康にいい?悪い?|コレステロール摂取は善か悪か?によれば、高齢者における総死亡(全死因)の危険率と血清コレステロールの関係をみると、75歳以上の女性では、コレステロール値の低い群ほど総死亡危険率が高く、男性ではコレステロール値と総死亡危険率は無関係だったそうです。

つまり、コレステロールは決して悪者ではないのです。

ただ、脂肪の多い食事やカロリーの摂りすぎで必要以上に肝臓からコレステロールを作り出してしまったり、またコレステロールの摂りすぎで、コレステロールのバランスが崩れて血中コレステロール値が高くなってしまうと、高コレステロール血症動脈硬化などの病気を引き起こしてしまうリスクが高まります。

何事もバランス良い食事が重要なのです。

→ コレステロールを下げる食品 について詳しくはこちら

→ LDLコレステロールを下げる食品 について詳しくはこちら

→ コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とは について詳しくはこちら







【コレステロール関連記事】
続きを読む 「コレステロールは減らしすぎると体に良くないということを知っていますか」|「知らない」が「知っている」を上回る結果に

スロージョギングの効果・やり方とは|ためしてガッテン(NHK)

2009年6月10日放送のためしてガッテンは、「脳いきいきダイエット 超らくジョギング革命!」がテーマでした。




■超らくジョギングとは

今回番組で紹介した超らくジョギングを行うと、様々な健康効果があったそうです。

超らくジョギングとは、「ある筋肉」を使わないジョギングなのだそうで、このジョギング方法で走ると乳酸がたまりにくい、つまり、疲れにくいジョギング方法なのだそうです。

■「ある筋肉」を使わないジョギングとは

果たして、「ある筋肉」とはいったん何なのでしょうか。

その筋肉とは、速筋です。

そして、速筋を使わないジョギングを、スロージョギングと呼ぶそうです。

スロージョギングは、簡単にいえば、ゆっくりジョギングすることです。

ゆっくりジョギングすることとウォーキングでは違いがないのかと疑問に思う人も多いと思いますが、ウォーキングに比べると、ジョギングは、1.6倍のカロリーを消費してくれるそうです。

■スロージョギングで体が激変!

スロージョギングを続けることで、毛細血管の数が23%も増加するそうです。

これに加えて、スロージョギングを続けることで、遅筋が発達し、スピードアップもするそうです。

⇒血糖値・中性脂肪も下がる効果

■スロージョギングで脳が大きくなる?!

ある研究で、ウォーキングから徐々に運動強度を上げ、軽いジョギングを行うようにしたグループと、ストレッチ運動を続けたグループとに分け、比較してみたところ、軽いジョギングを行うようにしたグループの方が前頭前野が多くくなったそうです。

*判断力・決断力・ワーキングメモリーが向上したそうです。

■スロージョギングのやり方・方法

  1. 背筋を伸ばす
  2. やや前傾姿勢
  3. 足は押すだけ、蹴らない
  4. ニコニコおしゃべり
  5. きつかったら歩く
  • 1日30分(10分×3回でもよい)が目安。
  • 会話ができなくなる一歩手前までにする。
  • 膝が痛い人はジョギングしない。

走るのが続かないと思っている人には、おススメの運動法かもしれません。

明日からスロージョギングをする人が増えるかもしれませんね。

【追記(2009/8/5)】

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【参考記事】
続きを読む スロージョギングの効果・やり方とは|ためしてガッテン(NHK)