「肝臓がん」カテゴリーアーカイブ

食欲不振の原因・メカニズム|なぜ肝炎・肝硬変・肝臓がんになると食欲がなくなるのか?|肝臓の病気の症状

> HOME > 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝臓の病気 > 肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサイン > 食欲不振の原因|なぜ肝炎・肝硬変・肝臓がんになると食欲がなくなるのか?|肝臓の病気の症状

肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)の症状として「食欲不振(食欲がない)」があります。

なぜ肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると食欲がなくなってしまうのでしょうか?




【目次】

■肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると食欲がなくなる原因

Appetite.

by John Nakamura Remy(画像:Creative Commons)

肝臓には主に代謝機能・解毒作用・消化という3つの機能があります。

「胆汁(たんじゅう)」は脂肪の消化吸収に必要な消化液です。

胆汁には、肝臓から送り出された脂質の消化吸収を助け、老廃物を流す働きがあります。

肝臓がもつ胆汁という消化液を作る機能がうまく働かず、胆汁がないと、食物中の脂肪を消化吸収できなくなり、食欲不振の原因となります。

【関連記事】

食欲不振の症状が現れる肝臓の病気としては、肝炎肝硬変肝臓がんが挙げられます。

しかし、食欲不振だけでは、肝臓の病気かどうかは判断できませんので、その他の症状が当てはまる場合で体調が気になる方は、血液検査を受けてみましょう。

→ 肝炎とは|肝炎(B型・C型・アルコール性)の症状・原因・チェック について詳しくはこちら

→ 肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

→ 肝臓がん|肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら




■肝臓の働きを助ける方法(食事・食品)

たんぱく質の摂取

肝臓の働きを助けるためには、タンパク質は欠かせません。

ただ、タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがなく、過剰に摂取すると腎臓に負担をかけることもあるので、必要な分だけ毎日摂ることが重要です。

1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を目安にしましょう。

【関連記事】

L-システイン

肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けてによれば、L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。

L-システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。

タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら

タウリンサプリ通販

不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸とは|オメガ3の効果・効能|オメガ3の多い食べ物・食品・ダイエット について詳しくはこちら

オメガ3サプリ通販

ルテオリン

エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大

名古屋市立大の研究グループ(内木綾助教)が、エゴマに含まれる抗酸化作用が強い「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。

緑茶

緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善によれば、非アルコール性脂肪肝(NASH)の患者がお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には抗酸化作用の高いものがよいようです。

レンコン

レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少

プロアントシアニジンは、肝臓中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。

プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら

まごわやさしい

脂肪肝の改善 内臓を若返らせるプロジェクト|たけしの本当は怖い家庭の医学

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

オルニチン

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒機能が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまうと考えられます。

そこで、最近では、オルニチンを含む食品を食べることが注目を集めています。

→ オルニチン について詳しくはこちら

肝臓を温める

肝臓を温めるとダイエット効果がある?肝臓を温める3つの方法|#サタデープラス 12月26日

1.肝臓をカイロで温める

肝臓の位置にカイロを貼り、外側から温めると、血流が増加し、代謝アップにつながるそうです。

肝臓の位置は、腹部の右上で、横隔膜の下にあります。

→ 肝臓の機能・働き・位置 について詳しくはこちら

2.毎日「茶節」(カツオ節の味噌汁+緑茶)を食べる

合わせ味噌・かつお節を入れて、緑茶を注ぐとできる「茶節」がよいそうです。

みそ:味噌は肝臓内に肥満を予防するアディポネクチンを作る

緑茶:カテキンは血糖値の上昇を緩やかにする

カツオ節:ヒスチジンは満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いでくれる

【関連記事】

3.食後にごろ寝する

ごろ寝をするときに、頭と足を20~30cmほど高くすることによって、肝臓に血液が集まり、肝臓の働きが活性化して、代謝アップにつながるそうです。

10~15分ほどでOK。

30分以上してしまうと、逆効果になってしまうそうです。

C型肝炎・NASHの人は鉄分の摂り過ぎには注意!

肝臓に良い食事は、肝臓の状態によって変わってきます。

C型肝炎・NASHの人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで、肝臓に炎症を引き起こすことがあるので、鉄分のとりすぎに注意しましょう。

魚や肉に含まれる赤身や内臓には鉄分が多く含まれます。

■まとめ

肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると、肝臓がもつ胆汁という消化液を作る機能がうまく働かず、食物中の脂肪を消化吸収できなくなり、食欲不振の原因となります。

肝炎・肝硬変・肝臓がんの恐れがあるので、その他の気になる症状が当てはまる場合には、血液検査を受けることをおすすめします。

→ 肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因 について詳しくはこちら




→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT)|肝臓の検査 について詳しくはこちら

→ 肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサイン について詳しくはこちら




【関連記事】
続きを読む 食欲不振の原因・メカニズム|なぜ肝炎・肝硬変・肝臓がんになると食欲がなくなるのか?|肝臓の病気の症状

エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果!|名古屋市大【論文・エビデンス】

健康・美容チェック > 肝臓ガン > えごま > エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大

脂肪肝とは、食べ過ぎや飲みすぎによって肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった肝臓の肥満症とも言える状態です。

肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった脂肪肝は、動脈硬化を始めとするさまざまな生活習慣病を引き起こす恐れがあります。

脂肪肝が気になるあなたも、脂肪肝の段階で改善できれば、健康で長生きができ、ワクワク楽しい生活ができますので、ぜひ脂肪肝のことを知って、生活習慣を変えていきましょう!




【目次】

■エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果

Test tube

by Vall d’Hebron Institut de Recerca VHIR(画像:Creative Commons)

エゴマに肝がん予防効果 名古屋市大が成分発見

(2015/10/24、日本経済新聞)

名古屋市立大の研究グループ(内木綾助教)が、エゴマなどのシソ科の種子に含まれるフラボノイドである「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。




■エゴマに含まれる「ルテオリン」が酸化ストレスを抑えられることでNASHの予防ができる

ラット肝組織像:「ルテオリン」の摂取は肝の炎症と線維化を抑制した
ラット肝組織像:「ルテオリン」の摂取は肝の炎症と線維化を抑制した

参考画像:増え続ける 新たな肝癌リスク “非アルコール性脂肪肝炎”予防に「エゴマ成分」が有効 (2015/10/16、名古屋市立大学プレスリリース)|スクリーンショット

増え続ける 新たな肝癌リスク “非アルコール性脂肪肝炎”予防に「エゴマ成分」が有効

(2015/10/16、名古屋市立大学プレスリリース)

このことから、老化状態では酸化ストレスがたまりやすく、NASH が進行する可能性や、「ルテオリン」が酸化ストレスを抑えることにより、NASHを予防することが明らかとなりました。

研究グループは細胞と細胞の間に存在し生体や組織を正常に保つ働きを持つ「ギャップ結合」という装置の機能が、老化したラットの幹細胞では著しく低下していることを明らかにしています。

NASHへの酸化ストレスの関わりから抗酸化作用を持つ「ルテオリン」にはNASHを予防する効果があるのではないかという仮説を立てて実験をしたところ、ギャップ結合が異常なラットでは、正常なラットと比較して、肝炎や肝線維化の程度が強く、NASHが信用しやすいことが分かり、また、ルテオリンを摂取させたグループではNASHの改善がみられることがわかりました。

酸化ストレスの原因となるサイトカインや活性酸素の量を調べてみると、ギャップ結合が異常なラットでは正常ラットと比べて高く、「ルテオリン」の摂取により下がったことから、エゴマに含まれる「ルテオリン」が酸化ストレスを抑えられることにより、NASHの予防ができることが明らかになりました。

また、ギャップ結合が異常なラットの肝臓では、正常なラットと比べてがんのもととなる病変(前がん病変)が多く発生し、「ルテオリン」をせっしゅしたグループではその数が減るという結果が出ています。

Bex1 遺伝子は NASH からがんが発生するとき、あるいはがん化した後も、増殖の維持に重要な役割を担っていることが、本研究で初めて解明されました。

brain expressed, X-linked 1 (Bex1)は NASH からがんが発生するときやがん化した後も増殖の維持に重要な役割をになっていることが分かったことにより、NASHの治療法開発に役立つことが期待されます。

ルテオリンとギャップ結合によるNASHとがん化の予防機構
ルテオリンとギャップ結合によるNASHとがん化の予防機構

参考画像:増え続ける 新たな肝癌リスク “非アルコール性脂肪肝炎”予防に「エゴマ成分」が有効 (2015/10/16、名古屋市立大学プレスリリース)|スクリーンショット

■まとめ

NASHが進行すると肝ガンが起こる可能性があることから、その予防・対策が必要ですが、今回の研究で分かったことにより、エゴマに含まれる「ルテオリン」を日常的に摂取することで脂肪肝やNASH、肝臓ガンを予防することができるかもしれません!

→ 肝臓がん予防によい食事・食べ物 について詳しくはこちら

→ エゴマの健康効果 について詳しくはこちら




→ NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法 について詳しくはこちら

→ 肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら




【参考リンク(論文・エビデンス)】
続きを読む エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果!|名古屋市大【論文・エビデンス】

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

【目次】




■糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

Diabetes

by Fotos GOVBA(画像:Creative Commons)

なぜ糖尿病の人は「がん」になりやすいのか?

(2015/2/18、プレジデント社)

「日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて1.2倍がんになりやすく、特に、大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高い」。船橋市立医療センター代謝内科部長の岩岡秀明さんは、そう指摘する。

まとめます。

  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、1.2倍がんになりやすい
  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、大腸がんになるリスクは1.4倍
  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、肝臓ガンになるリスクは1.97倍
  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、膵臓がんになるリスクは1.85倍

記事によれば、糖尿病の人がなぜがんになりやすいのかについてのメカニズムははっきりとわかっていないそうですが、インスリンは細胞を成長させ増殖させるホルモンなので、インスリンが増えると細胞のがん化につながるのではないか、また高血糖による炎症ががんを招いているのではないか、などが考えられるようです。

ただ、膵臓がんに関しては、膵臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人が膵臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。

すい臓がんやその治療によってインスリンが不足したり出なくなったりして糖尿病になる場合もあり、糖尿病の陰にすい臓がんが隠れていることもあります。

膵臓がんはほとんど自覚症状がなく、また発見するのが難しい病気ですので、糖尿病または糖尿病予備軍と診断された場合には、その点をチェックしていただくとよいかもしれません。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら







■糖尿病の予防

亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。

→ 亜鉛を含む食品 についてはこちら

【関連記事】

亜鉛サプリ通販

タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ないそうです。

タウリンを含む食品 についてはこちら

【関連記事】

タウリンサプリ通販

【糖尿病の症状】
続きを読む 糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

飲酒はがんの原因なのか?|肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんのリスクが高くなる

> 健康・美容チェック > がん > 飲酒はがんの原因なのか?|肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんのリスクが高くなる




■飲酒はがんの原因なのか?|肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんのリスクが高くなる

Whisky

by Phil Long(画像:Creative Commons)

がんのリスク・マネジメント:(11)飲酒はがんの原因なのか

(2008/9/2、毎日新聞)

飲酒はがんの原因なのでしょうか。

大勢の人を飲酒習慣や量で分けて、がんの発生や死亡のリスクを比較する研究は、欧米を中心に数多く行われています。前回紹介した最近の国際的な評価では、アルコールが直接触れる消化管(口腔・咽頭・喉頭・食道)、アルコールを代謝する肝臓、そして女性ホルモンの影響が大きい乳房のがん、大腸がんのリスクが確実に高くなるとされています。

これらのがんについて、日本国内のがん予防法開発に関する研究班で、2008年7月現在、肝臓、食道、大腸については確実と判定しています。

最近の国際的な評価では、アルコールが直接触れる消化管(口腔・咽頭・喉頭・食道)、アルコールを代謝する肝臓、そして女性ホルモンの影響が大きい乳房のがん、大腸がんのリスクが確実に高くなるとされています。

また、日本におけるアルコールによるがんのリスクは、2008年7月現在、肝臓、食道、大腸については「確実」と判定されています。

アルコールのがんのリスクに対する国際的な評価と日本の評価では分かれる点もあるようですが、肝臓、食道、大腸については共通した意見のようです。

がん最新ニュースまとめによれば、大量飲酒は肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんなどのガンのリスクを上げる条件となっています。

→ 大腸がんの症状・初期症状・原因 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 飲酒はがんの原因なのか?|肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんのリスクが高くなる

発熱|なぜ肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると「微熱がある」という症状が現れるのか?

> 健康情報 > 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝臓の病気 > 肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサイン > 発熱|なぜ肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると「微熱がある」という症状が現れるのか?

肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)の症状として「発熱・微熱」があります。

なぜ肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると「発熱・微熱」という症状が現れるのでしょうか?




【目次】

■発熱の3つの役割

Fever

by Lorenzo(画像:Creative Commons)

発熱の役割には、1.ウイルスの増殖を抑制、2.白血球の活性化、3.免疫機能を高めるという3つの役割があります。

1.病原菌の増殖が抑制される

かぜなどのウイルスは、低温のほうが繁殖しやすいという性質を持っていますが、発熱するとそれが抑制されます。

2.白血球の機能が促進される

白血球の動きが活発になり、侵入した外敵を食べる作用が活発になります。

3.免疫応答が促進される

外敵と戦うと免疫機能が高まります。

【参考リンク】

■肝臓の病気になると「発熱・微熱」という症状が現れる原因

Terrible Fever

by Ankarino(画像:Creative Commons)

急性肝炎の症状には、発熱・のどの痛み(咽頭痛:上は鼻腔・前は口腔・下は食道・喉頭に挟まれた部分が痛む)・頭痛といった「感冒様症状(かんぼうようしょうじょう)」(わかりやすくいえば風邪になったときに現れる症状)が現れます。

【参考リンク】

また、肝硬変や肝臓がんなどの症状として「発熱・微熱」が現れます。

肝臓の病気と発熱の関係(メカニズム)について調べてみたところ、肝臓の病気になると発熱という症状が現れると書かれているところは多かったのですが、肝臓の病気と発熱のメカニズムについて書かれているところはほとんどありませんでした。

その中でも、肝臓の病気になると発熱するメカニズムは、1.肝機能の低下で免疫力が低下し発熱、2.肝臓の炎症で発熱、という大きく分けて2つの原因が紹介されていました。

1.肝機能の低下で免疫力が低下し発熱

ダイエット脂肪肝|春が危ない!免疫力低下の原因は肝臓|世界一受けたい授業 4月21日によれば、肝臓は免疫をつかさどる臓器とも呼ばれているそうです。

私達の体の中のすべての血液は必ず肝臓を通るようにできていて、体の不調を見つけると治す指示を送っています。

例えば、ニキビが出来ると、そのシグナルが肝臓に伝わり、肝臓から「ニキビを治してください」という警報が血液を介して免疫が活性化されて、ニキビを治してくれます。

脂肪肝をはじめとする肝臓の病気になると、血管が細くなって血流が緩やかになり、肝臓の活動が鈍くなってしまい、免疫力が低下してしまうと考えられます。

そこで、免疫力が低下した体を守るために、1.ウイルスの増殖を抑制、2.白血球の活性化、3.免疫機能を高めるという3つの役割を持つ「発熱」という症状が起きると考えられるのです。

ちなみに、胆道がん|愛知県がんセンター中央病院では、胆道がんの症状として、発熱があると紹介されており、その原因として次のように書かれています。

胆汁がうっ滞し、細菌に感染すると、発熱を起こす。

2.肝臓の炎症で発熱

肝臓に炎症が起きたことで発熱を起こすと紹介されているところもありました。

今後、肝臓の病気と発熱のメカニズムについて最新情報がわかりましたら、紹介したいと思います。




■肝臓の働きを助ける方法(食事・食品)

たんぱく質の摂取

肝臓の働きを助けるためには、タンパク質は欠かせません。

ただ、タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがなく、過剰に摂取すると腎臓に負担をかけることもあるので、必要な分だけ毎日摂ることが重要です。

1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を目安にしましょう。

→ 肝臓の働きを高めるたんぱく質|「卵」には必須アミノ酸がバランス良く含まれている について詳しくはこちら

L-システイン

肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けてによれば、L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。

L-システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。

タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら。

タウリンサプリ通販

不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸とは|オメガ3の効果・効能・ダイエット|オメガ3の多い食べ物・食品 について詳しくはこちら

オメガ3サプリ通販

ルテオリン

エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大

名古屋市立大の研究グループ(内木綾助教)が、エゴマに含まれる抗酸化作用が強い「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。

緑茶

緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善によれば、非アルコール性脂肪肝(NASH)の患者がお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には抗酸化作用の高いものがよいようです。

レンコン

レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少

プロアントシアニジンは、肝臓中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。

プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら

まごわやさしい

脂肪肝の改善 内臓を若返らせるプロジェクト|たけしの本当は怖い家庭の医学

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

オルニチン

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒機能が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまうと考えられます。

そこで、最近では、オルニチンを含む食品を食べることが注目を集めています。

→ オルニチン について詳しくはこちら

肝臓を温める

肝臓を温めるとダイエット効果がある?肝臓を温める3つの方法|#サタデープラス 12月26日

1.肝臓をカイロで温める

肝臓の位置にカイロを貼り、外側から温めると、血流が増加し、代謝アップにつながるそうです。

肝臓の位置は、腹部の右上で、横隔膜の下にあります。

→ 肝臓の機能・働き・位置 について詳しくはこちら

2.毎日「茶節」(カツオ節の味噌汁+緑茶)を食べる

合わせ味噌・かつお節を入れて、緑茶を注ぐとできる「茶節」がよいそうです。

みそ:味噌は肝臓内に肥満を予防するアディポネクチンを作る

緑茶:カテキンは血糖値の上昇を緩やかにする

カツオ節:ヒスチジンは満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いでくれる

【関連記事】

3.食後にごろ寝する

ごろ寝をするときに、頭と足を20~30cmほど高くすることによって、肝臓に血液が集まり、肝臓の働きが活性化して、代謝アップにつながるそうです。

10~15分ほどでOK。

30分以上してしまうと、逆効果になってしまうそうです。

C型肝炎・NASHの人は鉄分の摂り過ぎには注意!

肝臓に良い食事は、肝臓の状態によって変わってきます。

C型肝炎・NASHの人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで、肝臓に炎症を引き起こすことがあるので、鉄分のとりすぎに注意しましょう。

魚や肉に含まれる赤身や内臓には鉄分が多く含まれます。

■まとめ

肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると「発熱・微熱」という症状が現れることがあります。

「かぜかな」と思っていても実は肝臓の病気だったということもあります。

風邪に似た症状が現れ、また肝機能が低下した時の症状に当てはまる場合には、一度血液検査を受けましょう。

→ 肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因 について詳しくはこちら




→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT)|肝臓の検査 について詳しくはこちら

→ 肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサイン について詳しくはこちら




■肝臓の病気の症状

続きを読む 発熱|なぜ肝臓の病気(肝炎・肝硬変・肝臓がん)になると「微熱がある」という症状が現れるのか?