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裸眼視力1.0未満の小学生(32.46%)・中学生(56.33%)の割合が過去最高|2017年度学校保健統計調査

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■裸眼視力1.0未満の小学生(32.46%)・中学生(56.33%)の割合が過去最高|2017年度学校保健統計調査

裸眼視力1.0未満の者の割合の推移(高等学校・中学校・小学校・幼稚園)|平成29年度学校保健統計速報|文部科学省
裸眼視力1.0未満の者の割合の推移(高等学校・中学校・小学校・幼稚園)|平成29年度学校保健統計速報|文部科学省

参考画像:平成29年度学校保健統計速報(学校保健統計調査の結果速報)の公表について(2017/12/22、文部科学省)|スクリーンショット

平成29年度学校保健統計速報(学校保健統計調査の結果速報)の公表について

(2017/12/22、文部科学省)

むし歯(う歯)は中学校及び高等学校で過去最低,裸眼視力1.0未満の者の割合は小学校及び中学校で過去最高となったほか,耳疾患が小学校,中学校及び高等学校で過去最高となっている。

平成29年度学校保健統計速報(学校保健統計調査の結果速報)で気になるデータは3つ。

1.むし歯(う歯)は中学生・高校生で過去最低になったこと、2.裸眼視力1.0未満の小学生・中学生の割合が過去最高になったこと、3.耳疾患が小中高で過去最高になっていることです。

今回は「裸眼視力1.0未満の小学生・中学生の割合が過去最高になったこと」について取り上げてみたいと思います。

裸眼視力が1・0未満の子供の割合が小学校で31.46%と過去最高|2016年度学校保健統計調査によれば、裸眼視力が1・0未満の子供の割合が小学校で31.46%と過去最高となっていましたが、今回の平成29年度学校保健統計速報によれば、小学校で32.46%、中学校で56.33%と過去最高になっています。

その理由には、スマホなどで近くのものを見続ける機会が増えていることが挙げられています。

スマホ老眼の症状を訴える若者は2012年の0・5%から2013年には6・7%に急増によれば、老眼の症状を訴える若者は2012年の0・5%から、13年には6・7%に急増しているそうです。

→ スマホ老眼 について詳しくはこちら

20年ほど前からパソコンなどの急速な普及によって、職場や家庭でもVDT作業を行う機会が増えてきました。

→ VDT症候群 について詳しくはこちら

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」によれば、スマホとパソコンとで異なるのが「距離」。

パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、手に持って操作するため、距離を近づけて使用してしまい、近い人は15センチ程度で使用している人もいます。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行なっているのですが、スマホを見る際には、パソコンよりも距離が近くなっているため、この毛様体筋にさらに負担がかかっていると考えられます。

→ スマホ老眼の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ スマホ老眼チェック について詳しくはこちら

→ スマホ老眼対策・改善(治し方) について詳しくはこちら




■スマホ老眼の症状

■スマホ老眼対策

●スマホの使用時間を短くする

「女子高生、スマホ1日7時間」によってもたらされる4つの影響とは?によれば、女子高校生がスマホや携帯電話を使用する時間は、平均で1日7時間に上り、10人に1人は15時間以上使っていたそうです。

連続使用時間を少しずつ減らして、定期的に遠くを見るようにしましょう。

そうすること、ピントを合わせる筋肉をほぐされます。

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●画面と顔を40センチ以上離す

近視・老眼・ドライアイ|林修の今でしょ!講座 3月3日によれば、老眼チェックする方法として、ペットボトルなどの商品の成分表示を目から離してみて、目からの距離が30cm以上(または40cm)の場合、老眼の可能性あるそうです。

 

●1時間使ったら10分休憩

定期的に目を休めるルールを作りましょう。

おすすめは、20-20-20ルール|目の疲れから守る方法や座り過ぎを防ぐ方法まばたきで「疲れ目」解消!?眼精疲労回復エクササイズでも紹介した、米テキサス大学サウスウェスタン・メディカルセンターのEdward Mendelson医師が発案したのが、「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをするという方法です。

 

●眼を温める

目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

目の下のクマを取る方法 原因と解消方法では、蒸しタオルで目の周りを温める蒸しタオルケアを紹介しています。

→ 目の疲れを取る方法(ツボ・マッサージ)|目が疲れる原因 について詳しくはこちら

→ 眼精疲労の症状(頭痛)・原因・マッサージ・ツボ について詳しくはこちら

→ 目の痙攣の治し方・止め方|目がピクピクする原因 について詳しくはこちら

■まとめ

スマホを長時間使い続けると「スマホ老眼」になる恐れがあるので、定期的に目を休めましょう。

→ スマホ老眼の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 目の病気 について詳しくはこちら







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インドに機械学習を活用した目のケアのための人工知能ネットワークを立ち上げ|Microsoft

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■インドに機械学習を活用した目のケアのための人工知能ネットワークを立ち上げ|Microsoft

Microsoft

by Mike Mozart(画像:Creative Commons)

Microsoftがインドで目の健康のために機械学習を活用、Google DeepMindに対抗

(2016/12/20、TechCrunch)

Microsoft Indiaは、GoogleのDeepMindのやり方に倣って、インドにデータドリブンの視覚障害者支援サービスを導入するための研究グループ、Microsoft Intelligent Network for Eyecare(目のケアのための人工知能ネットワーク)を立ち上げた。

GOOGLE、人工知能(AI)「DEEPMIND」を目の病気(糖尿病網膜症と加齢黄斑変性症)の診断に活用によれば、グーグルは英国営保健サービス(NHS)と提携し、人工知能(AI)プロジェクト「DeepMind」を目の病気(糖尿病網膜症加齢黄斑変性症)の診断に活用するシステムの構築を目指していますが、マイクロソフトはインドに目のケアのための人工知能ネットワークを立ち上げたそうです。

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【参考リンク】

DeepMindの眼科医学へのアプローチはイギリスがターゲットだったが、Microsoftは必ずしも対象国を限定しない。同社はアメリカ、ブラジル、オーストラリア、そしてもちろんインドの研究者たちの協力を求めながら、機械学習モデルを教育訓練し、失明の原因となる症状をシステムが同定できるようにする。

Microsoftの中心的なパートナーとなるハイデラバードのL V Prasad Eye Instituteは、インドの名門病院のひとつだ。このプロジェクトはとくに子どもに力を入れ、屈折矯正手術の結果や、子どもの近視率の変化の予測、といった意欲的な課題に取り組んでいく。

マイクロソフトは、L V Prasad Eye Institute(ハイデラバード・インド)、Bascom Palmer(マイアミ大学)、Flaum Eye Institute (ロチェスター大学・アメリカ)、Federal University of Sao Paulo (ブラジル) 、Brien Holden Vision Institute (オーストラリア)の協力を得て、視覚障害の予測モデルを機械学習するために、地理的に異なる患者のさまざまなデータを入れ、子供の近視の変化率、子供の視力に影響を及ぼす条件、屈折矯正手術の予測結果、最適な手術パラメータ、手術をパーソナライズし成功の確率を最大化する方法に取り組んでいくそうです。

最近医療分野、特に目の病気に対して人工知能を活用した研究が進んでいるように感じましたが、今回の記事にその理由が書かれていました。

アイケア(eyecare, 目のケア)は、これまで医学とは無縁だったような企業が、保健医療分野で機械学習のポテンシャルをテストするための、人気分野になりつつある。人間の健康状態の中でも目の状態や症状は、画像分析によくなじむからであり、それはイコール、機械学習の当面の得意分野でもある。

目の状態や症状が画像分析になじむそうで、それが機械学習の得意分野でもあり、機械学習のポテンシャルを図るものであるため、急速にその研究が進んでいるようです。







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患者が選んだ№1ドクターに聞く視力キープ&回復術|視力キープに良い食べ物・サプリメント・良い習慣|おもいっきりイイテレビ

Prescription Eye Glasses

by Les Black(画像:Creative Commons)

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2008年11月12日放送のおもいっきりイイ!!テレビ(日本テレビ系)では、「患者が選んだ№1ドクターに聞く視力キープ&回復術」を紹介していました。

簡単にまとめてみました。

【視力キープに良い食べ物・サプリメント】

カシス

ブルーベリーよりもおすすめ

視力キープ・老化防止・目のくま(目の下のクマ)

【視力キープに良い習慣】

●緑を見る

毛様体筋を緩ませると目に良い。

老眼鏡をかけずにすむ方法】

近視の人は弱めのメガネ(コンタクトレンズ)にすれば見やすくなる。

●同時視型コンタクトレンズ

視線を動かさなくても、近くも遠くも見えるコンタクトレンズ。

脳が見たい映像だけを認識するために、近くでも遠くでも見ることができる。

(短所)

・若干ぼける

・暗いところが見えづらい

・極度の老眼には効果が薄い

●遠近両用眼内レンズ

白内障の手術で遠近両用眼内レンズを入れると、老眼鏡が不要になる。

(短所)

・若干ぼける

・中間が見えづらい

・保険がきかないため高額。

・詳しくは、眼科で取り扱っているかどうか尋ねてみましょう。







目の病気

緑内障

飛蚊症

加齢黄斑変性

白内障

ドライアイ

眼精疲労

老眼

スマホ老眼

糖尿病網膜症

VDT症候群

網膜剥離

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結膜弛緩症

斜視(隠れ斜視)

眼瞼下垂・まぶたのたるみ

まぶたの痙攣

翼状片

瞼裂斑

コンタクトレンズと目の病気

紫外線と目の病気

目の症状

目の充血(目が赤い)

目の疲れ

目の痙攣

目の下のくま

目のかゆみ

目が痛い

目のかすみ

肩こり頭痛

目やに

光がまぶしい・目がまぶしい

目がゴロゴロする

公開日時: 2008年11月12日 @ 05:35

レーシック手術はピーク時の9分の1に!レーシック手術件数が減少している理由とは?

Lasik : Laser Eye Surgery

by Peretz Partensky(画像:Creative Commons)

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【目次】




■レーシック手術はピーク時の9分の1に!

レーシック手術が激減! ピーク時の9分の1 なぜ?

(2016/6/27、ITmediaニュース)

慶応大学医学部眼科学教室の根岸一乃准教授によると、症例(手術)数は12年の2万件から徐々に増加し、20年には45万件となった。しかし、21年から減り始め、26年は5万件で、20年の9分の1だ。

角膜にレーザーを照射して近視・遠視・乱視を矯正する「レーシック手術」はプロゴルフのタイガー・ウッズ選手や米大リーグの松坂大輔投手、ACミランの本田圭佑選手が受けたことで広く知られるようになり、レーシック手術 ネットワーク発足|レーシック手術前の10のチェックリスト(2009/4/10)によれば、国内で年間45万件の手術が行われていましたが、20年には手術件数は5万件に減少しています。

レーシック手術件数が減少しているのにはどのような理由が考えられるのでしょうか?

■レーシック手術件数が減少している理由とは?

1.経済的な事情

根岸准教授は「20年は手術件数が多いが、実は同年9月のリーマンショック以降に大幅に減っていた。レーシック手術は保険適応でなく、ある程度のお金がかかるだけに、減ったのは景気の影響ではないか」と指摘する。医療機関にもよるが、手術費用は片目で十数万~30万円。

レーシック手術は保険適応ではなく、手術費用は片目で十数万~30万円かかり、またリーマンショック以降で景気が低迷したことが関係したと考えられます。

2.レーシック手術に対するイメージの低下

ある眼科医院で角膜感染症などの集団感染が起きた事件により、レーシック手術自体に危険があるというイメージがついてしまったため、手術離れが起きた可能性があります。

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3.メガネブームやコンタクトレンズの性能の向上

日本眼科医会の高野繁会長は「メガネブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなったこともレーシック手術減少の一因では」と推測する。

<中略>

コンタクトレンズは、16年に「シリコンハイドロゲルレンズ」が登場、充血を軽減するなど装用感が向上したとされる。日本コンタクトレンズ協会の自主統計によると、市場は22年までは1600億円台だったが、23年に1727億円となって以降、24年=1842億円▽25年=1931億円▽26年=2056億円▽27年=2154億円-と規模が拡大している。

メガネに対するイメージは以前と比べると良くなったことや低価格メガネが出てきたことが関係しているようです。

また、コンタクトレンズ市場は規模が拡大し続けているそうです。

→ コンタクトレンズと目の病気 について詳しくはこちら




レーシック手術を受ける際の病院選びの4つの基準とは

手術を受ける際のいい病院、悪い病院を見分ける基準として四つの条件を紹介します。

(1)院長を含め眼科専門医がいる

(2)術前3日くらいから抗生物質(抗菌剤)の点眼をさせる

(3)清潔な手術室である

(4)手術の翌日、1週間後、1カ月後など節目で必ず検診を行い、感染の兆候などを早めにみつける体制を整えている

レーシック手術前の10のチェックリスト

(1)視能訓練士ら眼科検査スタッフによる十分な検査を受けて、その後、眼科専門医による診察も受け、検査内容と結果について、医師からきちんと説明を受けたか

(2)高度近視や角膜の厚さが薄い人の場合、レーシック以外の術式を選択肢として検討したか

(3)術前検査とカウンセリングに十分な時間をかけたか。治療について十分理解できたか

(4)年齢や手術の目的などを考慮した目標視力の設定を医師と十分に話し合う時間を持ったか

(5)手術の合併症やデメリットに対する説明を受けたか

(6)初めての適応検査後、手術までに一定の日を空けているか

(7)手術後、短期のみならず長期にわたる定期検査を行う予定があるか

(8)執刀医を把握できる診察だったか。担当医師、執刀医は眼科専門医か

(9)不安に思うことをきちんと質問できたか。医師はそれに十分説明してくれたか

(10)術後に問題があった場合、最後まできちんと治療することが期待できる施設か







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視力再生治療で技術革新続く|老眼に針穴(ピンホール)効果・健康な部分を残す「パーツ移植」・iPS細胞活用

TBI care

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

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技術革新続く視力再生治療 リング埋め込み、熱で角膜調整、部分移植…

(2010/8/3、産経新聞)

■老眼に針穴(ピンホール)効果

「ピンホール(針穴)効果を活用した、まさにローテクとハイテクの融合が実現した」

慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授がこう説明するのは、老眼治療に国内では昨年導入されたばかりの「アキュフォーカス・リング」を使う方法。ピンホール効果とは、テレホンカードの使用度数を示すような小さな穴から向こうを覗(のぞ)くと、近視や老眼の人でもよく見えること。

小さな穴によって網膜に届く光が細くなり、手前から奥までのピントの合う距離の幅が広がるためだ。

老眼は、目のピント調整を担う水晶体が年齢とともに弾力性を失い、近くのものにピントが合いにくくなって起こる。

そこで、角膜(黒目)の中にピンホール効果を持つ穴の開いたアキュフォーカス・リング(直径3・8ミリ)を手術で埋め込む。

穴の直径は1・6ミリで、厚さは一般的な紙の約10分の1。「度が進んでも老眼鏡のように買い替える必要もない。いやになったら取り外せる」と坪田教授。

このほか、老眼では近年、熱で角膜周辺のカーブを調整する「コンダクティブ・ケラトプラスティ」▽角膜が遠近両用メガネと同じ効果を持つようレーザーで形作る「老眼レーシック」▽左右の目で、近くを見る目と遠くを見る目を使い分けるようにする「モノビジョン・レーシック」-といった精密さを要する治療が可能という。

これまでは、老眼になれば老眼鏡というイメージでしたが、新しい老眼の治療法が出来ているそうです。

その新しい治療法とは、角膜の中にピンホール効果を持つ穴の開いた「アキュフォーカス・リング」を手術で埋め込むというものなのだそうです。

この方法であれば、老眼鏡のように買いかえる必要がないそうです。

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■■健康な部分を残す「パーツ移植」が可能に

角膜が濁ったり傷付いたりした場合や、角膜が眼圧で突出する「円錐(えんすい)角膜」が進行すると、角膜移植の必要が生じる。

角膜を丸ごと移植するのではなく、健康な部分をなるべく残す「パーツ移植」が可能になってきた。

坪田教授は「拒絶反応や手術後の乱視が軽減できる」と話す。

また、紫外線照射(しょうしゃ)で角膜を固くして円錐角膜の進行を遅らせるといった方法もあり、移植しなくても済むケースが増えているという。

角膜移植といえば、角膜まるごと移植するものと思っていましたが、記事によれば、現在では、健康な部分をなるべく残す「パーツ移植」が可能になってきたそうです。

このパーツ移植には、拒絶反応が軽減できるといったメリットがあるようです。

坪田教授は「大災害時にメガネが手元になかったら、高度近視などの人にとっては生死にかかわる。

超高齢社会を迎える意味でも、視力再生は大切な分野。眼科の未来に期待してほしい」とアピールする。

地震などの災害が起きたときにもしメガネがなくなったとしたら、安全に大きく関わってきます。

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眼科の分野の医療進歩に期待したいですね。

そういった意味においても、眼科における医療進歩にiPS細胞が活用されるようになるかもしれません。

■iPS細胞活用も

角膜を移植するのではなく、患者の皮膚などから体のどの組織にもなる能力を持ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作り、これをもとに角膜のパーツを作る研究も進められている。

坪田教授は「iPS細胞から角膜全体を作るのは大変だが、パーツならできるのではないか。

将来、iPS細胞を使った角膜移植ができれば、拒絶反応の心配がなくなるはずで、必ず成功させたい」と説明する。

iPS細胞を使った角膜移植に対する研究が進んでいるので、近い将来うれしいニュースが聞ける日も近いのではないでしょうか。

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■緑内障の診断前「自覚なし」44%

緑内障患者の4割超が診断前に不調を感じていなかったことが、緑内障の啓発に取り組む患者組織「緑内障フレンド・ネットワーク」の調査で分かった。

調査は会員744人から回答を得た。

診断前に「視界に入っているはずの物を見落とす」など56%が見えづらさを感じたが、44%は不調を感じていなかった。

緑内障は眼圧が上がって視神経が傷付き、視野が徐々に欠けて失明の危険がある。

北澤克明・岐阜大学名誉教授は「緑内障は片方の目の視野が欠けても、片方が補うため気付きにくい。カメラのファインダーを覗くなどして偶然気付くことがある」と説明する。

緑内障と診断された時、すでに66%の人は視野が欠けていたともいわれていますので、定期的に眼科で診てもらうことをお勧めします。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

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