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脳梗塞の治療は血栓を溶かす薬「t-PA」と「血栓回収療法」で劇的に改善されている!

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【目次】




■「t-PA」の登場で脳梗塞の治療は劇的に改善

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by Naval Surface Warriors(画像:Creative Commons)

脳梗塞のタイムリミット 血管内治療で復帰確率向上

(2016/3/10、毎日新聞)

脳に詰まった血栓を溶かす薬「t-PA」(アルテプラーゼ)が保険適用になり、迅速に治療を受ければ後遺症なく社会復帰することも可能になった。t-PAは静脈から点滴投与して血栓を溶かし、脳の血管を「再開通」させる。当初は発症から3時間までしか投与できなかったが、その後、4時間半までは治療効果があるとの研究報告があり、12年にタイムリミットが延長された。

血栓とは|血栓の症状・原因|血栓を溶かす食べ物・飲み物・運動によれば、医療現場では脳梗塞の治療に「t-PA(tissue plasminogen activator:組織プラスミノーゲン活性化因子)」という血栓を溶かす薬があるそうです。

「t-PA」の治療効果は高く、発症後4.5時間以内の使用で、後遺症の程度を軽減することが可能なのだそうです。

「t-PA」は私たちの体の中(血管の内側の細胞)でも作られていて、日常的にできる血栓を溶かしてくれているそうです。

■「t-PA」の登場で脳梗塞の治療は劇的に改善

脚の付け根から直径1〜2mmのカテーテル(管)を血管に入れ、血栓を除去する「血栓回収療法」だ。モニターに映し出された画像を確認しながら、カテーテルの先端を血栓のある場所に到達させる血管内治療だ。

脳梗塞の治療で劇的な効果を発揮したt-PAですが、脳の太い動脈が詰まるとt-PAだけではなかなか血栓が溶けず、血流が再開しないこともあるそうです。

また、t-PAを投与できても、介護の必要がない状態で自宅に帰れる割合は40%程度なのだそうです。

そこで登場したのが、カテーテルを血管に入れて血栓を除去する「血栓回収療法」です。

「心筋梗塞の治療で、冠動脈の詰まった部分を中から広げるカテーテル治療がありますが、血栓回収療法はそれを応用した治療と言えます」。東京医科歯科大付属病院血管内治療科教授の根本繁さんはそう説明する。

血栓回収療法にはステント型と吸引型の2つあります。

ステント型は、脚の付け根からカテーテルという細い管を挿入し、ステント(筒状の網)にからめて血栓を回収する方法です。

吸引型は、器具の先端で崩した血栓を吸い取り、カテーテルの中に回収する方法です。

血栓回収療法の登場によって、どう変わったのでしょうか?

オーストラリアとニュージーランドで脳梗塞患者70人を対象にした研究では、t-PA投与後にステント型の血栓回収療法を実施したグループの24時間以内の再開通率は100%。90日後の生活自立率は71%だった。t-PAだけのグループでは24時間以内の再開通率は37%、90日後の生活自立率は40%にとどまった。救命率に差は見られなかったものの、血栓回収療法を施した方が社会復帰できる確率は2倍近く高かったのだ。

t-PAだけのグループよりもt-PA投与後にステント型の血栓回収療法を実施したグループのほうが社会復帰できる確率が大幅に高くなったそうです。

血栓回収療法は発症から8時間まで治療が可能だ。t-PAだけだった時代より、タイムリミットが3時間半も延びた恩恵は大きい。

血栓回収療法は発症からのタイムリミットが4時間半だったのが、8時間まで治療を可能にしました。




■脳梗塞の典型的な症状を知ることが大事

症状が一時的に出て消失する一過性脳虚血発作(TIA)が起こる場合もある。「15〜20%の人は90日以内に、そしてその半分は48時間以内に脳梗塞を起こします。一時的に症状が治まっても、できるだけ早く病院へ行くようにしてください」。

脳卒中の初期症状である「一過性脳虚血発作」の3つの症状とは?によれば、一過性脳虚血発作は、脳に十分な血液が送られていないために起こるもので、脳の血流が一時的に悪くなって神経症状が出現しますが、すぐに回復する発作のことをいいます。

脳卒中の初期症状である「一過性脳虚血発作」には、顔が引きつる、腕に力が入らない、呂律が回らないといった主な3つの症状があり、一つでも当てはまれば受診したほうが良いようです。

顔:顔の半面がひきつる。いつもみたいに笑顔が作れない。

腕:腕に力が入らず、腕をあげたままキープできない。

話す:ろれつが回らない。

脳梗塞の症状

1.片側手足の運動障害

  • 腕が重い
  • 腕が上がらない
  • 手で物がつかめない
  • 足が重い
  • 歩けない
  • 立ち上がれない

2.言葉の障害

  • 言葉が不明瞭になる
  • 呂律が回らない
  • 言葉が出てこなくなる
  • 言葉が理解できなくなる

3.めまい・ふらつき・歩行障害

  • めまい
  • 体がふらつき歩くことができない
  • 一人で立っていられない
  • 歩くと片方に傾く

4.眼の障害

  • 片方の目が急に見えなくなる
  • 視野が狭くなる
  • そばにいる人や物に気づかない

5.意識障害(意識の混濁)

  • 話しかけても反応がない
  • いびきをかく

■脳梗塞予防のガイドライン

脳梗塞を防ぐには、動脈硬化を進行させる高血圧を抑え、不整脈が見つかったらすぐに治療を受けることが重要という。

脳卒中予防のためのガイドライン(10個のポイント)についてまとめました。

高血圧:定期的に血圧を測り、血圧が高い人は治療をしましょう。

糖尿病血糖値を測り、糖尿病または糖尿病予備軍の人は治療を受けましょう。

不整脈:不整脈が見つかったら、病院に行きましょう。

タバコ:禁煙しましょう。

アルコール:飲酒は控えめにしましょう。

コレステロール脂質異常症高脂血症)と診断された人は治療を受けましょう。

運動:運動することが脳卒中予防につながります。

塩分・脂肪分:食事の塩分を控えめに、低脂肪の食事をしましょう。

肥満:太りすぎは糖尿病や脂肪肝などの生活習慣病のリスク要因です。

脳卒中:脳卒中の症状があればすぐに受診。

■血栓回収療法の課題

最も大きいのは、この治療を実施できる専門医の不足だ。日本脳神経血管内治療学会が認定する専門医は全国に約1000人しかおらず、t-PA実施後、血栓回収療法ができない病院は少なくない。

日本脳神経血管内治療学会が認定する専門医が少ないため、t-PA実施後、血栓回収療法ができない病院も多いようです。

【循環器病の診療体制】tPA療法、非専門医の実施求める声〜脳卒中・心血管疾患WGが急性期の診療体制で議論

(2016/8/25、日本医事新報社)

脳卒中WGでは、血栓溶解(tPA)療法を普及させるため、厚労省が同日提示した実施施設の要件案を緩和すべきとの認識で一致した。

脳卒中医でなくてもtPA療法の普及のためにも実施施設の要件を緩和すべきという声が挙がっているようです。

脳梗塞の最新治療法を全国へ=普及目指し取り組み―学会

(2016/11/25、時事通信)

治療ができないエリアの調査と公表▽有効性の啓発▽実践の支援―の3項目を重点に掲げ、全国で治療に関する講座の開催や、医療機関と医療機器メーカーの橋渡しなどに取り組む。

日本脳神経血管内治療学会は、脳梗塞の最新治療法「血栓回収療法」を全国で受けられる体制を実現するため、普及に関する学会宣言を発表しました。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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健康寿命を延ばす「10の方法」:生活習慣と食事、運動がカギ!




青魚(さんま)
青魚(さんま)

健康寿命を延ばす「10の方法」生活習慣と食事、運動がカギ!【健康とからだ新常識】

(2009/5/9、ダイヤモンド・オンライン)

1.食事は1日3回、朝食を抜かない
2.魚を積極的に食べる
3.「べジフル7」(野菜5皿+果物2皿)
4.抗酸化物質を取り入れる
5.お酒を飲むなら赤ワイン
6.腹八分目でカロリー制限
7.定期的、継続的に体を動かす
8.情報をアウトプットする
9.ストレスは毎日解消する
10.今日の自分を記録する。

加齢制御医学を専門とする白澤卓二・順天堂大学大学院教授による長生きのための生活習慣の提言をまとめた表から見えてくるのは、食習慣、運動、ストレスがポイントとなってくるということです。

カロリー制限・カロリーコントロールにより、寿命が延びるという研究がなされています。

そのため、腹八分でカロリー制限することが寿命を延ばす秘訣といえるのでしょう。

ただし、食事の質は落とさないことが大事。

魚を積極的に食べることや野菜・果物を多く摂ること、抗酸化物質を取り入れることは忘れないようにしたいですね。

長寿遺伝子を活性化させるために、食事と並んで重要なのが運動だ。

運動は定期的に、継続的に行なうことが重要だ。

「脂肪に含まれるアディポネクチンというホルモンは、血管修復や脂肪燃焼作用があるが、太った脂肪細胞からは分泌されなくなってしまう。

つまり、脂肪細胞を太らせないようにしなければならず、生涯にわたって運動する必要がある」(白澤氏)

興味深いことに、運動は何歳から始めても遅過ぎることはないという。

たとえば水泳。体力や泳力は年齢とともに低下していくが、「練習によって開発される能力は高齢になっても向上することが専門家のあいだで確認されている」(白澤氏)。

アディポネクチン』とは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンで、糖尿病動脈硬化症などを予防する効果があるといわれており、近年注目されています。

アディポネクチンの健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防によれば、メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。

それは、この物質は内臓脂肪が増えれば増えるほど減少する性質を持っているためです。

アディポネクチンには中性脂肪を減らす働きがあるため、アディポネクチンが減少すると中性脂肪が増加していきます。

■まとめ

寿命を延ばすために運動は欠かせません。

大事なことは運動はいつ始めても遅すぎることはないということ。

今からでも始めた方がいいということですね。

そして、その運動を定期的に、継続して行うことで、寿命を延ばすことができるということです。

ぜひ参考にしてみてください。







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本態性低血圧・起立性低血圧の症状・原因・改善(運動)とは?

> 健康・美容チェック > 低血圧 > 本態性低血圧・起立性低血圧の症状・原因・改善(運動)とは?

低血圧は、高血圧とは違い、意外と見過ごされがちですよね。

「私、低血圧なんです」と普段からさらっと言ってしまう人もいると思います。

しかし、低血圧の症状がひどくなると、めまい、立ちくらみ、吐き気、倦怠感、頭痛、肩こり、不眠、食欲不振など、さまざまな不快な症状に悩まされる方もいるのです。

ぜひ低血圧について一度考えてみましょう。




【目次】

■低血圧とは

Dear Butterfly

by Basheer Tome(画像:Creative Commons)

疲れやすい、めまい、頭痛、ウツウツ…その原因は貧血、低血圧かも

(2014/12/25、日経Gooday)

貧血が、血液自体に問題があるのに対し、低血圧は血液を巡らす“ポンプ作用”に問題がある。心臓から血液を送り出す力や、手足の末梢から心臓に血液を送り返す力が低下し、全身の血液循環が悪くなる状態だ。

低血圧は、血液を循環させるためのポンプ作用に問題があると考えられます。

心臓から血液を送り出す力や、手足などの末梢から心臓に血液を送り返す力が低下することで、血液循環が悪くなっています。

■低血圧が病気である条件

健康常識のウソ・ホント:見過ごされがちな「低血圧」。低すぎるのは問題!

(2008/11/20、毎日新聞)

「一般に、上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満を低血圧といいますが、数値が低いだけでは病気とはいえません。

低血圧が原因で毎日のようにめまいや吐き気などがあって、社会生活を送るうえで不自由さを感じるときに病気と見なされます。

つまり、低血圧は症状で困っていることが病気の条件なのです」

つまり、低血圧が病気である条件とは、2つの条件がそろったものをいうようです。

  1. 上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満
  2. めまいや吐き気などの症状に悩まされ、社会生活を送るのに不自由さを感じる

ただ、低血圧の症状は、自律神経失調症、軽いうつ病などの病気にも当てはまるものがあるため、誤った診断を受け、低血圧が見落とされるケースもあるそうです。

■本態性低血圧

疲れやすい、めまい、頭痛、ウツウツ…その原因は貧血、低血圧かも

(2014/12/25、日経Gooday)

低血圧の定義は基礎血圧(朝、起きてすぐに測定した数値)の最大値が100mmHg未満とされている。まれに甲状腺の病気などが隠れていることもあるが、一般的に低血圧といえば、体質が原因の「本態性低血圧」だ。

自覚症状を伴う場合を「本態性低血圧症」という。

本態性低血圧ははっきりとした原因はわかっておらず、体質が原因と考えられます。

女性は、女性ホルモンの影響で血管が拡張しやすく、血液を押し出したり、押し返すポンプ作用が弱い。

ただ、低血圧の症状を訴える女性が多いことから、女性ホルモンの影響でポンプ作用が弱いことが原因の一つとして考えられます。

■本態性低血圧の症状

疲れやすい、めまい、頭痛、ウツウツ…その原因は貧血、低血圧かも

(2014/12/25、日経Gooday)

典型的な症状は、朝なかなか起きられないこと。そして、疲れやすく、無理がきかない。そのほかにも、めまい、頭痛、耳鳴り、疲労感、倦怠(けんたい)感、肩こり、動悸、息切れ、胃腸虚弱、不眠などさまざまな症状が表れる。

■典型的な低血圧の女性

疲れやすい、めまい、頭痛、ウツウツ…その原因は貧血、低血圧かも

(2014/12/25、日経Gooday)

頭痛

脳への血流が少ないため

顔色が青白い

血液循環が悪い上に、寝不足、疲労感が重なって顔色が青白いのが特徴

猫背気味

自律神経が乱れると姿勢菌がうまく働かないため猫背気味になる

肩こり

筋肉への血流も滞り、肩が凝る

年齢より若く見える

体内に水分がたまりやすく、肌がみずみずしく見えるため、若見えする




■起立性低血圧

疲れやすい、めまい、頭痛、ウツウツ…その原因は貧血、低血圧かも

(2014/12/25、日経Gooday)

立ったときに、下半身にたまった血液を心臓に押し上げる力が弱く、脳に十分な血液が回らなくなり、立つと血液が下がってしまうことで起きる。血圧を一定に保つ機能をコントロールする自律神経のトラブルが関係している。本態性低血圧症と同様に、朝起きられない、めまい、動悸といった症状も伴う。

低血圧には、急に立ち上がった時に立ちくらみを起こす「起立性低血圧」というものもあります。

その原因は何なのでしょうか。

健康常識のウソ・ホント:見過ごされがちな「低血圧」。低すぎるのは問題!

(2008/11/20、毎日新聞)

原因は、「心臓のポンプの働きが弱いのではなく、血圧を調節している脳の視床下部にある血圧調節中枢の応答が悪いこと」

起立性低血圧は、心臓のポンプの働きが弱いためだと思っていましたが、実は、脳の血圧調節中枢の応答が悪いことが原因だったとは知りませんでした。

また、記事によると、起立性低血圧は、思春期の子供だけの病気ではなく、最近では、高齢者にも多いそうです。

それも特に多いのが、食後だそうです。

食事をすると血液が胃に集まり、脳の血液が不足してクラクラしてしまうのだそうです。

■低血圧の改善には運動

では、低血圧を解消するにはどうしたらよいのでしょうか。

健康常識のウソ・ホント:見過ごされがちな「低血圧」。低すぎるのは問題!

(2008/11/20、毎日新聞)

「低血圧の原因は血圧調節中枢の応答の悪さ。

その状態を改善する薬はありません。

血管収縮薬が使われることもありますが、効き過ぎてしまうのが問題です。

運動は交感神経と副交感神経のチャンネルの切り替えを早くするのに役立つのです」

低血圧の改善には、運動がよいそうで、運動が、交感神経と副交感神経の切り替えを早くするのに効果的なのだそうです。

さらに、記事の中で、低血圧改善のためのおススメの運動も紹介しています。

中野教授が勧めるのは、心拍が少し上がる程度の運動で、ジョギング、自転車こぎ、エアロビクス・エクササイズ、水中ウオーキングなど。

ただし、もともと低血圧の人は血の巡りの調節がうまくいかないので、運動前にはウオーミングアップ、運動後はクールダウンを充分に行うことが大切だと強調します。

低血圧の方は、運動を積極的にとりいれていきたいですね。

今注目のスロートレーニング(スロトレ)などもよいかもしれません。

また、起立性低血圧による立ちくらみの場合は、弾性ストッキングを使うことで、下半身の血液が押し上げられるのを助けてくれます。

医療用弾性ストッキングは、足に適度な圧力を加えて余分な血液がたまることを予防し、足の深部にある静脈への流れを助けてくれます。

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低血圧をよくある症状だと見過ごさず、注意して低血圧を改善していきましょう。

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葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている|神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症、脳瘤)と葉酸に関する研究結果

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■葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている

Yin & Yang

by Torsten Mangner(画像:Creative Commons)

妊婦の味方 葉酸…多く取って元気な赤ちゃんを

(2009/8/26、読売新聞)

 葉酸は細胞の生産や再生を助け、体の発育を促す。

欧米では1990年代から、脊椎(せきつい)の一部が欠損した状態で産まれる「二分脊椎」の発症リスクを減らす効果が報告され、葉酸の摂取が勧奨されている。

葉酸は胎児の発達に欠かせない栄養素として、注目を集めていますが、日本での二分脊椎の発症は増えているそうです。

一方、日本での二分脊椎の発症は年間約500人で、ここ20年で約3倍に増えているという。

葉酸の研究者らは、妊婦の過剰なダイエットなど食生活に問題が見られ、葉酸奨励策が取られなかったことも一因としている。

妊婦の時(もしくはそれ以前)の過剰なダイエットによる食生活の乱れに問題があるのでしょうか。

先天性障害 妊婦の葉酸不足リスク改善せず 学会が声明

(2017/7/11、毎日新聞)

しかし、同年以降、発症率は出産1万人当たり5~6人で推移している。年間500~600人が発症している計算になる。

厚生労働省の通知があったものの、年間500人から600人発症しており、発症率が減少していないそうです。

■神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症、脳瘤)と葉酸の関係

日本先天異常学会からのメッセージ 葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう

神経管閉鎖障害は、妊娠前及び妊娠早期に水溶性ビタミンの1種である葉酸を摂取することにより発症リスクが低減することが疫学研究によって示されている先天異常です。(1)。

英国での臨床研究で、過去に神経管閉鎖障害を持つ児を妊娠したハイリスク群の女性に葉酸 4 mg/日を投与したところ、次の子どもでの再発防止効果が72%にのぼることが明らかになりました。1999 年には、初産婦が葉酸サプリメント0.4 mg/日を摂取することによって、同様の予防効果が見られたとの、中国での研究結果が報告されました(2)。

7つの国の33のセンターで、葉酸(B群のビタミンの1つ)または7つの他のビタミンの混合物(A、D、B1、 B2、B6、Cおよびニコチンアミド)は、神経管閉鎖障害(無症候性、二分脊椎、脳脊髄)を予防することができるという研究結果が発表されています。

また、英国のMedical Research Councilの研究では、4000μgの葉酸を毎日摂取した女性は、神経管閉鎖障害にかかるリスクが72%減少したそうです。

中国の研究でも、葉酸400μgを摂取することによって予防効果が見られたと報告されています。

【参考リンク】




■厚生労働省・日本先天異常学会が葉酸摂取を推奨している

こうしたことを受け、厚生労働省も葉酸摂取を推奨しているそうです。

厚生労働省は2000年から、妊娠が予定される女性は葉酸を1日400マイクロ・グラム(マイクロは100万分の1)摂取するよう推奨し、02年からは母子健康手帳の記述に盛り込まれた。

日本先天異常学会も妊娠を計画している女性または妊娠中の女性は神経管閉鎖障害(脳や脊髄の生まれつきの障害)を防ぐために葉酸の摂取を推奨しています。

日本先天異常学会からのメッセージ 葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう

妊娠を計画している女性、または妊娠中と考えられる女性が、妊娠前4週から妊娠12週までの期間、葉酸サプリメントによって毎日葉酸を 400 マイクログラム = 0.4 mgを摂取すると、お子さんに神経管閉鎖障害が起きるリスクが低下します。また、ご家族の中に神経管閉鎖障害患者を持つ方、あるいは過去に神経管閉鎖障害を持つお子さんを妊娠した経験がある方は、ハイリスク群と判断されます(神経管閉鎖障害を持つ児を妊娠する可能性が比較的高い)。

2000年に厚生労働省から妊娠を計画する女性は葉酸400μgを摂取するように推奨しています。

【参考リンク】

しかし、現状では葉酸サプリメントの摂取している妊娠を計画中の女性は少ないようで、神経管閉鎖障害の発生率は低下していないそうです。

しかし、現在わが国の妊娠女性の葉酸サプリメントの摂取率は10-20%に留まり(5、6)、神経管閉鎖障害の発生率は低下していません(3、7)。

葉酸の摂取率が少なく、その結果神経管閉鎖障害の発生率が低下していないのだとしたら、アメリカで行われている葉酸と鉄を強化した、強化小麦粉を義務付けるようなアプローチが必要なのかもしれません。

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

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【参考リンク】

■まとめ

葉酸はできれば、妊娠に気づく前から摂取したほうがよいようです。

二分脊椎については、「胎内で赤ちゃんの脊椎ができるのは妊娠初期なので、妊娠に気づいてからの摂取では遅い。

妊娠の可能性がある女性は、日頃から摂取を意識してほしい」と指摘している。

葉酸は妊婦だけでなく、すべての世代に必要な栄養素なので、葉酸を含む食品をバランスよく摂取していきたいものです。

→ 妊娠中に摂取したい葉酸の多い食べ物・食品・サプリ について詳しくはこちら

PS.葉酸は、枝豆やホウレンソウに含まれる水溶性のビタミンB群の一種なのだそうです。






2010年6月29日 @ 07:43

ロコモの要因となる3つの病気とは?|ロコモティブシンドロームチェック・ロコモにならないための運動のやり方




【目次】

■要介護にならないように 「ロコモ」に注目

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by Mario Mancuso(画像:Creative Commons)

要介護にならないように 「ロコモ」に注目

(2009/11/11、産経新聞)

メタボならぬロコモという言葉が近年、注目を集めている。

ロコモティブシンドロームの略語で、日本整形外科学会が提唱。

骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念だ。

ロコモかどうかをチェックする方法や、予防運動も作られ、専門家はロコモになる危険性を呼びかけている。

ロコモティブシンドロームは日本整形外科学会が提唱した、骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念です。

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■ロコモの要因となる病気は3種類

大江医師によると、ロコモの要因となる病気は3種類。

骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそしょう)症
▽関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症
▽神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症
-で、この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が落ちてしまうという。

ロコモティブシンドロームの要因となる病気は、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症の3つの病気。

こうした病気になることで、運動器の障害が生まれ、要介護状態になる危険性が高くなります。

●変形性膝関節症

関節痛は、高齢になると、ほとんどの方が持っているといわれています。

その関節痛の多くが、関節軟骨の磨耗が原因の、「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」です。

通常、軟骨は、柔軟性と弾力性、なめらかさを持っており、関節のスムーズな動きを支えています。

しかし、老化や過激な運動などで、軟骨の消耗が進むと、骨同士が直接こすれあい、強い痛みを感じます。

つまり、変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨のすり減りなどが原因となって、関節が変形したり、膝関節に炎症が起きたりすることで痛みが生じる病気です。

変形性膝関節症(関節痛や膝痛)に当てはまる方は、正座のしにくい方や階段の上り下りがつらい方、立ち仕事の多い方に多いです。

→ 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症 について詳しくはこちら

●脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなることで、背骨の内部の神経が圧迫されて足腰のしびれや痛みが出る病気です。

●骨粗しょう症

骨粗しょう症の原因は、カルシウム不足です。

血中のカルシウム濃度は一定ですので、カルシウムが不足し始めると、骨のカルシウムから補填をするようになります。

つまり、血中のカルシウムが不足すればするほど、骨のカルシウムも減っていくことで、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていきます。

また、日光にあたることもなく運動もあまりしない生活を続けていると、骨の形成に大切なビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になってしまいます。

→ 骨粗鬆症 について詳しくはこちら

■ロコチェック

記事には、ロコモティブシンドロームかどうかを点検する「ロコチェック」が紹介されていました。

点検項目は、
(1)片脚立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
(3)階段を上るのに手すりが必要
(4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
(5)15分くらい続けて歩けない
-の5種類。

上記の5種類のうち1つでも当てはまれば、「ロコモ」の可能性があるそうです。

■ロコトレ

また、ロコモにならないための運動「ロコトレ」も紹介されています。

骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋肉の訓練であるスクワットの2種類だ。

方法が詳しく紹介されていました。

開眼片足立ちの方法

  1. 1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げる。

スクワットの方法

  1. 1日に3度(1度に5・6回ずつ)椅子に腰をかけるようにお尻をゆっくり下ろす。

■まとめ

要介護状態を防ぐためにも運動器の健康維持が重要ですので、日頃から運動をするようにしましょう。

また、おすすめなのが「スロトレ」。

スロトレは、軽い負荷でありながらも、、すべての動作を“ゆっくり、止めずに、連続して行う”ことで筋肉が力を発揮している時間を引き延ばし休ませないため、筋肉量が増えるのに効果的なトレーニング方法です。

また、軽い負荷であるため、次のような方にもおすすめができます。

→ スロトレ について詳しくはこちら







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