by John O’Nolan(画像:Creative Commons)
■ドラマ・マンガ(アニメ)・映画・小説において大事なのはストーリー?キャラクター?
ドラマは脚本が命だとある人が言った。
面白くないドラマは役者に問題があるのではなくて、脚本・プロデューサーに問題があると。
脚本=ストーリーのことだと私は思った。
だけどある編集者はマンガはキャラクターが命だといった。
ストーリーとキャラクターどちらが大事なのかと疑問に思った。 pic.twitter.com/CBLlkoXLED— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年6月29日
「キャラクターをコントロールできていない時の方が、漫画は面白くなりますよね」https://t.co/1CRoPzssWB
Hunter×Hunterの冨樫先生は、作品における理不尽さをなくすために、キャラクターが「本当にその行動をとるのか」と検証する作業もされているだ。 pic.twitter.com/QPt5gDeh3c— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年6月29日
冨樫義博×石田スイ 特別対談|少年ジャンプ+によれば、富樫先生はマンガを描く際におおよそのストーリーを考えているそうだが、キャラクターを描き出すと、当初のストーリーとは違う方向に進むことがあり、そちらのほうが合ってると思うと、最初のストーリーを捨ててしまうそうです。
キャラクターをコントロールできていない時の方が、漫画は面白くなりますよね。漫画を描く時は、最初におおよそのストーリーを考えているんです。でも実際にキ
この視点から考えれば、ストーリーよりもキャラクターが重要であるといえる。
ストーリー上必要だからといって、キャラクターがやらない行動をしないようにすることが大事で、キャラクターの行動によってストーリーが作者も思いもよらない展開になってしまったほうが面白いということだろう。 pic.twitter.com/OrxJhfgXxC— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年6月29日
脚本=ストーリーという考え方の前提がそもそも間違っていたのだ。
魅力的なキャラクター+ストーリー=脚本だったのだ。
分けて考えること自体がそもそも無意味なのだ。— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年6月29日
ドラゴンボールの編集者としても有名な鳥嶋さんが「身近に感じられる魅力的なキャラクター」を描くことが重要だといった。
”キャラクターの「身近さ」を上手く作れているだけで、同じエピソードでも切迫度が一気に違う。”https://t.co/VjZ9D92mg5 pic.twitter.com/MsNMCE3XSH— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年6月29日
キャラクターが魅力的だと平凡なストーリーも面白くなってしまうかもしれないし、富樫先生の話によれば、キャラクターによってそもそもストーリー自体が変わってしまうかもしれないのだから、ストーリーだけを作り込むことに努力しても無駄に終わってしまうのだ。 pic.twitter.com/q3g6nQq1sX
— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年6月29日
#ダークナイト を観ると、魅力的なキャラクター(バットマン、ジョーカー)×ドキドキする展開のストーリーが映画にとって重要なことがわかる。 https://t.co/v4byPWP7pb pic.twitter.com/NxpyfQ6Nr4
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) September 28, 2019
面白いものを作る。結局はこれに尽きる。作り手は自分が思う面白さが何なのかを追求するしかない。
「SNS受け」を狙うよりも、「圧倒的な面白さ」を突き詰めるべし。『SPY×FAMILY』&『チェンソーマン』担当編集者に聞く、マンガづくりのセオリー
#アル https://t.co/nhLzVUHR5q @alu_incさんから— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) October 4, 2019
「SNS受け」を狙うよりも、「圧倒的な面白さ」を突き詰めるべし。『SPY×FAMILY』&『チェンソーマン』担当編集者に聞く、マンガづくりのセオリー(2019/10/4、alu)
僕が思う良い主人公の条件は、物語のなかで描写される「感情」と「行動」に矛盾がなく、読者が彼なり彼女なりの振る舞いを見ていて納得感を持てること。
自分が描く物語の主人公が、なぜそのキャラクターになったのか、感情と行動に矛盾がなく、読者が納得感を持てるかが大事なんですね。
【参考リンク】
- 冨樫義博×石田スイ特別対談|少年ジャンプ+
- なぜ冨樫義博は『HUNTER×HUNTER』34巻で自ら作品解説を行ったか?(2017/6/28、KAI-YOU)
- 【全文公開】伝説の漫画編集者マシリトはゲーム業界でも偉人だった! 鳥嶋和彦が語る「DQ」「FF」「クロノ・トリガー」誕生秘話(2016/4/4、電ファミニコゲーマー)
■あなたはあなた自身の人生の脚本家!
この考え方は自分自身の生き方にも活かせるのではないでしょうか。
どんなに平凡な毎日であっても、自分自身がイキイキとしていれば、自然とその人生は魅力的なストーリーに見えるはずです。
あなたがもしも「毎日退屈だなー」とか「ドキドキするような恋愛したいなー」と思っているとしたら、この考え方によれば、自分自身が今の自分の人生を楽しめていないからこそ、ストーリーが展開していっていないのかもしれません。
恋愛がはじまらない理由は、「障害」と「すれ違い」がなくなったから!?によれば、恋愛が始まるには、「タイミング(timing)」「フィーリング(feeling)」「ハプニング(happening)」の3つの“ing”が必要だといわれます。
恋愛に限らず、面白い人生にするには「タイミング(timing)を大事にすること」「フィーリング(feeling)の合う人との出会いを大事にすること」「ハプニング(happening)が起こることを楽しむこと」が大事なのではないでしょうか?
自分磨きというと、オシャレをしたり、メイクの腕を鍛えたり、体を鍛えたりといった「外面磨き」と本を読む、音楽を聴く、映画・芝居を見に行くといった「内面磨き」があると思いますが、今回の話を参考にして一言でいうと、魅力的なキャラクターになることが自分磨きの本質といえそうです。
あなたはあなた自身の人生の脚本家だと考えて、どうしたら自分自身が魅力的なキャラクターになるか考えてみましょう。
【関連記事】