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見たら体感したくなる!「介護入浴向け泡シャワー装置」(モリタ)が開発された理由・効果|#所さんお届けモノです




■「介護入浴向け泡シャワー装置」が開発された背景・効果|#所さんお届けモノです!

「介護入浴向け泡シャワー装置」(モリタ)
「介護入浴向け泡シャワー装置」(モリタ)

参考画像:【モリタグループ】泡シャワー装置デモンストレーション|YouTubeスクリーンショット

2017年11月19日放送の「所さんお届けモノです!」では福祉・介護の展示会で見つけた「介護入浴向け泡シャワー装置」(モリタグループ)を紹介しました。

【モリタグループ】泡シャワー装置デモンストレーション

なぜ「介護入浴向け泡シャワー装置」を開発することになったのでしょうか?

「入浴介助」「洗髪」「身体の清拭」は事業者のみの介護が多く、それ以外は主な家族等介護者のみが多い|介護内容別にみた介護者の組み合わせの構成割合|グラフで見る世帯の状況|平成26年国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省
「入浴介助」「洗髪」「身体の清拭」は事業者のみの介護が多く、それ以外は主な家族等介護者のみが多い|介護内容別にみた介護者の組み合わせの構成割合|グラフで見る世帯の状況|平成26年国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省

参考画像:介護内容別にみた介護者の組合せの構成割合|グラフで見る世帯の状況|平成26年国民生活基礎調査(平成25年)の結果から|厚生労働省|スクリーンショット

介護内容別にみた介護者の組合せの構成割合|グラフで見る世帯の状況|平成26年国民生活基礎調査(平成25年)の結果からによれば、「入浴介助」「洗髪」「身体の清拭(体をふく)」は事業者のみの介護が多いことから考えられるのは、入浴に対するニーズに高いのですが、入浴介助は負担が大きいため、事業者による介護に頼っているという現状があることがわかります。

施設業務の改善要望点|福祉用具・介護ロボット実用化支援事業 事業報告書|厚生労働省
施設業務の改善要望点|福祉用具・介護ロボット実用化支援事業 事業報告書|厚生労働省

参考画像:施設業務の改善要望点|福祉用具・介護ロボット実用化支援事業 事業報告書(平成24年3月、厚生労働省)|スクリーンショット

ただ、福祉用具・介護ロボット実用化支援事業 事業報告書(平成24年3月、厚生労働省)によれば、施設内で行っている業務で苦慮している点・改善したい点について要望の多かった点として、「入浴に関する介護負担の軽減」(5割強)という入浴介助における介助者の負担が大きいという実態があります。

また、介護入浴向け泡シャワー装置の開発と評価Ⅰ 装置の開発( Development and Evaluation of Foaming Shower System for Care Bathing:Ⅰ- Development – )で紹介されている介護施設によるヒアリングではさまざまな問題点があることもわかったそうです。

●肌乾燥予防のため、良く泡立てた泡で優しく体を洗うことの重要性は理解していても、泡立ての手間や難しさから、十分に泡立った状態で洗えていない

●泡がほとんどない状態で全身を擦り洗いすることに力が必要で、また洗う際に介護者が上下に体勢を変える動作が多いことが負担

●寒い時期には寒さを訴える高齢者が多く、保温のため洗身中にもシャワーでお湯をかけ続けることがある

こうした課題をもとに考えられたアイデアが、適度に泡立てられた温かい泡で全身を覆いながら体を洗うことにより、被介護者の入浴満足度の向上(泡による保温と肌の乾燥予防)と同時に介護者の負担軽減をするというものです。

そこで、考えられたのが、消防車の消火装置(CAF:Compressed Air Foam System)として用いられている技術を応用した「泡シャワー装置」です。

この「泡シャワー装置」に期待される効果は、先程紹介したように、泡の保温性から被介護者の入浴満足度が向上されるだけでなく、しっかり泡立てられた泡で洗うことにより肌への摩擦が小さくなることから肌の健康にも良いことが期待できます。

また、介護者にとっては泡立てる作業やシャワーで被介護者の体を温めるという作業がなくなることで作業がシンプルになり、作業時間が短縮することが期待されます。

泡による保温効果については、介護入浴向け泡シャワー装置の開発と評価Ⅱ 保温性の評価(Development and Evaluation of Foaming Shower System for Care Bathing:Ⅱ- Evaluation of the thermal effect -)によれば、泡により皮膚の温度低下が抑制され、被験者は温かく感じており、洗い流した後もしばらく残ったことから、泡の身体保温効果が高いと考えられるそうです。




■まとめ

以前、「少子高齢化による高齢化社会は日本にとってのビジネスチャンス(医療・介護など)になる!」と発想を転換してみない?では、世界に先行して高齢化社会に突入している日本は、医療費削減のアイデアやよりよい介護の方法を実行できる立場にあり、それらのやり方をスタンダードにすることができるというビジネスチャンスがあるのではないでしょうか?と提案しましたが、「介護入浴向け泡シャワー装置」(モリタグループ)は介護における問題を解決するためのシャワー装置でありながら、若い世代にとっても新しいスタンダードとなりうるシャワー装置になる可能性があるかもしれません。







【参考リンク】
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リハビリや高齢者のフレイル対策に!体重の負担を減らして有酸素運動を行なう反重力(空気圧・水中)トレッドミル(ルームランナー・ランニングマシン)




■体重(自重)の負担を減らして有酸素運動を行なうトレッドミル

AlterG anti-gravity treadmill at FIBO

by Health Gauge(画像:Creative Commons)

さまざまな方法で体重(自重)の負担を減らして有酸素運動を行なうトレッドミルについて取り上げてみたいと思います。

トレッドミルとは、ルームランナーやランニングマシンとも呼ばれる、屋内でランニングやウォーキングなどの有酸素運動を行なうトレーニングマシンですが、一つ問題があります。

それは、下肢への負担がかかることです。

そこで開発されているのが、体重(自重)の負担を減らして有酸素運動を行なうトレッドミルです。

自重の負担を軽減することによって、術後のリハビリを行いたい方や高齢者(フレイルの段階で対策を行ないたい方)の方、過体重のために運動すると膝や腰などを痛めてしまう恐れがある方などが有酸素運動を行なうことができるようになります。

体重の負担を減らす方法としては、空気圧を活用して体を浮かせた状態で行うものと水の中で体を浮かせる状態で行うものがあります。

■空気圧を活用した反重力トレッドミル

以前テレビでメジャー時代の斎藤隆投手が球団より足腰を鍛えるジョギングをする際に、下肢の重力を取り除いてランニング・リハビリを行なうように指示された映像を覚えています。

空気圧によって体を持ち上げることによって、下半身にかかる負担を抑えられ、また、転倒リスクを防止することもできます。

AlterG社のG-Trainer™はNASAのテクノロジーを活用して作られています。

宇宙では、骨損失と筋肉萎縮を防ぐために、宇宙飛行士はハーネスシステムのトレッドミルで運動していましたが、空気圧を活用したものに改良したものがG-Trainer™です。

‘Anti-Gravity’ Treadmills Speed Rehabilitation|NASA

Whatever the cause of an injury, rehabilitation can be painful, and patients often alter their gait, stride length, or body position to over-compensate for the pain. The G-Trainer reduces the effect of gravity and weight, which makes it more comfortable for a patient to focus on a normal, correct gait instead of worrying about more injury and pain. This allows patients to develop good habits and condition their muscles while their bodies are still healing.

リハビリにおいては苦痛を伴うものであり、患者はその痛みを補うために、歩き方や歩幅、体の位置を変更してしまいます。

リハビリの際にケガや痛みをかばうことで、正しい歩行ができなくなってしまう恐れがあると考えられます。

#錦織圭 選手のコンディショニング戦略(栄養管理・ピリオダイゼーション・ケガの予防)|#テニスで紹介したパーソナル・トレーナーの中尾公一さんによれば、ケガの予防には「アライメント(姿勢)」「正しい動き」「それを維持する筋力」の3つの点へ注意する必要があるそうです。

骨の位置がそれぞれ正しい位置にあり、正しい動きができ、それを維持できれば、事故的なケースを除いて、ほとんどのケガを防ぐことができるそうです。

そこで、重力と体重の影響を軽減することにより、ケガや痛みの心配を減らすことによって、より正しいリハビリができるようになることが期待されます。

AlterG – Running, Injury and Rehab Equipment|YouTube

【参考リンク】




■水中トレッドミル

水中トレッドミルは、水によって体を浮かせることによって、下肢への負担を軽減し、トレーニングやリハビリを行なうことができます。

ただ気になる点があるとすれば、傷がある場合や手術後のリハビリの場合のように、傷口などからの感染症リスクがあるためその場合には使用が難しいのではないかという点と全身に水の負荷がかかるためフォームが崩れる可能性がないのか、水によるという点です。

Underwater treadmill|YouTube

Underwater Treadmill|The University of Maine|YouTube

Underwater Treadmill

【参考リンク】

■まとめ

75歳以上同士の「老老介護」初の30%超|65歳以上同士の「老老介護」は過去最高54%に|平成28年国民生活基礎調査によれば、介護をする側と介護を受ける側の両方が高齢者の組み合わせである「老老介護」が話題になっていますが、平成28年国民生活基礎調査で発表された、同居の主な介護者と要介護者等の組合せを年齢階級別にみると、60歳以上同士70.3%、65歳以上同士54.7%、75歳以上同士30.2%となっており、また年次推移でみると、上昇傾向にあるのがわかります。

「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!で紹介した平成28年国民生活基礎調査によれば、要介護度別にみた介護が必要となった主な原因として「高齢による衰弱」(16.2%)になっています。

高齢者は健康な状態から急に要介護状態になるわけではなく、食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れ、要介護状態になると考えられます。

しかし、フレイルの段階で、適切な介入・支援を行なうことができれば、要介護状態に至らず、生活機能の維持・向上が期待できると考えられます。

例えば、介護施設で「パワーリハビリ」を導入 約8割に介護度を改善したり重症化を防ぐ効果|弘前によれば、弘前市内の介護施設が専用マシンで筋力アップのトレーニングを行う「パワーリハビリ」を取り入れたところ、約8割の人に介護度を改善したり重症化を防ぐ効果があったそうです。

今回紹介した空気圧を活用したトレッドミルや水中トレッドミルのように体への負担を軽減しながら有酸素運動ができるマシンを活用すれば、高齢者が要介護状態に至らず、生活機能の維持・向上が期待できるのではないでしょうか。







【関連記事】
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【アラフォークライシス】現在40代の人たちはどんな生き方をしてきたの?現在40代の経済状況が日本の未来のヒントになる!?




■現在40代の人たちはどんな生き方をしてきたの?

tokyo

by Osamu Kaneko(画像:Creative Commons)

高齢世帯は2040年に44.2%に、一人暮らしの高齢者も増加|「日本の世帯数の将来推計」厚労省推計で紹介した国立社会保障・人口問題研究所が行なった2018(平成30)年推計の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」によれば、全世帯主に占める 65 歳以上世帯主の割合は2015年の36.0%から2040年には44.2%を占めることがわかったそうです。

2040年はこれから22年後ですので、2040年に65歳以上に当てはまるのは、現在43歳(1975年・昭和50年生まれ)以上の人たちになります。

■2040年の日本の構造変化・社会構造

●2040年の日本の構造変化

日本の構造変化
日本の人口は2008年をピークに減少し、2040年には人口が約1億1千万人を下回り、毎年100万人近く減少。2042年には団塊ジュニア世代が高齢者となり、高齢者人口がピークになり、アジア諸国より約20年先行して超高齢化を経験。経済成長率が段階的に低下。

参考画像:IoT新時代の未来づくり検討委員会事務局資料(2017/11/17、総務省)|スクリーンショット

(出典)国土交通省国土審議会長期展望委員会(第2回)(2010年12月17日) 「国土の長期展望に向けた検討の方向性について」より

(出典)総務省「自治体戦略2040構想研究会(第1回)」 事務局提出資料

IoT新時代の未来づくり検討委員会事務局資料(2017/11/17、総務省)によれば、2040年には人口が約1億1千万人を下回り、毎年100万人近く減少し、2042年には団塊ジュニア世代が高齢者となり、高齢者人口がピークになるそうです。

●2040年の日本の社会構造

2040年の日本の社会構造・課題
2040年の社会構造|無人化、自動化、ロボットとの協働、高齢者の見守り等、人口減少日本を支える社会経済基盤が必要

参考画像:IoT新時代の未来づくり検討委員会事務局資料(2017/11/17、総務省)|スクリーンショット

●生産年齢人口が激減し、高齢者人口が増加

生産年齢人口:7728万人(2015年)→5978万人(2040年)

高齢者人口:3921万人(2040年)

(出典)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(H29)

●インフラ・公共施設の老朽化、赤字交通機関の廃止

建築後50年以上経過する社会資本(2033年)

  • 道路橋(67%)
  • トンネル(50%)
  • 河川管理施設(64%)

(出典)国土交通省「社会資本の老朽化の現状と将来」(H26)

●ハードウェア産業(自動車等)のコモディティ化のリスク、AI等の技術競争力の低下

電気自動車への移行やAI研究等への取り組みの遅れ

●65歳以上の独居高齢者世帯の急増、15歳未満の人口が4分の3に

独居高齢者世帯:約760万世帯(2035年)

15歳未満人口:1583万人(2015年)→1194万人(2040年)

(出典)国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(H25)、「日本の将来推計人口」(H29)

●国内市場が縮小、米中等との国際競争の激化

人口:1.27億人(2015年)→1.11億人(2040年)

GDPシェア:6.3%(2014年)→3.8%(2040年)

(出典)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(H29) OECD GDP long-term forecast

●医療費が増大、認知症患者が激増、介護離職の急増

医療費:41.3兆円(2016年)→約50兆円(2040年)

認知症患者:約950万人(2040年)

(出典)厚生労働省「平成28年度医療費の動向」、「医療保険制度改革の背景と方向性」(H27)

●未来年表

未来の年表
未来の年表によれば、少子高齢化の深刻化により、今後日本の労働力人口が大幅に減少→ICTによる労働力人口減少への対策が必須

参考画像:IoT新時代の未来づくり検討委員会事務局資料(2017/11/17、総務省)|スクリーンショット

2023年

企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる

労働人口が5年間で約300万人も減る一方、団塊ジュニア世代が高賃金をもらう50代に突入

2024年

3人に1人が65歳以上の「超高齢者大国」へ

全国民の6人に1人が75歳以上、毎年の死亡者は出生数の2倍。老老介護がのしかかる。

2025年

ついに東京とも人口減少へ

2026年

認知症患者が700万人規模に

2030年

百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える

生産年齢人口が極端に減り、全国の都道府県の80%が生産力不足に陥る

2040年

自治体の半数が消滅の危機に

2042年

高齢者人口が約4000万人とピークに

就職氷河期世代が老い、独居高齢者が大量に生まれる2042年こそ「日本最大のピンチ」

講談社現代新書「未来の年表」(河合雅司著、講談社、2017年)より抜粋




■【仮説】「現在40代の経済状況が日本の将来を映し出すのではないか」

そこで、一つ考えたのが、「現在40代の経済状況が日本の将来を映し出すのではないか」という仮説です。

40代“所得”300万円未満の世帯割合 20年で1.5倍に

(2017/10/24、テレビ朝日系)

厚生労働白書によりますと、世帯主が40代で年間所得が300万円未満の世帯の割合は、2014年までの20年間で11%から17%に増えました。単独世帯やひとり親世帯が増加し、全体的に所得が下がったことが影響しています。

厚生労働白書によれば、40代で所得が300万円未満の世帯の割合が20年間で1.5倍になったそうです。

今の40代が就職した頃である20年前である1997年ごろの景気はどうだったのでしょうか?

1997年度の金融および経済の動向(要旨)|日本銀行

大型の金融機関の破綻が相次ぐ中で、将来の雇用・所得環境に対する不安が高まったり、財政赤字や年金制度改革に関する議論が活発化する中で、将来の家計負担に対する不確実性が強まった可能性などが考えられる。

 家計支出の低迷は、国内最終需要の伸び悩みや在庫調整に伴う収益の悪化を通じて、企業マインドや設備投資にも影響を与えた。

このころは、将来への不安が高まる中で、家計支出の低迷を招いています。

1998 年を節目とした日本経済の変貌~「失われた 20 年」以外の成長低迷とデフレの見方~|大和総研グループ

我が国全体としてのマクロの雇用者報酬は 1998 年度から低下を開始した。その要因としてチェックすべきは、まず、①雇用者数と、②賃金である。この2つを掛け合わせたものが雇用者報酬である。さらに、近年の我が国固有の構造的要因として、③フルタイムからパートタイム、あるいは正規から非正規への転換、もみる必要がある。

また、1998年ごろから雇用者報酬の低下、「リストラ」の増加など急激な雇用情勢の変化、フルタイムからパートタイムまたは正規から非正規雇用への雇用の仕方の転換など労働環境が大きく変わった時期でもあり、このことは人々の悩みや不安のもとになっています。

悩みや不安の内容として、今後の収入・資産を挙げる人は、1997 年までは 30%以下であったが、1999 年に 30%を超え(1998 年には調査は実施されていない)、これまで 40%台前半に高止まりしている。

この年代は、1990年のバブル崩壊から景気が後退する中で、企業が新規採用を抑制していき、新卒者が困難な就職活動を強いられる、いわゆる「就職氷河期」に当たる年代ですよね。

つまり、現在40代の人たちは「就職氷河期」に直面し、困難な就職活動を強いられていて、その中で現在の年間所得が300万円未満の世帯の割合が増加し、経済状況のため結婚することをためらったり、結婚された方も晩婚化・晩産化傾向にあり、両親の介護問題と重なり、育児と介護を同時に行なう「ダブルケア」の状況になるなど、日本で最も大変な思いをしている年代・世代と考えられます。

【追記(2018/6/6)】

2018年6月3日放送のクロ現プラスのテーマは「アラフォークライシスⅡ」でも取り上げられているように、アラフォー世代は就職、結婚、介護といった問題に直面してきた世代なのです。

【アラフォー世代が歩んだ20年】

2000年(22歳) 就職氷河期
2004年(26歳) ワーキングプア
2008年(30歳) 派遣切り
2018年(40歳) 7040問題(親は70代で年金頼み、子は40代になっても稼げない)

【関連記事】

■日本の人口構成は40代が多い!

■現在40代の経済状況が日本の未来のヒントになる!?

逆に考えれば、いかに40代の世代が生きやすい社会にすることが日本の将来につながっていくということではないでしょうか?

少子高齢化による労働人口の減少の問題を、家事などをスマートライフ市場が代替することで、働き手を増やし、約100兆円の家事市場を創出しよう!で紹介した「スマートライフ」では、少子高齢化が進む中で起こる労働人口の減少を、家事などによる無償労働をスマートライフ市場が代替することによって、労働人口(時間)を増やすと同時に、市場を作ろうと提案しています。

スマートライフのイメージ
スマートライフのイメージ

参考画像:「Connected Industries」東京イニシアティブ2017(2017/10/2、経済産業省)|スクリーンショット

アンバンドル・リバンドル・エンハンスを視点の一つに組み込もう!|#FINTECH #INSURTECH #HEALTHTECH #AGRITECH #EDTECH の次は?では、金融分やのFintech(フィンテック)、保険分野のInsurtech(インシュアテック)、ヘルスケア分野の「Healthtech」、農業分野のAgritech(アグリテック)、教育分野のEdtech(エドテック)が起きていることを紹介しましたが、スマートライフでいえば、Hometech(ホームテック)・Lifetech(ライフテック)とでも呼べるものが起き始めています。

そして、少子高齢化社会の訪れに対して悲観的ではなく、逆にチャンスととらえようという動きも出ています。

例えば、大人用紙オムツの売上が子供用オムツの売上を追い抜いた!?|日本の紙おむつが国際規格化|高齢化社会がビジネスチャンスに変わる!?によれば、大人用紙おむつの評価方法に関する規格「ISO15621尿吸収用具―評価に関する一般的指針」が改訂し、欧米の「テープ止め型(体にテープで固定するタイプ)」ではなく、日本が提案する装着車の症状や生活環境に合わせたきめ細かい高齢者介護学科脳になるパンツ型やテープ止め型のおむつに吸着パッドを挿入するタイプなどを規格化されました。

つまり、世界に先行して高齢化社会に突入している日本は、医療費削減のアイデアやよりよい介護の方法を実行できる立場にあり、それらのやり方をスタンダードにすることができるというビジネスチャンスがあるのではないでしょうか?

40代の人たちを中心にして日本の未来を考えてみてはいかがでしょうか?

→ 【人手不足で悩む社長さんへ】求人を増やす方法(給与前払いサービス・AIの活用・ワクワクする仕事をPR) について詳しくはこちら







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介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円になる!?




■介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円

Ballet and MACS at Pleasantview Care Facility

by University of the Fraser Valley(画像:Creative Commons)

介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円

(2015/6/17、日経デジタルヘルス)

今後、高齢者人口と高齢者世帯の増加に伴いサービス市場は拡大し、2025年の市場規模は2014年度の約1.9倍にあたる1兆3000億円に迫ると予想した。

シード・プランニングが発表した介護予防と生活支援サービス市場に関する調査の結果によれば、介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円に迫るそうです。

市場は外出支援サービスや在宅配食サービス、運動機能訓練などの機能向上サービスが牽引するとのことで、なかでも外出支援サービスは60%弱を占めるという。

介護予防・生活支援サービスには、外出支援サービス、家事代行・買い物支援サービス、在宅配食サービス、緊急通報・見守りサービス、運動機能・訓練・栄養改善・口腔機能などの機能向上サービスがあるそうですが、その中でも外出支援サービスが市場の60%弱を占めるそうです。

【関連記事】

市場規模について、昔の記事を参考にしますと、2009年健康美容食品市場調査結果と2010年予測によれば、2009年の健康志向食品の全体市場は1兆1,777億円でしたので、介護予防・生活支援サービス市場とほぼ同じ規模といえます。

健康志向食品は幅広い年代で多くの人が利用していると思いますが、その市場希望と介護予防・生活支援サービス市場の市場規模が同じというのはすごいことですよね。

【参考リンク】

“明らか食品”と”ドリンク類” 健康志向食品市場を調査(富士経済)

2013年の市場は前年比6.8%増の1兆2,485億円となった。

→ 介護福祉士ピンチ!?介護福祉士を養成する大学や専門学校への定員に対する入学者の割合が約46% について詳しくはこちら







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水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」|介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!|使い方動画・レビュー




■介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」

介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」
介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」

参考画像:switle(スイトル)|世界初の水洗いクリーナーヘッド|YouTubeスクリーンショット

2017年8月7日放送の「有吉ゼミ」で紹介された「switle(スイトル)」は家庭用掃除機(キャニスター型掃除機)の先に取り付けるだけで 水洗い掃除機に早変わりする、世界初のクリーナーヘッドです。

※キャニスター型掃除機とは、スティック型掃除機やロボット型掃除機ではなく、ごく一般的な形状の掃除機です。

switle(スイトル)|世界初の水洗いクリーナーヘッド

スイトルには動力がなく、「switle(スイトル)」と掃除機を組み合わせることで、掃除機の吸引力を使って、『水の噴射』と『吸い取る』という2つのことを行なうことができます。

この商品がいいなと感じたのは、この部分。

ペット、子育て、介護などの飲みこぼし、食べこぼし、粗相などの液体汚れのお掃除に効果的です。

■ペットの粗相

以前ペット(ワンちゃん)を飼っていた時の悩みとしては、しつけができていなかったとき(新しい家で不安な時)に家の中をマーキングして回ったことがありました。

また、ペットの高齢化も進んでいることが話題になっていますが、少しずつ我慢ができなくなり、おもらしをしてしまうこともあります。

そんな時にこのスイトルがあればカーペット(じゅうたん)をきれいに掃除することができます。

■子育て・介護での飲みこぼし、食べこぼし

お子さんを育てていらっしゃる方はわかると思いますが、飲みこぼしや食べこぼしをするだけでなく、目を離したすきに、ぶつかったりしたはずみでコップに入った飲み物をこぼしたりしてしまった経験があると思います。

また、高齢者になると、口や手の機能が衰えるために、食事の際に食べこぼし・飲みこぼしをしてしまうことが増えがちです。

食べこぼし対策にエプロンをつけることもあると思いますが、本人の尊厳を考えると、できれば避けたい方法です。

【参考リンク】

そこで、食事中の姿勢を安定させたり、皿と口の距離が近づくようにしたり、口の周りや舌を動かす体操をしたり、持ちやすいスプーンやすくいやすい形状の器を選んだりするなどの対策がありますが、どうしてもこぼしてしまうこともあるでしょう。

在宅介護をおこなっていると、食べこぼしに関してストレスを感じる人がいると思いますが、そのストレスの原因の一つとして、食べこぼしをしてしまった後の片づけがあると思います。

スイトルがあれば、お子さんが食べこぼしをしても、高齢者や要介護者が食べこぼしをしても、きれいに掃除をすることができるため、ストレスを少しでも減らしてくれるのではないでしょうか。

【関連記事】

■「switle(スイトル)」の使い方・動画

掃除機用水洗いヘッド「スイトル」がカーペットの粗相を解決。子どもやペットの「やりやがったな!」に対応

スイトル使い方ガイド

■使ってみた感想

「switle(スイトル)」を実際に何十年も使っている絨毯(カーペット)で試してみました。

「水の噴射」と「吸い取る」の機能の使い分けが最初はわからず、ずっと水の噴射をしていてカーペットが思ったよりも濡れてしまいどうしたらよいのか困りましたが、「吸い取る」に切り替えると、しっかりと水を吸引してくれました。

同時に、何十年も使っているじゅうたんで試したからでしょうか、絨毯の中にたまっていたであろう「汚れ(のようなもの)」がたくさん取れました。

何十年も使っているじゅうたんのため、汚れだけではなくて、絨毯に詰まっていたものや絨毯の毛先も一緒にとれてしまった可能性もあります。

気になったのは説明書です。

説明書の書き方は少しわかりづらかったので、「スイトル使い方ガイド」を参考にしました。

水をどこから入れたらいいのか、つけ方があっているのか不安になる場面もあり、そのたびに説明書を見るのですが、文章が多くまた今まで見たことがない言葉で書かれていて、大事なポイントはできればもっと簡単なイラストにして直感的にわかるようにしたほうがいいように感じます。

■購入前の注意事項

スイトルは吸い込み仕事率が170W以上600W未満のキャニスタータイプの掃除機を対象とした商品であるため、ハンディータイプやスティックタイプの掃除機では使用はできません。

ちなみに、ダイソン(Dyson)DC26では使用できましたよ。




■まとめ

日本の人口の推移|平成28年版情報通信白書|総務省
日本の人口の推移|平成28年版情報通信白書|総務省

参考画像:少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省スクリーンショット

少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省

総務省の国勢調査によると、2015年の人口は1億2,520万人、生産年齢人口は7,592万人である。。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口(出生中位・死亡中位推計)によると、総人口は2048年に1億人を割り、2060年には8,674万人にまで減少すると推計されている

総務省の国勢調査によれば、日本では少子高齢化が進んでおり、生産人口が減少し、総人口も減少を始めています。

75歳以上同士の「老老介護」初の30%超|65歳以上同士の「老老介護」は過去最高54%に|平成28年国民生活基礎調査によれば、介護をする側と介護を受ける側の両方が高齢者の組み合わせである「老老介護」が話題になっていますが、平成28年国民生活基礎調査で発表された、同居の主な介護者と要介護者等の組合せを年齢階級別にみると、60歳以上同士70.3%、65歳以上同士54.7%、75歳以上同士30.2%となっており、また年次推移でみると、上昇傾向にあるのがわかります。

これからの高齢化社会のためには、1.いかに健康な高齢者を増やしていくか(健康でいる期間を長くする)、2.いかに介護の負担を軽くしていくか、というのは大事なポイントです。

そのためにも様々な取り組みが行なわれています。

「switle(スイトル)」は、「2.いかに介護の負担・ストレスを軽くしていくか」に当てはまるものであり、こうした製品がもっと増えていくことで、介護負担が軽くなっていくといいですね。







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