(2009/4/15、Web東奥)
県内三十六市町村から特定健診(通称メタボ健診)の委託を受けている県総合健診センター(青森市)の二〇〇八年度の健診受診者が、〇七年度の基本健診受診者より約二万二千人減少。
同時にがん検診の受診者もダウンした。
〇八年度から新制度として始まったメタボ健診そのものが周知されていないことに加え、手続きの複雑化・煩雑化に伴って住民の負担が増えたのが要因。
生活習慣病を防ぎ、医療費を削減する目的で始まったはずの新制度が、健診離れを引き起こすという本末転倒な現象が起きている。
青森県では、メタボ健診がスタートしてから、健診受診者が減少し、またがん健診受診者も減少したそうです。
その理由として、以下の要因があるのではないかとしています。
- メタボ健診のPR不足
- 手続きの複雑化・煩雑化
- 住民の負担が増えた
メタボが注目されることによって、健診受診者は増加すると思っていましたが、現実として、健診を受診しない人が増えている結果となってしまっています。
これでは、メタボリックシンドロームや生活習慣病を防ぎ、医療費を削減する目的でスタートしたメタボ健診が、反対に健診から遠ざけてしまったということになってしまいます。