「出産」タグアーカイブ

女性特有の「手が痛い」という症状には、女性ホルモンの変動が関係している!?




【目次】

■女性特有の「手が痛い」という症状には、女性ホルモンの変動が関係している!?

PSU Food For Thought Gallery Thu April 12, 2012 27

by Parker Knight(画像:Creative Commons)

「主犯」は加齢にあらず 女性の手の痛みに新説

(2016/6/26、日経ヘルス)

女性には手の痛みが出やすい時期が2回ある。一つは40代後半~50代、もう一つは妊娠中や出産後まもない時期だ。「出産前後のホルモンバランスが大きく変わるときに痛みを訴える人が多い。ただ、断乳して月経が戻れば、ほとんどの場合自然に消える」とNTT東日本関東病院整形外科の大江隆史主任医長。

手の痛みは、加齢や使い過ぎだけが原因ではなく、女性ホルモンの変動によって起こるという説です。

そのように考えられる理由は記事の中でいくつか紹介されています。

  • 指の痛みは利き手でない方にも出る
  • 最も使わない左のくすり指に多い
  • 高齢者全員に発症するわけでもない
  • 40代後半~50代に手の痛みが出やすい
  • 妊娠中や出産後まもない時期にも手の痛みが出やすい

40代~50代の更年期になると、「手のしびれ」を感じるという方がいます。

更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少することで、肌の張りが失われて、皮膚が刺激に敏感になり、神経が刺激されて、手足のしびれを感じてしまいます。

また、血流が悪くなると、冷え肩こり腰痛といった症状があり、冷えの症状とともに手足のしびれを感じることがあります。

【関連記事】

手の痛みと女性ホルモンの変動には関連があるという仮説はありますが、まだその因果関係は証明されていないそうです。

「女性ホルモンと手の痛みの因果関係はまだ証明されていない」(大江主任医長)が、平瀬センター長は、「発症には、ホルモン分泌量の多寡ではなく、減るときの“落差”が関係しそうだ」と指摘する。「子宮内膜症の治療でホルモン剤をのんだ人で、手の痛みが軽くなったという症例が多数ある」(平瀬センター長)。

手の痛みの発症は、ホルモン分泌量の多さや少なさではなく、ホルモンの分泌が減少するときの「落差」が関係しているのではないかと考えられるそうです。

手指の痛み、更年期症状かも 変形する恐れ、早めの受診を

(2017/6/13、中日新聞)

ところが近年の基礎研究で、女性ホルモンのエストロゲンに腱(けん)や関節を包む「滑膜(かつまく)」の腫れを取る作用があり、エストロゲンが減ると腱や関節に炎症が起こりやすくなることが判明。エストロゲンは更年期や妊娠・授乳期に急激に減少することで知られており、痛みやしびれ、変形のある患者の分布と一致していた。

 平瀬センター長は、乳がんや骨粗しょう症を防ぐとして注目されている成分「エクオール」が、エストロゲンに似た働きをすることに着目。エクオールを含むサプリの投与を昨年から始めた。百十九人の初診時と三カ月後の痛みなどを数値化し評価したところ、およそ六割に改善がみられた。

近年の研究によれば、女性ホルモンのエストロゲンが減ると腱や関節に炎症が起こりやすくなることが分かっており、四谷メディカルキューブ 手の外科・マイクロサージャリーセンターの平瀬雄一センター長がエクオールを含むサプリの投与を行なったところ、約6割に改善が見られたそうです。

変形が少し進んだ患者でも、通常の治療で行われるステロイド注射との併用で効果があった。一方、変形がより進んだ患者では、注射を併せても効果は少なかったという。

この結果から、エクオールではすでに変形が進んだ患者では治療できないものの、痛みやしびれが出始めた段階でエクオールやステロイド注射との併用により、悪化を防ぐことができるのではないかと推測されるそうです。




■手根管症候群

妊娠中や中高年の女性に多いため、女性ホルモンの変動が関係しているといわれているのが、手根管の中で神経が慢性的な圧迫を受けて、手の痛みやしびれを起こす「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」です。

手首の手のひら側にある骨と靭帯に囲まれた「手根管(しゅこんかん)」の中を、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱が通っています。

この手根管の中で神経が慢性的な圧迫を受けて、手のしびれや痛み、運動障害を起こす病気が手根管症候群です。

●手根管症候群のしびれの特徴

  • 親指から中指までの3本を中心に起こり、小指には起こらないそうです。
  • 主に40代以上の女性や、手をよく使う人が発症しやすいそうです。

    妊娠中や中高年の女性に多いため、女性ホルモンの変動が関係していると言われているそうです。

    また、家事や育児などで手首を使うことが多いと、手根管症候群になりやすいそうです。

■自宅でできる手根管症候群テスト

  1. 胸の前で、手の甲同士を直角につけ、そのまま20秒間静止する。
  2. その時、腕の高さを肩と平行に保つことに注意する。
  3. 指にしびれを感じるかどうかチェックしましょう。

※手や指にしびれを感じたり、痛みが生じるため腕を上げていられないなどの場合、手根管症候群の可能性があるそうです。

【関連記事】

■まとめ

手の痛みは、1.40代後半~50代に手の痛みが出やすい、2.妊娠中や出産後まもない時期にも手の痛みが出やすい、ということから、ホルモンの分泌が減少するときの「落差」が関係しているのではないかと考えられるそうです。

ただ、手の痛みが現れるというのはホルモン分泌の減少(あくまで仮説)だけでなく、関節リウマチなどの病気であることもあるので、どのような痛みであるか(慢性的に痛むやしびれるように痛むなど)をチェックし、気になる方は病院で診てもらいましょう。

【関連記事】







【参考リンク】
続きを読む 女性特有の「手が痛い」という症状には、女性ホルモンの変動が関係している!?

産後クライシス(出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がる)に出産を経験した女性の約半数が陥っている!




■産後クライシス|出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がる!

Family

by Ivan(画像:Creative Commons)

愛情、急速に冷えた 「産後クライシス」女性の半数経験

(2017/12/27、朝日新聞)

産後クライシス(出産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況)について「かなり当てはまる」は10・3%、「どちらかといえば当てはまる」は39・6%で計49・9%。このどちらかに当てはまる女性の約6割は回答時点でも続いていると答えた。

岡山大大学院保健学研究科の中塚幹也教授らが行なった調査によれば、出産を経験した女性の約半数が「産後クライシス」に陥り、その始まった時期は出産後3カ月以内が8割近くを占めたそうです。

「産後クライシス」問題はNHK「あさイチ」で取り上げられ、注目を集めました。

「産後クライシス」は新たなトレンドワードか?NHK『あさイチ』の特集に子育て世代騒然

(2012/9/6、MAMAPICKS)

番組ホームページによると、ある民間調査機関による調査で、「出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がる」という実態が明らかになったそうで、具体的には、【夫(妻)への愛情を実感する】という問いに対し、「妊娠期」ではともに74.3%であったものが、出産後の「0歳児期」には、男性が10ポイント、女性にいたっては約30ポイントも急速に下がり、そして「1歳時期」に男女ともさらに10ポイントも下がるというデータである。

さらに、別の研究では、この期間に生じた不仲はその後の夫婦関係に長く影響するというのだ。同番組では、この問題を「産後クライシス」と名付け、その実態に迫った。

なぜこうした結果が起こるかについて、番組では、「夫からのねぎらい」「夫の家事や育児への参加度」が強く関係していると分析している。

記事によれば、出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がるということがわかり、また別の研究によれば、その期間中に生じた不仲はその後の夫婦関係に長く影響するそうです。

「女は人生で三度、生まれ変わる(著:ローアン・ブリゼンディーン)」の中から今回の記事に関連した内容があります。

●母親の攻撃性が発動する。この小さな存在を守り育てようという決意と意欲が脳の回路を完全に支配する。

●自分と赤ん坊のためにもっと安定した家庭を築いてくれない夫に腹がたってたまらなくなった。彼女のニーズと現実が事実上一夜にして激変し、母親の脳の保護本能の矛先が夫の経済力に集中的に向けられたのだ。

●授乳には精神的な集中力の鈍化というマイナスが伴う。出産直後に頭がぼんやりすることはごく普通だが、授乳によってこのとろりとして穏やかな焦点の定まらない状態がひどくなり、長期化することがある。

●的を絞って集中する働きをする脳の部分は、出産後半年くらいは子供を見守り保護することに占領されてしまう。

だいたい新米の母親は睡眠不足だし、そのうえ女性の脳が元の大きさに戻るには産後半年かかる。

簡単に言えば、女性の脳は出産後「ママの脳」へと変化してしまうのです。

ママの脳になることによって、赤ちゃんを守る気持ちから夫に対して攻撃的になったり、集中力がなくなったりします。

このことを知っているのと知らないのでは夫婦関係にも大きく影響するのではないでしょうか。







P.S.
続きを読む 産後クライシス(出産直後から妻の夫への愛情が急速に下がる)に出産を経験した女性の約半数が陥っている!

妊娠高血圧症候群 晩産化で増加傾向。脳出血、胎盤早期はく離併発も

【目次】




■妊娠高血圧症候群 晩産化で増加傾向。脳出血、胎盤早期はく離併発も

Couple tenderness

by Pedro Ribeiro Simões(画像:Creative Commons)

医療ナビ:妊娠高血圧症候群 晩産化で増加傾向。脳出血、胎盤早期はく離併発も

(2008/11/11、毎日新聞)

「しかし、出産の高齢化で高血圧肝臓腎臓病など素地のあるケースが増えている」と関博之教授(周産期学)は指摘する。

高血圧患者が妊娠高血圧症候群になる可能性が高いことを知らされないまま、不妊治療を受ける事例も目立つ。

晩産化で妊娠高血圧症候群が増加傾向にあり、また、脳出血、胎盤早期はく離併発することもあるそうです。

■妊娠高血圧症候群とは

妊娠高血圧症候群とは、どういう病気なのでしょうか。

かつては妊娠中毒症と呼ばれていたが、05年に改められた。

妊娠20週から出産後12週までの間に最高血圧140以上、最低血圧90以上になる場合や、同時に尿にたんぱくが出る場合をさす。

また、頭痛や目のチカチカ、吐き気や胃の不快感などの症状が表れる場合がある。

けいれんや大量出血で死に至る恐れがあるほか、肺塞栓(そくせん)や脳出血、胎盤早期はく離を併発することがある。

死産になったり、脳障害などの後遺症が子どもに残ることもある。妊娠32週より前に発病すると重症化しやすいとされる。

以前は、むくみ(浮腫)が重視されたが、今は28週未満の妊娠早期と、出産直前に顔つきが変わるほど全身、特に上半身がむくむ場合のみ要注意としている。

■妊娠高血圧症候群の治療法

治療は、薬を使った高血圧の対症療法が中心だ。

関教授らは血管を緩める働きのあるぜんそく治療薬を試験的に患者の同意を得て使い、8割で重症化の予防効果があった。

しかし、胎児への影響が不明で使用できない薬も多く、母体を守るため血圧を下げ過ぎると、胎児への血液が不足するという板挟みにあう。

根本的な治療とは出産することだ。

一日でも長く母親の体内にとどめて胎児の成長を促しながら、母子の状況で帝王切開に切り替える緊急対応が必要だ。




■妊娠高血圧症候群の予防・対策とは

対策は、定期的に健診を受け、早期発見することから始まる。

定期的に健診を受けることが、赤ちゃんの健康だけでなく、自身の健康にもつながりそうです。

また、家庭で血圧を測定することも対策としてお勧めだそうです。

通常、妊娠12~28週は血圧がやや下がりぎみになるが、逆に徐々に上がるようなら正常範囲内でも注意が必要だ。

妊娠高血圧症候群と診断されたら、塩分の摂取量を減らすなど生活習慣の改善が必要なようです。

診断されたら、塩分摂取量を1日7~10グラムと、普段より約3割減らす。

家事程度の安静で規則正しい生活が望ましい。

たばこや酒はやめ、水分をこまめに取る。

■妊娠高血圧症候群の分類

■妊娠高血圧症候群の分類 血圧の単位はミリHg
        最高血圧    最低血圧   尿たんぱく
前症(予備群) 120~139 80~89
軽症      140~159 90~109 0.3~2グラム
重症      160以上   110以上  2グラム以上
 =日本妊娠高血圧学会など




→ 高血圧|高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら




【関連記事】
続きを読む 妊娠高血圧症候群 晩産化で増加傾向。脳出血、胎盤早期はく離併発も

丸岡いずみさん、代理母出産で第一子を授かる|6年の不妊治療、2度の流産を経て

健康・美容チェック > 不妊 > 丸岡いずみさん、代理母出産で第一子を授かる|6年の不妊治療、2度の流産を経て

産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャルで紹介した2010年国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、6組に1組が不妊に悩んでいるそうです。(※妻50歳未満の初婚夫婦)

丸岡いずみさんも不妊治療に取り組んでいたことを明かし、今回は代理母出産でお子さんを授かったというニュースが話題になっています。

【目次】




■丸岡いずみさん、代理母出産で第一子を授かる|6年の不妊治療、2度の流産を経て

Baby!

by Jesse Davis(画像:Creative Commons)

丸岡いずみ 代理母出産 2度の流産を経て“奇跡の46歳ママ”に

(2018/1/23、デイリースポーツ)

2012年に結婚してすぐに自然妊娠。しかしわずか10週で流産。その後、体外受精での不妊治療を開始したが、再び10週で流産したという。

 流産の原因として、子宮内膜に十分な厚さがなく、着床しても妊娠継続が難しい「不育症」である可能性が高かった。

キム・カーダシアン&カニエ・ウェスト夫妻、代理母出産で第3子 名前も公表(2018/1/21、モデルプレス)によれば、米モデルのキム・カーダシアンとカニエ・ウェスト夫妻に第3子となる女の子が代理母出産で誕生したと米メディアが報じましたが、丸岡いずみさん・有村崑さん夫妻が6年の不妊治療、2度の流産を経て、代理母出産で第一子を授かったそうです。

丸岡いずみさんのケースは、子宮内膜に十分な厚さがなく、着床しても妊娠継続が難しい「不育症」が流産の原因の可能性が高いということでしたが、産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャルで紹介した2010年国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、6組に1組が不妊に悩んでいるそうです。(※妻50歳未満の初婚夫婦)

また、体外受精は年間21万件で、世界最多となっています。

急増する不妊の増加の原因は、「卵子の老化」。

年をとると、卵子の質が低下するのです。

しかし、不妊治療を行う女性の中には、卵子が老化するという事実を知らない人も多いようです。




■体外受精と卵子の老化

卵巣の中に卵胞があり、卵胞の中に卵子が入っています。

専用の針で吸い出し、素早くシャーレの上に移します。

※年齢を重ねると、卵子のない空の卵胞が増えてしまいます。

見つかれば、夫の精子と受精させます。

卵子の老化による影響が出るのはこのあとです。

20代の女性の受精卵は、活発に細胞分裂を繰り返し、やがて胎児へと成長していきます。

30代後半からの女性の受精卵は、成長が止まってしまうことが増えていきます。

体外受精など不妊治療で出産できる確率は、35歳で16.8%、40歳で8.1%、45歳では0.5%に低下します。(日本産科婦人科学会 2009年)

卵子は女性が生まれた時から体の中にあります。

男性の精子が日々生み出されるのに対し女性の卵子は新しく作られません。

女性が年令を重ねるほど、数が減少し、質も低下するのです。

■まとめ

不妊と女性の社会進出との関係は大きいですよね。

  • 女性が社会進出した時代は結婚・出産することがはばかられる時代。
  • 就職氷河期でようやく手にした正社員の座を簡単には手放せない。
  • 20代は仕事で、30代は大きな役割を担うようになり、結婚・出産を先延ばしにしてしまった。

もう一つ、忘れてはいけないのは、不妊の原因の半分は男性にあり、不妊の原因の大半は精子の質が問題となっています。

片方だけが問題を抱えるのではなく、こうしたことを一緒に考え、そして、もう少し早い時期にこうしたことを夫婦で考える機会を持っていかないといけないと思います。

→ 不妊|不妊の原因・不妊治療・妊活 について詳しくはこちら

→ 男性不妊の原因・不妊治療・検査 について詳しくはこちら







【女性不妊関連記事】

【関連ワード】

高齢での妊娠・出産のリスク|何歳から出産のリスクが高くなるの?

Untitled

by Vanessa Porter(画像:Creative Commons)




女性は何歳まで妊娠・出産が可能なの?

(2012/5/19、マイナビニュース)

■高齢での妊娠・出産のリスク

・流産や早産、難産

・妊娠中に血圧の上昇や尿にタンパクが出る「妊娠高血圧症候群」

・染色体の異常が原因で起こる「新生児のダウン症」

現在、高齢出産とは35歳以上の女性が出産することをいいます。

高齢での妊娠・出産は若い女性に比べて、流産や早産・難産、妊娠高血圧症候群、ダウン症などのリスクが高くなります。

続きを読む 高齢での妊娠・出産のリスク|何歳から出産のリスクが高くなるの?