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近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

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【目次】

■近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

病的近視になる小児には視神経周囲びまん性萎縮がある|近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大
病的近視になる小児には視神経周囲びまん性萎縮がある|近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

参考画像:「近視の子供が将来病的近視により失明するリスクがあるかどうか眼底検査で診断できる」【大野京子 教授】|東京医科歯科大学スクリーンショット

失明の恐れ「病的近視」リスクを小児期に早期発見 東京医科歯科大

(2016/6/9、ITmediaニュース)

病的近視は、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる病気。研究グループは、初診時が15歳以下で、経過を20年以上観察している患者の眼球35個を調査。成人以降に病的近視になった患者の83%が、子どもの時から視神経の周囲に委縮が起きていたことが分かったという。

東京医科歯科大学の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループによれば、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる目の病気である「病的近視」の患者には、子どもの時から視神経に異常が現れる(視神経の周囲に萎縮が起きている)ことがわかったそうです。

つまり、子どもの時に、「病的近視」と「学童近視」(眼鏡矯正などで視力を維持できる近視)を早期に見分けることができることによって、「病的近視」の子どもの症状の進行を抑える治療を行うことができれば、失明を食い止めることにつながるということですね。




■研究の背景

「近視の子供が将来病的近視により失明するリスクがあるかどうか眼底検査で診断できる」【大野京子 教授】

(2016/6/8、東京医科歯科大学)

病的近視では、眼球がいびつに変形することにより、網膜や視神経を障害され失明を来します。日本の疫学研究(多治見スタディ)でも、病的近視は失明原因の20%を占め最多です。
近年世界的に、特にわが国を含む東アジア諸国で学童及び若年の近視の頻度が急激に増加し、社会問題となっています。しかし、学童や若年において、近視の程度が進むと、将来、失明原因となる病的近視にまで至るのか、それともメガネなどを装用すれば、一生良好な矯正視力を維持できるのかは不明でした。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

シンガポール、中国、台湾、香港、韓国、そして日本の都市部に近眼人口が集中しており、学校を中退する人の80~90%が近眼であるという事実を示した。

<中略>

米国では1970年代初頭の25%から2004年の42%と、この30年間で近視人口が急増しているようだ。

若年層の近視の増加は、世界的な社会問題になっているのです。

■まとめ

今回の研究のポイントは2つ。

1.将来病的近視による失明に至る患者では、すでに小児期にそのサインが現れていること

2.「視神経周囲のびまん性萎縮」が将来の病的近視発症を予測する重要なサインであること

「近視」は、目の調節機能が低下し、視力が落ちる「仮性近視」だけでなく、失明の恐れのある「強度近視」があります。

強度近視は失明の第2位の失明原因によれば、近視は多くの場合、「眼軸長(がんじくちょう)」(角膜から網膜までの眼球の長さ)と呼ばれる眼球の奥行きが異常に延び、像が網膜より手前で結んでピンボケになりますが、強度近視では、この眼軸長が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されています。

近視・老眼・ドライアイ|林修の今でしょ!講座 3月3日によれば、強度近視の場合、眼底出血や網膜剥離で失明する恐れがあります。

また、【この差って何ですか?】緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|6月12日によれば、緑内障患者の約6割が「近視」なのだそうです。

近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになり、眼圧が高くなくても、圧力を受けてしまっているようです。

近視は様々な目の病気のリスク要因なのかもしれませんので、近視について甘く考えずにしっかりとチェックしていきましょう。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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続きを読む 近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大

【#落合陽一】網膜投影のメガネ型HMDで近視も遠視も老眼の人も見えるようになる!【#情熱大陸】|これまでの網膜投影システムのメリットとデメリット




【目次】

■網膜投影のメガネ型HMDで近視も遠視も老眼の人も見えるようになる!|#情熱大陸 #落合陽一

2017年11月19日放送の「情熱大陸」では、落合陽一さんが研究している網膜投影のメガネ型HMD(ヘッドマウントディスプレイ)が紹介されていました。

【参考リンク】

目はよく「カメラ」に例えられます。

モノを見るとき、私たちはモノを「光」として認識しています。

瞳を通して入った光は網膜という膜の上に像を結びます。

網膜はちょうどフィルムにあたり、角膜と水晶体がピントを調節する役割をしていて、水晶体がカメラのレンズにあたり、厚くなったり薄くなったりしてピントを合わせています。

しかし、強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、近視は多くの場合、「眼軸長(がんじくちょう)」(角膜から網膜までの眼球の長さ)と呼ばれる眼球の奥行きが異常に延び、像が網膜より手前で結んでピンボケになりますが、強度近視では、この眼軸長が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されています。

また、【この差って何ですか?】緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|6月12日によれば、緑内障患者の約6割が「近視」なのだそうです。

近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになり、眼圧が高くなくても、圧力を受けてしまっているようです。

【関連記事】

同様に老眼や遠視も水晶体による調節ができづらくなることにより起きているのですが、網膜投影はこのピント調節をすることなく、直接網膜に光を届けることによりモノを見るという考え方です。

そこで、落合陽一さんがCEOを務めるPixie Dust Technologies(ピクシーダストテクノロジーズ)が製品化を進めているのが「Air Mount Retinal Projector」です。

【参考リンク】

先日、拡張現実(AR)のための広視野角の透過型HMDを実現する映像投影技術「Air Mounted Eyepiece」を発表しています。

Air Mounted Eyepiece – Digital Nature Group

こうしたアイデアを組み合わせることで、広い視野角でなおかつ、透過型で、網膜投影ができるHMDであれば、ARの分野だけでなく、医療などの様々な分野でも応用できるのではないでしょうか?




■これまでの網膜投影システムのメリットとデメリット|まとめ

Google glass front

by Bill Grado(画像:Creative Commons)

※イメージであり、今回の記事とは関係ありません。

[E3 2015]西川善司の3DGE:網膜投射型デバイスを採用するHoloLens,試して分かったMR対応型HMDのすごさと課題

(2015/6/20、4gamer)

網膜投射型システムでは,眼球内の瞳に映像光を直接注入し,網膜自体をスクリーンにして映像を結像させる仕組みになる。この方式の利点は,事前に視力に合わせた焦点距離調整を事前に行ってしまえば,視力矯正が不要なところにある(※だからブースでは最初に両目の間の距離を計測したのだ)。つまり,どんな視力の人でも裸眼で利用できることになる。

ただ,弱点もある。

それは,網膜に直接映像を投射する構造上,映像面積が比較的小さく見える点だ。

眼球内の開口部である瞳の中の穴を狙って映像を投射しているわけなので,瞳がズレれば,映像が消えたり見切れたりする。

網膜投影にはメリットとデメリットがあるそうです。

メリットは先ほど紹介したように、どんな視力の人でも視力矯正が必要なくモノを見ることができるようになるということ。

デメリットは、網膜に直接映像を投影するため、ずれると映像が見えなくなるということです。

この弱点を補うためには、複数の映像を投影する、もしくは眼球の動きを追跡するアイトラッキングなどの解決策があるそうですが、そうなるとコストが高くなってしまいます。

ピクシーダストテクノロジーズの「Air Mount Retinal Projector」のページには、このように書かれています。

我々はシンプル+小型+透過型+広視野角+低消費電力のHMDを実現しうる網膜投影光学系を発明しました。

おそらく先ほど紹介した網膜投影方式の弱点を改善したものであるはずですので、どんなものになるのか気になるところです。

今回紹介したものは網膜投影方式によって角膜や水晶体によるピント調節に頼らずモノも見ることができるようになるというもので、なおかつARにも活用できるというものですが、AR(拡張現実)技術とは、コンピュータを使って、現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術のことであり、グーグルグラスに代表される眼鏡型ウェアラブルデバイスやコンタクトレンズ型、HoloLensに代表されるヘッドマウントディスプレイ型がありますが、OMEGA OPHTHALMICSはセンサー、ドラッグデリバリーデバイス、AR/VRを取り込むことができる目のインプラントプラットフォームの提供を目指すでは、「Omegaophthalmics」が開発しているのは、眼の中に外科的に眼内レンズ埋め込む侵襲的アプローチを紹介しました。

また、「見る」ということに関しては、様々なアプローチが行なわれています。

グーグルが目の中に電子デバイス埋め込み視力改善する特許出願では、Googleが特許を出願した眼球に直接挿入する視力矯正用電子デバイスで、眼球内の水晶体を取り除いて、その水晶体を覆っていた水晶体嚢に、データ記憶装置、センサー、通信機、バッテリー、電気的に焦点を調整できるポリマー製レンズでできたデバイスを埋め込み、外部のコンピューターと通信しながら、見ている映像の光が網膜上に焦点を結ぶように、レンズの厚みをリアルタイムで調整するシステムに関するアイデアを紹介しました。

国内初、網膜色素変性症の患者の視力回復に成功|大阪大では、人工網膜や人工視覚システムというアプローチを紹介しました。

脈絡膜上経網膜電気(STS)法による人工視覚システムの臨床応用
脈絡膜上経網膜電気(STS)法による人工視覚システムの臨床応用

脈絡膜上経網膜電気(STS)法による人工視覚システムの臨床応用 大阪大学大学院医学系研究科感覚機能形成学 不二門 尚|厚生労働省|スクリーンショット

脈絡膜上経網膜電気(STS)法による人工視覚システムの臨床応用 大阪大学大学院医学系研究科感覚機能形成学 不二門 尚|厚生労働省によれば、次のようなシステムになると考えられます。

ビデオカメラで画像を取り込み

→画像処理

→体外の無線コイルから信号を体内埋め込み装置に伝える

→眼球の強膜内に設置された電極チップに伝えられ、電気刺激により網膜が興奮し、擬似視覚が得られる。

感覚系による人工臓器-人工網膜|大阪大大学院医学系研究科 神田寛行、不二門尚によれば、人工網膜には3つの方式があります。

1.網膜上刺激方式(Epi-retinal Stimulation)

網膜タックを使って網膜上(網膜と硝子体の境界)に多極電極を固定する方式で、網膜神経節細胞に近いところで刺激が行なうことができるため、刺激効率が良い。一方で、多極電極を網膜へ安定に固定することが難しい点が課題である。

南カリフォルニア大学はSecond Sight社と共同で、網膜上刺激方式を採用して、人工網膜の開発を進めているそうです。

2.網膜下刺激方式(Sub-retinal Stimulation)

これは多極電極を網膜下(網膜と脈絡膜の間)に埋植し網膜を刺激する方式で、多極電極の基板上に受光素子を組み込むことができる。そのため、眼球運動に応じた画像情報を得ることができる。また対外装置にビデオカメラを必要としない。一方、埋植手術の際に網膜剥離を作る必要があり、網膜への侵襲性が高いという課題がある。

ドイツのチュービンゲン大学はRetina Implant社と共同で、網膜下刺激方式を採用して、人工網膜の開発を進めているそうです。

3.脈絡膜上経網膜刺激方式(Suprachorodal-transretinal Stimulation)

STS方式は網膜への侵襲が少ないだけでなく、広い視野を確保できるという利点を持つ。

大阪大学が選択したのは、「脈絡膜上経網膜刺激方式(STS)」です。

このほかにも様々なアプローチで解決しようというところがあります。

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今後も、この分野には様々なアプローチで取り組む人が出てくると思いますので、大変楽しみですね。







【関連記事】

【参考リンク】

■落合陽一さんまとめ

情熱大陸を見て落合陽一さんに興味を持った人は書かれている著書・アート作品・研究・講演などをぜひ見てみてくださいね。

そこで、どういう風に考えが変わったのか、変わっていないものが何なのかを考えてみるのも面白いのではないでしょうか?

J-WAVE THE HANGOUT 宇野常寛 2014年12月8日 with 落合陽一

発明王・エジソンに影響を受けた?“現代の魔法使い”メディアアーティスト・落合陽一「人とロボットの区別はやがてつかなくなる」|2021 未来のテラピコ

【SoftBank World 2017】特別講演 落合 陽一 氏

Fairy Lights in Femtoseconds: Tangible Holographic Plasma (SIGGRAPH)

Levitrope (2017, Mixed Media) / Yoichi Ochiai

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【関連記事】

「インクルージョン」という考え方を知れば、あなたの周りの世界はやさしくなる!?では、「ブロックチェーン・レボリューション」(著:ドン・タプスコット+アレックス・タプスコット)で書かれている「インクルージョン」という考え方を紹介しました。

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

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インクルージョンには様々な側面がある。社会的、経済的、人種的な強者による支配を終わらせること。体の状態や性別、ジェンダーアイデンティティー、性的嗜好によって差別されないということ。生まれた場所や逮捕歴、支持政党などによって参加を阻まれないこと。p69

自分にはどうすることもできない状態でいわゆる弱者(と呼ばれる状態)となってしまったと想像してみてほしいのです。

健康で、若く、経済的にも苦境に立たされることなく、性別における差別もなく、生まれた場所も平和で、家族に逮捕歴などもないというような恵まれた状況にあると、見えてこない世界があるかもしれません。

どんなに自分は大丈夫だと思っていても、ある日突然、事故や病気に合ったり、日本円が使えなくなったり、戦争状態に陥ったりしてしまうと、弱者の側に立たされてしまうかもしれません。

包含・含有・包括性・包摂・受け入れるといった意味を持ち、誰も排除せず、様々な人を受け入れるという「インクルージョン(Inclusion)」という考えをもって想像するとまた違ったアプローチができるのではないでしょうか?

【関連記事】

緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発|東北大・トプコン

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【目次】

■緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発|東北大・トプコン

Oriol Pujol. Campanya contra el glaucoma

by Convergència Democràtica de Catalunya(画像:Creative Commons)

東北大とトプコン、緑内障分類を自動で行うソフトウェアを開発

(2016/8/25、マイナビニュース)

今回、同研究グループが開発したソフトウェアは、スウェプトソース光断層計(OCT)で3次元眼底撮像した視神経乳頭形状の精密な計測値を用いて、自動で緑内障の危険因子の4分類を行うというもの。多様な病因や進行形態をとる緑内障診療において、全国で標準化された緑内障病態の細分化や治療の個別化につながることが期待される。

東北大学大学院医学系研究科の中澤徹教授はトプコンと共同で、緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発したそうです。

■【背景】緑内障治療における問題点

東北大とトプコン、緑内障分類を自動で行うソフトウェアを開発

(2016/8/25、マイナビニュース)

緑内障においては眼圧が最も重要な危険因子となるが、眼血流や近視、血管の攣縮(スパスム)などが原因で緑内障が悪化することも知られている。眼圧以外の因子が緑内障に与える悪影響が大きいと、緑内障の主な治療法である眼圧下降治療だけでは緑内障の進行を食い止めることが困難になる。

緑内障の治療は、スパスム、近視、血流障害といった、眼圧以外の危険因子と眼圧を反映した4つのグループに緑内障を分類することで効率化が図れるが、その分類方法は検者の熟練を要し、また主観的な要素が大きく、一般の診療所では分類が難しいことが問題となっていた。

緑内障が悪化する四つの要因を分類。適切な処置が可能に!?

(2016/8/27、ニュースイッチ)

緑内障は、眼圧の上昇による視神経の障害が重要な病因の一つとされる。一方で血流障害や近視、血管のけいれんといった要因も、緑内障の悪化に関わることが知られている。眼圧上昇、血流障害、近視、血管のけいれんの4要因のうち、どの要因が強く影響しているかによって、視神経乳頭の拡大したへこみの形状に違いが現れる。

緑内障のリスク要因としては、眼圧の上昇による視神経の障害が主な要因ですが、その他にも、血流障害、近視、血管の痙攣(スパスム)なども緑内障の悪化に関わっており、どの要因が影響しているかによって治療法も異なってきます。

視神経の変形を肉眼で判定し、分類作業を行なう上で、従来は、医師の経験や主観的な要素が大きく、また一般的な診療所では分類が難しいことが問題となっていました。

今回、分類作業が自動化したことにより、経験の浅い医師でもできるようになり、また、標準化することによって、適切な治療を選択できるようになることが期待されます。




■分類を行なう新手法とは?

新手法は、眼球の網膜と脳をつなぐ視神経のうち、眼球側のつなぎ目部分「視神経乳頭」の形状を測定する。視神経乳頭は中心部がへこんでおり、視神経に障害が起きるとへこみが拡大する。

視神経乳頭は中心部がへこんでおり、視神経に障害が起きるとへこみが拡大するのですが、今回の新手法は、眼球の奥深くまで高精細に撮影できる3次元撮影装置を用いて、眼球側のつなぎ目部分「視神経乳頭」の形状を測定し、自動で緑内障の危険因子の4分類を行うというものです。

■篩状板の厚みが緑内障の新しい診断基準となる可能性がある

眼球内の篩状板(しじょうばん)の厚みを測定することに成功 緑内障の新しい診断基準の可能性

(2015/4/16、トプコン)

視神経が眼球に入る篩状板(しじょうばん)と呼ばれる部分の厚さの測定に成功し、緑内障の患者では健常者よりも篩状板が薄くなっていることを明らかにしました。

スウェプトソースOCTは、「篩状板(しじょうばん)」を眼球を傷つけることなしに観察することが可能になり、また、緑内障眼では篩状板が菲薄化(ひはくか、薄くなること)していることがわかったことにより、篩状板の厚みが緑内障の新しい診断基準となる可能性があるそうです。

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参考画像:図1.眼球後方にある篩状板は視神経の支持的な役割をしている。視神経の障害により緑内障は視野障害を生じる。|トプコン

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参考画像:図2.篩状板の描出と緑内障性変化|トプコン

■まとめ

緑内障の分類が標準化されることで、適切な治療・個別化治療ができるようになることが期待されます。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

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眼球壁への線維芽細胞移植による近視進行抑制効果|東京医科歯科大学

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■眼球壁への線維芽細胞移植による近視進行抑制効果|東京医科歯科大学

「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―
「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―

参考画像:「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果― (2017/4/7、東京医科歯科大学プレスリリース)|スクリーンショット

「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―

(2017/4/7、東京医科歯科大学プレスリリース)

結果として眼軸長の延長と屈折度は線維芽細胞非移植群に比べ、ともに40%の抑制できることが明らかになりました(図1)。

また、眼球を摘出し、眼球に定着したコラーゲンについて組織染色を行ったところ、強膜外層に新しいコラーゲンの層が形成されており、強膜を補強していることがわかりました(図2)。

東京医科歯科大学の大野京子教授と吉田武史講師の研究グループは、近視進行モデルのラットの眼球壁である強膜周囲にヒト線維芽細胞を移植することで、強膜へのコラーゲン供給が強膜を補強し、眼球強化を行なった結果、屈折異常や眼軸長延長の抑制効果、つまり、近視の進行を抑制することができることがわかったそうです。




■研究の背景

今回、研究チームは、近視眼の強膜が、眼球延長に伴い、厚さが薄くなるだけでなく、強膜の主成分であるコラーゲンとコラーゲンを生成する線維芽細胞がともに減少することに着目し、線維芽細胞を強膜周囲に移植し、コラーゲンを生成、定着させることで強膜を補強すれば、眼軸長の延長を抑制できるのではないかと考えました。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、近視は多くの場合、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が伸びることで、像が網膜より手前で結んでピンボケになる、つまり近視が進行すると考えられています。

近視進行抑制治療として眼軸長の延長を抑える試みは世界各国で行われてきましたが、これまでに確立された治療法はなかったそうです。

■まとめ

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

また、デジタルデバイスの普及によって、目を酷使する人口が増えたために、近視(近眼)人口が増えていくことが予想されます。

今回の方法は、線維芽細胞の眼球への移植によって近視進行を予防できる可能性があり、また自分自身の細胞を用いる自己移植であれば安全性も高くなることが期待されます。

新しい治療法が開発されることで、世界の近視で悩む人が少なくなるといいですね。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら




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10代・20代でも発症!?スマホによる目の酷使が原因で飛蚊症を発症する?

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【目次】

■スマホで目が酷使されると飛蚊症が発症する?

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by Vincent Albanese(画像:Creative Commons)

パソコンやスマホのやりすぎで10代でも発症!飛蚊症とはどんな病気?

(2015/8/31、gooヘルスケア)

飛蚊症は、加齢やストレス、目の病気などが原因でおこります。また、近視の場合も起こりやすいといわれている病気です。パソコンやスマホなどが普及したことで目を悪くする原因が増え、10代や20代でも安心はできません。

スマホ依存で飛蚊症に? 目の端に映る黒い影が気になりはじめたら

(2015/10/13、googirl)

長い時間スマホを操作していると目を酷使することになり、飛蚊症が出てくるリスクが高くなります。

この症状は目の硝子体を曇らせていることが原因になります。

飛蚊症は老化現象によるものがありますが、これらの記事によれば、スマホやPCによって目を酷使することで、10代でも飛蚊症を発症しているのだそうです。

→ 飛蚊症(ひぶんしょう)とは|飛蚊症の原因・症状・治し方・見え方 について詳しくはこちら

■飛蚊症の原因

飛蚊症の原因としては、主に3つに分けられます。

1.生理的なもの

母胎の中にいる時に本来は消えるべき硝子体の中の組織がそのまま残っている場合があります。

2.老化現象によるもの

硝子体が老化や近視眼で収縮し、硝子体と網膜とが離れることで、この時もとの接着部分が硝子体混濁となり、その影が飛蚊症となります。

3.病気によるもの

網膜剥離や網膜剥離の原因ともなる網膜の穴が開くこと、眼底出血などの病気による飛蚊症があります。




■【仮説】スマホで目を酷使すると活性酸素が発生して目を傷つけて飛蚊症になる

なぜスマホやPCで目を酷使すると飛蚊症になるのか、その原因について考えてみたいと思います。

目は私たちの身体の中でも、特に活性酸素の害を受けやすいところだと考えられます。

眼はまぶたを開いているとき、必ず色々な光が入ってきます。

この光の中の青色光と紫外線が活性酸素を発生させる原因となっています。

そして、この活性酸素が目を傷つけて飛蚊症の原因になっていると考えられます。

ただ、飛蚊症の原因について調べてきましたが、はっきりと活性酸素が飛蚊症になっていると書かれていることは少なく、現段階ではあくまで一つの説と考えていたほうが良いようです。

【追記(2015/11/10)】

スマホ世代で増加する老眼、飛蚊症

(2015/11/9、東スポWEB)

ネットやSNS上で若者の「蚊が飛び始めた」という書き込みが増加。

<中略>

「原因は紫外線。紫外線が目に入ると活性酸素を出し、目の中を酸化させてしまう。若者に飛蚊症が増えたなら、スマホ依存で目を酷使しているうちに、スマホの光が紫外線と同じ働きをしたと考えられる」(同眼科医)

この記事によれば、紫外線が活性酸素を発生する原因となって目を酸化させたことが原因とあります。

■「近視」が飛蚊症の原因の一つになる

飛蚊症になりやすくなる原因は「老化」と「近視」!|この差って何ですかによれば、近視が飛蚊症の原因の一つなのだそうです。

健康な人の目の眼球はほぼ丸なのですが、近視の人の目の眼球は楕円形(硝子体の奥行が近視でない人と比べて伸びている形)になっているそうです。

硝子体の奥行が伸びたことで、硝子体が部分的に網膜から引っ張られる力が強くなり、引っ張られる力が強い部分が網膜から離れてしまい、接着していた部分がシワとなり、そのシワに外から入ってくる光が入ってくることで影が出来てしまいます。

これが飛蚊症の症状を起こす原因となっています。

つまり、10代・20代でも飛蚊症が増えている理由としては、スマホで目が酷使されることによって、近視になり、飛蚊症を起こしていると考えられます。

→ 近視 について詳しくはこちら

■まとめ

現時点では、スマホによる目の酷使が飛蚊症の原因になっているとはっきりわかっているわけではありませんが、今の子供たちは長時間スマホを使用しているため、はっきりとわかったころには目に大きなダメージを与えている恐れがあります。

一つの可能性として、目を守るためにもスマホの使用時間を短くしていった方が良いのではないでしょうか。

→ 飛蚊症とは|飛蚊症の原因・症状・治し方・見え方 について詳しくはこちら







【関連記事】
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