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クルクミンが大腸腺腫(大腸ポリープ)の増大を抑える?徳島大学が約600人を2年間調査

カレーの黄色い色のもととして知られる「クルクミン」。

ウコン(ターメリック)に含まれる成分ですが、このクルクミンと大腸がん予防について興味深い研究結果が発表されました。

徳島大学などの研究グループが全国26施設、約600人を対象に2年間のランダム化比較試験を行ったところ、クルクミンを摂取したグループでは、6mm以上の比較的大きな大腸腺腫(ポリープ)の発生リスクが約44%低かったことがわかりました。

ただ、この研究は「クルクミンを摂れば大腸がんを予防できる」という研究ではありません。

では、何がわかったのでしょうか?

■クルクミンを2年間摂取するとどうなった?

今回の研究対象となったのは、大腸腺腫を内視鏡で摘除した約600人です。

研究では対象者を、

高吸収型クルクミン「セラクルミン®」を摂取するグループ
有効成分を含まないプラセボを摂取するグループ

に無作為に分けました。

患者と医療者の双方がどちらを摂取しているかわからない「二重盲検法」で2年間投与し、その後、大腸内視鏡検査で新たに発生した腺腫を調べています。

その結果、まず押さえておきたいのは、主要評価項目である「大腸腺腫全体の発生率」については、クルクミン群とプラセボ群で有意な差がなかったことです。

つまり、クルクミンを摂取すれば大腸ポリープそのものができなくなる、という結果ではありませんでした。

ところが、腺腫の「大きさ」に注目すると違いがありました。

■6mm以上の比較的大きな腺腫が13.3%から7.5%に

6mm以上の腺腫の発生率は、

プラセボ群:13.3%
クルクミン群:7.5%

となり、クルクミン群では発生リスクが約44%低くなりました(相対リスク0.56、95%信頼区間0.33~0.95)。

さらに、6mm以上の腺腫の個数もクルクミン群で少なく、発生した腺腫全体についても、その大きさが小さかったことがわかりました。

研究グループは、この結果について、クルクミンは腺腫ができること自体を完全に防ぐというより、腺腫が大きくなることや進展することを抑えている可能性を示しています。

では、なぜ「腺腫が大きくならなかった」ことが重要なのでしょうか?

■大腸がんと「腺腫」の関係

ここで知っておきたいのが、大腸がんと「大腸腺腫(腺腫性ポリープ)」との関係です。

大腸がんには複数の発生経路がありますが、国立がん研究センター「大腸がんファクトシート2024」でも、大腸がんの主な発生経路の一つとして「adenoma-carcinoma sequence(腺腫・がん連続説)」が挙げられています。

また、国立がん研究センター「大腸がんのリスクファクター」では、大腸がんの大部分は腺腫性ポリープから発生する一方で、ほとんどの腺腫性ポリープは良性であり、がん化するのは一部であると説明されています。

大事なのはここからです。

ポリープは大きいほど大腸がんになるリスクが高く、また、ポリープのできやすい人は大腸がんになるリスクが高いとされています。

つまり、大腸がん予防を考えるうえでは、

腺腫を見つけて適切に取り除く

ことに加えて、

「大きくしない」「繰り返し増えるのを抑える」

というアプローチも研究する価値があるわけです。

以前HAKURAIDOUでも、「大腸ポリープの手術内容・大腸ポリープ切除後の食事の注意点」の記事で、ポリープの大きさとできやすさに注目し、「大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチ」と紹介しました。

今回のクルクミン研究は、まさにこの点で興味深い研究なのです。

■ポリープができやすい人にも注目

もう一つ興味深い結果があります。

今回の研究では、過去に摘除された大腸腺腫の数が多い人ほど、クルクミンによる再発抑制効果が高くなる傾向がみられました。

特に過去に6個以上の腺腫を摘除していた人では、2年後に4個以上の腺腫が発生するリスクが、プラセボ群より低くなりました(リスク比0.40)。

つまり今回、

「比較的大きな腺腫が少なくなった」

だけでなく、

「もともと腺腫を繰り返していた人ほど効果が大きくなる可能性が示された」

という結果が出たわけです。

ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高く、ポリープのできやすい人ほど大腸がんリスクが高いとされていることを考えると、この2つに関係する結果が得られたことが今回の研究の興味深いポイントといえます。

■「クルクミンで大腸がんを予防できる」という研究ではない

ただし、ここは非常に重要です。

今回確認されたのは、大腸がんそのものの発症が減ったことではありません。

研究グループも、今後さらに長期間追跡することによって、クルクミンが大腸がんそのものの発症予防につながるのかを検証する必要があるとしています。

そして、もう一つ注意したいポイントがあります。

今回の研究で使われたのは、普通のカレーやウコンそのものではなく、通常のクルクミンより吸収性を高めた高吸収型クルクミン「セラクルミン®」です。

したがって今回の結果から、

「カレーをたくさん食べれば大腸がんを予防できる」

と考えたり、市販のクルクミンサプリメントに同じ結果をそのまま当てはめたりすることはできません。

■それでも今回の研究が面白い理由

今回の研究の面白さは、「クルクミン=がん予防」という単純な話ではありません。

むしろ、

「大腸がんにつながる可能性がある腺腫を、大きくしない、繰り返し増やさないための方法になりうるのではないか」

という可能性を、実際に人を対象とした臨床試験で調べたところにあります。

約600人を対象に、全国26施設が参加するランダム化・二重盲検・プラセボ対照試験として2年間検証され、6mm以上の腺腫の発生率・個数・大きさについて抑制が認められました。また、有害事象の発生頻度について両群に差はありませんでした。

大腸腺腫そのものを完全に防ぐことはできなかった。

けれども、「大きくなるのを抑える」という別の可能性が見えてきた。

そして、その意味を考えるとき、大腸がんと腺腫の関係が重要になってくるわけです。

今後、長期追跡によって大腸がんそのものの発症予防につながるのかが明らかになれば、さらに興味深い研究になりそうです。

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大腸ポリープの手術内容・大腸ポリープ切除後の食事の注意点
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ドランクドラゴン塚地さんにガン化の可能性の高い直径8mmの大腸ポリープが見つかる
ポリープの大きさと大腸がんリスクについて紹介しています。

【参考文献・参考資料】
徳島大学「カレー粉成分クルクミンが大腸前がん病変の再発を抑制 ~全国26施設・約600人のランダム化比較試験を実施~」、2026年9月25日。
Takayama T, Okamoto K, Ishikawa H, et al. Curcumin Suppresses Growth of Recurrent Colorectal Adenoma After Endoscopic Resection: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Multicenter Trial. The American Journal of Gastroenterology. Accepted manuscript, August 28, 2026. DOI: 10.14309/ajg.0000000000004193.
国立がん研究センター「大腸がんファクトシート2024」。大腸がんの発がんメカニズム、リスク、検診などについての資料。
井上真奈美・田島和雄「大腸がんのリスクファクター」国立がん研究センター。腺腫性ポリープの大きさ・できやすさと大腸がんリスクについて。
国立がん研究センターがん対策研究所「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン 2024年度版」。

大腸ポリープの手術内容・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除後の食事の注意点|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー

> 健康・美容チェック > 胃腸の病気 > 大腸ポリープ手術までの経緯・手術内容・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除後の食事|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー 

大腸ポリープ手術を受けた患者さんをインタビューすることができましたので、ご紹介したいと思います。




【目次】

■手術に至ったきっかけ

私が検査を受けるきっかけとなったのは、おなかの膨満感でした。

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常におなかが張っていて、苦しく、あまりご飯も食べることができませんでした。

これまでは数日すると収まっていたのですが、あまりにも長い間膨満感が続いていたので、検査を受けることにしたのです。

検査を受けてわかったのが、胆石と軽度の脂肪肝でした。

しかし、膨満感の原因はわからないまま。

そこで、胃と大腸を調べることになりました。

胃カメラと内視鏡(大腸内視鏡検査)で調べてみたところ、胃はきれいなものでしたが、大腸にポリープが3つ見つかりました。

医師との相談の中で、一つは巨大なポリープであり、手術後の出血が予想されるため、後日大きな病院で手術することになり、残りの2つは小さいので、その病院で手術することとなりました。

■手術内容

手術方法は、内視鏡で見ながら、ワイヤーでポリープ部分をつかみ、電気で焼き切り、クリップで手術箇所をつまむという方法でした。

手術時間は30分。

手術時間は短かったのですが、一番大変だったことは、手術を受けるには、下剤を飲んで大腸にある便をすべて出し切ることでした。

■手術後

手術を含めての入院期間は2泊3日。

入院期間中はもちろん食事は一切なく、点滴を受けていました。(塩あめをなめることはOKでした)

出血しやすいのは、手術当日と翌日だということで、部屋で安静にしていました。

■大腸ポリープ切除後の生活の注意事項

・禁酒すること

・重たいものを持たないこと(出血するおそれがあるため)

・入浴は禁止(シャワーは可)

・長距離運転、遠出はできない

・一週間をかけて普通食に戻す

■大腸ポリープ切除後の食事

今回大腸ポリープ切除手術を受けた方の病院では以下のような食事をするようにアドバイスをされたそうです。

【手術後2-3日】

  • 流動食(おもゆ、スープ等)

【手術後4-5日】

  • やわらかいおかゆ
  • 食パン(耳を取りやわらかいところだけ)
  • 味噌汁(豆腐のみ)
  • ヨーグルト
  • バナナ
  • 茶わん蒸し(具なし)

【手術後6-7日】

  • おかゆ
  • 煮物
  • 煮魚
  • やわらかいもの

【手術後8日】

  • 普通食

■最後に

今回感じたのは医師と患者との信頼関係です。

患者を安心させる医師だと患者も安心できますが、患者を心配させる医師だと患者も不安になります。

今回私が巡り合ったのは幸いにも前者の患者を安心させる医師でした。

ですから、同じ医師という立場でも、自分との相性があると思いますので、そういう医師に手術してもらうというのは重要なことだと感じました。

そして、一つ後悔があるのは4-5年前に同じような膨満感で病院に行った際に、一度大腸の検査を受けたほうがいいといわれていたのですが、その時は受けなかったこと。

早めに受けていればよかったと感じています。

早期発見・早期治療が健康のために重要だなと改めて感じました。

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■手術から3年後の大腸検査|検査前の食事・検査当日・検査結果

【追記(2017/11/14)】

2014年の手術以来久々に大腸検査を受けた方にインタビューができました。

■数日前から寝る前に薬(センノシド:便秘症の治療に主に用いられているそうです)を飲み始めます。

■検査の前日には検査前の食事に切り替えました。

スポーツ飲料を気掛けて飲む。

【主食】

  • おかゆ
  • 素うどん
  • パン(菓子パン以外)
    OK バター・マーガリン・マヨネーズ・ハチミツ
    NG ジャム

【副食】

  • 豆腐
  • 半熟卵
  • ポテトサラダ(生野菜抜き)
  • 具のない味噌汁
  • コンソメスープ
  • 白身魚の煮つけ
  • 刺身

【飲み物】

  • お茶
  • 紅茶
  • ウーロン茶
  • 粒なしジュース
  • スポーツドリンク
  • 牛乳

【おやつ】

  • プリン
  • ヨーグルト
  • ゼリー(果肉抜き)
  • バナナ🍌OK
  • ビスケット

【飲食してはだめなもの】

  • ごはん
  • 野菜
  • 肉類
  • トウモロコシ
  • 豆類
  • 果物
  • きのこ
  • こんにゃく
  • 海藻類
  • コーヒー(回数を減らす)

■検査当日

当日の朝からは大腸の中のものをすべて出すために、経口腸管洗浄剤モビプレップを服用。

■検査結果

今回の大腸検査では、小さなポリープが見つかったものの、小さすぎて(2mm)切除できないのでそのままにしておくということになりました。

新しい発見は、ポリープは小さすぎると取り除くことがかえって難しく、間違えると正常な組織を傷つけてしまうため、手術できないことがある、ということですね。

大腸がんのリスクファクター|国立がん研究センター

大腸がんの大部分は腺腫性ポリープから発生するが,一方,ほとんどの腺腫性ポリープは良性であり,がん化するのは一部である.ポリープの大きさが大きければ大きいほど大腸がんになるリスクが高くなる.また,ポリープのできやすい人は,大腸がんになるリスクが高い.

ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチといえます。







■大腸ポリープを予防する方法

続きを読む 大腸ポリープの手術内容・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除後の食事の注意点|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー →

高田純次さん、人間ドックで20個以上の大腸ポリープが見つかり、3度に及ぶ摘出手術を行なっていた!【徹子の部屋】




2024年7月4日放送の黒柳徹子さんが司会の「徹子の部屋」に出演した高田純次(77)さんは、2022年に人間ドックで20個以上の大腸ポリープが見つかり、3度に及ぶ摘出手術を行なっていたことを告白しました。

→ 大腸ポリープの手術内容・大腸ポリープ切除後の食事の注意点|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー について詳しくはこちら

■有名人と大腸ポリープ

■大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因

大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因であると考えられています。

大腸がんのリスクファクター|国立がん研究センター

大腸がんの大部分は腺腫性ポリープから発生するが,一方,ほとんどの腺腫性ポリープは良性であり,がん化するのは一部である.ポリープの大きさが大きければ大きいほど大腸がんになるリスクが高くなる.また,ポリープのできやすい人は,大腸がんになるリスクが高い.

ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチといえます。

■大腸ポリープを予防する方法

大腸がんになりにくい体質にするための方法|#ガッテン(#NHK)

大腸がんでは、直系の親族に大腸がんの人がいることは、大腸がんのリスク要因とされていますが、生活習慣を改善することによって大腸がんになりにくい体質にすることも可能なのだそうです。

●禁煙

●アルコールを控える

肥満や飲酒なども大腸がんリスクとされています。

大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェックによれば、最もリスクが高いのは飲酒。

飲酒による大腸がんのリスクは一日に日本酒を1合⇒1.4倍、2合⇒2.0倍、3合⇒2.2倍、4合⇒約3倍となっているそうです。

●運動

運動は、大腸がん予防に非常に効果が高いことがわかっているそうです。

全身運動(水泳・ジョギング・ダンスなど)がおすすめなのだそうです。

※大腸がん危険度チェックによれば、毎日合計60分歩く程度の運動をしていない方が運動不足に該当します。

●葉酸

【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日によれば、大腸がんのリスクを高める大腸ポリープのできやすさと葉酸の濃度には関係があるといわれ、血液中の葉酸濃度の値が8ng/ml(ナノグラム)以上あれば、女性なら大腸ポリープの頻度が約2割減、男性なら約5割減するそうです。

→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら

●ラクトフェリン

ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用|国立がんセンターと森永乳業で紹介した国立がんセンターと森永乳業の研究によれば、ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用があることがわかったそうです。

どのような仕組みでポリープが縮小しているかはこの研究ではわかっていないものの、ラクトフェリンを毎日3グラム摂取することにより、血中のラクトフェリン濃度が上昇し、免疫が増強していることを示すNK細胞の活性が上がっていたことから、ラクトフェリンとNK細胞の活性化に何らかの関連性があるのではないかという仮説が立てられます。

●メトホルミン

大腸がん予防に期待 糖尿病薬メトホルミンに大腸ポリープの再発を防ぐ効果|横浜市立大

横浜市立大の中島淳教授によれば、糖尿病薬として使われているメトホルミンに大腸がんの恐れのあるポリープの再発を抑制する効果があることがわかったそうです。

糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化する作用があることが判明‐岡山大研究グループによれば、糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化させる作用があることがわかったそうです。

→ 大腸がんの症状・初期症状・原因 について詳しくはこちら

■葉酸と大腸がんについて

■葉酸代謝が大腸がんの発がんの初期段階で重要な働きを示している

葉酸代謝と大腸腺腫との関連|多目的コホート研究|国立がん研究センター

大腸発がんには、DNAのメチル化が関わっていると考えられています。適切なDNAメチル化の維持には、葉酸が重要な役割を果たしていることが知ら れています。葉酸は、メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)、メチオニン合成酵素(MTR)、メチオニン合成酵素還元酵素(MTRR)などの酵素群とビタミンB2、B6、B12などの補酵素群の働きにより代謝され、DNAのメチル化に必要なメチル基を供給しています(図1)。

葉酸、ビタミンB2、B6、B12摂取については、大腸腺腫との間に統計学的有意な関連は見られませんでした。

大腸がんの発がんにはDNAのメチル化がかかわっていると考えられており、葉酸が重要な働きを果たしていると考えられますが、葉酸、ビタミンB2、B6、B12摂取と大腸線種との間に統計学的な関連は見られなかったようです。

メチオニン合成酵素 の遺伝子多型とアルコール摂取および葉酸摂取との間に交互作用を認めたことは、「葉酸代謝が大腸発がんの初期段階において重要な役割を果たしている」とするこれまでの研究結果を支持するものであると考えられます。

ただ、葉酸代謝が大腸がんの発がんの初期段階で重要な働きを示していることは間違いないようです。

■葉酸濃度が高くても大腸がんリスクが下がるという関連は見られない

血中の葉酸と大腸がん罹患との関係について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

これまでの研究では、葉酸が不足している場合に、わずかに大腸がんリスクが高くなることが示されていますが、日本人の多くでは必要な量が摂取されているため、その中での差が見られなかったという可能性があります。また、葉酸は、大腸がんの多段階発がんの初期の段階では予防的に働くにも関わらず、進行した段階ではかえって促進するという可能性を示す研究結果もあります。また、ある特定の遺伝子多型のタイプの人やアルコールを多量に飲む人で、葉酸不足によって大腸がんリスクが高くなるという研究結果もあります。

葉酸と大腸がんの関係については様々な研究が行なわれています。

  • 葉酸が不足している場合に、わずかに大腸がんリスクが高くなる
    しかし、日本人の多くでは必要な量が摂取されているため、その中での差が見られなかったという可能性
  • 葉酸は、大腸がんの多段階発がんの初期の段階では予防的に働くにも関わらず、進行した段階ではかえって促進するという可能性
  • ある特定の遺伝子多型のタイプの人やアルコールを多量に飲む人で、葉酸不足によって大腸がんリスクが高くなる

多目的コホート研究では、男女とも、葉酸濃度が高くなっても、大腸がんリスクが下がるという関連はみられませんでした(図1)。また、飲酒量でグループ分けしても、結腸がんと直腸がんに分けて調べても、どのグループでも男女とも関連は見られませんでした。

国立がん研究センターが発表している多目的コホート研究によれば、葉酸濃度が高くても大腸がんリスクが下がるという関連は見られなかったそうです。

葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、メチオニン摂取と大腸がん罹患との関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、メチオニンは、生体内でのメチル代謝において、それぞれ異なる役割を担っています。アルコールやアセトアルデヒドはそれらの代謝経路を阻害したり、栄養素を破壊したりすることによって、大腸がん発がんの初期段階である遺伝子の低メチル化を引き起こすと考えられます。

今回、特にビタミンB6と大腸がんの関連が強かった理由として、日本人の一般的な食事からは葉酸やビタミンB12は十分取れるのに対し、ビタミンB6摂取量は不足していることが挙げられます。その最大の摂取源は白米ですが、茶碗1杯(約150g)に約0.03mgのビタミンB6しか含まれていません。ビタミンB6を多く含む食品(魚・ナッツ・穀類等)を積極的に摂取することが、大腸がんの予防につながる可能性があります。

日本人の一般的な食事からは葉酸は十分に摂取できるため、差が見られなかった可能性が考えられます。







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ドランクドラゴン塚地さんにガン化の可能性の高い直径8mmの大腸ポリープが見つかる|ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高い!

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■ドランクドラゴン塚地さんにガン化の可能性の高い直径8mmの大腸ポリープが見つかる

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by Jay Ryness(画像:Creative Commons)

塚地に直径8mmの大腸ポリープ、がん化の可能性高く医師たちが忠告。

(2015/11/17、ナリナリドットコム)

大腸のポリープは「直径1cm以上ならがんの危険性が高い」とされるが、塚地のものは約8mm。一部切除して検査を行ったところ、5つのグループ(良性→要注意→がん)のうちの「グループ4に近いグループ3」で「残念ながらがん化する可能性が高いポリープ」だったという。

2015年11月16日放送の主治医が見つかる診療所では「芸能人徹底検査!人間ドックSP」がテーマで、その人間ドックでドランクドラゴンの塚地武雅(43歳)さんに直径8ミリの大腸ポリープが見つかったそうです。

→ 大腸ポリープ手術までの経緯・手術内容・大腸ポリープ切除後の食事|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー について詳しくはこちら

■大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因

大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因であると考えられています。

大腸がんのリスクファクター|国立がん研究センター

大腸がんの大部分は腺腫性ポリープから発生するが,一方,ほとんどの腺腫性ポリープは良性であり,がん化するのは一部である.ポリープの大きさが大きければ大きいほど大腸がんになるリスクが高くなる.また,ポリープのできやすい人は,大腸がんになるリスクが高い.

ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチといえます。

→ 大腸がんの症状・初期症状・原因 について詳しくはこちら




■大腸ポリープを予防する方法

●葉酸

【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日によれば、大腸がんのリスクを高める大腸ポリープのできやすさと葉酸の濃度には関係があるといわれ、血液中の葉酸濃度の値が8ng/ml(ナノグラム)以上あれば、女性なら大腸ポリープの頻度が約2割減、男性なら約5割減するそうです。

→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら

●ラクトフェリン

ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用|国立がんセンターと森永乳業で紹介した国立がんセンターと森永乳業の研究によれば、ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用があることがわかったそうです。

どのような仕組みでポリープが縮小しているかはこの研究ではわかっていないものの、ラクトフェリンを毎日3グラム摂取することにより、血中のラクトフェリン濃度が上昇し、免疫が増強していることを示すNK細胞の活性が上がっていたことから、ラクトフェリンとNK細胞の活性化に何らかの関連性があるのではないかという仮説が立てられます。

●メトホルミン

大腸がん予防に期待 糖尿病薬メトホルミンに大腸ポリープの再発を防ぐ効果|横浜市立大

横浜市立大の中島淳教授によれば、糖尿病薬として使われているメトホルミンに大腸がんの恐れのあるポリープの再発を抑制する効果があることがわかったそうです。

糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化する作用があることが判明‐岡山大研究グループによれば、糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化させる作用があることがわかったそうです。







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便が細い|なぜ大腸がんになると便が細くなるのか?その原因・太さの目安

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■便が細い|なぜ大腸がんになると便が細くなるのか?その原因・太さの目安

大腸がんの症状には「便が細い」がありますが、なぜ大腸がんになると「便が細くなる」という症状が起こるのでしょうか?

【目次】

■大腸の役割

大腸がんとは?|知っておきたいがん検診

大腸は、主に水分の吸収を行い、便を作る役割を担っています。便の中には食物の残りかすや、はがれ落ちた腸内の細胞、さまざまな細菌が含まれています。
大腸は、全長約1.5m~2m、直径約5~7cm(小腸の2~3倍)で、小腸を時計回りに取り囲むように位置しています。

大腸は、全長約1.5m~2m、直径約5~7cmで、水分の吸収や便を作る役割があります。

■なぜ大腸がんになると便が細くなるのか?

Old English Toilet Paper Holder

by macaron*macaron(Est Bleu2007)(画像:Creative Commons)

大腸がんになると便が細くなる理由は、がんによって大腸の一部が狭窄(狭くすぼまる)してしまい、便の通り道が狭くなってしまったからです。

■便の細さ(太さ)の目安

鉛筆サイズ
鉛筆サイズ

便の細さ(太さ)の目安としては、「鉛筆」「小指」「ヒモ」にたとえられます。

■便が細くなる大腸がん以外の原因

ただ、便が細くなっているからといって、すぐに大腸がんを疑う必要はありません。

便が細くなる原因はその他にも、「痔」「大腸ポリープ」「ダイエット」「ストレス(自律神経の乱れ)」「過敏性腸症候群(IBS)」などが考えられます。

●痔

痔になって、肛門が狭くなってしまうと、便が細くなってしまいます。

●ダイエット

食べない系のダイエットをすると、便にする材料である食物繊維が少なくなったり、水分が少ないなどによって、便が細くなることがあります。

●過敏性腸症候群(IBS)

IBSは、大腸や小腸に原因となる異常がないため、ストレスが主な原因と考えられています。

過敏性腸症候群の病気を説明する際には「脳腸相関」というキーワードが使われているのですが、腸は第二の脳と言われるほど敏感で繊細な臓器で、悩み事があったりするとトラブルが起こると考えられます。

腸のセロトニンはストレスがかかると働きが活発になるそうです。

そのことによって、内臓の知覚過敏と消化管の運動異常を引き起こし、内臓の知覚過敏からは腹痛や腹部膨満感、運動異常からは便秘や下痢などの便通異常が起こってしまうそうです。




■大腸がんの予防

●葉酸

大腸がん、予防に「葉酸」が効果 愛知がんセンターによれば、葉酸を多く摂って、飲酒しない人程、大腸がんになりにくいそうです。

【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日によれば、大腸がんのリスクを高める大腸ポリープのできやすさと葉酸の濃度には関係があるといわれ、血液中の葉酸濃度の値が8ng/ml(ナノグラム)以上あれば、女性なら大腸ポリープの頻度が約2割減、男性なら約5割減するそうです。

→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら

→ 葉酸の効果|妊娠初期・うつ・動脈硬化・大腸がん について詳しくはこちら

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

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●定期的な検査

一般的には自覚症状がないため、無症状の時期に発見することが重要となります。

大腸内視鏡検査や便潜血検査などで定期的な検査を受けることにより、早期発見・早期治療につながります。

●便潜血検査キット

先端で便をほんの少し採取し、便にがんからの出血が混ざっていないかチェックします。

出血があった場合は、内視鏡でがんの有無チェックします。

※出血があっても、必ずがんがあるわけではありません。

●大腸がんになりやすい生活習慣を改善する

1 運動不足

2 お酒をよく飲む

3 肉やハム、ソーセージをよく食べる

4 肥満

5 喫煙

※3つ以上リスクがある方は特に注意が必要。

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

■まとめ

大腸がんになると、がんによって大腸の一部が狭窄(狭くすぼまる)してしまい、「便が細くなる」という症状が起こります。

ただ、便が細くなるという症状は大腸がん以外にも原因があるので、その他にどんな症状があるかどうかをチェックしましょう。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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