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高木美帆選手、貧血の症状として立ちくらみに悩まされたが食事の改善で体が変わってきた実感がある!|スピードスケート女子団体パシュート金メダル、1500m銀メダル、1000m銅メダル獲得!

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【目次】

■高木美帆選手、貧血の症状として立ちくらみに悩まされたが食事の改善で体が変わってきた実感がある!|スピードスケート女子団体パシュート金メダル、1500m銀メダル、1000m銅メダル獲得!

Japan - Womens 500m Speed Skating - Richmond Olympic Oval - British Columbia

by PROkris krüg(画像:Creative Commons)

高木美帆、五輪ボディーへ食事改善「体も変わってきている実感がある」

(2017/6/22、スポーツ報知)

昨季はシーズンを通して好成績を収めたが、後半戦は「貧血まではいかないけど、転ぶようなこともあった」と立ちくらみに悩まされたという。5月の宮崎合宿後からスポンサー契約を結ぶ株式会社明治にアドバイスを受け、自炊時に貧血改善に効果があるとされる味付けシジミをみそ汁に入れるなどメニューも工夫。

高木美帆の食改善 同世代女性の倍目指した鉄の補強

(2018/3/22、日刊スポーツ)

主眼に置いたのは、鉄分対策だった。ヘモグロビンの数値が低く、高野豆腐、きくらげ、ひじき、牛の赤身などを増やし、自宅近くの飲食店にも協力を依頼。あさりの炊き込みご飯、レバーの薫製、レバーのサンドイッチなどの特別メニューを用意してもらい、外食時にも鉄の補強を徹底し、同世代の女性が1日に摂取する量の倍を目指した。

スピードスケート女子1500mで銀メダル、1000mで銅メダル、団体パシュートで金メダルを獲得した高木美帆選手ですが、以前は貧血の症状として立ちくらみに悩まされることがあったそうです。

そこで、栄養面でのアドバイスを受け、食事やサプリメントをとるタイミングや量を調整したり、自炊の時には貧血に良いとされるシジミを味噌汁に入れるなどして体が変わってきている実感があるそうです。

【追記(2022/2/18)】

高木美帆選手は北京オリンピックでは5種目に出場し、スピードスケート女子1000mで金メダル、500m・1500m・団体パシュートで銀メダルを獲得しました。

■アスリートと栄養の関係

プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!によれば、仙台の佐々木匠(18)選手は過度の練習と鉄分不足から貧血低血圧の状態に陥り、練習に参加できないこともあったそうですが、どのように食事をとれば栄養になるのかなどの勉強をしたことで、アクシデントを乗り越えたそうです。

どんなに才能のある選手であっても、優れたテクニックを持った選手であっても、身体に必要な栄養を摂っていなければ、身体に不調が現れてしまい、プレーをすることができません。

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なぜ、リオネル・メッシは、今シーズン、ケガしなくなったのか?(2009/3/2)では、チームによるメッシの体質を改善するための特別プログラムを行なったことで、ケガしやすかった体質を食事やマッサージによって改善したそうです。

  1. 魚・野菜・果物を多く摂ること

  2. 練習後、クラブハウスで昼食をとること(チームによる食事の管理)

  3. フィジオテラピスト(理学療法士)によるマッサージや疲労度を測る定期的な検査を受けること

しかし、メッシが好調だったのは肉体改造・ダイエットに成功したから?(2015/6/5)によれば、メッシのようなすごい選手であっても、数年たつと、ピザを食べて太ってしまいコンディションが落ちてしまったそうです。

どんなに優れた選手であってもコンディションが落ちてしまえば、試合で活躍することができなくなってしまうというわかりやすい例だと思います。

もちろんコンディショニングはサッカーだけに限ったことではありません。

瀬戸大也選手の不調の原因は栄養不足だった!?|水泳によれば、不調の原因を栄養士に相談すると、原因は単なる栄養不足だったことが判明したそうです。

その後、朝、練習前後、練習中にサプリメントを必ず摂取したり、食事もどんぶり飯大盛りから、どんぶり飯2杯とハーフ麺と炭水化物を増やし、豆類などのミネラルも欠かさず食べるようになったことで調子が上がってきたそうです。

女性アスリートの場合は特に栄養不足によって健康への影響が出ていることがニュースでも取り上げられています。

血液中のフェリチン値が低い「貧血」と診断されたスポーツ選手は、入賞の可能性が低くなる|愛媛県体育協会によれば、愛媛県体育協会が行なった調査結果によれば、血液中のフェリチン値が低い、貧血と診断された選手は、入賞の可能性が低くなるそうです。

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

カロリーは摂れていても食事内容がよくなかったり、栄養バランスが悪かったり、体重制限などで食事を減らしていることによって、栄養不足になっていると考えられます。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いによれば、日本産科婦人科学会などが、大学などでスポーツに取り組む女子アスリート1600人を対象に調査したところ、月経が3か月以上ない「無月経」の状態の人も多いことが分かっているそうです。

やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響によれば、過度なダイエットをすると月経が止まり、低血圧疲れやすくなったり、便秘になったり、思考や記憶力も低下するそうです。

スポーツにおいて月経について語ることはタブー?|生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響している!?で紹介した1800人以上の女性競技者を調査してきたブルインベルスさんによれば、生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響しているのではないかと考えられるそうです。

→ 貧血に良い食べ物・食事 について詳しくはこちら

→ 鉄分|鉄分の多い食品・鉄分不足からくる症状 についてはこちら




■まとめ

錦織圭選手のコンディショニング戦略(栄養管理・ピリオダイゼーション・ケガの予防)によれば、アスリートにとって最も重要なのは、試合や練習までに、いかに多くのエネルギー源=糖質を蓄えておけるかであり、運動で空になった糖質と、筋肉の材料となるたんぱく質をいかに素早く摂取できるかという点にあるそうです。

そして、特に気を付けたのが、運動直後の栄養補給

身体に備わっている回復力が最も発揮されるこのタイミングで、十分な糖質とタンパク質を取れていれば確実な回復ができますが、そうでなければ回復できる幅が狭くなってしまうそうです。

 「たとえば練習と試合では、特別なドリンクを用意している。もちろん選手ごとの好みがあるので、すべて強要するわけではない。話し合いのうえで水のみを飲む選手もいる。だが、科学的見地から、何を口にすべきかはある程度のスタンダードができつつあるんだ」

マンチェスター・シティでは血液検査をして選手に食品のアドバイスや栄養ドリンクを準備しているによれば、マンチェスター・シティでは、血液検査を行なって、必要な食品のアドバイスを行ったり、選手一人ひとりに合わせて作られた栄養ドリンクを用意しているそうです。

「練習・試合における栄養補給」はパフォーマンスを維持する・高めるだけでなく、ケガをしづらい体を作るためにも重要であり、そのスタンダードができつつあるそうです。

プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!







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スピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手はどのようなトレーニングを行なってきたの?|1枚の骨盤を左右別々に考えるという「ヒップロック」理論とは?




■スピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手はどのようなトレーニングを行なってきたの?|1枚の骨盤を左右別々に考えるという「ヒップロック」理論とは?

【NHK】小平奈緒 日本女子初の金! スピードスケート女子500m<ピョンチャン>

スピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手はどのようなトレーニングを行ってきたのでしょうか。

ピョンチャン五輪 極限への挑戦 スピードスケート 小平奈緒

(2018/2/8、NHK)

明らかになった肉体的なウイークポイント。カーブを回る時、骨盤が斜めに傾いていたのです。骨盤が傾くと、右足が浮いて氷から離れるため、氷を強く押すことができません。そこで、小平選手と結城コーチがたどりついたのは、ヒップロックという理論でした。1枚の骨盤を左右別々に考えるという、この理論。骨盤周辺の筋肉を片方ずつ意識して鍛えます。左右別々に骨盤をコントロールすることで、傾かないよう軸を安定させ、カーブでも氷を強く押せるというのです。

一方の足を固定し、もう片方の足だけを動かすトレーニング。骨盤周辺の筋肉を片方ずつ鍛え上げます。

10種類以上もある、骨盤に特化した地道なトレーニングを繰り返します。

小平選手は長野とトリノで3つの金メダルを獲得したオランダの英雄マリアンヌ・ティメルさんの指導を仰ぎ、前かがみ過ぎているフォームを指摘されます。

オランダで学んだことを下地に、最新のスポーツ科学・理論を取り入れ、究極のフォームの模索を始めます。

体に動作解析の装置を取り付け、フォームのどこに課題があるのかを調べたところ、小平選手はカーブを回る時に骨盤が斜めに傾くという弱点があり、それによって氷を強く押せないことがわかりました。

そこで、たどりついたのが、1枚の骨盤を左右別々に考えるという「ヒップロック」という理論です。

骨盤周辺の筋肉を片方ずつ鍛えるという10種類以上の骨盤に特化したトレーニングを行い、4年前のソチオリンピックと比較すると、上体が上がり頭の位置が高くなったフォームを築き上げていったそうです。

羽生結弦選手、金メダルでオリンピック連覇達成!|フィギュアスケート男子【動画】によれば、羽生結弦選手は人間工学に興味を持ち、動きに対してどういう数式で表されるか、例えば、「自分が例えば(4回転)トーループでトー(つまさき)をついたときにどういう力がどう加わってどこに力が作用してどう衝撃があるのかを具体的になんとなく数値化して見える」というように勉強をスケートに活かしていました。

人体を理解してバランスを意識する|身体を大きくするウエイトトレーニングはダメ|イチロー×稲葉篤紀対談では、イチロー選手は人体を理解することが身体の動かし方やトレーニングのやり方をよくすることにつながるそうです。

トップのアスリートともなると、人体がどのような仕組みで動いているのかを自然と追い求めるようになるのではないでしょうか。

どのようにしたらコーチのトレーニング理論がより良くなるのか?では、新しいトレーニング理論を試してみた別のスポーツの研究結果をフィードバックするようなトレーニング指導者専用のコミュニティができるとスポーツがさらに進化するのではないかと書きましたが、将来的に競技を引退したアスリートが人体工学や最新の理論を学べるスクールで学び、コーチとなって子供たちに教えるようになればいいのかもしれませんね。







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宇野昌磨選手はお尻・下半身を意識して滑ることで成長|フィギュアスケート男子【動画】




■宇野昌磨選手はお尻・下半身を意識して滑ることで成長|フィギュアスケート男子【動画】

【NHK】【ノーカット実況なし】宇野昌磨、銀メダル!<ピョンチャン>

【NHK】【ノーカット実況なし】宇野昌磨 ショートプログラム<ピョンチャン>

昌磨、逆転「金」狙える 首位羽生に7.51点差

(2018/2/17、中日スポーツ)

昨年夏から宮原知子らを指導する出水慎一トレーナーと契約。大会期間中のトレーニングやケアを依頼してきた。ときにはキャッチボールのようなウオーミングアップでリフレッシュすることも。そんな出水トレーナーからの指示は「お尻を意識して滑ること」。下半身を意識して徐々に成長を遂げてきた。

平昌冬季オリンピックフィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した宇野昌磨選手はお尻・下半身を意識して滑るようにしてきたそうです。

フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の8倍の力がかかる!?で紹介したブリガムヤング大学の研究室によれば、フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の5~8倍の力がかかっているそうで、下半身、腰から背中で力を受けることにより、負担がかかっていると予想されます。

フィギュアスケートは4回転時代となり、進化するにつれて、それまでには味わったことがないほどの負荷がかかるようになり、コンディショニングを維持することが重要になってきているのを感じます。

そういう面で今後はますますコンディショニングをするコーチ・トレーナーの役割が大きくなってきているのではないでしょうか。







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コンタクトの保存液がドーピング検査の陽性反応の原因だった!?|平昌五輪

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■コンタクトの保存液がドーピング検査の陽性反応の原因だった!?|平昌五輪

Contact lens case

by Lee Haywood(画像:Creative Commons)

※この画像と内容は関係ありません。

ドーピング陽性、コンタクト保存液が原因? 平昌五輪

(2018/3/1、朝日新聞)

その中で、米国製の使い捨てタイプのコンタクトレンズの保存液が「鼻の中に入ったことによって(陽性反応が)出る可能性がある」と言及。

<中略>

日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の浅川伸専務理事によると、コンタクトレンズの保存液が原因で、アセタゾラミドが検出され、ドーピング違反が問われたケースは聞いたことがないという。一方で、使っている点眼薬に禁止薬物が含まれ、ドーピング検査で陽性を示したケースは日本でもあった。

スピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧選手が平昌五輪のドーピング検査で禁止薬物のアセタゾラミドの陽性反応を示した問題で、コンタクトの保存液が原因の可能性があると日本スケート連盟の橋本聖子会長は自民党のスポーツ立国調査会で報告したそうです。

スポーツに適したコンタクトレンズがある!?|アスリートは目薬もドーピングの対象になることがある!によれば、アスリートは目薬もドーピング対象になったりすることがあるそうで、眼科で処方された目薬であっても使用できない目薬があるそうです。

薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック2016版(日本薬剤師会)の目薬の欄では使用可能薬の例が紹介されている中で次のような注意書きがあります。

ナファゾリンなど(イミダゾール誘導体)の血管収縮剤は、点眼を含む局所使用が認められている。しかし、何回も多量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性がある(WADA禁止表 S6.興奮薬)

ここに書かれている注意書きを見ると、使用は認められているものの、回数が多いとドーピング違反に疑われる可能性があるということは、疑われないようにするためにも使用しないと考えるアスリートは多いはずです。

アスリートが安心して使用できる薬ができるといいですね。

→ コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア について詳しくはこちら







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竹内智香選手は食物アレルギー(卵・乳製品・小麦)を断食と血液検査で突き止めた!|どんなトレーニングをしているの?【動画】|スノーボード女子パラレル大回転

Park Air 2018.

by MIKI Yoshihito(画像:Creative Commons)




■竹内智香選手は食物アレルギー(卵・乳製品・小麦)を断食と血液検査で突き止めた!|スノーボード女子パラレル大回転

竹内智香は「人として」金を目指す。自分でボードを作り、感覚で滑る。

(2018/2/21、Number Web)

ソチ五輪後に欧州を転戦している最中、突然食物アレルギーになり競技どころではなくなった。初めは理由がわからず、ひどい時は陽に当たるだけでも皮膚が腫れ上がった。

 そのまま原因が特定できず、半年ほどが過ぎた。外出する際は帽子にサングラスに日傘。薬も選手生活のことを考え無闇に飲めない中、断食をしたことで症状が止まり、食べ物が主因であることを突き止めた。その後、アメリカの先進的な方法で血液検査をしたところ、卵と乳製品と小麦のレルギーであることがわかった。

ソチ五輪で銀メダルを獲得したスノーボード女子パラレル大回転日本代表の竹内智香さんは欧州転戦中にアレルギー症状に襲われ競技ができない時期があったそうです。

選手生活を考えると薬が安易に飲めない状況の中で、断食をしたところ、症状が止まったため、食物アレルギーではないかと原因を突き止めたそうです。

その後、血液検査を行なったところ、卵と乳製品と小麦のアレルギーであることがわかったそうです。

以前、FODMAPの食品を最小限のものにして、少しずつ摂取していき、おなかの不調の原因となる食品を見分けて「低FODMAP(Fermentable、Oligo-、Di-、Mono-saccaharides and Polyols:フォドマップ)食」について紹介しました。

つらいおなかの悩みを救う「低FODMAP」食事療法って?

(2016/12/10、Newsweek)

ミシガン大学病院の研究者が学術誌ガストロエンテロロジーに発表した論文によると、50%以上の患者に症状の改善が見られた。61%の患者は6週間の食事療法で生活の質が全面的に改善した。

ミシガン大学の研究によれば、低FODMAP食によって、過敏性腸症候群(IBS)患者の50%以上でIBSに関連した腹痛の症状の改善が見られ、6週間の食事療法で61%の患者のQOLが改善したそうです。

低FODMAP食は過敏性腸症候群の症状改善に用いられている食事療法ですが、竹内智香さんがとった断食もこの考え方に近いものですよね。

特にアスリートの場合ドーピングになる恐れがあるため、簡単に薬を飲んだりつけたりすることができないことも大変だったことでしょう。

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竹内智香は「人として」金を目指す。自分でボードを作り、感覚で滑る。

(2018/2/21、Number Web)

「それ以降は食材にものすごく気を使うようになった。海外生活が長い中でも、スーパーに行ってはその食べ物の成分表をじっくり見て選んで。体づくりの根幹から見直しました」

アスリートは体が資本なわけで、特にどんな食事・栄養で体作りを行なうかは重要なのですが、今までと同じような食事ができなくなったわけですから、この点も大変だったと思います。

ただこうした苦労がアスリート人生の後の人生にきっと役立つことでしょうね。




■どんなトレーニングをしているの?【動画】

tomoka takeuchi RoadToPyeongChang 2018

【NHK】15歳の銀メダリストが大人に成長!平野歩夢、5大会連続出場・竹内智香ほか<ピョンチャン>

【竹内智香 インタビュー】スノーボード&フリースタイルスキー世界選手権2017

2017年4月10日放送のGET SPORTSでは予期せぬ大怪我を襲った竹内選手の道のりを特集しました。

左ひざ前十字靭帯断裂という全治10か月のケガをし、手術を受けた後、リハビリを行い、手術から三か月で本格的なトレーニングを再開。

上半身や体幹を徹底的に鍛えて、以前よりも格段にパワーアップした肉体を作り上げたそうです。







【参考リンク】

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