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【たけしの家庭の医学】便秘解消食材「エシャレット」!摂取量!おススメ調理法!胆汁酸を大腸まで届けて便秘改善!

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2018年5月15日放送の「たけしの家庭の医学」では「便秘解消が期待できる食材」を取り上げました。

解説:中島淳先生(慢性便秘症診療ガイドラインの作成に尽力)

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【目次】

■便秘で心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる!?

動脈硬化などが原因で起きる心筋梗塞脳梗塞の発症リスクがあると注目されるのが便秘症です。

腸にたまった便による毒素が血管を傷つけ病の発症につながると考えられ、アメリカの医学雑誌に掲載された論文でも、脳梗塞・心筋梗塞などによる死亡率は便秘ありの人が約2倍と報告されているそうです。

■便秘の人と快便の人の便の違い

番組では、便秘気味の女性4人と快便の女性1人で検証を行ない、採便し成分を15日間かけて分析したところ、便に含まれる「胆汁酸」の量に違いがあることがわかりました。

胆汁酸とは、体内にある消化液の一種ですが、胆汁酸は便秘とどんな関係あるのでしょうか?

胆汁酸が大腸に到達すると、大腸が活発に動き排便機能を活発にしてくれるそうです。

胆汁酸は便の形成と排出のスイッチの役割を果たしているそうです。

■便秘解消食材「エシャレット」!

Shallots

by Yosomono(画像:Creative Commons)

一般の食材だと胆汁酸はほとんど小腸で吸収されてしまいますが、今回番組で紹介した便秘解消食材だと胆汁酸を吸着する成分が多く、大腸に胆汁酸を効果的に届けることができるそうです。

その便秘解消食材とは何なのか?

それは「エシャレット」!(※生食できるらっきょうで、間違えやすいですがエシャロットではないそうです)

「エシャレット」と「エシャロット」との違いは何ですか。|農林水産省

小型たまねぎの一種で、フランス料理やイタリア料理に用いられる香味野菜「シャロット(英名)」のフランス名が「エシャロット」で、前者と混同されたことから、若採りのらっきょうの方は「エシャレット」や「エシャ」と、小型たまねぎの方は「ベルギー・エシャロット」と呼ばれるようになりました。

多くの場合、胆汁酸は小腸で吸収されますが、エシャレットのような水溶性食物繊維を含む食材は小腸で胆汁酸が吸収されにくく、大腸に届いて、大腸の動きを活発にすることで便秘を解消することが期待できるそうです。

便秘解消が期待できる水溶性食物繊維の量は1日6gで、エシャレット約8本なのだそうです。

胆汁酸は油を摂ると多く分泌されるそうですので、加熱をして調理することもOKです。

→ 胆汁酸ダイエット|古い胆汁酸を排出する食材・方法(腸もみ)|#世界一受けたい授業 について詳しくはこちら

→ 食物繊維の効果・効能|食物繊維(水溶性食物繊維・不溶性食物繊維)を多く含む食べ物・サプリ について詳しくはこちら







【参考リンク】
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自律神経のバランスを整える4つの方法とツボ!ポイントは「ゆっくり」を意識すること!

> 健康・美容チェック > 更年期 > 自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識すること




【目次】

■自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識すること

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by swong95765(画像:Creative Commons)

自律神経とは、呼吸や心臓の動き、血の巡りなど体の基本的な働きをコントロールしていて、大きく分けると、交感神経と副交感神経に分けられます。

交感神経 → 血管を収縮・アクティブ

副交感神経 → 血管を拡張・リラックス

男性30代、女性40代になると、副交感神経の働きが急激に低下するそうです。

交感神経の働きが優位になると、血管が収縮し、血流が悪くなり、肩こり高血圧むくみ便秘になりやすく、場合によっては、脳梗塞心筋梗塞の危険性が高まるそうです。

また、更年期になり、エストロゲンが減少することによって、ホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れてしまい、様々な更年期症状が現れます。

今注目されている「冷えのぼせ」の状態は、交感神経と副交感神経が通常よりも頻繁に働くため、「自律神経失調症型の冷え」とも言えます。

→ 冷えのぼせの症状・原因・改善・対策・やってはいけないこと について詳しくはこちら

順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生によれば、さまざまな症状の原因が実は交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことにあるのではないかと考えられ、反対に考えると、交感神経と副交感神経のバランスを上手にコントロールできるようになれば、病気になりにくくなると考えられるということです。

自律神経のバランスを整えるポイントは、「ゆっくり」なのだそうです。

「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。

そうすることで、自律神経のバランスが整えられ、様々な不調が改善していくと考えられるそうです。




■自律神経のバランスを整える4つのポイント

では、どのようにすれば自律神経のバランスをコントロールすることができるのでしょうか?

具体的な方法としては、小林先生は4つのポイントを挙げています。

良質な睡眠のための自律神経の整え方 4つのポイント

(2015/10/20、日経グッデイ)

1 リラックスできる環境づくり

自分にとってリラックスできる環境づくりを行ないましょう。

例えば、音楽(気持ちが落ち着く)や運動(ストレッチ)、リラックスできる締め付けない服など。

2 首を緩める

大事なことは全身を温めることですが、首を温めると効率的に体を温めることができます。

首の冷えが身体を冷やす?によれば、皮膚の近くに頭部と身体をつなぐ太い頸動脈があり、酸素や栄養素を含んだ血液を脳へと流すのですが、そこが冷えてしまっていると血流は悪くなり、末端まで温かい血液が回らなくなります。

3 腸内環境の改善

腸と自律神経は互いに影響し合っており、腸の働きが活発になると、副交感神経が優位になるそうです。

→ 便秘とは?|便秘解消方法 について詳しくはこちら

4 呼吸を深くゆっくりする

呼吸をゆっくりすることを意識して行いましょう。

吐く息を意識し「4秒かけて吸う、8秒かけて吐く」のがポイントです。

【関連記事】

■井穴(せいけつ)|自律神経を整えるツボ

爪をつまんで10秒もむだけ?! シンプルすぎる!と話題の健康法「爪もみ」をご存じですか

(2016/1/31、.dot)

手には内臓に直結したツボが多くありますが、爪の生え際の両角にある「井穴(せいけつ)」は、自律神経のバランスをととのえるツボとして知られています。ストレスで交感神経が緊張状態にある人は、もう一方の副交感神経を刺激することで 自律神経のバランスを調整し、病気を予防したり症状を改善したりすることができるのです。

爪の付け根にある「井穴(せいけつ)」は自律神経のバランスをととのえるツボなのだそうです。

指の爪の生え際にある両側の角を反対の手の親指と人差し指でつまむようにしてもむだけです。

ただ、記事によれば、薬指は交感神経を刺激するそうなので、揉まないほうが良いそうです。







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【更年期障害 関連記事】
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アディポネクチン(Adiponectin)の健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防

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【目次】

■アディポネクチンとは

Body Image. The subjective concept of one's physical appearance based on self-observation and the reactions of others.

by Charlotte Astrid(画像:Creative Commons)

ダイエットの前に知っておきたい!脂肪はキレイの味方です!

(2015/6/1、太陽笑顔fufufu)

脂肪が生み出していたのは多彩なアディポサイトカイン(生理活性物質)。そして、そんなアディポサイトカインの中で、超善玉として今、最も注目されているのが「アディポネクチン」です。ギリシャ語でアディポ=脂肪、ネクチン=くっつく、という意味で名付けられたホルモンで、血流に乗って全身をパトロールし、血管壁に傷ついた部分や炎症を見つければ、素早くそこにくっついて修復してくれるので、体内の“消防隊”とも呼ばれているそうです。

アディポネクチン』とは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンで、糖尿病動脈硬化症などを予防する効果があるといわれており、近年注目されています。

■アディポネクチンの働き

・血管の修復

血管の修復→血流を改善する→動脈硬化の予防・改善

中性脂肪の減少

糖尿病の予防

インスリン感受性を高める→血糖値を下げる→糖尿病の予防・改善

・メタボリックシンドロームの改善

高血圧の予防

血管を拡張する→血流を改善する→高血圧の予防・改善

・抗ガン作用

・脳卒中の予防

心筋梗塞の予防

高脂血症の改善

脂肪燃焼を高める→余分な脂肪の蓄積を防ぐ→脂質異常症の予防・改善

コレステロールの正常化

・老化防止

血栓の予防

・インフルエンザの予防

生活習慣病の予防

■内臓脂肪が増えるほどアディポネクチンは減少する

血液中の中性脂肪が高くなりやすい生活習慣

(2014/10/6、マイナビニュース)

メタボリックシンドロームが進行すると、超善玉物質であるアディポネクチンが減少してしまいます。それは、この物質は内臓脂肪が増えれば増えるほど減少する性質を持っているためです。

アディポネクチンは中性脂肪を減らす働きをするため、これが減少すると中性脂肪は確実に増加していきます。また心筋梗塞などの冠動脈疾患の患者は、アディポネクチンが低いほど死亡率が高くなる傾向がみられるという報告もなされています。

メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。

内臓脂肪が増えすぎると、アディポネクチンが減り、高血糖・高血圧・脂質異常症になりやすくなり、動脈硬化になり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。

アディポネクチンには、中性脂肪を減らす働きがあるため、アディポネクチンが減少すると、中性脂肪が増加します。

また、脂肪から分泌されるアディポサイトカインには善玉ホルモンだけでなく、悪玉物質である「PAI-1(パイワン」や「TNF-α(ティーエヌエフアルファ)」もあります。

<悪玉ホルモン>

PAI-1

  • 血液を固める作用があり、血液中で増えると血栓ができやすくなります。
  • 血栓を溶けにくくし、動脈硬化を引き起こします。

TNF-α

  • 体内で炎症を引き起こし、動脈硬化のリスクを高める可能性があります。
    血管は年とともに硬くなったり、もろくなったり、コレステロールなどがたまって狭くなる傾向がありますが、TNF-αによって、血管壁に炎症が起こると、動脈硬化が進んでしまい、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
  • インスリンの効きを悪くし、血糖値を下がりにくくして、糖尿病を引き起こします。

■アディポネクチンを増やす方法

ダイエットの前に知っておきたい!脂肪はキレイの味方です!

(2015/6/1、太陽笑顔fufufu)

●内臓脂肪を減らす

内臓脂肪量が増えるほど「アディポネクチン」の量が減るという、逆の相関関係があるため、過剰な内臓脂肪を減らすことがアディポネクチンを増やすことにつながります。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら

●オスモチン

りんご、ぶどう、トマト、ピーマンといった果物や野菜からアディポネクチンと似た構造を持つ物質・オスモチンが見つかっており、それらを食べることで「アディポネクチン」と同様の効果が期待されています

オスモチンは、トマト・リンゴ・キウイに含まれており、アディポネクチンと似た働きがあるそうです。

●βコングリシニン(ベータコングリシニン)

ベータコングリシニンは豆腐や納豆をはじめとする大豆食品(大豆たんぱく)に含まれているそうです。

●食物繊維

わかめ、ひじきなどの海藻類に多い食物繊維はアディポネクチンを増やすそうです。

●EPA

さんまや鯖などの青魚に豊富なEPAはアディポネクチンを増やすそうです。

●禁煙

「アディポネクチンの分泌を妨げる、もっとも大きな要因が喫煙。というのも、脂肪細胞は化学物質に非常に弱い細胞でもあるからです。

タバコはアディポネクチンの分泌を妨げるため、禁煙をしましょう。

■まとめ

アディポネクチンにはこれだけ多くの健康効果があるということですので、生活習慣を改善することで、メタボリックシンドロームにならないように気を付けたいものです。

→ 「メタボリックシンドローム」を初めてTVで紹介した専門医が開発した長寿ホルモン「アディポネクチン」のサプリメント について詳しくはこちら

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら







【参考記事】
続きを読む アディポネクチン(Adiponectin)の健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防

【#林修の今でしょ講座】心筋梗塞検定|血管の回復に良い食事・運動

> 健康・美容チェック > 心筋梗塞 > 心筋梗塞検定|血管の回復に良い食事・運動|林修の今でしょ講座

2016年1月19日放送の林修の今でしょ!講座では「心筋梗塞」を取り上げました。

監修:池谷敏郎先生

今回は、心筋梗塞に関する知識を問う心筋梗塞検定や心筋梗塞が発症しやすい時間帯、血管の回復に良い食事・運動についてまとめました。




【目次】

■心筋梗塞検定

Walking the Dogs 2

by Barney Moss(画像:Creative Commons)

1.心筋梗塞は、血管の病気である

2.心筋梗塞は血管に血栓が詰まることで起こる病気

3.血管を全てつなぐと長さは約10万kmで(地球2週半分)

4.心筋梗塞は自覚症状がない

5.心筋梗塞は冬に多い理由は、「寒さで血管が縮むから」

寒さによって、血管が収縮すると、血液が通りづらくなる。

【関連記事】

6.服を着た状態で湯船のお湯を洗い場にひとかけすると良い

洗い場の室温を上げることで急激な寒暖差の発生を防ぐことが大切なのだそうです。

また、脱衣所も温めておくとよいそうです。

7.湯船には息を吐きながら入る

息を止めると血圧が急上昇しやすいため。

8.就寝時にいびきをかく人は心筋梗塞の危険がある

9.いびきをかく人が危ない理由は、血圧が上昇と降下を繰り返す危険があるため

頻繁にいびきをかく人は、無呼吸症候群になる可能性がある。

いびきが止まると、血圧が下がり、いびきをかくと、血圧が上がる。

10.寒い朝にすると特に危ない習慣は、トイレ、洗顔、ゴミ出し、犬の散歩、ジョギングなど

血圧が上昇しやすいため

11.血栓はコブが傷つくできる

コブに傷がつくと血小板が血の塊を作ることで血管を詰まらせるため。

偏った食生活をすると血栓が生まれやすくなる。

偏った食生活を続けると血管にコブができてしまい、血栓が生まれやすくなる。

12.ボロボロになってしまった血管は回復させることができる

ある程度ですが、内側の層は生活習慣の改善で回復が可能なのだそうです。




■心筋梗塞が発症しやすい時間帯

1.お風呂の時間

家の中の温度差や熱い風呂で心筋梗塞|たけしのみんなの家庭の医学 1月25日によれば、温度の高い場所では熱を放出しようと広がり、温度の低い場所に移動すると、今度は熱を逃がさぬよう収縮するため、血圧が急激に上昇し、この温度差が大きいほど血圧は上がり、危険度が増してしまうのです。

お風呂に入る時は、寒暖差が多いため、血圧上昇しやすく、また、長風呂は脳に血栓ができやすいため、リスクが高くなるそうです。

2.寝ている時間

3.朝

【関連記事】

■血管の回復に良い食事

池谷先生によれば、血管の回復には、バランスの良い食事と「味噌・チーズ・玉ねぎ」を摂取することが理想なのだそうです。

味噌とチーズにはLTP(ラクトトリペプチド)が含まれており、また玉ねぎにはケルセチンという血管に効果をもたらす成分が含まれています。

LTPはアミノ酸の一種で血圧降下、動脈硬化予防が期待できるそうです。

たまねぎのケルセチンで動脈硬化対策|ケルセチンで血管年齢若返りによれば、ケルセチンには、血管をしなやかにする働きがあるため、血管年齢を若返らせてくれるそうです。

■血管の回復に良い運動:桃太郎運動

1.イスに座り、足を手で抱える

2.15秒間キープした後、両手両足を開き、手足を震わせる

一酸化窒素が出ることで血管を回復させるそうです。

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら







【関連記事】
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善玉コレステロールをアップする方法|パワーウォーキング・低GI食品・トマト・ラム肉・アオサ・椎茸|#主治医が見つかる診療所

> 健康・美容チェック > コレステロール > 善玉コレステロール > 【主治医が見つかる診療所】善玉コレステロールをアップする方法

2016年4月18日放送の主治医が見つかる診療所のテーマは『突然死を防ぐコレステロール改善SP』です。




【目次】

■善玉コレステロールと不安定狭心症の関係

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by Tella Chen(画像:Creative Commons)

ある男性は、突然心臓に圧迫感に似た違和感を感じ、病院では不安定狭心症と診断されました。

男性は、その発作の起き方が不安定で突然死リスクが高いといわれ、バイパス手術を受けたそうです。

男性は毎年健康ドックを受けており、悪玉コレステロールは基準値の上限付近を行ったり来たりしていたが、術後先生から指摘されたことは、実は男性は善玉コレステロール値が低下し、病気の発症直前には基準値ギリギリだったそうです。

善玉コレステロールには、血管が壊れてきた時に修復をするという役割がありますが、善玉コレステロールが低いと心筋梗塞脳梗塞を起こすと考えられます。

→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら

【解説】

不安定狭心症

急性心筋梗塞の前兆で気をつけるべきなのは「狭心症」|狭心症の症状・原因・特徴によれば、狭心症には安定狭心症と不安定狭心症があります。

【狭心症の分類と特徴】

  • 安定狭心症(症状が固定していて心筋梗塞になりにくい)
  • 不安定狭心症(2週間以内に心筋梗塞を発症する可能性が極めて高い)

■LH比

コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とはによれば、動脈硬化が進んでいるかどうかの目安として、LDLコレステロールとHDLコレステロールの比率「LH比」と呼ばれる新しい指標が注目されています。

悪玉コレステロールは、肝臓から全身に運ばれるコレステロールで、善玉コレステロールは細全身から肝臓に戻るコレステロールです。

善玉が少ないと悪玉コレステロールが血管内に残ることになり、動脈硬化を起こしやすくなると考えられており、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスが重要だというのが「LH比」の考え方です。

LH比は、「LDL(悪玉コレステロール)」÷「HDL(善玉コレステロール)」で求められます。

LH比はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値をHDLコレステロール(善玉コレステロール)値で割った数値で、2を超えてくると、動脈硬化のリスクが高くなります。

2・0以下が基準値で、それ以上は動脈硬化を起こしやすくなり、2.5以上になると、心筋梗塞などのリスクが急増します。

■モト冬樹さんの場合

LH比が2.1で基準値をオーバーしていたモト冬樹さんは、毎朝リンゴや小松菜などを入れた健康ジュースを作り、最近はエゴマ油も入れているそうです。

→ えごま(エゴマ油)の栄養・健康効果(効能) について詳しくはこちら

■沢田亜矢子さんの場合

テレビからの情報でパンにアマニ油を塗って食べているそうです。

■野々村真さんの場合

テレビ情報の様々な健康法を実践するという野々村真さんは、朝食にチアシードを摂ったり、サラダや納豆にアマニ油をかけているそうです。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

■ニッチェの場合

ニッチェ・近藤くみこさんのLH比は2.3、江上敬子さんのLH比は3.4。

近藤くみこさんは悪玉コレステロール・善玉コレステロールとも基準値内だが善玉コレステロールが低かったそうです。

江上敬子さんは基準値である2.5をオーバーしています。

【ニッチェ江上さんへのアドバイス】

→ 休肝日の取り方(過ごし方)・ぺ―スの目安・休肝日は必要か? について詳しくはこちら

■TKO木下隆行さんの場合

【主治医が見つかる診療所】コレステロール|LH比・酸化悪玉コレステロール・チョコ・トマト・鮭で紹介したトマトと鮭で生活習慣を改善しようとしているそうです。




■善玉コレステロールを増やす方法

南和友院長(北関東循環器病院)によれば、善玉コレステロールを増やすためには中性脂肪を増やさないことがポイントなのだそうです。

→ 中性脂肪の減らし方(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら

●パワーウォーキング

  • パワーウォーキングとは、年齢から計算する目標心拍数の範囲内ですることで安全かつ効果的に有酸素運動を行うこと。
  • かかとから着地することでふくらはぎの筋肉を収縮させ血流を押し上げ、代謝を上げる。
  • 南院長は、週2~3回のウォーキングを行なう。

●低GI食品

白いパンよりもGI値が低いライ麦パンを選ぶ。

GI値(グリセリック・インデックス:食品が糖に変化し血糖値が上がるスピードを表す数値)の数値が高いと中性脂肪が上がりやすいそうです。

【関連記事】

●トマト(リコピン)

【補足】

トマトに含まれる「リコピン」で善玉コレステロールが増える!?によれば、トマトに含まれる「リコピン」という成分に善玉コレステロールを増やす作用が期待できるそうです。

トマトジュースでコレステロール値など脂質異常症に関連する検査値が改善で紹介した脂質異常症の状態にしたハムスターを、トマトジュースを飲ませる群と飲ませない群に分けておこなった実験によれば、トマトジュースを与えたハムスターで、コレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善したそうです。

→ 脂質異常症の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

また、トマトから脂肪肝、中性脂肪改善に有効な成分を発見―京大で紹介した京都大大学院の河田照雄教授らの研究グループの研究によれば、トマトには、血液中の中性脂肪量を抑制する成分が含まれており、脂肪肝メタボリックシンドロームの予防に効果が期待されるそうです。

→ 中性脂肪を減らす方法(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら

●ラム肉(Lカルニチン)

ラム肉はL-カルニチンという中性脂肪を抑える成分が多いそうです。

●アオサ

血栓治療薬のスペシャリストである鈴木宏治薬学博士(鈴鹿医療科学大学)が善玉コレステロールをUPする食材として注目しているのは海藻の一種「アオサ」。

善玉コレステロールを増やす作用のある長寿ホルモン「アディポネクチン」を増やすにはマグネシウムと食物繊維を多く含む海藻類がおすすめ。

→ アディポネクチンを増やす方法 について詳しくはこちら

→ マグネシウムの多い食品 について詳しくはこちら

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

●椎茸(シイタケ)

シイタケに含まれるエリタデニンという成分には、血液中のコレステロールを変化させ、肝臓に取り込みやすくする働きがあり、その結果、血液中のコレステロールを改善してくれるそうです。

キノコ類にはエリタデニンが含まれているのですが、椎茸にはエリタデニンの含有量が多いそうです。

エリタデニンは鮮度が悪くなっていくと少なくなっていくため、新鮮なシイタケを選んだほうが良いそうです。

鮮度の良い椎茸を選ぶポイントは、カサの裏にあるヒダが立っていること。

【関連記事】

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