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がんの死亡率、順調に減少-厚労省中間報告書




がん死、ほぼ順調に減少…厚労省中間報告書

(2010/6/16、読売新聞)

厚生労働省は15日、がん対策推進基本計画の中間報告書を公表した。

2007年度からの5年計画がどれだけ進んだかをまとめた。

「75歳未満のがんによる死亡率を10年間で20%減らす」という全体目標については、3年間で6%減少しており、おおむね順調と評価した。

厚生労働省がたてた「75歳未満のがんによる死亡率を10年間で20%減らす」という全体目標については、3年間で6%減少しているそうです。







新たながん患者1270万人=08年に世界で|国際がん研究機関(IARC)推計




新たながん患者1270万人=08年に世界で-WHO機関推計

(2010/6/1、時事通信)

世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が1日発表したがんに関する統計によれば、2008年の1年間で新たにがんと診断された患者は推計で1270万人に上った。

がんによる死者は760万人だった。

新規の患者をがんの部位別に見ると、肺が161万人で最も多く、胸部が138万人、大腸が123万人だった。

死因でも肺が138万人と最も多く、以下胃(74万人)、肝臓(69万人)と続いた。

IARCはまた、30年時点で、新規のがん患者が08年に比べ約70%増加して2140万人になり、死者も同70%増の1320万人に達すると予想した。

国際がん研究機関(IARC)によれば、2008年の一年間で新たにガンと診断された患者は1270万人と推計されるそうです。

部位別に見ると、

肺 161万人

胸部 138万人

大腸 123万人

だったそうです。

 

また、がんによる死者は760万人だったそうです。

死因を見ると、

肺がん 138万人

胃がん 74万人

肝臓ガン 69万人

だったようです。

日本では、大腸がんが多いというイメージがあるのですが、実際は、世界のがんに関する統計と日本とではどのような違いがあるのか気になるところです。







飲酒は60以上の病気やケガの原因になりうる-WHO

Beer Keg BW

by Jenn Durfey(画像:Creative Commons)




「飲酒の健康影響」-(2)60以上の疾患に関係 肝臓病、がん、依存症

(2010/5/18、47ニュース)

世界保健機関 (WHO)は60以上の病気やけがの原因になり得ると指摘する。

世界保健機関によれば、酒(アルコール)は、60以上の病気や怪我の原因になりうるそうです。

 

■飲酒(アルコール)と肝臓の病気

その中でも特に多いのが、肝臓の病気(肝臓病)なのだそうです。

特に多いのが肝臓病だ。

アルコールは胃や小腸から吸収され、大部分がまず肝臓で分解される。

飲みすぎて負担が大きくなると脂肪肝になる。

さらに多量の飲酒が続くと、アルコール性肝炎や肝硬変の危険がある。

日本酒7合を毎日、15年以上飲み続けると、半数の人が肝硬変になるといわれる。

すべての肝臓病に占めるアルコール性疾患の比率は1961年に3%だったが、2002年には23%に上昇した。

肝臓に負担がかかってしまうと、脂肪肝になる恐れが高くなります。

脂肪肝 についてはコチラ。

さらには、アルコール性肝炎肝硬変になるリスクも高くなります。

記事によれば、肝臓病に占めるアルコール疾患の比率は、2002年には23%に上昇しているそうです。

【関連記事】




■飲酒(アルコール)とすい臓

消化やホルモン機能を担う膵臓にも影響が出る。

男性では急性膵炎の30%、慢性膵炎の65%が飲みすぎが原因で起きる。

急性膵炎になっても酒をやめられず、慢性膵炎に進む人も少なくない。

 

■飲酒(アルコール)と依存症

飲酒を続けると脳がアルコールに慣れて、以前ほど酔わなくなる。酒量が増え、やめようと思っても飲酒がコントロールできなくなると、アルコール依存症の疑いがある。

酔いがさめる際に手や体が震えたり不快な気分になる離脱症状が特徴。

国立病院機構久里浜アルコール症センターの樋口進・副院長らが08年に行った調査では、日本人男性の5・1%、女性の1・3%に依存症の疑いがあった。

 

■飲酒(アルコール)とがん

飲酒はがんとの関係も深い。

アルコールが肝臓で分解されてできるアセトアルデヒドは発がん性のある物質。

さらに酢酸に分解されるが、その過程で唾液中にも高濃度で分泌される。

アルコール依存症の患者に食道がんや口腔がんが多いことが知られ、WHOは大腸がん乳がんにも関係すると指摘している。

大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェック|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学では、飲酒が最もガン(大腸がん)になるリスクを高める習慣として紹介していました。

最もリスクが高いのは飲酒。

飲酒による大腸がんのリスク

一日に日本酒を

1合⇒1.4倍

2合⇒2.0倍

3合⇒2.2倍

4合⇒約3倍

【関連記事】

  • 1日1杯のアルコール、がんになるリスク高める可能性=研究
  • 飲酒はがんの原因なのか

 

■飲酒(アルコール)と急性アルコール中毒

短時間に大量の酒を飲んで起きるのが急性アルコール中毒。

代謝できないアルコールが脳に回って中枢神経をまひさせる。

■飲酒(アルコール)とケガ

飲酒が原因で起きる外傷も多い。

酒酔い運転による死亡事故は後を絶たず、職場や家庭での暴力も起きている。

 

■飲酒(アルコール)の健康効果

一方、適量の飲酒(1日に日本酒1合未満程度)をする中高年は、全く飲まない人に比べて心筋梗塞や脳梗塞が起きにくく、死亡リスクが低いことが知られている。

血液の凝固を抑える作用がアルコールにあるためらしい。

アルコールも適量であれば、健康にとっても問題ないと思いますが、飲みすぎると健康に影響を与えます。

ただ酒量が多いと高血圧や脳出血を招き、逆に死亡リスクが高まる。







【関連リンク】

高額ながん治療薬、英大手スーパーが原価で販売

ASDA

by grassrootsgroundswell(画像:Creative Commons)




高額ながん治療薬、英大手スーパーが原価で販売

(2010/5/21、AFPBB)

英大手スーパーマーケットのアスダ(Asda)は20日、がん治療薬を原価で販売すると発表した。

イギリスのスーパーマーケットのAsdaはがん治療薬を原価で販売すると発表したそうです。

がん治療薬を原価で販売するというのには驚きましたが、それにもまして、がん治療薬がスーパーマーケットで販売されているのにも驚きました。

記事によれば、今後は様々ながん治療薬を原価で販売していくそうです。

当面販売されるのは、肺がん治療薬の「イレッサ(Iressa)」。価格は30錠入り1パックが2167.71ポンド(約28万円)だが、一部の大手ドラッグストアでは3250ポンド(約42万円)以上で売られている。

今後は、腎臓がん、肝臓がん胃がんの薬なども原価で販売していく予定だという。

 







携帯電話使用による発がん、研究で確認できず=WHO

Mobile Phone

by Dominik Syka(画像:Creative Commons)




携帯電話使用による発がん、研究で確認できず=WHO

(2010/5/17、ロイター)

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は16日、携帯電話の使用が脳腫瘍(しゅよう)やがんを引き起こす可能性は確認できないとの研究結果を発表した。

WHOによれば、携帯電話の使用ががんを引き起こす可能性は確認できないとの研究結果を発表したそうです。

ただ、リスクがまったく無いと言い切るのは早すぎるようです。

IARCのクリストファー・ワイルド氏は、ロイターの取材に「(今回の研究の)結果は、携帯電話の使用に関連したリスクがあると結論づけることはできないと認められるものだ。

しかし、リスクがゼロだとするのは時期尚早でもある」と述べた。

同研究が、現在と比べて携帯電話の利用頻度が低かった2000年に開始されていることも留意しておくべき点として挙げている。

また、別の研究者からは、携帯電話使用者のがんリスクが上昇していることを示す事例もあるとし、携帯電話の使用率が大幅に上昇していることから、さらなる研究が必要だとの指摘も出ている。

携帯電話使用で脳腫瘍リスクが増える?によれば、

Interphoneが携帯電話ががんの原因になるかどうかを調べる史上最大規模の研究を進めています。

13カ国の患者から6400もの腫瘍の症例を集めて検証中のもので、2009年初頭には最終結果が出るんですが、その中間報告が、なんとも最悪な結果なのです。

この調査でイスラエル人研究者たちが発見したのは、携帯電話を使う人は使わない人より脳腫瘍ができる確率が50%も高いこと。

という研究結果が出ていましたので、まったく違う結果と言えそうです。

今後もこの研究に注目したいですね。