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熱中症で死亡した人の9割が屋内|65歳以上の高齢者やエアコン不使用のケースが多い!

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■熱中症で死亡した人の9割が屋内

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by Trevor Hurlbut(画像:Creative Commons)

熱中症で死亡、9割が屋内 エアコン不使用のケース多く

(2016/6/30、朝日新聞)

東京23区内でこの5年間に熱中症で死亡した人の9割が屋内で発見されていたことが、東京都監察医務院の死因調査でわかった。

東京都監察医務院の死因調査によれば、東京23区内でこの5年間に熱中症で死亡した人の9割が屋内で発見されていたそうです。

<汗ばむ季節>熱中症の意外な誤解 正しい知識で予防を

(2017/6/10、毎日新聞)

発症場所の1位が居間、2位が寝室、3位がトイレとの統計があるため、それらが発症の危険性が高い場所だと思われている。

現実には若者の熱中症患者のほとんどがスポーツや肉体労働の最中に屋外で発症しており、高齢者が日常生活の中で発症するケースは屋内と屋外が半々だという。

帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の発症場所は統計上室内となっているが、居間は生活する時間が長い場所で、寝室は体調が悪くなって休んでいる場所で、トイレは吐いたりする場所であるため、家の中が熱中症の発症リスクが高いというわけではないそうです。

■エアコン不使用のケースが多い

この5年間に熱中症で死亡したのは計365人(男性219人、女性146人)で、うち328人(90%)が屋内で見つかっていた。328人の中で、エアコンがあったのは160人、なかったのは134人、不明34人。エアコンがあるのに発見時に使われていなかったのは138人だった。一人暮らしは203人。

エアコンがない人やエアコンがあるのに発見時には使っていなかった人に熱中症でなくなったケースが多いようです。

熱中症は自宅での発症が最も多い!熱中症になったらどう対処したらよいか?で紹介した独立行政法人・国立環境研究所によれば、熱中症で緊急搬送された人のうち、自宅での発症が最も多かったそうです。

その理由としては2つ。

1.住宅の密閉性

今の住宅は密閉性が高く風通しが悪く、窓を閉め切り冷房を使わないと、室内は外気温以上に上がること。

2.高齢化

体温の調節機能が衰え、熱中症になりやすい高齢者が室内にいる割合が高くなったこと。

室内での死亡例を見ると、エアコンが作動していなかったケースが目立つため、室温28度、湿度70%を超えたらエアコンを使ったほうがいいようです。

■65歳以上の高齢者が多い

死亡者全体の365人でみると、65歳以上は290人(79%)。

高齢者が熱中症になりやすいのは、主に加齢による体の衰えが原因です。

気温の上昇に鈍感になり、脱水症状が始まっても自分で体の異変に気付きにくくなります。

また、熱中症は、高血圧糖尿病など持病がある人も重症化しやすいので注意が必要です。

■熱中症対策(応急処置)

それでは、熱中症になったら、どうすればよいのでしょうか?

(1)涼しい場所に移し、衣服をゆるめてリラックスさせる

建物が近くにない場合には日陰で休ませましょう。

建物が近くにあればエアコンの効いた部屋で休ませましょう。

(2)首筋、脇の下、脚の付け根を(冷たいペットボトルなどを使って)冷やす

脈拍のとれる位置は血管が皮膚に近いため、そこを冷やすと、冷却された血液が全身を巡ることで、クールダウンします。

(3)顔が赤いときは頭を高く、青白ければ足を高くして寝かせる

(4)意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる

水分だけでなく塩分などの電解質も失われていると考えられますので、水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合された経口補水液を利用しましょう。

(5)皮膚が熱ければ、風を送ったり熱い部分にぬれタオルを当てる

(6)皮膚が冷たければぬれタオルをしぼり、冷たい部分をマッサージ

(7)意識がなかったり、急に体温が上がったらすぐ救急車を呼ぶ

<汗ばむ季節>熱中症の意外な誤解 正しい知識で予防を

(2017/6/10、毎日新聞)

三宅センター長は、Fluid(水分補給)▽Icing(冷やす)▽Rest(安静にさせる)▽Emergency call(救急車を呼ぶ)--の四つを挙げる。覚え方は「FIRE」。ただし、行う順番は逆からで、まず救急車を呼び、患者を涼しい所に運んで服を緩めて安静にさせ、首や脇の下や太ももの付け根を冷やして、できれば水分補給をさせる。

帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の応急手当は「FIRE」で覚えるとよいそうです。

ただし、行う順番はつづりとは逆の順番で行なうそうです。

E(Emergency call:救急車を呼ぶ)

→R(Rest:涼しい場所に運んで安静にする)

→I(Icing:首筋、脇の下、脚の付け根など血管が皮膚に近い場所を冷やす)

→F(Fluid:水分補給)

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら







【関連記事】
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高齢者の熱中症、6割が自宅で発症している!?その理由とは?

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■高齢者の熱中症、6割が自宅で発症している!?その理由とは?

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by Transformer18(画像:Creative Commons)

冷房我慢しないで…高齢者熱中症、6割が自宅で

(2011/7/30、読売新聞) 

昨年の夏に熱中症で救急搬送された65歳以上の患者のうち6割は自宅で発症していたことが、筑波大学と国立環境研究所の調査でわかった。

<中略>

高齢者は、熱中症にかかると重症化しやすく、暑さも感じにくくなる傾向がある。

筑波大学と国立環境研究所の調査によれば、2010年の夏に熱中症で緊急搬送された65歳以上の患者のうち6割が自宅で発症したそうです。

高齢者は暑さが感じにくくなる傾向があり、また、節電のために、冷房を我慢しているということも影響しているようです。

<汗ばむ季節>熱中症の意外な誤解 正しい知識で予防を

(2017/6/10、毎日新聞)

発症場所の1位が居間、2位が寝室、3位がトイレとの統計があるため、それらが発症の危険性が高い場所だと思われている。

現実には若者の熱中症患者のほとんどがスポーツや肉体労働の最中に屋外で発症しており、高齢者が日常生活の中で発症するケースは屋内と屋外が半々だという。

帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の発症場所は統計上室内となっているが、居間は生活する時間が長い場所で、寝室は体調が悪くなって休んでいる場所で、トイレは吐いたりする場所であるため、家の中が熱中症の発症リスクが高いというわけではないそうです。

■65歳以上の高齢者が多い

高齢者が熱中症にかかりやすい理由|高齢者の世話をする人が注意する点|環境省
高齢者が熱中症にかかりやすい理由|高齢者の世話をする人が注意する点|環境省

参考画像:熱中症を防ぐには 高齢者と子どもの注意事項|環境省

熱中症で死亡した人の9割が屋内|65歳以上の高齢者やエアコン不使用のケースが多いで紹介した東京都監察医務院の死因調査によれば、死亡者全体の365人でみると、65歳以上は290人(79%)だったそうです。

高齢者が熱中症になりやすいのは、主に加齢による体の衰えが原因です。

1)暑さを感じにくくなる

気温の上昇に鈍感になり、脱水症状が始まっても自分で体の異変に気付きにくくなります。

熱中症を防ぐには 高齢者と子どもの注意事項|環境省

皮膚の温度センサーが鈍くなると、自律性体温調節の発動も遅れてきます。この行動性と自律性の体温調節の鈍化により、体に熱がたまり、熱中症の発生へと繋がります。

老化に伴い皮膚の温度センサーの感度が鈍くなることで、暑さを感じにくくなり、異変に気付きにくくなり、熱中症になってしまうのです。

2)熱放散能力が低くなる

暑いと体温調節を行ないますが、高齢者は若い人と比べると、熱放散能力(皮膚血流量や発汗量を増加して熱放散を促進する)が低いため、体に熱がたまりやすくなり、深部体温が高くなりやすいです。

3)体内の水分量の減少、のどの渇きを感じにくい

高齢になると、体内の水分量が減少することによって熱放散ができなかったり、高のどの渇きを感じにくいことや、腎機能が低下しているため、脱水状態に陥りやすいです。

その他にも、熱中症は、高血圧糖尿病など持病がある人も重症化しやすいので注意が必要です。

■熱中症対策(応急処置)

熱中症の応急処置|環境省熱中症予防情報サイト
熱中症の応急処置|環境省熱中症予防情報サイト

参考画像:熱中症の対処方法(応急処置)|環境省熱中症予防情報サイト

それでは、熱中症になったら、どうすればよいのでしょうか?

(1)涼しい場所に移し、衣服をゆるめてリラックスさせる

建物が近くにない場合には日陰で休ませましょう。

建物が近くにあればエアコンの効いた部屋で休ませましょう。

(2)首筋、脇の下、脚の付け根を(冷たいペットボトルなどを使って)冷やす

脈拍のとれる位置は血管が皮膚に近いため、そこを冷やすと、冷却された血液が全身を巡ることで、クールダウンします。

(3)顔が赤いときは頭を高く、青白ければ足を高くして寝かせる

(4)意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる

水分だけでなく塩分などの電解質も失われていると考えられますので、水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合された経口補水液を利用しましょう。

(5)皮膚が熱ければ、風を送ったり熱い部分にぬれタオルを当てる

(6)皮膚が冷たければぬれタオルをしぼり、冷たい部分をマッサージ

(7)意識がなかったり、急に体温が上がったらすぐ救急車を呼ぶ

<汗ばむ季節>熱中症の意外な誤解 正しい知識で予防を

(2017/6/10、毎日新聞)

三宅センター長は、Fluid(水分補給)▽Icing(冷やす)▽Rest(安静にさせる)▽Emergency call(救急車を呼ぶ)--の四つを挙げる。覚え方は「FIRE」。ただし、行う順番は逆からで、まず救急車を呼び、患者を涼しい所に運んで服を緩めて安静にさせ、首や脇の下や太ももの付け根を冷やして、できれば水分補給をさせる。

帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の応急手当は「FIRE」で覚えるとよいそうです。

ただし、行う順番はつづりとは逆の順番で行なうそうです。

E(Emergency call:救急車を呼ぶ)

→R(Rest:涼しい場所に運んで安静にする)

→I(Icing:首筋、脇の下、脚の付け根など血管が皮膚に近い場所を冷やす)

→F(Fluid:水分補給)

■まとめ

筑波大学と国立環境研究所の調査によれば、2010年の夏に熱中症で緊急搬送された65歳以上の患者のうち6割が自宅で発症したそうです。

高齢者は加齢による身体の衰えが原因で、気温の上昇に鈍感になり、脱水症状が始まっても自分で体の異変に気付きにくくなります。

また、エアコンを使うのを我慢していることも影響しているようです。

→ 熱中症の症状・原因・対策 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 高齢者の熱中症、6割が自宅で発症している!?その理由とは?

【スッキリ】「夏血栓」と「熱中症」初期症状の落とし穴|脱水を見極める方法「ツルゴールの低下」|夏血栓を予防する食生活

> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 血栓 > 【スッキリ】「夏血栓」と「熱中症」初期症状の落とし穴|夏血栓を予防する食生活|7月17日

2018年7月17日放送の「スッキリ」では「夏血栓」と「熱中症」初期症状の落とし穴について取り上げました。




【目次】

■夏血栓の症状と熱中症の初期症状は似ている!

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by Simon Clancy(画像:Creative Commons)

夏は、大量の汗をかくことにより、体内の水分量が減少して、血液の粘度が上昇し、血栓ができやすくなると考えられます。

夏血栓の初期症状は、めまいや倦怠感、頭痛など熱中症と同じで間違えやすいのですが、血栓ができると、心筋梗塞(胸が痛い)、肺塞栓症(呼吸困難)、脳梗塞(片方の手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない)といった症状が現れるので注意が必要です。

解説をされていた大谷院長によれば、夏血栓により「脳梗塞」や「心筋梗塞」などを招くと死亡率は最大30%にもなるそうです。

■夏血栓による「脳梗塞」と「熱中症」を見分けるドロップハンド試験

夏血栓による「脳梗塞」と「熱中症」を見分けるドロップハンド試験というものがあります。

  1. 仰向けに寝そべらせ、真上に両腕を引き上げる。
  2. まっすぐ伸ばしたまま同時に放す。
  3. 左右の腕の落ち方に極端な差が出たら要注意

■夏血栓の原因になる生活習慣

■脱水を見極める方法「ツルゴールの低下」

脱水を見極める方法として、「ツルゴール(皮膚の張り)の低下」
脱水を見極める方法として、「ツルゴール(皮膚の張り)の低下」(手の甲の皮膚をつまみ上げ、戻るのに2秒以上かかるようなら脱水の恐れ)

脱水を見極める方法として、「ツルゴール(皮膚の張り)の低下」(手の甲の皮膚をつまみ上げ、戻るのに2秒以上かかるようなら脱水の恐れ)を紹介していました。

■夏血栓を予防する食生活

また予防する食生活として、こまめな水分補給(1時間100リットル程度)、青魚、納豆、たまねぎ、ココアミルクを紹介していました。

●青魚

青魚の脂 EPA摂取で脂質改善 動脈硬化を防ぎ、血液サラサラによれば、EPAには、血小板の凝固を抑えることから、血液の抗凝固(血栓防止)作用があると考えられるそうです。

EPAはイワシやサンマに多く含まれています。

→ DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら

●納豆

→ 納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす効果がある!? について詳しくはこちら

●たまねぎ

たまねぎのケルセチンで動脈硬化改善・対策|ケルセチンで血管年齢若返りによれば、玉ねぎに含まれるケルセチンには、血管をしなやかにする働きがあるため、血管年齢を若返らせてくれるそうです。

→ 血栓とは|血栓の症状・原因|血栓を溶かす食べ物・飲み物・運動 について詳しくはこちら







なぜ熱中症になると、「熱失神(めまい・立ちくらみ・失神)」という症状を起こしてしまうのか?|熱中症の症状

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熱中症の症状には、熱失神(「めまい」「立ちくらみ」「失神」「顔面蒼白」)という症状がありますが、なぜ熱中症になると、「めまい」「立ちくらみ」「失神」という症状を起こしてしまうのでしょうか?




【目次】

■なぜ熱中症になると、「めまい」「立ちくらみ」「失神」という症状を起こしてしまうのか?

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by eflon(画像:Creative Commons)

熱中症の症状は重症度で3段階に分かれており、熱失神の症状である「めまい」「失神」はⅠ度(軽度)に当てはまります。

熱中症になると、皮膚血管が拡張することによって、血圧が低下し、脳の血流が少なくなることによって、「めまいがする」「立ちくらみを起こす」「失神する」という症状を起こします。

また、脈が速くて弱くなり、「顔色が真っ青になる」「呼吸回数が増加する」「くちびるのしびれ」などもみられます。

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら

■熱中症対策(応急処置)

それでは、熱中症になったら、どうすればよいのでしょうか?

(1)涼しい場所に移し、衣服をゆるめてリラックスさせる

建物が近くにない場合には日陰で休ませましょう。

建物が近くにあればエアコンの効いた部屋で休ませましょう。

(2)首筋、脇の下、脚の付け根を(冷たいペットボトルなどを使って)冷やす

脈拍のとれる位置は血管が皮膚に近いため、そこを冷やすと、冷却された血液が全身を巡ることで、クールダウンします。

(3)顔が赤いときは頭を高く、青白ければ足を高くして寝かせる

(4)意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる

水分だけでなく塩分などの電解質も失われていると考えられますので、水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合された経口補水液を利用しましょう。

(5)皮膚が熱ければ、風を送ったり熱い部分にぬれタオルを当てる

(6)皮膚が冷たければぬれタオルをしぼり、冷たい部分をマッサージ

(7)意識がなかったり、急に体温が上がったらすぐ救急車を呼ぶ

<汗ばむ季節>熱中症の意外な誤解 正しい知識で予防を

(2017/6/10、毎日新聞)

三宅センター長は、Fluid(水分補給)▽Icing(冷やす)▽Rest(安静にさせる)▽Emergency call(救急車を呼ぶ)--の四つを挙げる。覚え方は「FIRE」。ただし、行う順番は逆からで、まず救急車を呼び、患者を涼しい所に運んで服を緩めて安静にさせ、首や脇の下や太ももの付け根を冷やして、できれば水分補給をさせる。

帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の応急手当は「FIRE」で覚えるとよいそうです。

ただし、行う順番はつづりとは逆の順番で行なうそうです。

E(Emergency call:救急車を呼ぶ)

→R(Rest:涼しい場所に運んで安静にする)

→I(Icing:首筋、脇の下、脚の付け根など血管が皮膚に近い場所を冷やす)

→F(Fluid:水分補給)

■まとめ

熱中症になると、「めまいがする」「立ちくらみを起こす」「失神する」という症状を起こす原因は、皮膚血管が拡張することによって、血圧が低下し、脳の血流が少なくなることが原因です。

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら







【関連記事】
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なぜ熱射病になると、体温が高い・意識障害・手足の運動障害・けいれん・おかしな言動や行動という症状を起こすのか?|熱中症の症状

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熱中症の症状には、熱射病(「体温が高い(体に触ると熱いぐらい)」「意識障害(声をかけるなど呼びかけに反応しない)」「手足の運動障害(まっすぐ歩くことができない・ふらつく)」「けいれん」「おかしな言動や行動」)という症状がありますが、なぜ熱中症(この場合は熱射病)になると、「体温が高い」「意識障害」「手足の運動障害」「けいれん」「おかしな言動や行動」という症状を起こしてしまうのでしょうか?




【目次】

■なぜ熱射病になると、「体温が高い」「意識障害」「手足の運動障害」「けいれん」「おかしな言動や行動」という症状を起こすのか?

Tired

by Piotr loop(画像:Creative Commons)

熱中症の症状は重症度で3段階に分かれており、熱射病の症状である「体温が高い(体に触ると熱いぐらい)」「意識障害(声をかけるなど呼びかけに反応しない)」「手足の運動障害(まっすぐ歩くことができない・ふらつく)」「けいれん」「おかしな言動や行動」はⅢ度(入院して集中治療が必要な重症)に当てはまります。

熱射病は、Ⅱ度の症状(熱疲労(「めまい」「頭痛」「吐き気」「嘔吐」「倦怠感」「虚脱感」))に重なり合って起こります。

熱射病は、高温多湿の環境で運動をすることなどによって体温が上昇し、体温が高くなる(40℃以上)になることで、脳の体温調整を行う機能に異常が起こり、体温調節ができなくなった状態です。

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら

■熱中症対策(応急処置)

それでは、熱中症になったら、どうすればよいのでしょうか?

(1)涼しい場所に移し、衣服をゆるめてリラックスさせる

建物が近くにない場合には日陰で休ませましょう。

建物が近くにあればエアコンの効いた部屋で休ませましょう。

(2)首筋、脇の下、脚の付け根を(冷たいペットボトルなどを使って)冷やす

脈拍のとれる位置は血管が皮膚に近いため、そこを冷やすと、冷却された血液が全身を巡ることで、クールダウンします。

(3)顔が赤いときは頭を高く、青白ければ足を高くして寝かせる

(4)意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる

水分だけでなく塩分などの電解質も失われていると考えられますので、水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合された経口補水液を利用しましょう。

(5)皮膚が熱ければ、風を送ったり熱い部分にぬれタオルを当てる

(6)皮膚が冷たければぬれタオルをしぼり、冷たい部分をマッサージ

(7)意識がなかったり、急に体温が上がったらすぐ救急車を呼ぶ

ただし、熱射病(「体温が高い」「意識障害」「手足の運動障害」「けいれん」「おかしな言動や行動」)の症状が現れている場合には、Ⅲ度(入院して集中治療が必要な重症)であるため、まずはこのレベルに達するまでに予防をすることが重要です。

<汗ばむ季節>熱中症の意外な誤解 正しい知識で予防を

(2017/6/10、毎日新聞)

三宅センター長は、Fluid(水分補給)▽Icing(冷やす)▽Rest(安静にさせる)▽Emergency call(救急車を呼ぶ)--の四つを挙げる。覚え方は「FIRE」。ただし、行う順番は逆からで、まず救急車を呼び、患者を涼しい所に運んで服を緩めて安静にさせ、首や脇の下や太ももの付け根を冷やして、できれば水分補給をさせる。

帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の応急手当は「FIRE」で覚えるとよいそうです。

ただし、行う順番はつづりとは逆の順番で行なうそうです。

E(Emergency call:救急車を呼ぶ)

→R(Rest:涼しい場所に運んで安静にする)

→I(Icing:首筋、脇の下、脚の付け根など血管が皮膚に近い場所を冷やす)

→F(Fluid:水分補給)

■まとめ

熱射病は、高温多湿の環境で運動をすることなどによって体温が上昇し、体温が高くなる(40℃以上)になることで、脳の体温調整を行う機能に異常が起こり、体温調節ができなくなった状態です。

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら







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