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20代、30代に潜む病気|緑内障(目の病気)・肝炎(肝臓の病気)・肺気腫(肺の病気)

【目次】




■20代、30代に潜む病気

in their own world

by glasseyes view(画像:Creative Commons)

中高年だけではない! 20代、30代に潜む病気

(2011/12/14、R25jp)

All About 家庭の医学」でガイドも務める臨床検査専門医の西園寺 克先生によると、そんな人にも落とし穴があるという。

「ゆっくり進む病気は無症状ですし、若い年齢層では健康診断の項目数も少ないことが多く、『問題はなし』という判定が多いのです」

つまり、健康診断では判明しない病気があるということだ。ではR25世代の男性の場合、いったいどのような病気が該当するのだろうか?

若い人にとっては、会社の健康診断でも「問題なし」という判定も多く、病気なんて気にしないという人も多いのではないでしょうか。

しかし、病気の中には、無症状のものもあったり、ゆっくり進行する病気のものもあるので、若い人も注意が必要です。




■緑内障(目の病気)

「まず、目の病気に関しては、緑内障が挙げられます。

緑内障は進行すると失明する病気ですが、初期段階では視力に影響しないため、簡単な視力検査では判明しません。

また日本人に多い『正常眼圧緑内障』の場合、眼圧が上がらないので眼圧検査でも発見できません。

眼鏡やコンタクトを使っている人であれば通っている眼科もあると思いますので、年に一度は眼底検査を受けるようにしましょう」

緑内障は、40歳以上の17人に1人がかかる目の病気で、近年、緑内障は若年化・増加傾向にあるといわれています。

緑内障は、早期発見・早期治療がカギですので、定期的に眼底検査を受けるようにしましょう。

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■肝炎(肝臓の病気)

一方、わざわざ病院へ行って検査をしなくても、献血で確認できる病気もあるという。

その1つがR25世代も気になる肝臓の病気、肝炎だ。

「肝臓の病気は飲酒と関係すると思い込みがちですが、肝炎ウイルスが一番の原因なので、自覚症状のない慢性肝炎でも血液検査をすれば判明します。

しかし、検査費用が高いこともあり、通常の健康診断ではウイルス感染の有無までは調べません。

でも献血時に申し込めば、ウイルス感染の有無を検査することができます。

献血は血液を必要としている多くの人を助ける善意の行いですし、その他にも肝障害、飲酒の肝臓への影響、栄養状態、コレステロール糖尿病について検査することができるのです」

献血時に、ウイルス検査の有無を検査することができるということですので、ぜひやってみましょう。

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■肺気腫(タバコ)

また、喫煙習慣があれば誰もがリスクを持っている病気もある。

いわゆる煙草病だ。

「喫煙というと肺がんが一番関係ありそうですが、実は肺の病気では肺気腫という、肺が壊れてしまう病気が一番怖いのです。

高齢者に多い病気ですが、若い年齢層でも喫煙習慣があれば病気が始まることがあります」

西園寺先生によれば、20代から30代前半のうちに禁煙すればまだ間に合うとのことで、禁煙外来へ行くことを勧めている。

まだ若いからと思っていても、気付かない病が始まっているかもしれないのだ。







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尿中マイクロRNAから「がん(肺がん、膵臓がん、肝臓がん、膀胱がん、前立腺がん)」を特定|名古屋大学

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■尿中マイクロRNAから「がん(肺、膵臓、肝臓、膀胱、前立腺)」を特定|名古屋大学

尿中マイクロRNAから「がん(肺、膵臓、肝臓、膀胱、前立腺)」を特定|名古屋大学
尿中マイクロRNAから「がん(肺、膵臓、肝臓、膀胱、前立腺)」を特定|名古屋大学

参考画像:尿中マイクロRNAから「がん」を特定(2017/12/16、国立がん研究センタープレスリリース)|スクリーンショット

尿中マイクロRNAから「がん」を特定

(2017/12/16、国立がん研究センタープレスリリース)

本研究では、ナノスケールの棒(ナノワイヤ)注3を用いて、尿中の細胞外小胞体を捕捉する新しい技術を構築し、そのナノワイヤが尿中細胞外小胞体を99%以上捕捉する新しい素材であることを発見しました(図1)。また、このナノワイヤで捕捉した尿中細胞外小胞体の内部のマイクロRNAを解析すると、1000種類以上のマイクロRNAが尿中に存在していることも世界で初めて発見しました(人間のマイクロRNAは2000種類以上見つかっているのに対し、従来の技術では200~300種類しか見つかっていなかった)(図2)。さらに、がん患者/非がん患者の尿を用いた解析を行うことで、がん患者/非がん患者で特異的に発現しているマイクロRNAが存在することを明らかにしました(図3)。

名古屋大学大学院工学研究科の馬場嘉信教授、安井隆雄助教らの研究グループは、九州大学先導物質化学研究所の柳田剛教授、国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野の落谷孝広分野長、大阪大学産業科学研究所の川合知二特任教授との共同研究で、尿1mLから、がん肺がん膵臓がん肝臓がん、膀胱、前立腺)を特定する技術を新たに発見しました。

これまでの研究では、尿中の細胞外小胞体に内包されるマイクロRNAを解析するために、超遠心機を用いて尿20mLから200~300種類のマイクロRNAが発見されていましたが、酸化亜鉛ナノワイヤ(数10-100ナノメートルの大きさから構成される一次元の棒状ナノ構造体)を用いることで、効率的にマイクロRNA(尿1mLから1000種類以上のマイクロRNAを発見)を回収することができたそうです。

がん患者ドナーの尿と健常者の尿から回収したマイクロRNAを比較することにより、がん患者で特異的に過剰/減少発現しているマイクロRNAを発見することができ、また、泌尿器系のがん患者(前立腺・膀胱)のみでなく、非泌尿器系のがん患者(肺・膵臓・肝臓)でも、がん患者特異的なマイクロRNAを発見することができたそうです。

今後尿を使った非侵襲性(身体を傷つけることなく)のがん診断への活用が期待されます。







【参考リンク】
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#味の素、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売|4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

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■#味の素、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加
味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

参考画像:味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加(2017/10/12、味の素プレスリリース)|スクリーンショット

味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

(2017/10/12、味の素プレスリリース)

 血液中のアミノ酸濃度バランスは健康な人では一定に保たれていますが、病気になるとそのバランスが変動します。当社は、さまざまな疾患で特徴的な変動を示す血液中のアミノ酸濃度バランスに着目し、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする技術を研究・開発しました(「アミノインデックス技術」)。このたび、この技術を応用し、生活習慣病の発症リスク等を評価する「AILS(糖尿病リスク)」と「AILS(アミノ酸レベル)」を開発しました。

味の素は1回の採血で現在がんである可能性を評価する従来の「AICS®」に、“4年以内の糖尿病発症リスク”と“血液中の必須・準必須アミノ酸濃度に基づく栄養状態”の評価等を行う「アミノインデックス® 生活習慣病リスクスクリーニング(AILS:エーアイエルエス)」を追加した「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」の販売を開始しました。




【補足】「アミノインデックス® がんリスクスクリーニング(AICS®)」

血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、現在がんである可能性を評価する検査。2011年4月よりサービスを開始し、2017年8月末時点で、人間ドックを中心に全国で約1,300の医療施設で採用。1回の採血で、男性では5種類のがん(胃がん肺がん大腸がん膵臓がん、前立腺がん)、女性では6種のがん(胃がん肺がん大腸がん膵臓がん乳がん、子宮がん・卵巣がん)の可能性を評価する。早期のがんにも対応。

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■背景

現代の日本人は過剰栄養と不足栄養が同時に存在している問題に直面しています。過剰栄養は運動不足を伴うことで肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを増大させます。2016年に実施された厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる患者は約1,000万人、糖尿病の可能性が否定できない予備軍は約1,000万人と推定されています。糖尿病の予防には、発症の前段階で食生活や運動習慣を見直し、健康な状態に戻すことが大切だと言われています。
 その一方で、戦後、欧米型の食習慣へ変化したことにより、日本人のたんぱく質と脂質の摂取量は増加しましたが、近年は高齢者の食べる機能の低下に起因する食欲低下による不足栄養や間違った知識に基づくダイエット等により、たんぱく質摂取量が減少しています。2015年のたんぱく質の平均摂取量は、2000年比で男女共に約11%減少しています(厚生労働省「国民健康・栄養調査」)。たんぱく質は体をつくる最も大切な栄養素で、その不足はロコモティブシンドロームや貧血、免疫力低下と関連があります。

このプレスリリースでは、”過剰栄養と不足栄養が同時に存在している問題に直面にある”とありますが、「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!では、中高年(メタボ対策)から高齢者(フレイル対応)への食習慣の移行ができていないために低栄養になってしまっているという仮説を考えました。

「糖尿病が強く疑われる人」が調査以来初めて1000万人(推計)に到達|厚生労働省調査で紹介した厚生労働省による1万1000人余りを対象に行った血液検査によれば、糖尿病が強く疑われる人が全国で約1000万人に上ると推計されたそうです。

糖尿病の増加の主な要因は高齢化にある!?高齢化除けば有病率変わらず|埼玉医大で紹介した野田光彦埼玉医大教授(内分泌・糖尿病内科)らのチームによれば、日本人の糖尿病有病率について、人口の高齢化の影響を除いて分析する「年齢調整」と呼ばれる計算法で推計したところ、糖尿病の有病率は過去20年でほとんど変わっておらず、糖尿病の増加の主な要因は高齢化ではないかと考えられ、日本の糖尿病対策では高齢患者に重点を置いたほうがよいと指摘しています。

つまり、糖尿病増加のポイントは、生活習慣の改善も大事であると同時に、「高齢化」がカギになっています。

多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥る|厚生労働省
多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥ります。加齢に伴う変化(食欲の低下・活動量の低下・社会交流の低下・筋力低下・認知機能低下・多くの病気をかかえている)→危険な加齢の兆候(低栄養・転倒・サルコペニア・尿失禁・軽度認知障害(MCI))

参考画像:高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省スクリーンショット

厚生労働省によれば、「フレイル」とは加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態であり、多くの高齢者が中間的な段階(フレイル)を経て、徐々に要介護状態に陥るそうです。

高齢者は健康な状態から急に要介護状態になるわけではなく、食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れ、要介護状態になると考えられます。

これまでにも要介護者の中にはたんぱく質が不足する低栄養の人が多いということを紹介してきましたが、今回のプレスリリースでもあるように、肉料理が苦手だったり、以前は、家族のために栄養を考えて、肉や卵などを使って料理をしていた人が、一人暮らしになってから、自分が好きなものだけを食べることで食が偏るようになって、肉や卵を使った料理を食べなくなってしまったり、食事の量自体が減ってしまったり、中高年の頃からのメタボ対策のための粗食を継続してしまったりすることで、たんぱく質が不足してしまうということがあるようです。

適切な食物摂取ができず、栄養状態が悪化していることを「低栄養」と呼びます。

低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

今回紹介した厚生労働省のまとめによれば、高齢者はたんぱく質の摂取量が少ないと、フレイルティの出現リスクが増加するそうです。

つまり、糖尿病患者の増加もタンパク質不足も「高齢化(高齢者)」におけるフレイルに最適化された食生活の移行ができていないことが関係していると考えられるのです。

■AILS(アミノ酸レベル)とAILS(糖尿病リスク)

AILS(アミノ酸レベル)は、食事から摂る必要がある10種類の必須・準必須アミノ酸の血液中の濃度を測定し、たんぱく質の構成成分であるアミノ酸が体内で不足しているかどうかを評価します。1,890名の血液中の必須・準必須アミノ酸濃度を測定し、その結果をもとに偏差値化しました。偏差値30未満を「低値」と設定し、10種の必須・準必須アミノ酸のいずれか1つでも低値になった場合に、AILS(アミノ酸レベル)が「低い」と評価します。

一般的に、低栄養の診断にはアルブミンや体重の減少割合等が基準として用いられますが、これらの診断基準で判定されるのは重度な低栄養状態です。

AILS(アミノ酸レベル)は、深刻な状態に陥る前の、日常でも起こりうるアミノ酸不足について評価することができるのがポイントです。

→ アミノ酸の効果・効能・種類 について詳しくはこちら

 AILS(糖尿病リスク)は、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3ランクに分類されます。AILS(アミノ酸レベル)は「通常」「低い」で評価されます。この2つの評価項目の結果のうち、AILS(糖尿病リスク)で「ランクB」「ランクC」に該当する場合を同じカテゴリとし、タイプⅠ~Ⅳの4つに分類し、検査結果報告書に表示します。それぞれのタイプに応じて“生活改善ガイド”の冊子を用意し、受診者に情報提供を行います。

  《生活改善ガイド記載例:タイプⅣへの主な推奨内容》
 エネルギー過多だが必要なたんぱく質は足りていない可能性があり、食生活と運動習慣を根本から見直す。
 ○太らない、内臓脂肪をつけない
 ○食物繊維と良質なたんぱく質を意識した食事
 ○日頃の活動量を増やし筋肉をつける

AILS(アミノ酸レベル)は「通常」「低い」で評価され、AILS(糖尿病リスク)は「ランクA」「ランクB」「ランクC」で分類されます。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

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■まとめ

1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」によって、自分の現状を知って、生活習慣を見直すきっかけになるといいですね。







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肺がんなど呼吸器疾患の診断・治療の精度を高める気管支内を自走するカテーテルを開発|東邦大学・東京工業大学

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■肺がんなど呼吸器疾患の診断・治療の精度を高める気管支内を自走するカテーテルを開発|東邦大学・東京工業大学

気管支内視鏡トレーニングモデル内の搬送実験|肺がんなど呼吸器疾患の診断・治療の精度を高める気管支内を自走するカテーテルを開発|東邦大学・東京工業大学
気管支内視鏡トレーニングモデル内の搬送実験|肺がんなど呼吸器疾患の診断・治療の精度を高める気管支内を自走するカテーテルを開発|東邦大学・東京工業大学

参考画像:気管支内の診断精度向上を目指して 東邦大学と東京工業大学の研究チームが共同で自走式カテーテルを開発~(2017/9/7、東邦大学)|スクリーンショット

気管支内の診断精度向上を目指して 東邦大学と東京工業大学の研究チームが共同で自走式カテーテルを開発~

(2017/9/7、東邦大学)

今回開発したMono-line Driveは、1本のチューブ内への加減圧だけで複数のチャンバーに進行波を生成するように設計されており、これにより、気管支のような極細な構造の中を蠕動(ぜんどう)運動で進むことが可能となりました。

東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 高井雄二郎准教授と東京工業大学 工学院 システム制御系 塚越秀行准教授の研究チームは、1本の極細構造のチューブ内に流体圧を印加(電気回路に電源や別の回路から電圧や信号を与えること)することにより、ミミズのような蠕動(ぜんどう)運動を生成する仕組み(Mono-line Drive)を開発したそうです。

将来的には、このメカニズムを用いることで、気管支内を自走して、肺の中の病変(病気が原因となって起こる生体の変化)まで自動的にたどりつき、病変の採取や治療を行なうことができるオートガイド・ロボットの開発を目指していくそうです。




■背景

肺がんを代表とする呼吸器疾患において、診断および治療の精度を高めるためには、肺内病変の生体検査が不可欠です。現在は気管支鏡検査による用手的生検を行っていますが、気管支の分岐が末梢に行くほど多岐かつ細くなるため、それを確実に選択し推進する微細な移動調整が難しいという課題があります。施行医による技術差もあり、確実に病変に生検鉗子を到達させることが難しく、診断精度が十分とは言えません。

肺がんのような呼吸器疾患の診断や治療の精度を高めるためには生体検査が必要なのですが、気管支は末梢に行くほど細くかつ分かれているので、確実に病変まで到達させることが難しく、また医師による技術差もあるので、診断精度は十分とは言えないそうです。

■まとめ

肺がんなどの呼吸器疾患の早期発見に対する研究が行なわれています。

呼吸器疾患の早期発見・早期治療のためにも、今回のような医師による技術差もないように、自走式の気管支内を自走するカテーテルのような早期発見方法が普及していくようになっていくことが期待されます。







【参考リンク】
続きを読む 肺がんなど呼吸器疾患の診断・治療の精度を高める気管支内を自走するカテーテルを開発|東邦大学・東京工業大学

【笑点】三遊亭円楽さんの病気は初期の肺がん

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Lung abscess

by Yale Rosen(画像:Creative Commons)

三遊亭円楽、肺がん公表 10月から休演

(2018/9/28、スポーツ報知)

落語家の三遊亭円楽(68)が28日、所属事務所の公式サイトで、初期の肺がんと診断されたことを発表した。

「笑点」でおなじみの落語家の三遊亭円楽さんが初期の肺がんと診断されたことを発表しました。

先代の三遊亭円楽さんも肺がんを患っていましたので、心配されます。

肺がんを予防するにはどうしたらよいか?|肺がんは喫煙者だけにおこる病気ではないによれば、単にがん検診を受ければよいということではなく、手術が可能な早期の段階で見つけるためには、人間ドックで胸部CTを撮るなど、肺がん予防に対して自らが積極的な行動が必要になるようです。

肺がんを予防するためにも、定期的に人間ドックで自分の体の状態をしっかり把握していくことが肺がんの早期発見において一番重要なようです。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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