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「タコは健康食」実証へ|広島大学

タコ

by Deborah Austin(画像:Creative Commons)




「タコは健康食」実証へ

(2010/4/23、中国新聞)

広島大は本年度、三原市特産のタコが健康へ及ぼす影響の研究を始める。

約1年間かけてマウスにタコを与える実験などを重ね、肥満防止効果などを検証する。

5月末にも大学院生物圏科学研究科の加藤範久教授(分子栄養学)のグループが研究を開始する。

タコには糖尿病などを防ぐビタミンB6や血中コレステロール値を下げるタウリンが多く含まれており、マウスやラットにタコの粉末を混ぜた餌を与えて経過観察。

連続摂取による健康への影響などを調べる。

広島大学が、たこの健康効果の研究を始めるそうです。

たこに期待される健康効果としては、

肥満防止効果

● ビタミンB6の糖尿病予防効果

タウリンによるコレステロールを下げる効果

のようです。

研究に注目したいですね。







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米国の子ども、超肥満が低年齢化

Wildwood 2013

by Sebastien Guy(画像:Creative Commons)




米国の子ども、超肥満が低年齢化

(2010/3/21、AFPBB)

米国の子どもの間で、肥満よりもさらに太っている超肥満が低年齢化しており、同じ年齢の普通体重児に比べて寿命が十年単位で短くなるリスクがあるほか、高齢者に多い疾患が20代でみられるといった問題が生じている。

米国の非営利医療サービス団体、カイザー・パーマネンテ(Kaiser Permanente)が18日、小児科専門誌「Journal of Pediatrics」(電子版)に発表した。

アメリカの子供で、肥満よりもさらに太っている超肥満が低年齢化しているそうです。

この超肥満とは、どのくらいのレベルの肥満を指すのでしょうか。

「超肥満」は米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)が09年に新たに定義した肥満レベルで、体重(キロ)/身長(メートル)の二乗で算出する肥満度指数BMIが、35を超えた場合。

米国では男子の7.3%、女子の5.5%が超肥満に分類されるという。

調査を行ったカリフォルニア州だけでも約50万人に相当する。

12歳男子では体重82キロ、身長152センチより太っているとあてはまる。

超肥満とは、BMIが35を超えた場合に分類され、アメリカでは、男子の7.3%、女子の5.5%が超肥満に分類されているそうです。

超肥満の子どもたちには、健康問題が心配されます。

そうした健康問題とは、肥満との関連が知られている糖尿病や循環器系の疾患、脂肪肝などで、肥満児童の中ではほかの子どもよりも多く、早いうちからみられる。

超肥満の子どもたちは、早い内から、糖尿病や脂肪肝などの病気になりやすくなり、寿命が短くなるリスクが高くなります。

早期の対策が重要となりそうです。

ところで、この研究では、人種別・性別でも調査がされています。

研究では、カリフォルニア州で2歳から19歳までの計71万1000人について、07年と08年の記録を検証した。

米国の子どもの間でどの程度、超肥満が広がっているかを調べたものでは初めてだ。

その結果、男子の7%、女子の5%が超肥満だった。

人種別にみた場合では、黒人の10代女子とヒスパニック系の10代男子の12%が超肥満だった。

また女子よりも男子のほうが超肥満に至る時期の低年齢化が進んでおり、女子12歳に対し男子は10歳だった。

一方、女子は超肥満となるピークが2回あり、2回目は18歳だった。

超肥満以外では19%が肥満(BMI30超)、37%が太りすぎ(BMI25超)だった。

男子のほうが超肥満に至る時期の低年齢化が進んでおり、また超肥満になる割合も多いようです。

また、人種別に見ると、黒人の10代女子、ヒスパニック系10代男子の割合が多いようです。

 

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腹囲測定、やはり必要 女性は厳しく見直しも メタボ健診で厚労省研究班

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by mrhayata(画像:Creative Commons)

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腹囲測定、やはり必要 女性は厳しく見直しも メタボ健診で厚労省研究班

(2010/4/13、47ニュース)

内臓脂肪の蓄積で脳梗塞や心筋梗塞などの危険性が高まる「メタボリック症候群」。

2008年に始まった国の特定健診(いわゆるメタボ健診)の診断基準の有効性について検討していた厚生労働省 研究班は、発症リスクの予測やメタボリック症候群以外との区別のため、腹囲(ウエストサイズ)測定が必要だとする研究結果をまとめた。

女性の腹囲の基準を厳しくすれば、中程度のリスクの人をうまく拾い上げられるとも指摘。

主任研究者の門脇孝・東京大教授(糖尿病・代謝内科学)は「さらに5年間調査し、発症リスクを正確に見積もるための診断基準に役立てたい」と話す。

メタボ健診の診断基準、とくに腹囲測定の必要性について議論がされていましたが、厚生労働省研究班は、腹囲測定が必要だとする研究結果をまとめたそうです。

ただし、女性の腹囲基準については、見直しの必要性があるようです。

一方、女性の腹囲基準については見直しの必要性を示唆する結果も出た。

現在の「90センチ以上」でもリスクの高い人は見つけられる。

ただ女性は腹囲のばらつきが大きいため、中程度のリスクの人を見落としてしまう可能性がある。

門脇教授は「予防医学の観点からは、女性の基準を10センチ小さい『80センチ以上』とするか、80~90センチを『境界型』と位置付けることが考えられる」と指摘する。

女性の腹囲基準を10センチほど小さくするか、80から90センチをを境界型と位置づけていくなどの方法が考えられそうです。

また、今回の研究では、メタボリックシンドロームとは異なる新たな病態が浮かび上がってきたそうです。

データを分析すると、腹囲が小さくやせた体形なのに、高血糖や脂質異常、高血圧が複数重なり、後になって心筋梗塞や脳梗塞を起こす人が少なからずいることが判明。

こうした人はもともと遺伝性の高血圧糖尿病の体質があり、病気につながったとみられる。

メタボリック症候群なら運動や食生活の改善で内臓脂肪を減らし、健康を取り戻すことができるが、こうした人は投薬など別の治療が必要。

腹囲を参考にすれば、内臓脂肪型の代謝疾患か、別の要因による疾患かを見分けて治療に役立てることができる。

腹囲基準があることで、病気を見分けるのに役立ちそうです。

今後もこの研究には注目していきたいですね。

メタボリックシンドローム について詳しくはこちら

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら







<糖尿病>50代以上では標準体型の人も多く発症している

Vistas de Shinjuku

by Antonio Tajuelo(画像:Creative Commons)

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糖尿病、標準体形でも注意 予防健診検証に一石

(2010/3/25、中日新聞)

糖尿病は50代以上では、太った人だけではなく標準体形の人にも多く発症していることが、愛知学院大歯学部の横田充弘教授(67)らの疫学調査で分かった。

メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)対策として行われている特定健診・保健指導(メタボ健診)の腹囲の診断基準について、厚生労働省研究班などで検証が進んでおり、今回の結果も一石を投じそうだ。

糖尿病というと、太った人がなるというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、愛知学院大歯学部の横田充弘教授らの疫学調査によれば、標準体型の人にも多く発症しているようです。

横田教授は「日本人は、糖を分解するインスリンの分泌量が少ない体質の人が多く、肥満ではなくても糖尿病患者が多いのではないか」と推測。

「やせてさえいれば良いという風潮はおかしい。

糖尿病や動脈硬化を防ぐホルモン『アディポネクチン』の血中濃度などを検査に加えればもっと予防につながるのでは」と話している。

日本人はインスリンの分泌量が少ない体質の人が多いため、肥満でなくても糖尿病になる人が多いと推測されるようです。

そこで、横田教授の提案としては、糖尿病や動脈硬化を防ぐホルモン「アディポネクチン」の血中濃度などを検査に加えてはどうかという提案を行なっています。

体型が最もわかりやすい変化ではありますが、日本人はヤセ型や標準体型でも糖尿病になりやすいということがわかっているので、こうした検査項目を変えていく必要はあるかもしれません。

P.S.

ただ、もちろん太ってしまうと、糖尿病高血圧脂質異常症高脂血症)・動脈硬化脂肪肝などの生活習慣病になりやすいので、気を付けたいですね。







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中年期に5kg以上の体重増減で死亡リスク高まる|厚生労働省

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by shuets udono(画像:Creative Commons)




中年期に5kg以上の体重増減で死亡リスク高まる――厚生労働省

(2010/3/26、ケアマネジメントオンライン)

ベースライン時のBMIにかかわらず、体重があまり変化しなかった群と比べて5kg以上減少もしくは増加した群で、男女ともに総死亡のリスクが高まることがわかった。

この傾向は痩せぎみの群で特に顕著に現れ、肥満群でも、中年期の体重減少により総死亡のリスクが高まることが明らかにされた。

厚生労働省によれば、中年期に体重が5kg以上体重が増減すると死亡リスクが高まることがわかったそうです。

肥満になると、高血圧糖尿病脂肪肝などの生活習慣病になり、死亡リスクが高くなるとも考えられますが、中年期に体重が5kg以上減っても死亡リスクが高くなると考えられそうです。

以前も、成人後、5kg以上体重減、要注意=がんなど死亡リスク増-厚労省研究班というニュースを取り上げましたが、中年期には、体重を維持することが健康によいのかもしれませんね。