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朝起きれないのは、病気なの?低血圧が原因?|低血圧の症状

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「私、低血圧なんです」と普段からさらっと言ってしまう人もいると思います。

しかし、低血圧の症状がひどくなると、めまい、立ちくらみ、吐き気、倦怠感、頭痛、肩こり、不眠、食欲不振など、様々な不快な症状に悩まされる方もいるのです。

なぜ低血圧になると、「朝起きれない」といった症状が起こるのでしょうか?




■朝起きれないのは、病気なの?低血圧が原因?

低血圧は、血液を循環させるためのポンプ作用に問題があると考えられます。

心臓から血液を送り出す力や、手足などの末梢から心臓に血液を送り返す力が低下することで、血液循環が悪くなっています。

血液循環が悪くなるため、血液が指先など先端部分に届きにくく、体全体に酸素不足の影響が現れると考えられます。

酸素不足(酸欠)は体全体に症状が現れますが、筋肉の酸素が不足すると、貧血の症状と同様に、熱やエネルギーが作りづらくなり、また、老廃物の運搬もできなくなるため、疲れやすく、体がだるいという症状が出てきます。

また、血圧は寝ている時は低くなり、目が覚めるころには血圧が高くなってきますが、低血圧の人は血圧の上昇がうまくいかないため、朝起きられないという症状が出るのです。

→ 低血圧とは|低血圧の症状・改善・数値・原因・食事 について詳しくはこちら







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吐き気を伴う胃痛(胃が痛い)の病気の原因とは?

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吐き気を伴う胃痛の病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

どのような病気によって、吐き気を伴う胃痛の原因となるのか、特徴的な病気の症状とあわせて紹介します。




【目次】

■吐き気を伴う胃痛の原因

胃潰瘍

胃潰瘍の症状としては、胃痛(さしこむような痛みやおなかの張ったような痛みなど)、膨満感、吐き気、嘔吐、吐血、食欲不振などがあります。

→ 胃潰瘍の症状(痛み)・原因・予防・食事 について詳しくはこちら

胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)

急性胃炎の症状としては、急激に激しい胃痛、吐き気、嘔吐、胸やけ、貧血などが起こります。

慢性胃炎の症状としては、特徴的な症状は少なく、みぞおちの痛み、食欲不振、食後の膨満感、胸やけ、げっぷ、悪心、嘔吐などがあります。

→ 胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)の症状・原因・食事 について詳しくはこちら




急性胃腸炎(感染性胃腸炎)

急性胃腸炎とは、発症するまで前兆もなく、胃腸に急性の炎症が起こり、突然の嘔吐や下痢といった症状を伴う病気のこと。

急性胃腸炎の原因のほとんどが感染性胃腸炎であり、その多くがウイルス性(ロタウイルスやノロウイルスなど)です。

→ 急性胃腸炎(感染性胃腸炎)の症状・原因・対策 について詳しくはこちら

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胃がん

ある程度病状が進むと、みぞおちの痛み(不快感、膨満感)、吐き気、胸やけ、貧血、げっぷ、体重減少、食欲不振など胃潰瘍胃炎などと大きな違いのない症状がみられることがあります。

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

胃アニサキス症

魚を食べたら、激しい腹痛|胃アニサキス症の症状・対策(加熱・冷凍)・予防によれば、胃アニサキス症とは、アニサキスが胃の中に潜伏した状態で、主に激しいお腹の痛みが起こり、吐き気や嘔吐、蕁麻疹などの症状を伴う場合があるそうです。

■まとめ

吐き気を伴う胃痛の病気の原因には様々なものがあるため、気になる場合には、早めに病院で診てもらいましょう。

→ 胃痛(胃が痛い)|胃の痛みから考えられる病気とその原因・特徴的な症状 について詳しくはこちら

→ 胃が痛い・胃の痛み|胃腸の病気の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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【#世界一受けたい授業】低体温改善!免疫力アップ!ヒートショックプロテインを増やす方法!HSP入浴法のやり方!

健康・美容チェック > 低体温 > ヒートショックプロテイン・HSP入浴法で低体温改善|#世界一受けたい授業

2011年2月5日放送の世界一受けたい授業では「低体温」について取り上げました。

講師 伊藤要子(愛知医科大学准教授)




■ヒートショックプロテイン・HSP入浴法で低体温改善|世界一受けたい授業

onsen with monkey

by Stefan Powell(画像:Creative Commons)

■加温生活

正しく体を温めることは健康につながる。

■低体温

●低体温になると免疫力が低下し、インフルエンザウイルスやノロウイルス、風邪にもなりやすい。

●代謝が盛んな子供でさえも37度ある子は少ない。

●女性だけでなく男性にも低体温が多くなってきている。

■ヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテインとは、熱による負荷で生まれるたんぱく質のこと。

ヒートショックプロテインは、傷ついた部分を直してくれる万能なたんぱく質と言われている。

体の中で起こる異常(ケガ・病気・筋肉痛)はたんぱく質の異常とも言えるが、体内のたんぱく質が外からの影響が受けないようにヒートショックプロテインが防いでいる。

ヒートショックプロテインが体に増えると疲労しにくい。そのため、運動能力がアップする。

■ヒートショックプロテインを増やすには?

ヒートショックプロテインは、熱による負荷を与えて増やすことができる。

ヒートショックプロテインは体温が上がったときに増える。

安全で簡単に効果的に増やすには入浴が良い。

■HSP(Heat Shock Protein)入浴法

42度のお湯に10分間入浴

※ふたを閉めると効果的。10分継続しなくても途中で休んでも良い。

※41度で15分。40度で20分でもOK。

※入浴後は保温が大切

ふとん・サウナスーツなどで15~20分保温すると効果的。

非常に汗が出るので水分補給もわすれない。

→体温が大体2度くらい上昇するそうです。

→ヒートショックプロテインが増えると考えられている。

入浴から2日後がピーク(ピーク時には個人差があるそうです)に1から4日くらいまでで、1週間後には元に戻るそうです。

HSP入浴法は週2回がベスト。

HSP入浴法以外の日はぬるめのお風呂でも良い。

4から5週間続けると慣れが出てきて、HSPが下がってくることもあるそうです。

体温を上げる方法 についてはこちら。

低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。

冷え性改善方法 についてはこちら。







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【2つの未来予測】1.未病の観点から病気のサインを見つける、2.健康的なライフスタイルがお金のような価値を持つ

このブログでは、2つの考えをもとに、健康的なライフスタイルの提案をしていきたいと思います。

その2つの考えとは、

1.未病の観点から病気のサインを見つける

2.健康(健康的なライフスタイル)が通貨(お金)のような価値を持つ

です。




【目次】

1.未病の観点から病気のサインを見つける

人によっては、健康診断などの検査結果で異常がないにもかかわらず、体がだるい、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい、眠れないなどといった体の不調に悩まされた経験もあるのではないでしょうか。

「はっきりとした症状はでていない」「数値には現れないけどなんだか体調がよくない」というときを、健康な体から病気の身体へと向かう途中だと考えるとすれば、その途中で起きる「サイン」に着目して、何らかの対処を行なうことが最も効果的な医療になっていくのではないでしょうか。

「病気の治療」から「病気の予防」へと関心は移っているというサインはすでに表れています。

【関連記事】

ザッカーバーグ夫妻、人類の病気を予防・治療するプロジェクトで30億ドルを投資で紹介したザッカーバーグさんはこのようにコメントしています。

ザッカーバーグは「アメリカでは病気にかかった人々を治療するための支出に比べて、そもそも人々が病気にならないように研究するための支出はわずか50分の1しかない」と述べた。

ザッカーバーグさんのコメントは、病気を発症してからではなく、病気予防に重点を置くという考え方は、東洋医学の「未病」という考え方に近いと思います。

最近では予防医療・予防医学に関しても注目が集まっています。

「日本は予防型医療へのパラダイムシフトを」

(2017/9/13、日経デジタルヘルス)

2017年版の白書では、疾病の予防や早期発見、早期治療を柱とする「予防(志向)型医療」への転換の重要性を訴えた。これにより、国民の生産性向上と社会的コストの引き下げが可能になるとしている。

在日米国商工会議所(ACCJ:The American Chamber of Commerce in Japan)と欧州ビジネス協会(EBC:European Business Council in Japan)は、持続的な経済成長を促すことを目的に、健康寿命を延ばし病気による経済的負担を軽減するための政策を提言した「ACCJ-EBC医療政策白書2017年版」を共同で発表し、病気の予防や早期発見、早期治療を柱とする「予防型医療」への転換の重要性を訴えています。

病気になりやすいライフスタイル(要因)や遺伝的にある病気になりやすい傾向などがわかってきており、そのことを事前に対処しておくことで、リスクを小さくしていくという考え方がこれからのトレンドになっていくのではないでしょうか?

いくつか例を挙げてみます。

大腸がん予防

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

→ 大腸がん について詳しくはこちら

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

■ピロリ菌除菌と胃がん検診で胃がん予防

胃がんの原因としては、最近の研究によって、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が大きく関わっているのではないかと考えられています。

胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会によれば、胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減らす効果が認められているそうです。

早期の胃がんには、自覚症状はほとんどありません。

40歳を越えたら、自覚症状はなくても、年に一回は胃の定期検査を受けましょう。

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

■肝臓がん予防のために「肝炎ウイルス」の検査

肝臓がんになるほとんどの原因はウイルス性肝炎から肝硬変になったものであるため、肝臓がんの予防するためには、肝硬変になる前に、肝炎を早期に発見し、治療を行うことが第一です。

→ 肝臓ガン について詳しくはこちら

■歯周病予防で生活習慣病予防

歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイントによれば、歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

歯周病ケアをすることが生活習慣病予防につながります。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら

■舌の汚れを清掃してがん予防

舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?によれば、舌の上に付く白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高いことがわかったそうです。

こうした一つ一つを検討して、より確実だと思ったものから予防医療を行なっていくことが病気の予防につながっていくのではないでしょうか。




2.健康(健康的なライフスタイル)が通貨(お金)のような価値を持つ

Yummy  happy healthy food

by Sharon Vicino(画像:Creative Commons)

これからは、健康(健康的なライフスタイル)が通貨(お金)のような価値を持つ時代が来るのではないでしょうか?

というよりもすでにそこまで来ています。

保険業界では、ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人の保険料を安くするという保険商品の開発が行なわれていますし、すでにタバコを吸っていない人の保険料を割引する特約を付けた保険商品も販売されています。

また、銀行では健康的な人には金利を上乗せするというサービスが行なわれているところもあります。

つまり、健康的なライフスタイルを送っている人ほどお得になる時代はすでにきているのです。

【関連記事】

近い将来健康に関する情報がスマホ画面で一目でチェックすることができるようになり、健康ポイントのような名前で評価されるようになることも予測されます。

しかし、なぜこれほどまでに健康的なライフスタイルを送る人たちを優遇する時代が来るのでしょうか?

理由は2つ。

積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。

もう一つの理由は、QOL(生活の質)の向上といった間接的なコスト削減も期待できると考えられます。

社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド)とヘルスケア分野(認知症・がん)の可能性|サキドリ↑(NHK)によれば、福岡県大川市の高齢者施設では、学習教材を使っての認知症予防への取り組みに社会的インパクト投資が使えるのかの実証実験として、高齢者100人が参加して、5か月間実験したところ、実験に参加した多くの高齢者の要介護度が下がり、公的介護費用が削減するという結果になったそうです。

※「社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド、SIB)」とは、障がい者支援や低所得者(貧困)支援、難民、失業、引きこもりの人の就労支援などの社会問題の解決と収益の両立を目指す社会貢献型の投資のこと。

つまり、健康的なライフスタイルを送るといったことや定期検診などの予防医療に積極的に取り組むということは、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながるということです。

■まとめ

1.未病の観点から病気のサインを見つける

2.健康(健康的なライフスタイル)が通貨(お金)のような価値を持つ







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健康ゴールド免許|定期検診などの予防医療を導入することで、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながる




■健康ゴールド免許|定期検診などの予防医療を導入することで、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながる

Grace Turns 16 Years Old.

by au_tiger01(画像:Creative Commons)

健康ゴールド免許・勤労者皆保険… 小泉進次郎氏ら提言

(2016/10/27、朝日新聞)

自民党の小泉進次郎・農林部会長ら若手議員が26日、2020年以降の社会保障改革のあり方について提言をまとめた。定期検診などで健康管理に努めた人を対象に、医療保険の自己負担を3割から2割に引き下げる「健康ゴールド免許」導入などの施策を打ち出した。

定期検診など健康管理に努めた人を対象に、医療保険の自己負担を3割から2割に引き下げる「健康ゴールド免許」という施策は興味深いですね。

参考画像:新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)

新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)でも、予防・健康づくり等に向けた加⼊者の⾏動変容を促す保険者の取り組みを推進するため、保険者に対するインセンティブを強化することが必要とあります。

2015年度の医療費は41.5兆円|高齢化や抗がん剤などの高額な新薬が増えているによれば、2015年度の医療費は昨年度に比べて3.8%増えて、41.5兆円となったそうです。

その理由としては、高齢化や抗がん剤などの高額な新薬が増えていることにあり、今後も医療費は増えていく予想がされているそうです。

がん検診といった予防医療・予防医学に取り組んでいくことは医療費の削減するためにも今後重要になっていくと考えられますし、世界的にも予防医学・予防医療の方向に進んでいるのを感じます。

また、QOL(生活の質)の向上といった間接的なコスト削減も期待できると考えられます。

社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド)とヘルスケア分野(認知症・がん)の可能性|サキドリ↑(NHK)によれば、福岡県大川市の高齢者施設では、学習教材を使っての認知症予防への取り組みに社会的インパクト投資が使えるのかの実証実験として、高齢者100人が参加して、5か月間実験したところ、実験に参加した多くの高齢者の要介護度が下がり、公的介護費用が削減するという結果になったそうです。

※「社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド、SIB)」とは、障がい者支援や低所得者(貧困)支援、難民、失業、引きこもりの人の就労支援などの社会問題の解決と収益の両立を目指す社会貢献型の投資のこと。

また、積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。

つまり、定期検診などの予防医学・予防医療を導入するということは、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながるということです。

健康ゴールド免許の具体的な方法としては、すい臓がんを早期発見する「尾道方式」を活用するのはどうでしょうか?

すい臓がんを早期発見する「尾道方式」とは?|5年生存率、全国推計の3倍によれば、「尾道方式」とは、JA尾道総合病院の花田敬士診療部長(消化器内科)が尾道市医師会と連携して始めたもので、「糖尿病」「肥満」「喫煙」「家族に膵臓がん患者がいる」など膵臓がんのリスクの高い患者がいた場合に、膵臓の検診を受けてもらい、がんの疑いがある場合はすぐにJA尾道総合病院を紹介して、体内に内視鏡を入れるなどをしてがんの有無を調べるという仕組みです。

病気に対するリスクが高い患者に検診を受けてもらい、病気の疑いがある場合にはさらに詳しく調べてもらうというものです。

【関連記事】

最近では様々な病気でリスク要因がわかってきています。




大腸がん予防

1975年型食事が健康によい!?(都築毅)|#世界一受けたい授業によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

→ 大腸がん について詳しくはこちら

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

■ピロリ菌除菌と胃がん検診で胃がん予防

胃がんの原因としては、最近の研究によって、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が大きく関わっているのではないかと考えられています。

胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会によれば、胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減らす効果が認められているそうです。

早期の胃がんには、自覚症状はほとんどありません。

40歳を越えたら、自覚症状はなくても、年に一回は胃の定期検査を受けるようにするとよいという仕組みにするとよいかもしれません。

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

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■肝臓がん予防のために「肝炎ウイルス」の検査

肝臓がんになるほとんどの原因はウイルス性肝炎から肝硬変になったものであるため、肝臓がんの予防するためには、肝硬変になる前に、肝炎を早期に発見し、治療を行うことが第一です。

→ 肝臓ガン について詳しくはこちら

■歯周病予防で生活習慣病予防

歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイントによれば、歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

歯周病ケアをすることが生活習慣病予防につながりますので、歯周病ケアをすることも健康ゴールド免許に加えるといいのではないでしょうか。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら

■舌の汚れを清掃してがん予防

舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?によれば、舌の上に付く白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高いことがわかったそうです。

■その他のリスク要因

その他にも様々なリスク要因があり、こうしたリスク要因をまとめたもので問診を行ない、チェックに当てはまった人に検診を行ない、病気の疑いがある人をしっかりと診てもらうようにするとよいのではないでしょうか。

■まとめ

肥満、糖尿病対策のために、政府による砂糖入り飲料への課税を求める|WHOでも書きましたが、砂糖入り飲料に課税をするというのは、健康には良いことであっても、消費者にとっては、大好きなものを制限されるというメッセージとして伝わり、ネガティブに感じるキャンペーンですよね。

それに比べると、「健康ゴールド免許」というものはポジティブに受け入れる人が多いのではないでしょうか。

健康増進型保険「Japan Vitality Project」の目指すものとは?|住友生命・ソフトバンク・Discoveryで紹介した保険加入者に行動変化(健康増進活動)を促す保険「Vitality」 は、健康状態を改善する取り組みを行うとポイントを獲得し、累積ポイントに応じて年間のステータスを判定され、保険料率が割引になるだけではなく、パートナー企業との提携に応じた特典が得られるという仕組みが提供されています。

このプログラムに参加している人はそうでない人に比べて医療費が抑制されているそうです。

ポイントとなるのは、健康のステータスによってインセンティブ(報酬)が違ってくるという仕組みが健康増進活動を促すことにつながるという点です。

そのため、もし健康ゴールド免許という制度を作るのだとしたら、ステータスによって医療保険の自己負担の引き下げ率が違うという仕組みにすると、「健康ゴールド免許を取るために頑張る」という人も出てくると思います。

→ 「健康ポイント制度」に医療費を抑制する効果があることが初めて実証される について詳しくはこちら







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