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Epic Gamesが持つフォートナイトとHousepartyの共通点は「ライブ体験の共有」!




Epic Gamesが持つフォートナイトとHousepartyの共通点は「ライブ体験の共有」!
Epic Gamesが持つフォートナイトとHousepartyの共通点は「ライブ体験の共有」!

Joshua Hoehne|unsplash

フォートナイトをビデオゲームと見るか、それとも巨大SNSと見るかで企業価値は変わってきます。

フォートナイトの登録プレイヤー数が2億人、同時接続プレイヤー数が830万人というだけでもSNSとしての価値は高いですが、ゲームはSNSに比べてプレイ時間が長く、アテンション(注意・関心)という意味でも価値は高いです。

平等でない世界において、どんな人間にとっても公平なのは時間であるように、その人の注意・関心を向ける時間をどう獲得するのかが個人・企業にとって重要です。

つまり、プレイ時間が長いゲーム内においてPRすることはTVのCM以上の価値を持つといっても過言ではないでしょう。

フォートナイト内でライブをしたり、映画の予告編の公開をするのもその流れだと思います。

また、フォートナイト運営元のEpic GamesはHousepartyを買収しています。

HousepartyはグループビデオチャットができるSNSです。

Housepartyの考え方は、ユーザーを多く獲得するのではなく、友人たちが集まるたまり場を数多く作ることによって、結果的に巨大なコミュニティを作るというもの。

フォートナイトとHousepartyの共通点は「ライブ体験の共有」です。

Housepartyでは、親しい友人と音楽・運動・料理・ダンスなどを共有体験するライブイベントを行なうなどグループビデオチャット体験を強化しています。

フォートナイトではオンラインで(人間関係は知人だけでなく知らない人も含む)バーチャルなライブ体験を共有するもの、Housepartyはオンラインでリアルな人間関係同士のライブ体験を共有するものです。

新型コロナウイルスの感染予防対策でリアルのイベントでのライブ体験が難しくなった今、Epic Gamesが持っているフォートナイトとHousepartyの価値は高まっていくことでしょう。




■まとめ

次に起きてくるのは、バーチャルでのことがリアルにまで浸透していくこと。

例えば、フォートナイトで作ったグッズをバーチャル・リアルを問わずに取引が行われるようになるかもしれません。

そこで、フォートナイト内でお店を作る企業も出てくるでしょうし、フォートナイト内で人気になったブランドがリアルに出店することもあるでしょう。

リアルとバーチャルの境目がどんどんあいまいになっていく時代です。

映画「パプリカ」の今敏監督はリアルとヴァーチャルには差異がなく、「バーチャル込みの現実」が前提に、虚構世界をうまく生きることが人生を豊かなものにするといっていましたが、そのような世界の入り口に今立っているような気がします。

→ 新型コロナでメタバース経済が加速!?フォートナイトやあつ森が次世代プラットフォームになる可能性がある!?







通話アプリ「Talkroom」はYouTube動画を見ながら通話・電話もできる!? |米10代に流行中の「Houseparty」のような「サードプレイス」を目指す!?

【目次】




■YouTubeを見ながらビデオ通話もできる!? 通話アプリ「Talkroom」に注目!|米10代に流行中の「Houseparty」のような「サードプレイス」を目指す!?

Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)
Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)

参考画像:Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)|App Storeスクリーンショット

2018年は口パク動画「リップシンクアプリ」に注目!「Tik Tok」「musical.ly」で稼ぐ10代から次世代スターが誕生するかも!?でティーン向けの新しいアプリに関心を持ったところで、また新しいアプリが紹介されていました。

詳しい記事の内容は元記事を読んでもらうとして、この記事を読むと、考え方の概念、例えば「通話」の概念が変わってきているのがわかります。

ペンギンの服装でヒアリング? 着想からわずか1ヶ月、『Talkroom』が中高生のハートを掴んだワケ

(2018/1/17、CAREER HACK)

今の中高生たちは、いろんな通話アプリ「電話=無料」があたり前なんですよね。いつも誰かとつながっていて、いつでも誰とでも会話ができる。「通話」というものに対する概念が変わってきていて、若い世代の中に新しい文化圏がどんどん広がっていると感じました。

電話といえば、携帯電話が登場する前からさかのぼると、電話をかける時には実家(家電)にかけなければなりませんでしたが、テクノロジーの進歩で携帯電話ができ直接連絡が取れるようになり、スマホ時代になって、「電話=無料」という考え方になってきているのです。

『Talkroom』は放課後にマックの机を囲んで話したり、友達の家でテレビを一緒にみるような、よりリアルな世界での会話に近い「通話体験」を考える中でできたものです。

Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)
Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)

参考画像:Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)|App Storeスクリーンショット

『Talkroom』も、初期はただの通話機能のみのアプリだったのですが、ユーザーの声から「YouTubeを一緒に見ながら」通話できる機能が付き、現在のカタチにたどりつきました。

初期のデザインをリセットして、2週間後にはYouTubeがみれる電話にアップデートしました。

簡単に言えば、昔でいう家の中の居間にあったテレビのようにみんなが集まってワイワイするような存在をスマホで実現したというイメージですね。

近い将来は一緒にテレビや映画を見たり、音楽やゲームを流して遊べるような、もっと居心地のいい空間を作っていきたいと考えています。

今後、人と人とのつながりがもっと大切になって「時間を共有する」ことが価値になるということ。そして、それぞれの人たちが職場や家庭以外の「サードプレイス」を必要とする時代がくると、思っています。




■家族の時間が組み込まれていない!?

確かにそういう時代は来るのかもしれませんが、ただ心配になるのは、家族との時間がこの中には組み込まれていないことであり、いっしょにテレビや映画を見たり、音楽やゲームを流して遊ぶなら直接会った方がいいのではないかということです。

以前聞いたことがあるのは、昔は食事時間にテレビを見ていると顔を合わせたり話すことがなくなるからテレビを消しましょうといっていたのに、最近ではみんなが一人一人スマホで好きなものがみるようになって会話がなくなったので一緒にテレビを見ましょうというようになっているということでした。

友達とのつながりは常につながったままですが、家族とのつながりが一層希薄になってしまうんじゃないかなという心配があります。

■直接会うと幸せと感じやすい!?

もう一つは、いっしょにテレビや映画を見たり、音楽やゲームを流して遊ぶなら直接会った方がいいのではないかという点です。

今のところ、「会う」以上のコミュニケーション手段はない!によれば、英チェスター大学の調査結果によれば、直接もしくはスカイプで対話すると笑いが50パーセント増しになり、幸せと感じる度合いが増すことが明らかになったそうです。

そして、電話を使った通話や携帯メールすらも、会って話すほどの満足は得られないそうです。

『Talkroom』では「YouTubeがみれる電話」はよりリアルに近い体験だとは思いますが、直接会う以上の情報量の多さではないはずです。

【仮説】テキストメッセージが増え、触れ合い(直接会う・スキンシップ)や電話で話すことが減ったことで世界は不安定になっている!?では、声によるコミュニケーション(ボーカルコミュニケーション)からテキストメッセージによるコミュニケーションが多くなった現代において、もしかするとオキシトシンの分泌が減少しており、そのことによって、神経が疲れた状態になっているのではないかという仮説を考えました。

その意味において、声によるコミュニケーションに回帰しているというのは自然なことであり、もう一歩進むといかにリアルに会っているような感覚でコミュニケーションができないかというところに行き着くと思います。

■サードプレース

この記事の中では、アメリカの『Houseparty』が『Talkroom』を運営するpicon社でCEOを務める山口翔誠さんが想像している「サードプレイス」に近いサービスとして挙げられています。

Houseparty
Houseparty

参考画像:Houseparty|App Storeスクリーンショット

  • 100万人以上の若者が利用するグループビデオチャットアプリHouseparty(2016/11/23、TechCrunch)

    「ファースト・プレイス」は人の家、つまり親密だが外の世界からは孤立した場所を指す。そして「セカンド・プレイス」は、職場のように、社会的だがフォーマルで大きな責任が伴う場所を指す。最後に、「サード・プレイス」は、カフェやバー、ショッピングモールのように、リラックスや人との交流、アイディアの共有、ブラブラして過ごすことなどを目的とした公共のスペースを指している。

  • 「一緒に過ごせる」チャットアプリ、米Z世代に大人気 1日100万人が利用(2016/12/15、Forbes)

    シスターニは、「ルービンはよく、われわれはインターネット上のリビングルームを作っているという言い方をする。とても良い例えだと思う」と述べている。

    実際に、このアプリを使う人たちは比喩的にも、そして現実にも、友人らと一緒にゆっくり座ってくつろぐことができる。

  • 米10代に流行、グループ動画アプリ「Houseparty」とは?:マーケターが押さえておくべきこと(2017/2/21、digiday)

    2016年2月にリリースされたアプリHouseparty(ハウスパーティー)は、若者たちの「リビングルーム」として売り出している。ごくシンプルな仕組みで、最初にユーザー登録を済ませると、スマートフォンの連絡先にある相手と、リアルタイムで仮想の「たまり場」に集まれるというもの。それぞれのビデオ通話には、同時に最大8人が参加できる。

テクノロジーが進歩して、VRなのか、ARなのか、それとも全く違ったテクノロジーなのかはわかりませんが、もし、『Talkroom』が「サードプレイス」を目指して今後も進むのであれば、まるでリアルにあっているような感覚でコミュニケーションができる場を作ることになっていくと思います。

「サードプレイス」という考え方のサービスにはこれからますます注目が集まっていくのではないでしょうか?







P.S.
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