「心房細動」タグアーカイブ

WEST. 桐山照史さんの休養理由は「心房細動」!心房細動とはどんな病気?




WEST.桐山照史 休養理由は「心房細動」 手術も告白で共演者驚き「心臓焼いてん」(2024/3/1、東スポWEB)によれば、桐山さんの休養理由は心房細動で手術を受けていたそうです。

■心房細動とは

脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう!によれば、通常心臓は規則的に一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

APPLE HEART STUDY|APPLE WATCHの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携で紹介したAppleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうです。

<不整脈>飲酒量の増加で危険性高まるによれば、心房細動が起きると、心臓内の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが脳の血管に詰まると重症の脳梗塞につながるそうです。

血栓の原因は心房細動や動脈硬化でフィブリンが固まってしまうことにあった!?|ためしてガッテン 8月24日によれば、血栓ができる時の心臓の動きをよく観察すると、動きが悪くて鼓動が不規則の状態(「心房細動」という不整脈の一種)になっており、心臓の中で血液がよどんで固まりやすくなっているそうです。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 脈拍|脈拍数(心拍数)の正常値・脈の変化でわかる病気・脈拍の簡単な測り方 について詳しくはこちら

■なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由

これまで脳梗塞といえば、高血圧から起こるものが有名で、そのことが認知されたからでしょうか、血圧の高い人は、血圧をコントロールすることによって、高血圧による脳梗塞はかなり減っているそうです。

しかし、脳梗塞自体は減っていないそうです。

その代わりとして、脳梗塞の原因として増えているのが、不整脈の一種である『心房細動』による脳梗塞です。

通常心臓は一定のリズムで一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

心房細動が起きると、心臓の中の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが血流にのって、脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。

それでは、なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのでしょうか?

心房細動による脳梗塞が増えている理由は2つ。

1.高齢化

2.生活習慣病

高齢化に加えて、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

つまり、脳梗塞を予防するためにも、心房細動のチェックと生活習慣の見直しをすることが重要になります。

■心房細動のセルフチェック方法

【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!

「脳梗塞」は、血栓が脳の血管に詰まることで発症する病気ですが、寝たきりや重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が最近増えていることが分かってきているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞とは、血栓のサイズが大きいものの場合です。

通常の血栓のサイズは直径2-6mmなのですが、最大で3cmを超えるものもあるそうです。

なぜこれほどまで大きい血栓ができてしまうのでしょうか?

それは大きな血栓ができる場所が「心臓」であり、心臓の震えによって、直径数センチもの大きな血栓を作り出すからです。

この心臓の震えは「左心房(さしんぼう)」で起こり、「心房細動」といいます。

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由によれば、高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ぐには、この「心臓の震え」に気づくことが重要になります。

それでは、どのようにすれば、心臓の震え=「心房細動」に気づくことができるのでしょうか?

それは「脈をとること」!

心房細動になると、心臓は不規則に拍動するため、脈をとる習慣を持つことで、自分の脈のリズムを知ることができれば、心房細動に気づくことができます。

→ 脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう! について詳しくはこちら

脈をとるタイミングはいつがよいのでしょうか?

番組によれば、リラックスした状態のような副交感神経が優位になっているときに心房細動は起きやすいことが分かっているそうなので、「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」に脈をとるとよいそうです。(この傾向は特に60歳以下で強く現れるそうです)

【関連記事】







血栓の原因は心房細動や動脈硬化でフィブリンが固まってしまうことにあった!?|#ためしてガッテン(#NHK)

> 健康・美容チェック > 血栓 > 血栓の原因は心房細動や動脈硬化でフィブリンが固まってしまうことにあった!?|ためしてガッテン(NHK)

2011年8月24日放送の「ためしてガッテン」(NHK)は「脳血管が突然詰まる!あなたを狙う巨大血栓」がテーマでした。 

【目次】




■血栓の原因は心房細動や動脈硬化でフィブリンが固まってしまうことにあった!?

Thromboembolus, partially organized

by Yale Rosen(画像:Creative Commons)

脳血管が突然詰まる!あなたを狙う巨大血栓

(2011/8/24、ためしてガッテン)

血栓ができる時の心臓の動きをよく観察すると、動きが悪くて鼓動が不規則・・・。

実はこれ、「心房細動」という不整脈の一種。この状態だと、心臓の中で血液がよどんで固まりやすくなるのです。

できあがった血栓を電子顕微鏡で観察すると、網目状の物質が赤血球や白血球など他の血液成分をからめ取っています。「フィブリン」という物質です。本来は傷ができたときに固まって止血する役割を持っています。フィブリンが網目状になって固まってしまうと、血栓ができるのです。

しかし、フィブリンが固まりやすくなるのは心房細動でよどむことだけが原因ではありません。もう一つ、重要な要素があります。それが「動脈硬化」。体中の血管が動脈硬化によって傷だらけになると、フィブリンはその傷を治そうとして固まりやすい状態になります。そして、そのフィブリンが心房細動によってよどみやすくなった心臓に戻ってきたとたん、巨大血栓を作ってしまうのです。

血栓ができるのは、フィブリンが固まってしまうことによってできているそうです。

フィブリンが固まりやすくなる理由は、2つ。

1.心房細動によって、血液が淀んで固まりやすくなる

通常心臓は規則的に一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

<不整脈>飲酒量の増加で危険性高まるによれば、心房細動が起きると、心臓内の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが脳の血管に詰まると重症の脳梗塞につながるそうです。

2.動脈硬化によって、血管が傷だらけになると、傷を治そうとして固まりやすくなる

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

■動脈硬化を予防する方法

血管の広がりやすさから動脈硬化になりやすいかを推定する検査を行ったところ、基準値を下回る人がいました。その方たちに動脈硬化予防に効果てきめんの「ある方法」を2週間続けてもらったところ、ほとんどの人が数値が基準値以上に改善したのです。

「ある方法」とはガッテン流スロージョギング。鼻歌が歌えるくらい楽なジョギングを一日30分、2週間続けてもらいました。

スロージョギングなどの有酸素運動をすると、血管の内側の内皮細胞が整列して血流が良くなります。すると、血管を広げる作用がある「NO(一酸化窒素)」という物質がより多く出るようになって広がりやすさがアップすると考えられています。血管が広がりやすくなれば、血圧が安定して血管を傷つけにくいので、動脈硬化になりにくいのです。

動脈硬化予防に良い方法とは、スロージョギングなどの有酸素運動。

有酸素運動をすると、血流が良くなり、血管が広がりやすくなるそうです。

血管が広がりやすくなり、血流が良くなることで、血管を傷つけにくくなり、動脈硬化を予防できるそうです。

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

【関連記事】







【関連記事】
続きを読む 血栓の原因は心房細動や動脈硬化でフィブリンが固まってしまうことにあった!?|#ためしてガッテン(#NHK)

【ガッテン】寝るだけ脈落としのやり方のポイント!「脈拍」を測ることで心筋梗塞や脳卒中など怖い病気の将来のリスクを予測できる!?

> 健康・美容チェック > 脳卒中 > 脳梗塞 > 脈拍 > 【ガッテン】「脈拍」を測ることで心筋梗塞や脳卒中など怖い病気の将来のリスクを予測できる!?|1月9日 




2019年1月9日放送のNHK「ガッテン」では「新発見“寿命がわかる数値”!?1分間で寿命点検SP」がテーマです。

今回ポイントとなるのが「脈拍」!

「脈拍が速ければ速いほど、その後、心筋梗塞や脳卒中などにかかりやすくなる」ことや「脈拍」を測ることによって、怖い病気の将来のリスクを予測できる可能性があること、そして寝ながらできる脈拍数を下げる方法も紹介するそうです。

そこで、放送前に予習をしてみたいと思います。

【目次】

■脈拍が速ければ速いほど、その後、心筋梗塞や脳卒中などにかかりやすくなる

脈拍の測り方
脈拍の簡単な測り方|手首の脈がとれない?脈はどの場所・位置を測ればいいの?

心拍数と心臓病|日本心臓財団によれば、高心拍数と高コレステロール、高血糖、高血圧、肥満、多血(赤血球数が多いこと)、高中性脂肪、低HDL(善玉)コレステロールなどと強い関係があることがわかったそうで、つまり、心拍数が高い人は病気になるリスクが高い可能性があるということです。

【関連記事】

■「脈拍」を測ることによって、怖い病気の将来のリスクを予測できる可能性がある

Apple Heart Study|Apple Watchの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携によれば、Appleは、スタンフォード大学と提携して、Apple Watchの心拍センサーを使って不規則な心臓リズムに関するデータを収集し、心房細動(AFib)を経験しているユーザーに通知するアプリ「Apple Heart Study」アプリを発表しました。

Appleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうです。

フィットネストラッカーのデータから心房細動は脳卒中によるものと判断され救われたケースがあるによれば、すでにフィットネストラッカーをつけている人の心拍数のベースラインと異常値のデータを参考に病気を判断したケースがありました。

フィットネストラッカー「Fitbit Charge HR」に記録されている心拍数のデータを参考に、医師は心房細動は脳卒中によって引き起こされたと判断し、電気的除細動を行なったそうです。

【関連記事】

【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!によれば、「脳梗塞」は、血栓が脳の血管に詰まることで発症する病気ですが、寝たきりや重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が最近増えていることが分かってきているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞とは、血栓のサイズが大きいものの場合です。

通常の血栓のサイズは直径2-6mmなのですが、最大で3cmを超えるものもあるそうです。

なぜこれほどまで大きい血栓ができてしまうのでしょうか?

それは大きな血栓ができる場所が「心臓」であり、心臓の震えによって、直径数センチもの大きな血栓を作り出すからです。

この心臓の震えは「左心房(さしんぼう)」で起こり、「心房細動」といいます。

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由によれば、高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ぐには、この「心臓の震え」に気づくことが重要になります。

それでは、どのようにすれば、心臓の震え=「心房細動」に気づくことができるのでしょうか?

それは「脈をとること」!

心房細動になると、心臓は不規則に拍動するため、脈をとる習慣を持つことで、自分の脈のリズムを知ることができれば、心房細動に気づくことができます。

→ 脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう! について詳しくはこちら

【関連記事】

■まとめ

スタンフォード大学医学部では「Precision Health(直訳すると、精密医療・高精度医療でしょうか?)」をスローガンとして掲げているようで、プレシジョン・ヘルスとは、病気の予防、病気の発症予測、健康とQOL(生活の質)をできる限り維持することを目的とし、データサイエンスツールを活用して膨大な研究と臨床データを患者や医師が利用できるようにすることを考えているようです。

スマートウォッチは病気の早期発見に役立つ|正常値とベースライン値の確立が重要|スタンフォード大で紹介したスタンフォード大学のマイケル・スナイダーの研究によれば、フィットネスモニターや他のウェアラブルバイオセンサーが心拍数、肌の温度などの異常が起きているかを知らせてくれることにより、病気になっていることを伝えてくれることについて取り上げており、現在進行中の研究の重要な要素は、正常値またはベースライン値を確立することということでした。

つまり、これからはいかに病気を判断するベースラインの値を確立することができるのか、そしてそのベースラインの値を基に病気を予防していくのかに注目が集まっていきます。

予防医療が広がることで、自分の健康状態を天気予報を見るようにダッシュボードで見て予測できるような未来になる!?でも紹介しましたが、これからは天気予報を見るような感じで、自分の健康状態の予測ができるようになる未来がくるでしょう。

また、スマートスピーカー×音声分析サービス×AIを活用した病気診断支援システムで予防医療【#HEALTHTECH】【#未来予測】でも取り上げましたが、スマートスピーカーと音声分析サービス、AIを活用した病気診断支援システムを組み合わせて、ユーザーがふとつぶやいた言葉(〇〇が痛い、ふらふらするなど)を記録しておき、その言葉がある一定以上の条件に当てはまると、医療情報が出てきたり、アプリの医療相談ができるような仕組みになっていくかもしれませんね。







【関連記事】
続きを読む 【ガッテン】寝るだけ脈落としのやり方のポイント!「脈拍」を測ることで心筋梗塞や脳卒中など怖い病気の将来のリスクを予測できる!?

不整脈とは|不整脈の症状・原因・判断する基準の脈拍・3つの種類(頻脈・徐脈・期外収縮)

> 健康・美容チェック > 脈拍 > 不整脈とは|不整脈の症状・原因・判断する基準の脈拍・3つの種類(頻脈・徐脈・期外収縮)




【目次】

■不整脈とは?

Pulse oximeter

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

怖い不整脈と怖くない不整脈|国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

不整脈は、脈の打ち方がおかしくなることを意味します。この中には異常に速い脈(頻脈)や遅い脈(徐脈)も含まれます。

不整脈とは、心臓のリズムが乱れ、脈の打ち方がおかしくなってしまうことをいいます。

【不整脈の例】

  • 動悸がする(胸がドキドキする)
  • 脈がいつもに比べると異常に速い(頻脈)
  • 脈が異常に遅い(徐脈)
  • 脈が飛ぶ(期外収縮)
  • 脈のリズムが不規則

■不整脈が起きる原因

その前に心臓が動く仕組みについて簡単にまとめてみます。

心臓は、「洞結節(心臓の上の方に位置する)」で電気が作られ、「伝導路(電気の通り道)」を通り、心臓全体に流れ、筋肉が収縮して動いています。

不整脈は、この心臓の動く仕組みに何らかの問題(例えば、洞結節で電気が作られない、伝導路をうまく伝わらない)が起こることによって、心臓が規則正しく動かなくなってしまいます。

では、どのようなことが原因となって不整脈が起きるのでしょうか。

心臓の病気というと、心筋梗塞を思い出す人もいると思いますが、心筋梗塞は心臓の血管が詰まって起きる病気であるのに対して、不整脈は、わかりやすく言えば、電気系統の問題であって、同じ心臓病とはいっても、全く違う病気です。

怖い不整脈と怖くない不整脈|国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

不整脈の原因として最も多いのは、年齢に伴うものや、体質的なもの、つまり心臓病には関係しないものです。

1日または2日にわたって心電図を記録してみると、中年以上ではほとんどの人に、毎日1~2個は不整脈が見つかります。

年をとるにつれ、だれでも少しずつ不整脈が増えていきます。ストレス、睡眠不足、疲労などでも不整脈は起こりやすくなります。

不整脈の原因は、加齢・ストレス・睡眠不足・疲労などであり、誰にでも起こりうる病気といえそうです。

<不整脈>飲酒量の増加で危険性高まるによれば、心房細動が起きると、心臓内の血がよどんで血のかたまりができやすくなり、それが脳の血管に詰まると重症の脳梗塞(のうこうそく)につながるそうです。

記事によれば、過去に不整脈を起こしたことがある人は、禁酒をすることでそのリスクを減らすことが出来るかもしれないそうです。

また、不整脈は病気によっても起きることがあるそうです。

例えば弁膜症になると、心房や心室が大きくなって電気の流れがおかしくなり、脈が乱れやすくなります。高血圧の人、肺に病気がある人、甲状腺に異常がある人も不整脈が出やすいのです。

弁膜症や高血圧肺の病気、甲状腺の異常がある人は不整脈が出やすいそうです。




■不整脈には3種類ある

不整脈は大きく分けると3種類あります。

1.頻脈(脈が速くなる)

心房細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、心室細動、WPW症候群

電気が異常に早く作られる、または、異常な電気の通り道ができることによって起きる。

2.徐脈(脈が遅くなる)

洞不全症候群、房室ブロック

心臓で電気が作られなかったり、途中で止まったりすることで起きる。

3.期外収縮(脈が飛ぶ)

「期外収縮」は本来、電気の生じる場所以外から早めに刺激が出てくるために起こる現象です。この刺激が心房から出る場合には心房性期外収縮、心室から出る場合は心室性期外収縮と呼ばれます。

■不整脈の症状

●脈が遅くなる(脈が途切れる)場合の症状

まず、脈が極端に遅くなり、数秒以上、脈がとぎれるようになると、ふうっとなったり、めまいがしたり、ひどい場合は意識がなくなって倒れたりします。また、脈の遅い状態が続くと、体を動かす時に息切れするようになります。

  • めまい
  • 意識がなくなり、倒れる
  • 息切れ

●脈が速くなる場合の症状

反対に、脈が速くなるとドキドキと動悸がし、さらに脈が速くなると心臓が十分な血液を送り出せなくなって、吐き気や冷や汗、意識が遠くなる症状が出てきます。

  • 動悸
  • 吐き気
  • 冷や汗
  • 意識が遠くなる

●期外収縮(脈が飛ぶ場合)の症状

期外収縮は症状のない場合が多いのですが、症状の出る場合は、脈の飛ぶ感じや、胸部の不快感、きゅっとする胸の痛みとして感じます。ただし、この時の痛みは胸の狭い範囲で起こり、しかも一瞬または数十秒以内でおさまるのが特徴です。

胸痛があると、狭心症や心筋梗塞ではないかと心配になりますが、それらの痛みはもっと長く続きます。期外収縮による胸痛は、脈をとれば飛んでいることから判断できます。

  • 胸部の不快感
  • 胸の痛み(胸の狭い範囲で起こり、一瞬または数十秒以内でおさまるのが特徴)

狭心症や心筋梗塞による胸痛と期外収縮による胸痛は脈が飛んでいることで違いがわかります。

【関連記事】

■不整脈を判断する基準は脈拍120

安静にしている時に起こる頻脈のうち、数十秒から数分の間に脈が速くなるけれども、脈拍数はせいぜい1分間120までであり、その後徐々に遅くなる場合も、大抵は病的な頻脈ではありません。

脈が速くなることがあると、不整脈かもと心配する人がいるかもしれません。

病気と疑われる脈拍数の基準は1分間に120以上になった時。

120以下の脈拍数で規則正しく脈拍がある場合は問題ないと思ってまずは気持ちを落ち着かせましょう。

それでも異常がある場合には、病院で診てもらいましょう。

→ 脈拍とは|脈拍数(心拍数)の正常値・脈の変化でわかる病気 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 不整脈とは|不整脈の症状・原因・判断する基準の脈拍・3つの種類(頻脈・徐脈・期外収縮)

【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!

> 健康・美容チェック > 脳卒中 > 脳梗塞 > 脈拍 > 【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!




【目次】

■【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!

13-wrist

by Johnny Vasquez(画像:Creative Commons)

2018年3月7日放送の「ガッテン!」は「巨大血栓を作らない!脳梗塞・寝たきり予防SP」がテーマです。

「脳梗塞」は、血栓が脳の血管に詰まることで発症する病気ですが、寝たきりや重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が最近増えていることが分かってきているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞とは、血栓のサイズが大きいものの場合です。

通常の血栓のサイズは直径2-6mmなのですが、最大で3cmを超えるものもあるそうです。

なぜこれほどまで大きい血栓ができてしまうのでしょうか?

それは大きな血栓ができる場所が「心臓」であり、心臓の震えによって、直径数センチもの大きな血栓を作り出すからです。

この心臓の震えは「左心房(さしんぼう)」で起こり、「心房細動」といいます。

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由によれば、高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ぐには、この「心臓の震え」に気づくことが重要になります。

それでは、どのようにすれば、心臓の震え=「心房細動」に気づくことができるのでしょうか?

それは「脈をとること」!

心房細動になると、心臓は不規則に拍動するため、脈をとる習慣を持つことで、自分の脈のリズムを知ることができれば、心房細動に気づくことができます。

→ 脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう! について詳しくはこちら

脈をとるタイミングはいつがよいのでしょうか?

番組によれば、リラックスした状態のような副交感神経が優位になっているときに心房細動は起きやすいことが分かっているそうなので、「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」に脈をとるとよいそうです。(この傾向は特に60歳以下で強く現れるそうです)




脈拍の簡単な測り方|脈はどの位置でどのようにして測ればいいの?

pulse

  1. 人差し指・中指・薬指の三本の指をそろえて、もう片方の手首の手の平側にある橈骨動脈(とうこつどうみゃく:手の平側の人差し指の延長線上にある)にあてる。
    少し強めに当てると脈を感じやすい。
    人によって血管の位置が違うので、脈が触れる場所を探すようにしてください。
  2. 一分間計測して、脈拍数やリズムを確かめる
    ※慣れてくると時間は短くても良いそうです。
    例えば10秒で10回脈が振れれば、一分間は60秒なので6倍すると、60回ということになりますよね。

心房細動を疑う脈の特徴としては、不規則であること、脈が速い(一分間に100回以上)、脈が遅い(一分間に40回以下)または脈が弱くて測れないことが挙げられます。




■まとめ

心房細動が重症化しやすいタイプの脳梗塞のサインというのは注目されており、Apple Heart Study|Apple Watchの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携によれば、Appleは、スタンフォード大学と提携して、Apple Watchの心拍センサーを使って不規則な心臓リズムに関するデータを収集し、心房細動(AFib)を経験しているユーザーに通知するアプリ「Apple Heart Study」アプリを発表しました。

Appleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を早期発見するためにも、一日2回脈をとりましょう!

ただ、脈をとるのが大変という人もいるでしょうから、日本でも「Apple Heart Study」が提供されるようになるといいですね。

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 脈拍|脈拍数(心拍数)の正常値・脈の変化でわかる病気・脈拍の簡単な測り方 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!