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ビタミンDが不足すると骨格筋量と筋力が低下しサルコペニアの有病率が上昇する!?




ビタミンDは骨格筋に影響を及ぼすと知られていますが、日本ではビタミンD欠乏症の有病率が高いため、骨格筋量と筋力が低下し、サルコペニア(加齢に伴う筋力の減少、または老化に伴う筋肉量の減少)の有病率が上昇する可能性があることから、日本の70代の参加者310人と90代の参加者48人のデータを分析したところ、血清ビタミンDレベルは骨格質量指数 (SMI)および握力と関連しており、この関連は90歳代グループよりも70歳代グループで顕著で、この結果から血清ビタミンDレベルが骨格筋量と握力を維持することを示唆しています。

【参考リンク】

■まとめ

厚生労働省によれば、ビタミンD欠乏は転倒や骨折などから身体活動が低下し、筋肉量を減少させ、サルコペニア(加齢に伴う筋力の減少、または老化に伴う筋肉量の減少)及びフレイルティのリスクを高める恐れがあると書かれています。

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高齢者を対象にした研究によれば、血中25─ヒドロキシビタミン (体内のビタミンD量の指標となるビタミンDの代謝物)濃度が50nmol/L未満であると身体機能の低下、筋力の減少、血中パラトルモン(副甲状腺ホルモン)濃度の増加、転倒及び骨折のリスクが高いことが報告されています。

ビタミンDを摂取している人ほど骨格筋量と握力が維持できているので、ビタミンDを摂取しましょう!

また血中ビタミンDの値がサルコペニアやフレイルの指標となり、将来的な要介護度を予測する手法の一つになるかもしれませんね。







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2月4日はWorld Cancer Day!大腸がんの早期発見をサポートする「AI内視鏡」とは?




食の欧米化で大腸がん患者数が1位に 医師の見逃し防ぐ「AI内視鏡」で発見率アップ!保険適用になったばかりの最新技術【しってる?】(2025年2月4日、FNN)では、2月4日はがんについて考えようという1日「World Cancer Day」ということで、日本国内で最も患者が多い大腸がんを検査する新しい技術「AI内視鏡」について取り上げています。

大腸ポリープ・大腸がんの早期発見率98%!AIを活用したリアルタイム内視鏡診断サポートシステム|国立がん研究センター・NECでは以前大腸ポリープ・大腸がんの早期発見を助ける、AIを活用したリアルタイム内視鏡診断サポートシステムを紹介しました。

大腸の場合、通常“がん”は前がん病変であるポリープから発生することが明らかとなっており、人間ドックや大腸がん検診で発見された場合は、積極的に内視鏡的摘除が行われています。実際に米国では、1993年に報告されたNational Polyp Studyと2012年に報告されたそのコホート研究の結果から、大腸腺腫性ポリープを内視鏡的に摘除することが大腸がんの罹患率を76%~90%抑制し、死亡率を53%抑制したことが明らかにされています。

大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因であると考えられています。

大腸がんのリスクファクター|国立がん研究センターによれば、ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチといえます。

つまり、大腸がんの予防には、いかにして内視鏡検査時に前がん病変であるポリープの段階で見つけ摘除することが重要なのですが、医師による見逃しの例があるという報告があります。

従って、このポリープを内視鏡検査時に見逃さないことが重要ですが、肉眼での認識が困難な病変や発生部位、医師の技術格差により24%が見逃されているという報告もあります。また別の報告では、大腸内視鏡検査を受けていたにもかかわらず、後に大腸がんに至るケースが約6%あり、その原因は内視鏡検査時の見逃し(58%)、来院しない(20%)、新規発生(13%)、不十分な内視鏡治療による遺残(9%)が挙げられています。

緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発|東北大・トプコンによれば、視神経の変形を肉眼で判定し、緑内障の分類作業を行なう上で、従来は、医師の経験や主観的な要素が大きく、また一般的な診療所では分類が難しいことが問題となっているのと同様に、肉眼では見つけにくいために見逃しが起こるだけでなく、大腸がん内視鏡検査を行う医師の技術が不足しているために見逃していたと考えられるということがあったそうです。

大腸内視鏡検査に今回開発したシステムが活用されるようになれば、従来は肉眼では認識することが困難であった前がん病変であるポリープや大腸がんを発見することができるようになることや経験の浅い内視鏡検査医でも経験豊富な医師と同様の結果を出すことが期待されます。

→ 大腸ポリープ手術までの経緯・手術内容・大腸ポリープ切除後の食事|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー について詳しくはこちら

→ 大腸がんの症状・初期症状・原因 について詳しくはこちら

■まとめ

ニュースの中では、大腸がんは、年々、患者や亡くなる人が増えていて、その背景には食生活の欧米化などがあると紹介しました。

大腸がんの国内の罹患者数は14万7,725人!初期の段階では症状がほぼ現れない大腸がんを予防する方法とは?で紹介した厚生労働省の公開したデータによれば大腸がんの国内の罹患者数は14万7,725人で、今後も増加が予想されます。

大腸がんはもはや高齢者の病気ではない!若い世代で大腸がんの発生率が高まっている理由とは?によれば、世界の多くの国と地域で50歳未満の若い人の大腸がんの発生率が高まっており、また2023年3月に学術誌「サイエンス」に掲載された論文によれば、1990年代以降は多くの国で、50歳未満での大腸がんの発生率が毎年2~4%ずつ増えており、30歳未満ではより顕著であり、2023年3月に医学誌「CA: A Cancer Journal for Clinicians」に発表した論文でも、米国で55歳未満で診断された人の割合が1995年の11%から現在は20%まで増加しており、大腸がんはもはや高齢者の病気ではないといえます。

このことから、大腸がんを予防するためには、検診の推奨年齢を下げることが大事になってきます。

また、大腸がんのリスク要因には、家族歴があり、遺伝的要因も大きいので、家族に大腸がんの人がいる場合には早めに健診を受けることが望ましいと考えられます。

⇒ 大腸がんチェック について詳しくはこちら







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モーニングサージ予防法!寒い冬の朝に急激に血圧が上がる人は心筋梗塞や脳卒中が2.47倍高い!【めざまし8】




2025年2月4日のめざまし8では「モーニングサージ」について特集しました。

日本人2万1千人を対象にしたある研究によれば、日中は血圧値が正常にもかかわらず、早朝高血圧が145mmHg以上かつ診療所血圧が130mmHg未満の患者では、早朝高血圧が125mmHg未満かつ診療所血圧が130mmHg未満の患者と比較すると、心筋梗塞脳卒中などの心血管疾患リスクが2・47倍高いそうです。

【参考リンク】

血圧が瞬間的に急上昇することを「血圧サージ」といいます。

血圧は1日のうちでも朝の起床前後に上昇しやすくなり、この目覚めの前後で急激に血圧が上昇することを「モーニングサージ」「早朝高血圧」と呼びます。

■モーニングサージが起きやすい人の特徴

・高齢者(65歳以上)
・血糖値が高い人
・コレステロール値が高い人
・アルコール多く飲む人

動脈硬化の危険因子が、高血圧脂質異常症高脂血症)、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事(動物性脂肪の多い高カロリー食など)、アルコール、加齢、ストレスの有無と言われていますので、モーニングサージに特に気を付けるというよりも、動脈硬化にならないようにいかに予防していくかが重要になりますね。

■モーニングサージ予防法

■室温を保つ

番組では、起床時の室温は20~22℃程度が最適で、WHOによると、室温が18℃未満だと高血圧のリスクが高くなると紹介しました。

よく血圧が高い人は寒暖差に注意が必要といわれますよね。

冬(1月・2月)は心筋梗塞・脳梗塞が起こりやすい季節!?で紹介した死亡月別にみた心疾患-脳血管疾患死亡(厚生労働省)によれば、月別の死亡者数を比較すると、心筋梗塞などの心疾患、脳卒中・脳梗塞などの脳血管疾患による死亡は冬(1月・2月)に多いことがわかります。

また、家の中の温度差や熱い風呂で心筋梗塞|たけしのみんなの家庭の医学 1月25日によれば、温度の高い場所では熱を放出しようと広がり、温度の低い場所に移動すると、今度は熱を逃がさぬよう収縮するため、血圧が急激に上昇し、この温度差が大きいほど血圧は上がり、危険度が増してしまうのです。

断熱改修等で室温を安定させることが高血圧予防につながる!によれば、室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧(最高血圧、最低血圧ともに)の季節差が顕著に小さく、安定しているということがわかってきているそうです。

局所暖房(例:居間のみを暖める暖房)よりも、住宅全体を暖房する方が高血圧予防の観点から見ると好ましいということも示唆されています。

つまり、住宅全体を暖房することにより室温を安定させることが血圧の安定、高血圧予防につながるということですよね。

●スルフォラファン(ブロッコリースプラウト)

番組ではブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンが動脈硬化予防に役立つと紹介していましたが、アブラナ科の野菜を定期的に摂取すると、心血管疾患のリスクを減らす予防的な食事療法になる可能性があるそうです。

【参考リンク】







92歳の現役栄養学者がおすすめする栄養素は「葉酸」!/「さかど葉酸プロジェクト」で医療費を全国最低水準に




「葉酸摂取で医療費が全国最低水準に」 92歳の現役栄養学者が教える超健康法(2025年2月4日、デイリー新潮)で紹介された92歳にして現役の栄養学者の香川靖雄女子栄養大学副学長によれば、埼玉県坂戸市で、市民に葉酸摂取を推奨する「さかど葉酸プロジェクト」を実施したところ、医療費を全国最低水準にできたそうです。

先進的な栄養学による坂戸市民の健康づくり(さかど葉酸プロジェクト)

「さかど葉酸プロジェクト」の成果として、坂戸市に住む男性の肥満率や高血圧、2型糖尿病、そして脂質異常症といった複数の代謝異常の罹患率が埼玉県の平均年齢が同等の別の3市(吉川市、朝霞市、桶川市)より低く、プロジェクトを開始した2006年から坂戸市の医療費が劇的に減少したことがすでに報告されていますが(Kagawa et al. 2017)、令和3年度埼玉県市町村別国保被保険者1人当たり医療費マップにおいて、坂戸市の1人当たり医療費が337,800円と埼玉県の平均(359,100円)よりも低いことが明らかになりました

■葉酸は健康にどう役立つの?

葉酸はどのように健康に役立つのでしょうか?

葉酸はホモシステインを減らし動脈硬化予防につながり血管年齢を若くする|#たけしの家庭の医学によれば、葉酸が不足すると脳細胞と血管を障害するホモシステインというアミノ酸が増加することがわかってきたそうです。

ホモシステインが増加すると、血管壁に衝突して傷つけてしまい、動脈硬化を誘発してしまうおそれがあるそうです。

葉酸を摂取することによって、ホモシステインを減らすことが、動脈硬化を予防し、血管年齢を若くすることにつながります。

国立がん研究センターによれば、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12を多く摂取するグループで心筋梗塞のリスクが低下していることがわかり、また、どれか一つを摂取するのではなく、3つの栄養素をまんべんなく摂取していることが重要だということがわかりました。

動脈硬化改善・予防に良い10の食事・食べ物・食品・サプリ についてはこちら

また葉酸が欠乏するとホモシステインの濃度を上昇させ、軽度認知障害(MCI)やアルツハイマー型認知症発症のリスクを上げると考えられています。

多くの観察研究により、ホモシステイン濃度の上昇とアルツハイマー病および認知症の発生率との間に正の相関が示されています。

高齢者では、葉酸やビタミンB12が血液中のホモシステイン濃度の上昇を抑制し、認知能力の低下、痴呆の予防に関連しており、葉酸の欠乏はアルツハイマー病や血管性痴呆の危険因子となり、血漿ホモシステインの上昇は認知機能低下の危険因子となる可能性が報告されています。

つまり、血清葉酸濃度を低下させない食事は、動脈硬化の予防だけではなく認知能力低下の予防につながる可能性が高いと考えられています。

そして葉酸はうつ病予防にも効果があるといわれています。

葉酸がうつ病予防に効果がある|多目的コホート研究によれば、葉酸や抗酸化ビタミン(ビタミンCやカロテン)は、自殺の危険因子の一つであるうつに対して予防的に働くそうです。

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■日本人は葉酸をどれくらい摂取しているの?

 葉酸摂取の重要性は海外では広く浸透していて、欧米をはじめとする86カ国で、穀類への葉酸添加が義務付けられています。それに比べると、日本は遅れていると言わざるを得ません。日本人は1日平均約290マイクログラムの葉酸を摂取していますが、日本人の約6割は遺伝子的に葉酸をうまく利用できない体質であることが確定していますから、400マイクログラムに上げる必要があるでしょう。

鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある!|#たけしの家庭の医学葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

現在、日本人の葉酸の平均摂取量は、1日299μg(マイクログラム)です。

埼玉県坂戸市の「さかど葉酸プロジェクト」で目標とされた葉酸量は一日あたり400μgだったそうです。

葉酸を食事の中に積極的に取り入れるようにしましょう。

しかし、毎日葉酸を400μgを摂取するのは大変です。

例:味付け海苔の場合、1日35枚。ほうれん草の場合、1日14株。

また、葉酸は、水に溶けやすい性質を持つ水溶性のビタミンであるため、野菜を茹でる際には、葉酸が溶け出してしまい、取りづらいようです。

番組で紹介されたレシピを活用したり、葉酸を含んだサプリメントなどを上手く活用していくと良いようです。

→ 葉酸の多い食べ物・食品・サプリ について詳しくはこちら

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ニンジンは糖尿病予防や大腸がん予防に役立つ食べ物!?




南デンマーク大学が行った2型糖尿病のマウスの実験によれば、ニンジンを摂取すると血糖値を調節する体の能力を高め、腸内細菌のバランスがより健康的な方向に変化することが分かったそうです。

今回の研究によれば、ニンジンが糖尿病に役立つ理由として「ニンジンには、細胞の糖吸収能力を高め、血糖値の調節を助ける生理活性化合物が含まれている」とあります。

【参考リンク】

メタボリックドミノを予防するカギは「腸と腎臓」!腸の炎症と慢性腎臓病を避けるにはどんな食事をするといいの?によれば、腸の炎症を起こすことが糖尿病につながると紹介しました。

肥満になっても腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい!?|慶大で紹介した慶應義塾大学医学部内科学教室の川野義長助教、中江淳特任准教授、伊藤裕教授らが行なったマウスの実験によれば、高脂肪食の過剰摂取による大腸の慢性炎症がインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の発症につながるという新たな糖尿病発症メカニズムを解明しました。

この研究のポイントは、「肥満になっても、腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい」ことを示すものです。

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肥満になったからと言って必ず糖尿病になるわけでではなく、腸管で炎症が起こらないと糖尿病にはなりにくい、つまり腸管での炎症がポイントになるんですね。

また、腸の炎症を抑制するとメタボの症状が引き起こされないこともわかったことにより、メタボリックドミノは腸の炎症から始まるということもわかりました。

そして、腸の炎症が起こりやすくなる食べ方も分かったそうです。

 脂肪と糖分を同時に摂取すると、腸の炎症が起こりやすくなることがわかりました。糖分の過剰摂取は腸内細菌の働きを抑制し、腸内の免疫細胞が持つ防御力を弱めます。その後、腸管の表面を覆う細胞によって作られる防御壁が壊れ、そこから脂肪が体内に入りやすくなるのです。体内に脂肪が入り込むと、炎症を引き起こす化学物質「炎症性サイトカイン」が大量に分泌され、腸炎を起点としたメタボリックドミノの最初の駒が倒れはじめます。脂肪と糖分は過剰に摂取すると体に悪いのはもちろん、一気にメタボリックドミノを進めてしまうのです。

糖分の過剰摂取
→腸内細菌の働きの抑制・腸内の免疫細胞の防御力が弱まる
→腸管の表面を覆う細胞によってつくられる防御壁が壊れる
→脂肪が体内に入りやすくなる
→炎症性サイトカインが大量に分泌
→腸の炎症
→メタボリックドミノの進行

つまり、一つの仮説として、ニンジンを食べることで、、腸内細菌のバランスがよくなり(腸内細菌叢がよくなり)、腸の炎症を起こさなくなって、糖尿病を予防することがd系るのではないでしょうか?

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また、ニンジンには大腸がん予防にもよいそうです。

ニンジンが大腸がんに及ぼす影響に関する同様の研究の予備的調査結果によると、生のニンジンまたは軽く調理したニンジンを毎日30~40グラム摂取するだけで有益な効果がある可能性があると示唆されている。

がんリスクを下げる抗ガン食材とはどんな食べ物なの?によれば、βカロテンを多く含むにんじんも抗ガン食材として紹介しました。

長期追跡調査を行ったデンマークの人口 57,053 人を対象に、ニンジン摂取量から予測される 結腸直腸がん(CRC)診断リスクを調べたところ、毎週 2~4 本以上 (>32 g/日) の生ニンジンを自己申告で摂取していた人は、徹底的なモデル調整を行った後でも、生ニンジンを摂取しなかった人と比較して、平均 18 年を超える追跡調査で結腸直腸がん(CRC)リスクが 17% 低下したことがわかったそうです。

ニンジンが癌予防の役割を果たすのは、生理活性ポリアセチレンオキシリピンであるファルカリノール (FaOH) とファルカリンジオール (FaDOH) の主な食物源であるためです。

ニンジンが糖尿病予防や大腸がん予防のためにも役立つようですので、食事の中に入っているか今一度見直してみてくださいね。