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皮膚がかゆくなる|なぜ肝機能が低下するとかゆみの症状が出るのか?

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なぜ肝機能が低下すると「かゆみ」という症状が現れるのでしょうか。




【目次】

■なぜ肝機能が低下するとかゆくなるのか?

Itchy Beard

by Jo Jakeman(画像:Creative Commons)

かゆみ(皮膚掻痒(そうよう))

(2006/10/1、がん情報サービス)

黄疸のあるときには、ビリルビンや胆汁酸などの物質が血液中や組織内に増加して、皮膚の末梢神経を刺激するため、かゆみが生じるといわれています。

血中にビリルビンや胆汁酸という物質が増加すると、皮膚の末梢神経に刺激を与えることで、かゆみが生じると考えられます。

ビリルビンは、赤血球に含まれる酸素や二酸化炭素を運ぶヘモグロビンの一部が代謝されて出来たものです。

通常、ビリルビンは肝臓に運ばれて、グルクロン酸という物質と結合し、胆汁(肝臓で生成される消化液)として胆管を通り、胆汁の成分として腸の中に排出されています。

しかし、肝臓に炎症などのトラブルがあると、胆汁中にビリルビンを排出できなくなり、血液中でビリルビン濃度が高くなると考えられます。

→ 肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値 について詳しくはこちら




●タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら

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●不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸とは|オメガ3の効果・効能・ダイエット|オメガ3の多い食べ物・食品 について詳しくはこちら







■肝臓の病気の症状

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体がだるい(倦怠感)|なぜ肝機能が低下すると疲れやすくなるのか?

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肝機能低下の症状には「疲れやすい」「体がだるい(全身の倦怠感)」という症状が現れることがありますが、なぜ、肝機能が低下すると、「疲れやすい」「体がだるい(全身の倦怠感)」という症状が現れるのでしょうか?

まずは、肝臓の機能について紹介します。




【目次】

■肝臓の機能

肝臓には代謝や解毒といった身体にとって大事な機能があります。

[肝臓の機能1]代謝機能

栄養素を分解したり合成したりして身体が利用できる形に作り変えるために、栄養素を分解・合成する機能。

この代謝作用が肝臓機能の中でも最も重要なものです。

(アルコールの分解)

アルコールは、90%以上が肝臓で代謝されます。

そしてアセトアルデヒドに分解され、その後、酢酸、水に変わります。

飲み過ぎ等でアセトアルデヒドが蓄積すると、二日酔い、肝障害などの原因となります。

[肝臓の機能2]解毒作用

食べ物や飲み物の中には、栄養となるもの以外に有毒なものが含まれていることがあり、有害物質の多くは腸から吸収され肝臓に集まってきます。

肝臓は自分の持っている解毒作用の働きによって、これらを無毒化して体外に排出する働きがあります。

■なぜ、肝機能が低下すると、「疲れやすい」「体がだるい(全身の倦怠感)」という症状が現れるのか?

tired

by nigelpepper(画像:Creative Commons)

肝臓に負担をかける原因として多くの人が思っているのは「アルコール」だと思いますが、食べ過ぎや運動不足による肥満やストレスなど他の原因も肝臓に負担を与えています。

運動不足や甘い物のとり過ぎで、体の中の中性脂肪肝臓に溜まり、脂肪肝になります。

食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲みすぎだけでなく、体の疲れの原因である「睡眠不足」や「ストレス」といったものが、肝臓に負担をかけることにより、肝機能が低下し、ますます疲れてしまうのです。

最初は症状も無いのですがエスカレートすると、全身倦怠感があって疲れているので寝る→起きて食べる→寝るというサイクルになってしまって脂肪肝はドンドン悪くなっていきます。

そして脂肪肝が肝炎に、肝炎が肝硬変になり、肝臓がんにつながってしまう事もあります。

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■肝臓の代謝機能を助ける方法

たんぱく質の摂取

肝臓の働きを助けるためには、タンパク質は欠かせません。

ただ、タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがなく、過剰に摂取すると腎臓に負担をかけることもあるので、必要な分だけ毎日摂ることが重要です。

1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を目安にしましょう。

→ 肝臓の働きを高めるたんぱく質|「卵」には必須アミノ酸がバランス良く含まれている について詳しくはこちら

Lーシステイン

肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けてによれば、L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。

L-システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。

タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら。

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不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

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ルテオリン

エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大

名古屋市立大の研究グループ(内木綾助教)が、エゴマに含まれる抗酸化作用が強い「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。

緑茶

緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善によれば、非アルコール性脂肪肝(NASH)の患者がお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には抗酸化作用の高いものがよいようです。

レンコン

レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少

プロアントシアニジンは、肝臓中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。

プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。

→ 中性脂肪とは? について詳しくはこちら

まごわやさしい

脂肪肝の改善 内臓を若返らせるプロジェクト|たけしの本当は怖い家庭の医学

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

オルニチン

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒機能が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまうと考えられます。

そこで、最近では、オルニチンを含む食品を食べることが注目を集めています。

→ オルニチン について詳しくはこちら

肝臓を温める

肝臓を温めるとダイエット効果がある?肝臓を温める3つの方法|#サタデープラス 12月26日

1.肝臓をカイロで温める

肝臓の位置にカイロを貼り、外側から温めると、血流が増加し、代謝アップにつながるそうです。

肝臓の位置は、腹部の右上で、横隔膜の下にあります。

→ 肝臓の機能・働き・位置 について詳しくはこちら

2.毎日「茶節」(カツオ節の味噌汁+緑茶)を食べる

合わせ味噌・かつお節を入れて、緑茶を注ぐとできる「茶節」がよいそうです。

みそ:味噌は肝臓内に肥満を予防するアディポネクチンを作る

緑茶:カテキンは血糖値の上昇を緩やかにする

カツオ節:ヒスチジンは満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いでくれる

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3.食後にごろ寝する

ごろ寝をするときに、頭と足を20~30cmほど高くすることによって、肝臓に血液が集まり、肝臓の働きが活性化して、代謝アップにつながるそうです。

10~15分ほどでOK。

30分以上してしまうと、逆効果になってしまうそうです。

C型肝炎・NASHの人は鉄分の摂り過ぎには注意!

肝臓に良い食事は、肝臓の状態によって変わってきます。

C型肝炎・NASHの人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで、肝臓に炎症を引き起こすことがあるので、鉄分のとりすぎに注意しましょう。

魚や肉に含まれる赤身や内臓には鉄分が多く含まれます。

■まとめ

肝臓には代謝機能と解毒機能があり、肝機能障害になったり、肝臓に負担をかかると、肝機能が低下し、ますます疲れてしまいます。

ただ、「疲れやすい」「だるい」といった症状の原因には、肝機能低下のほかにも様々な原因が考えられます。

貧血

糖尿病

目の疲れ

目の痙攣

目の下のクマ(くま)

目のかすみ

肝臓の病気(肝機能の低下)

腎臓の病気(腎機能の低下)

低血圧

「疲れやすい」「体がダルイ」という症状のほかにどのような症状が出ているか、日ごろの生活習慣で気になることはないか、血液検査の数値などをチェックして、気になる場合には一度病院で診てもらいましょう。

→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT) について詳しくはこちら







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肝臓の代謝促進に欠かせない「L-システイン」 必要量摂取、毎日心掛けて!

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【目次】

■なぜ肝臓の数値が悪い女性が多いの?

Mirror, mirror on the wall...

by Brian Bilek(画像:Creative Commons)

肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けて

(2010/6/30、MSN産経)

「健康診断を受ける女性の血液検査の結果をみると、病気かと疑うぐらい肝機能の数値が悪い人が少なくない」。

女性専門の健診施設「イーク丸の内」(東京都千代田区)の仲眞美子院長はこう指摘し、女性の肝臓が弱っていることを心配する。

記事によれば、健康診断を受けた女性の血液検査の結果を見ると、肝臓の数値が悪い人が多いそうです。

なぜ、女性に肝臓の数値が悪い人が多いのでしょうか。

肝臓は一般的にはアルコールを分解する臓器として知られる。

しかし、仲院長は「肝臓には女性ホルモンを分解する働きもあるので、肝臓を再生させるためのタンパク質を女性は男性以上に取る必要がある。

それなのにカロリー重視のためか食べる量が少なく、必要な栄養が取れていない女性が多い」と話す。

肝臓には女性ホルモンを分解する働きがあり、肝臓を再生するためのたんぱく質を男性以上に摂取する必要があるそうです。

しかし、ダイエットのためか必要な栄養が取れていないことから、肝臓の数値が悪化しているようです。

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こうした肝臓の数値が悪化している女性には、さまざまな不調が現れているようです。

こうした女性の多くは疲れや貧血、肌荒れなどさまざまな不調を感じている。

中でも「疲れ」を感じる女性は同クリニックで健診を受けた女性の半数以上に上るという。

肝臓の機能を取り戻すためには、たんぱく質をしっかりと取ることが重要です。

肝臓がしっかり働くためには肉や卵は不可欠な食材。タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがない。

また、過剰に取ると腎臓に負担をかけることもあり、必要な分だけ毎日取ることが大切だ。

1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を取るようにしたい。

ただ摂りすぎても体に負担がかかるため、毎日必要な分を摂らなければならないようです。




■肝臓の代謝促進に欠かせない「Lーシステイン」

記事の中では、さらに肝臓には「L-システイン(エルシステイン)」というアミノ酸が欠かせないと紹介しています。

また、肝臓の代謝促進に欠かせないのが「L-システイン」というアミノ酸。L-システインを含む医薬品やサプリメントは、美肌やシミ対策に効果があることをうたっているものが多いが、本来は肝臓の代謝をサポートし二日酔いや倦怠(けんたい)感を取る目的で使われてきた成分だ。

料理研究家の松見早枝子さんは、L-システインが雑穀やはちみつ、柑橘(かんきつ)類の皮などに多く含まれていることに着目、こうした食材を使った料理を紹介している。

松見さんは「内臓と顔は一緒で、内臓の調子の良しあしが顔の肌質や肌色にも影響を与える。特にこれからの季節は、シミ対策としても肝臓の代謝機能の促進は不可欠。美肌のためにも必要な栄養をしっかり取ることが大事」とアドバイスしている。

L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。

L-システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。

肝臓の代謝を助けるためにもこうした栄養素を含む食品をしっかりと摂りたいですね。

→ 肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所) について詳しくはこちら







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手のひらが赤くなる|なぜ肝臓が悪くなると掌が赤くなるのか?

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肝硬変|肝炎情報センターでは、肝硬変の症状の一つとして、「手掌紅班」が挙げられています。

肝臓の病気の初期症状として「手のひらが赤くなる(手掌紅斑)」がありますが、なぜ「手のひらが赤くなる」という症状が起こるのでしょうか。




【目次】

■手のひらが赤くなる(手掌紅斑)症状

手のひらが赤くなる|なぜ肝臓が悪くなると掌が赤くなるのか?
手のひらが赤くなる|なぜ肝臓が悪くなると掌が赤くなるのか?

isco|unsplash

手掌紅斑|肝炎辞典|肝炎.net

手のひらの母指球(親指の付け根の膨らみ)や子指球(小指の付け根の膨らみ)などが、斑状に赤紫になった状態。

肝臓病の初期症状として、親指と小指の付け根の膨らんだところが>斑状に赤くなる(赤紫色になる)脂肪肝より少し進んでいる場合があり、肝硬変慢性肝炎の恐れがあるので、血液検査を受けたほうが良いそうです。

→ 肝炎とは|肝炎(B型・C型・アルコール性)の症状・原因・チェック について詳しくはこちら

→ 肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・食事 について詳しくはこちら




■手のひらが赤くなる(手掌紅斑)原因|なぜ肝臓が悪くなると手のひらが赤くなるのか

手掌紅斑|肝炎辞典|肝炎.net

手掌紅斑の原因は、肝機能障害によって肝臓でエストロゲンの処理ができなくなり、血液中のエストロゲンが上昇するためと考えられている。

肝臓では血管拡張作用があるエストロゲンの処理を行なっています。

肝機能低下によって肝臓でエストロゲンの処理ができなくなると、血液中のエストロゲンが上昇することにより、掌が斑状に赤くなると考えられます。

また、手掌紅斑はクモ状血管拡張(胸の上部や首、上腕などにクモの巣状の毛細血管が浮き出て、赤い斑点ができる)という症状が一緒に起こることが多いです。

→ 肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値 について詳しくはこちら

■まとめ

肝臓の病気になり、肝機能が低下すると、手のひらが赤くなるという症状が起こることがあります。

特徴としては、手の平全体が赤くなるのではなく、真ん中は白いままで、親指の付け根と小指の付け根の膨らんだところが赤くなります。

手掌紅斑が現れている場合には、脂肪肝より少し進んでいる場合があり、肝硬変や慢性肝炎の恐れがあるので、血液検査を受けることをおすすめします。

→ 肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因 について詳しくはこちら

→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT)|肝臓の検査 について詳しくはこちら




→ 肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサイン について詳しくはこちら




■肝臓を助ける栄養・食事

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カフェインには脂肪肝を改善する効果がある!|体脂肪を燃やすためには運動前にコーヒーを飲むとよい!?【論文・エビデンス】

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【目次】

■カフェインには脂肪肝を改善する効果がある!?

コーヒーや紅茶を飲むと肝臓が健康になる!?:研究結果

(2013/8/21、IRORIO)

デュークNUS医科大学院とデューク大学医学部からなるリサーチチームがおこなった研究によると、カフェインには脂肪肝を改善する効果があることがわかったそう。

脂肪肝とは、肝臓に脂肪が蓄積した状態のこと。糖尿病肥満の患者の70%は非アルコール性脂肪性肝疾患に侵されているとされているが、モニタリングしづらい上に効果的な治療法がない難しい病気として知られている。

実験では、高脂肪の食事を与えて脂肪肝にさせたマウスにカフェインを与えて様子を見たところ、カフェインが肝細胞内の脂質に働きかけて新陳代謝を促進していることが判明。その結果、肝臓の脂肪分が減少していったという。

同研究をおこなったリサーチチームよれば、この効果を得るためには、カフェイン入りのコーヒーまたは紅茶などを1日4杯ほど飲む必要があるそう。

デュークNUS医科大学院とデューク大学医学部のチームによる研究によれば、カフェインが含まれるコーヒーや紅茶を飲むと、肝臓の脂肪が減少し、脂肪肝を改善する効果があることがわかったそうです。

以前紹介した記事によれば、コーヒーの中に含まれる「カフェイン」は、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用を持つため、脂肪の分解がより進むようになるということでした。

そうした効果により、カフェインが脂肪肝の改善に役立つのだと考えられます。

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ダイエット時に注意したい5つの飲み物

コーヒーに含まれているカフェインは、
①眠気を防ぎ作業効率を上げる、
②脂肪分解酵素を活性化させてくれる、
③胃酸を分泌して消化を助ける、
④利尿作用があり、老廃物の排出を助ける、
という効果があります。




■体脂肪を燃やすためには運動前にコーヒーを飲むとよい!?

“体脂肪減少”の近道は運動前のコーヒー

(2005/1/24、nikkei BPnet)

筋肉が消費するカロリーは、筋肉中に蓄えられているグリコーゲンなどの糖類と、体脂肪が分解されて血液中に溶け出している脂肪酸の2種類がある。

しかし、短い時間に運動をすると、グリコーゲンの方がまず使われて、脂肪酸は使われない。

というのも、脂肪酸を使うには、まず脂肪を分解する必要があるからだ。

脂肪酸は、15分程度の運動により初めて、血液中に出回り始める。

すると筋肉はこの脂肪酸を燃やしてエネルギーを得るということになる。

この過程において、コーヒーの中に含まれる「カフェイン」は、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用を持つ。

つまりカフェインがあると、脂肪の分解がより進むようになるわけだ。

実際、コーヒーを飲んだ後に血液中の脂肪酸の量を調べると、水しか飲まなかった場合に比べ、脂肪酸量は増えることが分かっている。

その量は、コーヒーを飲まなかった場合と比べて2倍程度にもなるという。

コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪分解酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用があり、コーヒーを飲んだ場合は、水を飲んだ場合に比べて、脂肪酸の量は2倍になるそうです。

どのように飲むとより効果的なのでしょうか?

体脂肪を効率よく燃やすには、コーヒーを飲むタイミングも重要といえる。

カフェインの濃度が血液中で最大になるのは、飲んでからおよそ20〜30分後だからだ。

つまり、コーヒーを飲んでから20〜30分後に運動を始めるといい。

ただしこの場合、コーヒーはブラックで飲むことが望ましい。

糖分を一緒に取ると、脂肪の燃焼を高める効果が薄れるというのがその理由だ。

また運動は、ウオーキングやジョギングなど体への負担の少ないものにすることも肝心だ。

激しい運動では、脂肪ではなくグリコーゲンが燃やされるからだ。

体脂肪を効率良く燃やすには、

  1. コーヒーを飲んでから20〜30分後に運動を始めること
  2. コーヒーはブラックで飲むこと
  3. ウォーキングやジョギングなど体への負担の少ないものにすること

を守ると、より効果的なようです。







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