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妊婦の喫煙は胎児のDNAに科学的変化を与え、子どもを危険にさらす恐れ

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by MartaZ*(画像:Creative Commons)




胎児のDNA、妊婦の喫煙で変化 大規模調査で確認

(2016/4/1、AFP)

「妊娠中の女性にタバコは禁物という考えは十分に確立されているが、今回の研究結果は、妊娠中の喫煙が、子どもの小児期まで残存する永続的な影響をゲノム(全遺伝情報)上に残すことを明らかにするとともに、これらの影響を特に受けやすいゲノム内の位置と遺伝子を特定している」とグレッグ助教は説明した。

妊娠中の妊婦による喫煙は赤ちゃんの健康にとって悪いといわれていますが、今回の研究によれば、妊婦による喫煙は、発育中の胎児のDNAに科学的な変化を生じさせ、子どもを危険にさらす恐れがあるそうです。

赤ちゃん 出生体重、戦前を下回る 母体のやせすぎ、喫煙が影響によれば、赤ちゃんの体重が減少しているのは、やせすぎや喫煙、ストレスが原因なのではないかと考えられます。

胎内環境が悪いと、胎児はその環境に合わせて発育を抑制するプログラミングが行われると考えられるそうですが、今回の研究と組み合わせて考えれば、喫煙が胎児のゲノム(全遺伝情報)に何らかの影響を与えており、そのことがその後の子どもの健康に影響を与えていると考えられます。







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受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人|なぜ前回調査に比べて倍増したのか?|厚労省調査

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by Jeff Masilungan(画像:Creative Commons)

【目次】




■受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人

参考画像:日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡|厚生労働省スクリーンショット

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人 厚労省調査

(2016/5/30、フジテレビ系)

厚生労働省の研究班の調査によると、非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。

厚生労働省研究班の調査によれば、受動喫煙が原因の死者数は、2010年の調査では、6800人と推定されていましたが、今回の調査ではほぼ倍増し、年間1万五千人と推計されるそうです。

なぜ倍増したのでしょうか?

これまで、受動喫煙は、肺がんや心筋梗塞などに因果関係があるとされていたが、前回調査以降、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたという。

受動喫煙が肺がん心筋梗塞だけでなく、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたそうです。




■受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い

受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い|東北大で紹介した東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループによれば、受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことがわかったそうです。

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高血圧は糖尿病などの合併症を起こしやすいといわれます。

それは、高血圧と糖尿病の危険因子(肥満、運動不足、喫煙など)が同じだからです。

高血圧をそのままにしておくと、動脈硬化心筋梗塞脳卒中腎臓病などの原因となります

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■ペットも受動喫煙の影響を受ける

<たばこ>ペットも受動喫煙でがんの恐れで紹介したペットの受動喫煙の影響に関する研究によれば、次のようなことがわかっています。

●家庭内で副流煙にさらされた猫が悪性リンパ腫になる危険性は、さらされていない猫の2・4倍。その環境が5年以上続くと、3・2倍に上がるとされる。(マサチューセッツ大)

●コロラド大が92年に発表した研究では、喫煙者に飼われている犬ががんになるリスクは通常の1・6倍。特にダックスフントのような鼻先の長い犬種は鼻腔(びくう)がんの発症リスクが高まる。

■まとめ

厚生労働省研究班の調査によれば、受動喫煙が原因の死者数は、年間1万五千人と推計されるそうです。

受動喫煙は配偶者の健康に悪影響を与えるだけでなく、ペットの健康にも影響を与える恐れがあります。

是非一度考えてみてください。







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たばこを吸う人は非喫煙者に比べてがんの再発リスクは2.5倍|山形大

Smoking is EVIL!

by J’ram DJ(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > がん > たばこを吸う人は非喫煙者に比べてがんの再発リスクは2.5倍|山形大




■たばこを吸う人は非喫煙者に比べてがんの再発リスクは2.5倍

<がん>たばこ吸う人の再発リスクは2.5倍に 山形大調査

(2015/12/23、毎日新聞)

山形大医学部は22日、がん経験者が喫煙することで再びがんを発症するリスクが非喫煙者の約2.5倍になると発表した。

山形大医学部によれば、がん経験者でたばこをやめなかった人は、たばこを吸わない人に比べて、がんの発症リスクが約2.5倍になるそうです。

平均寿命が全国最下位の青森県は喫煙率が高いそうです。

厚労省の25年の国民生活基礎調査によると、青森県民の喫煙率は男性が40・3%で全国1位、女性は14・3%で同2位で、喫煙率は男女とも高いという結果が出ています。

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一度がんになった人はたばこをやめてくださいね。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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5月31日は「#世界禁煙デー」

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by Michael Ocampo(画像:Creative Commons)

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■5月31日は「世界禁煙デー」

5月31日は世界禁煙デー。(WHOが制定)

タバコに関する記事をまとめてみました。

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禁煙して5年程度までの人が糖尿病発症リスクは、喫煙経験のない人より高い!?

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by Tela Chhe(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 禁煙して5年程度までの人が糖尿病発症リスクは、喫煙経験のない人より高い!?




<糖尿病>禁煙5年まで発症リスク高く

(2012/2/29、毎日新聞)

禁煙して5年程度までの人が糖尿病を発症する危険性は、喫煙経験のない人より高いことが、国立がん研究センターなどの研究班による全国約6万人の調査で判明した。米科学誌「プロスワン」に発表した。

<中略>

その結果、禁煙した男性が糖尿病になる危険性は、たばこを吸わない男性の1.42倍になった。

禁煙前に比べ体重の増加が少ない男性も、たばこを吸わない男性に比べ糖尿病の危険性が高まった。

禁煙前に1日25本以上のたばこを吸っていた男性が糖尿病を発症する危険性は、たばこを吸わない男性の2.15倍と高く、喫煙本数が多いほど危険性は高かった。

一方、禁煙5年後以降は、非喫煙者との差はほとんどなかった。

禁煙して5年程度までの人が糖尿病を発症する危険性は、タバコを吸わない人より高いことがわかったそうです。

つまり、禁煙後も一定期間(今回の調査を基にすれば5年程度)は糖尿病の危険性が高い状態が続くということですね。

糖尿病 についてはコチラ。

ただ、この記事で今ひとつわからなかったのはこの点です。

喫煙者が糖尿病になる危険性は、たばこを吸わない人に比べ、男性1.3倍、女性3倍に高まることが知られている。

喫煙している男性が糖尿病になる危険性は、タバコを吸わない男性の1.3倍であれば、禁煙した人のほうが糖尿病になるリスクが高まってしまうということになります。

せっかく禁煙したのに、糖尿病リスクが高まるとは・・・と考える人もいるかもしれません。

たばこをやめると糖尿病リスク高まる、体重増加が影響-研究

たばこをやめると糖尿病のリスクが高まる傾向があることが、米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルティモア)の研究で分かった。

禁煙が通常、体重増加につながることが影響しているとみられる。

研究チームは45-64歳の約1万1000人について、9年間のデータを調査。対象期間の3-5年前にたばこをやめた人は2型の糖尿病になる確率が、もともと喫煙の習慣のない人に比べ80%高かった。

研究開始後の3年間にたばこをやめた人は73%高く、禁煙後の最初の3年間に糖尿病のリスクが最も高まることが示された。

タバコをやめると糖尿病になるリスクが高まるので、体重増加に気をつける必要があるようです。

最も良いのは、タバコを吸い始めないことですね。







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