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学習機能搭載・排泄検知シート|介護の現場を助けるニオイで検知するシート




■学習機能搭載・排泄検知シート|介護の現場を助けるニオイで検知するシート

ILN Day 2 Henry Ford West Bloomfield 12252

by Ted Eytan(画像:Creative Commons)

学習機能搭載・排泄検知シート

(excretion detection sheet learning capability – ジェームズ ダイソン アワード)

シートには穴が空いており、穴から空気を吸い、排泄物の臭いを吸引し、排泄検知している。
従来品が濡れセンサーや超音波センサーを用いる中で、我々はにおいに着目することで、人体非装着での排泄検知・尿便の識別を可能とした。
さらに我々は、誤報の原因となっている施設固有臭・個々人の体臭・排泄臭に対応できる学習機能を開発した。

このシートは排泄物のにおいで排泄物の検知するだけでなく、他のにおいと見分けができる学習機能も付いているそうです。

我々の排泄検知シートを使えば、認知症患者による便いじりを未然に防ぐことや、排泄があったときだけおむつ交換ができるなど、おむつ使用者・介護者両者にとってよい関係を築ける。
また排泄パターンを把握し、いつ頃排泄するのか、確実な予測をすることもできる。

介護の現場で起きている悩みを解決できるシート、今後注目を集めるのではないでしょうか。

■まとめ

世界の認知症患者、2050年に1億3200万人認知症の高齢者は2025年には730万人と推計|認知症に役立つ食べ物と生活習慣によれば、2025年には日本の認知症の高齢者は多い場合で730万人に達すると推計され、世界の認知症患者は2050年には今の3倍の1億3200万人になるという予測が発表されています。

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現在もですが、今後はさらに介護の仕事が重要になってくることが予想されます。

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しかし、介護職員 2025年に約38万人不足のおそれによれば、介護をする人が不足することが予想されており、こうしたことを受けて、介護支援ロボットが開発が進んでいますが、どこまで人の代わりになることができるかはわかりません。

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看護師・看護職員の離職理由とは|看護師の離職率を改善するための提案では看護師という職業・資格にしかできない仕事に集中してもらう体制づくりが必要と書きましたが、今回紹介した「学習機能搭載・排泄検知シート」は介護の現場を助ける物になっていくのではないでしょうか。

学習機能搭載・排泄検知シート(excretion detection sheet learning capability – ジェームズ ダイソン アワード)







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【#王様のブランチ】自動で動くロボットスーツケース「Travelmate」を高齢者が買い物の時の重い荷物を運ぶキャリーバッグに使うアイデア

参考画像:This Futuristic Robot Suitcase Moves On Its Own and Follows You|YouTubeスクリーンショット




■自動で動くロボットスーツケース「Travelmate」

This Futuristic Robot Suitcase Moves On Its Own and Follows You

2017年12月16日放送の「王様のブランチ」では自動で動くロボットスーツケース「Travelmate」が紹介されました。

「Travelmate」には“AI(人工知能)”と“機械学習”の機能が搭載が搭載されていて、ユーザーの後ろを自動追跡して動き、人や障害物を避けてくれるそうです。

●「Travelmate」の基本性能

  • 水平走行と直立走行の2種類に対応
  • 動きに合わせてしっかり曲がる
  • ウィンカーのように転倒し、半分光る
  • 障害物を感知して止まる
  • エスカレーターなどの段差も大丈夫
  • スマホでセンサーを感知し、最大自足10kmの速さまで速度調整可能(急いで早歩きくらいならついてきてくれる)
  • ハンドコントロールができる
  • 耐久性に優れた設計
  • 他のキャリーケースを押してくれる

※スマート電子ロック(指紋認証のため安心安全です)

※アメリカ運輸保安庁(TSA)の基準をクリアしたスーツケース

【参考リンク】




■自動で動くロボットスーツケース「Travelmate」を高齢者が買い物の時の重い荷物を運ぶキャリーバッグに使うアイデア

これからの介護のための車イスはどのように変わっていくの?では、テクノロジーによって安全性を高めたり、介護者・被介護者の負担を軽減する車いすについて考えていく中で、日常の買い物に困る「買い物弱者(買い物難民とも呼ばれる)」や移動手段に困る「交通弱者(移動弱者とも呼ばれる)」も増えていて、そうした社会的問題を解決する一つのアプローチとして、スマートモビリティやパーソナルモビリティについて考えられています。

参考画像:超小型モビリティの成果と今後(2016/3/22、国土交通省)|スクリーンショット

国土交通省の超小型モビリティの成果と今後で紹介されているスライドによれば、超小型モビリティを自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人から2人乗り程度の車両と挙げています。

「Travelmate」は次のような悩みを持つ方にオススメしていました。

The Future of Travel: a Robot Suitcase called Travelmate

●旅先で買い物をし過ぎて両手がふさがる

●重くて荷物が運べない

●すぐにぶつけてしまう

車を持っていない高齢者が買い物をする際には「キャリーケース(キャリーバッグ・シルバーカー)」を引きながら買い物をする風景をよく見かけます。

これは重くて買い物の荷物を持ち運べないために利用しているのですが、大変そうです。

そこで、自動で動くロボットスーツケースのアイデアを活用した自律型ロボットキャリーケースができれば、買い物の時の重い荷物に悩む高齢者の悩みを解決してくれるのではないでしょうか。

もしかすると、その自律型ロボットキャリーケースに座って動くというアイデアも考えられます。

Ride your Suitcase! ~ World’s First Motorized Carry-On Bag ~ MODOBAG

今後こうしたアイデアの組み合わせによって、高齢者の暮らしがものすごく楽になっていくかもしれませんね。







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電気通信大学の「失禁研究会」が開発した失禁体験装置「ユリアラビリンス」とは?|教育や医療・介護の現場で役立つ可能性

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参考画像:女子大生インターンが失禁体験… あたしが仮想おもらしで感じたすべて|YouTubeスクリーンショット




■電気通信大学の「失禁研究会」が開発した失禁体験装置「ユリアラビリンス」とは?|教育や医療・介護の現場で役立つ可能性

VRを使った失禁体験装置、経産省から特別賞もらう 「宇宙旅行に役立ちそう」と可能性も評価

(2016/11/7、ねとらぼ)

電気通信大学の「失禁研究会」が開発した「失禁体験装置」(関連記事)が、経済産業省のイベント「Innovative Technologies2016」で特別賞を受賞しました。

電気通信大学の「失禁研究会」が開発した「失禁体験装置」が教育や医療現場などでも使われるのではないかと注目されているそうです。

■失禁体験装置「ユリアラビリンス」とはどんな仕組みになっているの?

女子大生インターンが失禁体験… あたしが仮想おもらしで感じたすべて

「失禁体験装置」とはどういうものなのでしょうか?

腹巻き型や椅子型のデバイス、ネッククッションで、膀胱の圧迫や排尿の暖かさ、体温低下など失禁時に起こる現象を再現するVR装置。

失禁したときに起きる現象(膀胱の圧迫や排尿の暖かさ、体温低下など)を再現する装置となっています。

また、男性と女性とでは尿道の位置が違うため、女性の場合は、下だけを温めるようにして、男性の場合は上と下の両方を温めるようにしているそうです。

■まとめ

病気の中には本人にとっては深刻なものでもうまくその症状を伝えられず、どれくらい深刻な症状なのか周りからするとよくわからないものもあります。

このようなVR装置を活用することで、自分では体験することができない病気やけがの症状を体験することで理解が高まるようになることが期待されます。







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【参考リンク】

11月11日は「#介護の日」|高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施する日

Providing medical care in Zaatari with Doctors of the World

by DFID – UK Department for International Development(画像:Creative Commons)




11月11日は「介護の日」なのだそうです。

介護の日・福祉人材確保重点実施期間|厚生労働省によれば、介護の日は、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施する日として設定されたそうです。

「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた、覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとなっています。

そこで、介護に関するニュースをまとめてみました。







トヨタ・ホンダが生活・介護支援ロボット開発でしのぎを削る

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参考画像:HSR(Human Support Robot)で床から物を拾う -トヨタ公式企業サイト-|YouTubeスクリーンショット




介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円によれば、今後高齢者人口と高齢者世帯の増加に伴いサービス市場は拡大し、介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円に迫るそうですが、介護職員 2025年に約38万人不足のおそれによれば、介護職員が10年後には約38万人不足する恐れがあるそうです。

その対策の一つとして考えられているのが、ロボットによる介護支援です。

そこで、高齢者や障害者の「生活・介護支援」のためのロボット開発でしのぎを削っているのが、自動車メーカーとしてライバル関係にあったトヨタとホンダです。

生活・介護支援に力点=ロボット開発を加速-トヨタ、ホンダ

(2015/8/17、時事通信)

■トヨタ

トヨタは2011年に「介護・医療支援」を目的としたロボットを発表。歩行が不自由な人の歩行練習用装置として、脚部に装着して足を前に振り出す動作や体重を支える動きを助ける器具を開発した。

<中略>

また、手足が不自由な人の家庭生活を助ける同社の生活支援ロボット「HSR」は、人間の言葉を理解した上で、床に落ちた物を拾ったり、棚の上の物を取って人間に届けたりすることができる。

トヨタは、歩行支援をする器具や手足が不自由な人の生活支援ロボットを開発しているそうです。

HSR(Human Support Robot)で床から物を拾う -トヨタ公式企業サイト-




■ホンダ

同社が開発した歩行訓練機器「歩行アシスト」はアシモの技術を活用。腰と太ももに装着すると、歩くとき楽に膝を蹴り上げられる。

ホンダは「歩行支援」を中心テーマに掲げているそうです。

ホンダ、ASIMOの技術を応用した歩行訓練機器「Honda 歩行アシスト」

■まとめ

ひざ痛中高年1800万人 要介護へ移行リスク5.7倍によれば、膝の痛みで悩む中高年が1800万人にも上ると推計され、膝関節の軟骨がすり減って痛むようになると、要介護に移行するリスクが5・7倍高いそうです。

→ 変形性膝関節症(膝が痛い) について詳しくはこちら。

要介護に移行しないようにするためにも、歩行支援・生活支援ロボットの役割は重要になってくるでしょう。

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また、サイバーダイン、動作支援ロボット「HAL」 脳の信号で人の動きを感知し身体機能を補助によれば、サイバーダインの装着型ロボットの「HAL」は、身体を動かそうとする時に脳から発生する生体電位信号を使って人の動きを支援することが出来るそうです。

今後ますますロボット開発分野は競争が活発になると思われます。







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