「介護」カテゴリーアーカイブ

介護コンビニ|2015年4月から「介護(ケア)ローソン」の出店がはじまる




ローソン玉塚社長が「介護コンビニ」を語る

(2015/3/30、日経デジタルヘルス)

2015年4月からは「介護(ケア)ローソン」の出店を始める。介護事業者と連携し、ケアマネジャーが常駐して、介護が必要な人が自宅で適切なサービスを受けられるよう、相談に応じたり、サービスを紹介したりする。

2015年4月から介護事業者と連携してサービスを提供する「介護ローソン」を始めるそうです。

ローソンでは、様々な特徴を持った店舗の開発を行っています。

健康志向の食品を数多く取りそろえ、保存料や合成着色料についても独自の基準を設けた店舗「ナチュラルローソン」

病院内へ出店する「ホスピタルローソン」

調剤薬局を併設する「ファーマシーローソン」

OTC医薬品を扱うとともに、生鮮食品の品ぞろえを拡充した「ヘルスケアローソン」

そのローソンが次に手掛けるのが介護ローソンです。

介護が必要になった人がサービスを提供してもらうとなった時に、身近にあるお店がその入り口となると安心感があるのではないでしょうか。

P.S.

まずは介護にお世話にならないように介護予防のために体を鍛えていくことが大事ですよね。

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将来的には、動作支援ロボットの活用して、身体機能を補助していくかもしれません。

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【追記(2015/4/13)】

「介護ローソン1号店」を見学してきた

(2015/4/8、日経デジタルヘルス)

栄養を補給できる飲料や夏場などの脱水症状を防ぐ経口補水液などが並ぶ栄養補助飲料コーナー、「整腸作用」をうながす薬品や食品のコーナー、介護関連商品コーナー、約40種類を揃えた「ユニバーサルデザインフード」(「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」など、硬さや粘度に応じて4区分に分類される)など介護に特化または関連した商品をそろえているそうです。

無線で「力」を伝える「フォーストランシーバー」を開発 医療介護提供者の負担軽減に役立つ期待|慶応大

参考画像:時事通信




無線で「力」を送受信、慶應大が研究開発

(2013/12/23、AFPBB)

慶應大学(Keio University)の研究チームは20日、無線によって2台の装置間で「力」を瞬時に伝える通信機を考案したと発表した。
<中略>
同大システムデザイン工学科の大西公平(Kouhei Ohnishi)教授らが開発した「フォーストランシーバー(無線による携帯型力触覚通信機)」は、加えられる圧力の大きさとその圧力に対する抵抗をリアルタイムで双方向通信することが可能だという。

慶應大学の研究チームは、無線によって2台の装置間で「力」を瞬時に伝える通信機「フォーストランシーバー(無線による携帯型力触覚通信機)」を開発したそうです。

この研究開発は、様々な現場で活躍できそうな期待があります。

例えばロボットに応用すると、温度や放射線量が高いなどの理由で人間が立ち入るには危険な区域でも、熟練したオペレーターがこの装置を使って、離れた場所から複雑な作業を実行できるようになるかもしれない。

大西教授によれば、理学療法の場合、療法士が触れた力や動きを直ちに転送し、また療法士の側でも、例えば重要な情報である患者の手足の動き具合を感じることができなければならない。この技術は、医療介護提供者の負担を軽減すると同時に、患者の利便性も向上させるはずだという。

一つは、人間では立ち入るのが危険な地域でも、この装置を活用したロボットで作業を行うことが可能になるかもしれません。

もう一つは、脳梗塞などで手を思うように動かせなくなった患者のリハビリに使えば、理学療法士が離れた場所から手や腕の動きを助けることにも活用できるかもしれないそうです。

この装置は、加えられる力を増幅させたり減衰させたりすることも可能であるため、これまで人間ではできないようなもの(例えば建設作業)に応用することが可能になるかもしれないと大西公平教授は語っています。







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高齢者の7割、将来に不安=健康・介護・収入で|内閣府調査

Senior Activities

by Seattle Parks(画像:Creative Commons)




高齢者の7割、将来に不安=健康、介護、収入で-内閣府調査

(2010/4/2、時事ドットコム)

内閣府は2日、60歳以上を対象に実施した「高齢者の日常生活に関する意識調査」を発表した。

将来の生活に不安を感じるか聞いたところ、5年前の前回調査より4.0ポイント多い71.9%が「不安を感じる」と回答。

具体的に不安に感じる点(複数回答)のトップは、「自分や配偶者の健康や病気」が77.8%。

以下、「介護」52.8%、「生活のための収入」33.2%と続いた。

内閣府による60歳以上の高齢者に対する意識調査によれば、高齢者の77.8%が自分や配偶者の健康や病気に不安を感じているそうです。

年を重ねるにつれて、緑内障白内障加齢黄斑変性といった目の病気糖尿病高血圧高コレステロール血症といった生活習慣病などの様々な病気になりやすくなります。

病気になると、医療費がかかるようになり、生活資金にも影響してきますよね。

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また、配偶者が病気にになると、介護が必要にもなってきます。

全ての項目が「健康」でいることがポイントのようです。

いかに健康で過ごせるかが、将来の不安を少しでも取り除くことにつながりそうですね。







筋肉の活動を可視化する技術「マジックミラー」|健康管理、リハビリ、トレーニングの効果計測、介護教育支援|東大




参考画像:マジックミラー : デイリーヘルスケアをめざすロボット技術(2009/2/27、東京大学IRT研究機構)|スクリーンショット

マジックミラー : デイリーヘルスケアをめざすロボット技術

(2009/2/27、東京大学IRT研究機構)

鏡の前で運動フォームを確認するかのように、カメラ内蔵の大型フラットテレビ(マジックミラー) の前で運動すると、「魔法の鏡」に自分の姿を透かして見るかのようにリアルタイムで筋肉の活動 の様子を見ることがでるようになります。

毎日、筋肉の使い方の変化が起きているかどうか、特定 の筋肉や全ての筋肉を使う運動ができているかどうかなどの確認をすることができます。

また、腕、 胸、腹、腿など身体の各部の質量分布を、同じようにマジックミラーの前で運動することによって 計測することができます。

東京大学IRT研究機構は、筋肉の活動を可視化し、体の各部位の質量分布を可視化する技術を統合した「マジックミラー」と呼ぶアプリケーションを開発しました。

この技術は、どのような分野での活躍が期待されるのでしょうか?

これによって、家庭の居間で手軽にデイリーヘルスケアを行えるほか、リハビリテーションセンタ ー、スポーツジムなどでのトレーニング効果の簡便な評価、医療機関などでの医療効果の診断を支 援する基盤技術の一つとなります。また介護の環境でこれらの情報を提供することで、介護や介護 教育を支援することができます。

この技術によって、健康管理への応用やリハビリ、スポーツジムでのトレーニングの効果評価、介護教育支援などに生かされることが期待されます。

また、この技術はロボット技術にも利用されるそうです。

このリアルタイム技術は、ロボットが人を観察する目として将来のロボットに実装され、人の行動の理解や人に手を差し伸べるきっかけを見つける知能的人支援技術へも展開されます。

あなたは歩き方から感情を読み取ることができますか?(2014/7/20)で紹介した東京農工大大学院のベンチャー・ジェンチャン准教授と筑波大サイバニクス研究センターの門根秀樹助教らの研究チームによれば、「喜怒哀楽」と「恐怖」の5つの感情の歩行パターンをデータ化することにより、歩く速度や頭、胴体の姿勢など動作の一部から約70%の確率で感情を読み取れることに成功したそうで、近い将来、人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待されているそうです。

人間の行動を理解するための技術はこうして作られているんですね。

【参考リンク】