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砂浜ウォーキングでメタボ解消|白良浜海岸で和歌山県立医大教授らが調査

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■砂浜ウォーキングでメタボ解消|白良浜海岸で和歌山県立医大教授らが調査

Punta del Diablo walking dogs

by Andreas Kambanis(画像:Creative Commons)

砂浜歩いてメタボ解消…白良浜海岸で和歌山県立医大教授らが調査

(2009/3/1、読売新聞)

白良浜海岸(和歌山県白浜町)の砂浜で、素足のウオーキングを2か月間続けた人の6~8割に、腹囲や中性脂肪など、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の基準となる数値に改善が見られたことが、県立医科大保健看護学部の有田幹雄教授(循環器内科)らの調査でわかった。

和歌山県立医科大保健看護学部の有田幹雄教授の調査によれば、砂浜で、素足のウォーキングを2か月続けた多くの人に、メタボリックシンドロームの基準となる数値に改善が見られたそうです。

ウオーキングを始める前、メタボリックシンドロームに該当する人は90%を占めていたが、2か月後には57%に減少。

検診結果を比べると、64%の人が腹囲が細くなっていたほか、〈1〉中性脂肪(61%)〈2〉収縮期血圧(60%)〈3〉糖代謝(88%)――などで改善がみられた。

また、波打ち際を歩くときの心拍数は毎分110~115程度となり、市街地などを歩行する時(100前後)と比べ、体に適度な負荷がかかっていることもわかった。

有田教授は「白良浜は砂がきれいで、特に波打ち際は砂がしまっている。

ひざなどに過度な負担がかからず、ウオーキングには絶好の環境」と分析している。

この記事から素足ので砂浜ウォーキングのメリットをまとめてみました。

■砂浜ウォーキングのメリット

  • 腹囲が細くなる。
  • メタボリックシンドローム改善
  • 中性脂肪(61%)改善
  • 収縮期血圧(60%)改善
  • 糖代謝(88%)改善
  • 波打ち際を歩くときの心拍数は毎分110~115程度となり、市街地などを歩行する時(100前後)と比べ、体に適度な負荷がかかる。

砂浜で2ヶ月間ウォーキングを続けたことによる効果と市街地で2ヶ月間ウォーキングを続けたことによる効果をぜひ比較してほしいですね。




■鳥取砂丘でポケモンGOをしてメタボ解消!?

【追記(2016/8/6)】

鳥取砂丘がポケモンGOの新しい聖地に。その裏には1人の男の努力が

(2016/7/28、nanapi)

あまりのポケスポットの多さに、プレイヤーにとって聖地と化した場所があります。それは鳥取砂丘です。その事実を受けて、行政側はプレイヤーを拒むどころかむしろあたたかく受け入れる姿勢を示しています。そのうえ鳥取県の平井県知事は、鳥取砂丘を「スナホ・ゲーム解放区」に指定。砂丘だけあって、「スマホ」ならぬ「スナホ」ですね。また平井県知事は、広大で自由、かつ安全な鳥取砂丘を「ポケモンGO」とともに楽しんでほしいと述べています。

鳥取砂丘はポケモンGOのポケスポットが多いことで話題になっているそうですが、砂の上を歩くことは効率的にメタボ解消ができる可能性があるので、良いかもしれませんね。

→ 「メタボリックシンドローム」を初めてTVで紹介した専門医が開発した長寿ホルモン「アディポネクチン」のサプリメント についてくわしくはこちら







果糖の取り過ぎで脂肪肝など生活習慣病になってしまう!?

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■果糖の取り過ぎで脂肪肝など生活習慣病になってしまう!?

Theresa, drinking a diet Coke in front of the Lincoln Memorial

by m01229(画像:Creative Commons)

果糖、取り過ぎ要注意 脂肪肝など生活習慣病にも

(2013/12/3、msn日経)

清涼飲料水や菓子などに多く含まれる果糖(フルクトースの過剰摂取は脂肪肝などの生活習慣病につながるそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

■果糖の取り過ぎに注意が必要な理由

果糖には食欲の抑制の仕組みがない。

ブドウ糖は血糖値を上げてしまうものの、脳の満腹中枢に働いて食べ過ぎを防いでくれますが、果糖にはその仕組みが無いため、摂り過ぎてしまう事が考えられるそうです。

ラットの実験によれば、高脂肪食よりも高果糖シロップのほうが、体重が増えるだけでなく、中性脂肪が増え、メタボになってしまったそうです。(プリンストン大学)

また、成人の脳機能を画像診断で調べたところ、ブドウ糖の摂取後、15分以内に食欲が減少したが、果糖では減少しなかったそうです。(エール大学)

京都大大学院医学研究科の仲川孝彦・特定准教授らとスペインの大学との共同研究によれば、成人男性に1日200グラムの果糖を摂取してもらったところ、血圧の上昇・中性脂肪の増加・インスリン抵抗性といったメタボリックシンドロームの兆候が現れたそうです。

また、ラットに果糖を多く含む食事を10週間与えたところ、高血圧や脂質異常、高尿酸血症が多くなり、別のラットの実験によれば、果糖は腎臓機能にも影響を与えてしまうそうです。

つまり、果糖の過剰摂取は、肝臓で余った果糖が脂肪となって蓄積し、脂肪肝につながるだけでなく、糖尿病高血圧、腎障害にも関係するおそれがあるようです。

記事によれば、清涼飲料水や菓子類、調味料など幅広く使われているそうなので、どのようにすれば注意ができるのかどうかわかりませんが、気をつけていきたいですね。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

→ 脂肪肝改善方法 について詳しくはこちら







【関連記事】
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酢を毎日飲むと、内臓脂肪や中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つ




【目次】

■酢を毎日飲むと、内臓脂肪や中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つ

Vinegar

by Mike McCune(画像:Creative Commons)

酢、毎日大さじ2杯で… メタボすっきり

(2009/5/15、産経新聞)

酢を毎日大さじ1~2杯飲み続けると、内蔵脂肪や血中中性脂肪が減少することが、ミツカン中央研究所(愛知県半田市)が行った臨床試験で分かった。

21日に長崎市で開かれる日本栄養・食糧学会大会で発表する。主成分の酢酸が脂質の合成を抑制し、燃焼も促進するためという。

同研究所は「メタボリックシンドロームの予防や改善に有効」としている。

ミツカン中央研究所の臨床試験によれば、酢を毎日大さじ1~2杯飲むと、内臓脂肪や血中中性脂肪が減少し、メタボリックシンドロームの改善や予防に役立つそうです。

同研究所によると、酢酸には血圧や血中コレステロール値を下げる効果もある。

「メタボリックシンドロームの改善には非常に有効だが、摂取をやめると脂肪は元の水準に戻ってしまうので、継続的に摂取してほしい」としている。

酢は高血圧コレステロールが気になる方にも良いようです。

普段の食事に酢を取り入れていきたいですね。




【補足】お酢の健康効果

LDLコレステロールを下げるための食品(青魚・大豆・食物繊維・酢)によれば、
酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血液がドロドロになるのを防ぎ、血流をよくする働きがあり、血液中の中性脂肪を抑える働きがあるそうです。

酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策について詳しくはこちら

酢&クルミ(オメガ3)は血液&血管改善食材|主治医が見つかる診療所によれば、お酢には、美肌・高血圧・心疾患・脳梗塞認知症に効果があるとされています。

※どの研究結果でも、お酢を摂ることを止めてしまうと元の数値に戻ってしまうそうですので、続けることが重要なようです。

  • ブドウ糖と酢を同時に摂る(例:お寿司)と、血糖値の上昇が抑えられていることがわかったそうです。
    白米だけ食べた場合と、白米+お酢で食べた場合の食後の血糖値の上昇を比較すると、お酢と一緒に食べた方が血糖値の上昇が緩やかになったそうです。
    炭水化物を食べると、消化・分解され、ブドウ糖になって腸から血液の中に吸収されます。
    お酢はその消化・分解を抑えるため、糖の吸収が緩やかになって、食後の血糖値が急激に上がるのを防ぐと考えられます。

→ 中性脂肪を下げる食事・運動・サプリメント について詳しくはこちら







糖尿病リスク予測ツール|「健診結果」を用いて将来の糖尿病発症リスクを予測するシステムを開発|国立国際医療研究センター

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■糖尿病リスク予測ツール|「健診結果」を用いて将来の糖尿病発症リスクを予測するシステムを開発|国立国際医療研究センター

国立国際医療研究センターは、「健診結果」を用いて将来の糖尿病発症のリスクを予測するシステム「糖尿病リスク予測ツール」を株式会社教育ソフトウェアと共同開発したそうです。

ツールは糖尿病と診断されたことのない30歳から59歳までの方が対象で、糖尿病の既往歴・性別・年齢・身長・体重・BMI・腹囲・タバコを吸っている・最高(収縮期)血圧・最低(拡張期)血圧・高血圧の薬・脂質異常症の薬(コレステロール・中性脂肪を下げる薬)という基本項目を入力し、空腹時血糖・ヘモグロビンA1c・LDLコレステロールHDLコレステロール中性脂肪AST(GOT)ALT(GPT)γ-GTP・ヘモグロビン(血色素)という血液データを入力することで、より高精度の予測をすることができるそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







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Apple Watchなどの心拍数測定可能なウェアラブル機器で85%の精度で糖尿病が診断可能|Cardiogram




■Apple Watchなどの心拍数測定可能なウェアラブル機器で85%の精度で糖尿病が診断可能|Cardiogram

Apple Watchなどの心拍数測定可能なウェアラブル機器で85%の精度で糖尿病が診断可能|Cardiogram
Apple Watchなどの心拍数測定可能なウェアラブル機器で85%の精度で糖尿病が診断可能|Cardiogram

参考画像:Ordinary wearables can flag signs of diabetes, according to new Cardiogram study(2018/2/7、Upbeat)|スクリーンショット

Cardiogramの研究によれば、Apple Watchは糖尿病を85%の精度で検出可能

(2018/2/8、TechCrunch)

Cardiogramの創業者Brandon Ballingerによる最新の臨床研究によれば、Apple Watchは既に糖尿病と診断された人が、糖尿病であることを85%の正確性で診断することができた。

Apple Watchの心拍数記録アプリCardiogramの創業者Brandon Ballingerによる最新の臨床研究によれば、ウェアラブルテクノロジーによって、糖尿病(0.8451)、高コレステロール(0.7441)、高血圧(0.8086)、睡眠時無呼吸(0.8298)の精度で識別することができたそうです。




■まとめ

アメリカ国民の人口の約3分の1に当たる約1億人が糖尿病または糖尿病予備軍|米CDCで紹介したアメリカ疾病管理予防センター(CDC)の報告書によれば、アメリカ国民の人口の約3分の1に当たる約1億人が糖尿病またはその予備軍となっているそうです。

スマートウォッチは病気の早期発見に役立つ|正常値とベースライン値の確立が重要|スタンフォード大で紹介したスタンフォード大学のマイケル・スナイダーの研究によれば、フィットネスモニターや他のウェアラブルバイオセンサーが心拍数、肌の温度などの異常が起きているかを知らせてくれることにより、病気になっていることを伝えてくれるという研究が進められているようですが、今回の研究を活用して糖尿病の兆候を知ることができれば多くの人が糖尿病予備群という早い段階で糖尿病の予防・治療が進められるのではないでしょうか?







【参考リンク】
続きを読む Apple Watchなどの心拍数測定可能なウェアラブル機器で85%の精度で糖尿病が診断可能|Cardiogram