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【目次】
■ブロッコリーを食べると脂肪肝が予防できる!?

ブロッコリー「最強野菜」の証明 「万病の元」脂肪肝と肝臓がんを防ぐ
(2016/1/17、東京スポーツ)
研究チームは、マウスに次の4種類のエサを与える実験をした。
(1)普通のエサ。
(2)普通のエサに10%の重量のブロッコリーを混ぜる。
(3)脂肪と糖分の多いエサ。
(4)脂肪と糖分の多いエサに10%の重量のブロッコリーを混ぜる。
そして、それぞれのマウスに発がん性物質を繰り返し与え、6カ月後に肝臓の状態を調べた。すると、(3)の脂肪と糖分の多いエサを食べたマウスは特にがんの発症率と中性脂肪の量が多かった。それでも、(4)のブロッコリーを混ぜたマウスは、(3)に比べて中性脂肪の量が少なく、がんの発症率も低かった。また、がんを発症した場合でも進行の度合いが遅かったという。
米イリノイ大学のエリザベス・ジェフリー教授らの研究チームが行なったマウスの実験によれば、エサにブロッコリーを混ぜたマウスは中性脂肪の量が少なく、がんの発症率も低かったそうです。
高脂肪、高砂糖食を摂取すると、NAFLDの発症と関連し、肝硬変や肝臓がんのような病気につながるのですが、新しい研究によれば、ブロッコリーを含んだ食事で肝臓がんの予防やNAFLDの発症に対抗する助けになる可能性があります。
この研究を参考にすれば、ブロッコリーを食べると、脂肪肝や肝臓がんの予防につながることが期待できます。
■なぜブロッコリーを食べると、脂肪肝の予防につながるの?
では、なぜブロッコリーを食べると、脂肪肝の予防につながるのでしょうか?
ブロッコリー新芽由来の成分「スルフォラファン」に肝機能改善効果―カゴメで紹介したカゴメと東海大学医学部付属東京病院の研究によれば、ブロッコリー新芽由来の機能成分「スルフォラファン」が「γ-GTP」といった肝機能の数値を改善したという結果が確認されたそうです。
肝機能の数値が気になる方は食事の中にブロッコリーを取り入れましょう!
ブロッコリーがない場合は、ブロッコリーと同じアブラナ科の野菜(ケール・芽キャベツなど)をとるといいそうですよ。
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