「胃腸の病気」カテゴリーアーカイブ

元横綱・北の湖理事長、直腸がんと多臓器不全のため死去 62歳

北の湖理事長が死去、62歳 元横綱・優勝24度

(2015/11/20、朝日新聞デジタル)

今年7月、腎臓に尿がたまる両側水腎症と診断され、名古屋場所の途中で休養。8月に職務に復帰したが、健康状態が安定していなかった。

大相撲の元横綱・北の湖日本相撲協会理事長が直腸がんと多臓器不全のため、なくなられたそうです。

※大腸がんには、直腸がんと結腸がんがあります。

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【みんなの家庭の医学】大腸がん予防|動脈硬化予防|骨粗しょう症予防

20151020

参考画像:Yahoo!テレビ番組予告|スクリーンショット




2015年10月20日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学のテーマは「名医が認めた医食同源SP」です。

■大腸がん予防に葉酸

Yahoo!テレビ番組予告

大腸がん予防食材・生産量日本一の県民の食生活とは?

男性で最も多いがん「大腸がん」。

そのリスクを減らす栄養素“葉酸”が多く含まれ、しかも手軽に食べられる食材が判明!

その食材の収穫量日本一という佐賀県で、大腸がん知らずの夫婦を調査をすると…驚くべき食生活が明らかに!

大腸がん、予防に「葉酸」が効果 愛知がんセンターで紹介した愛知県がんセンター研究所の研究チームによれば、ホウレンソウ、春菊、小松菜、レバーなどに含まれる葉酸を多く摂って、飲酒しない人程、大腸がんになりにくいそうです。

今回取り上げるのはどんな食材なのでしょうか?

【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日

→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

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■動脈硬化予防にコメ油

血管のコレステロールをブロックする○○油!?

心筋梗塞や脳梗塞による突然死を引き起こす「動脈硬化」。

それを防ぐ高い効果が認められ、今、医学界で注目を集めている食材があった。

それは、あるものから採れる油!?

普段の食生活を、その油に変えると動脈硬化予防になるというその食材とは?

コレステロールなど血液の脂質が、動脈にたまったり、酸素や栄養が不足したり、高血圧により常に血管に負担がかかったりしていると、動脈は弾力性を失い硬く、もろくなってしまいます。

つまり、動脈硬化を予防するためには、コレステロール中性脂肪がたまらないようにする必要があるわけです。

今回番組で紹介するのは、そんな血管のコレステロールをブロックする油なのだとか。

ヒントは、ガンマ・オリザノール。

果たして、どんな油なのでしょうか?

【みんなの家庭の医学】動脈硬化予防にトコトリエノール・γオリザノールを含むコメ油|10月20日

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■骨粗しょう症予防

骨を若く保つ食材!南の島の骨賢者たちは○○を食べていた!

要介護や寝たきりになる最大の要因と言われている「骨粗しょう症」。

その予防に最適で、不足しがちな栄養素が一気に摂れる食材とは?古くから和食や和菓子に使われている日本ではお馴染みのもの…取材班は鹿児島県・喜界島へ!?

骨粗しょう症はカルシウム不足が主な原因ですので、カルシウムが多く含まれる食べ物がヒントですよね。

→ カルシウムの多い食品 について詳しくはこちら

もう一つヒントとなりそうなのが、喜界島。

喜界島の農産物といえば、黒砂糖が有名ですが、実は○○の産地としても有名です。

【みんなの家庭の医学】骨粗しょう症予防にゴマ(カルシウム・マグネシウム・亜鉛)|10月20日

→ 骨粗しょう症の症状・原因・予防 について詳しくはこちら




医療費、初の40兆円超え|予防医療に力を入れて医療費を削減しよう

21/12/2010 Germán Tenorio Vasconcelos  celebra 1er aniversario del Hospital de Puerto Escondido con capacitaciones

by German Tenorio(画像:Creative Commons)




国民医療費 初めて40兆円超える

(2015/10/8、NHK)

国民が医療機関で病気やけがの治療を受けるのにかかった費用の総額を示す、平成25年度の国民医療費は40兆610億円と、7年連続で過去最高を更新し、初めて40兆円を超えました。

高齢化や医療技術の高度化を背景に、2013年度の医療費が40兆円を超えたそうです。

医療費の伸びを抑制するためには予防医療が重要になるのではないでしょうか。

男性のがん、「大腸がん」が初の1位、「胃がん」を抜きによれば、男女別がんの部位別症例数は次のようになっています。

<男性>

  1. 大腸がん
  2. 胃がん
  3. 前立腺がん
  4. 肺がん

<女性>

  1. 乳がん
  2. 大腸がん
  3. 肺がん
  4. 胃がん
大腸がん予防

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

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■ピロリ菌除菌と胃がん検診で胃がん予防

胃がんの原因としては、最近の研究によって、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が大きく関わっているのではないかと考えられています。

胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会によれば、胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減らす効果が認められているそうです。

早期の胃がんには、自覚症状はほとんどありません。

40歳を越えたら、自覚症状はなくても、年に一回は胃の定期検査を受けましょう。

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

■肝臓がん予防のために「肝炎ウイルス」の検査

肝臓がんになるほとんどの原因はウイルス性肝炎から肝硬変になったものであるため、肝臓がんの予防するためには、肝硬変になる前に、肝炎を早期に発見し、治療を行うことが第一です。

→ 肝臓ガン について詳しくはこちら

■歯周病予防で生活習慣病予防

歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイントによれば、歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

歯周病ケアをすることが生活習慣病予防につながります。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら

■舌の汚れを清掃してがん予防

舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?によれば、舌の上に付く白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高いことがわかったそうです。

■まとめ

医療費を削減するためには、予防医療に力を入れていく必要があると思います。






P.S.

40代からの眼科ドックで目の病気を予防しよう!によれば、緑内障は、40歳以上の17人に1人がかかる身近な目の病気であり、早期発見、早期治療が大切なので、40歳前後の方は、一度眼科での検査をおすすめしています。

→ 緑内障 について詳しくはこちら。

その他にも、加齢黄斑変性飛蚊症など加齢が原因となる目の病気もあるので、定期的に診てもらいましょう。

また、網膜は、体の中で実際に血管を肉眼で見ることができる唯一の場所であるため、この血管から脳梗塞や心筋梗塞糖尿病などのリスクがわかるそうです。

仁科亜季子さんの病気は大腸がん|昨年秋に大腸がんの手術を受けていた

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仁科亜季子 3度目のがん告白 昨秋に大腸がん手術受けていた

(2015/9/29、スポニチアネックス)

1991年に子宮頸がんを患い、子宮、卵巣、リンパ節を摘出する大手術を受けた。8年後には胃がんを発病し、胃の3分の1と食道の一部、脾臓を摘出。

<中略>

昨年10月に3度目のがんが判明。大腸を約20センチ切除する手術を受け、1カ月の入院生活を送ったという。

女優の仁科亜季子(62)さんは、2014年10月に大腸がんの手術を受けていたそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

それまでにも、1991年には子宮頸がんを発症し、子宮、卵巣、リンパ節を摘出する手術を受け、1999年には胃がんを発症し、胃の3分の1と食道の一部、脾臓を摘出する手術を受けていました。

■まとめ

男性のがん、「大腸がん」が初の1位、「胃がん」を抜きによれば、大腸がんは女性がんの部位別症例数第2位なのだそうです。

大腸がんは男女ともに増えているガンなので、気になりますね。




■有名人と大腸がん

新しい胃がん検診でがんの見逃しが増える!?|検査間隔が「1年おき」に延びるため

Dr Stephen Reaney, a GP from Northern Ireland, one of the UK's Emergency Medical Team members in Nepal

by DFID – UK Department for International Development(画像:Creative Commons)

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■新しい胃がん検診でがんの見逃しが増える!?

<新・胃がん検診>「1年おき」に異論…「内視鏡」選べるが

(2015/9/5、毎日新聞)

従来のエックス線検査に加えて内視鏡検査も選べるようになるが、検査の間隔は「毎年」から「1年おき」に延びるため、「内視鏡検査ができなければエックス線検査の機会が減るだけ」との懸念があるためだ。

厚生労働省が導入を予定している新たな胃がん検診の方法に対して、「がんの見逃しが増えるのではないか」と日本人間ドック学会・日本消化器がん検診学会などから異論が出ているそうです。

→ 胃がん|胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

<現在の胃がん検診>

  • 40歳以上
  • 毎年1回
  • エックス線検査→(精密検査が必要なら)内視鏡検査

<新しい胃がん検診>

  • 50歳以上
  • 2年に一回
  • エックス線検査or内視鏡検査

日本人間ドック学会の三原修一理事は「内視鏡に比べ、エックス線検査は精度が下がる。検診回数が減ると、結果的にがんが進行してから見つかるケースが増えるのではないか」と指摘。

検査の間隔が延びることで、がんの見逃しが増えるのではないかというのが今回のポイントです。

しかし、この指摘には一つ気になる点があります。

内視鏡に比べ、エックス線検査は精度が下がる。

エックス線検査は内視鏡検査に比べて精度が低いのであれば、内視鏡検査に統一したほうが良いのではないでしょうか。

胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会によれば、胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減らす効果が認められていますが、エックス線検査に比べて、費用がかかったり、検査する医師や医療機関を確保する体制を整備する必要があるようです。

費用が掛かり、検査する医師や医療機関を確保する体制を整備ができないという理由で、エックス線検査を多く実施することでカバーするというのは、いささか疑問です。

■まとめ

日本のがん検診受診率は欧米に比べて低い!?によれば、欧米のがん検診受診率は70%以上であるのに対して、日本は20から30%と受診率が低いそうです。

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がん検診方法の検討も重要ですが、それよりも、もっとがん検診を受けやすくする対策のほうが重要なのではないでしょうか。

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