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【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!

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【目次】

■【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!

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by Johnny Vasquez(画像:Creative Commons)

2018年3月7日放送の「ガッテン!」は「巨大血栓を作らない!脳梗塞・寝たきり予防SP」がテーマです。

「脳梗塞」は、血栓が脳の血管に詰まることで発症する病気ですが、寝たきりや重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が最近増えていることが分かってきているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞とは、血栓のサイズが大きいものの場合です。

通常の血栓のサイズは直径2-6mmなのですが、最大で3cmを超えるものもあるそうです。

なぜこれほどまで大きい血栓ができてしまうのでしょうか?

それは大きな血栓ができる場所が「心臓」であり、心臓の震えによって、直径数センチもの大きな血栓を作り出すからです。

この心臓の震えは「左心房(さしんぼう)」で起こり、「心房細動」といいます。

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由によれば、高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ぐには、この「心臓の震え」に気づくことが重要になります。

それでは、どのようにすれば、心臓の震え=「心房細動」に気づくことができるのでしょうか?

それは「脈をとること」!

心房細動になると、心臓は不規則に拍動するため、脈をとる習慣を持つことで、自分の脈のリズムを知ることができれば、心房細動に気づくことができます。

→ 脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう! について詳しくはこちら

脈をとるタイミングはいつがよいのでしょうか?

番組によれば、リラックスした状態のような副交感神経が優位になっているときに心房細動は起きやすいことが分かっているそうなので、「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」に脈をとるとよいそうです。(この傾向は特に60歳以下で強く現れるそうです)




脈拍の簡単な測り方|脈はどの位置でどのようにして測ればいいの?

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  1. 人差し指・中指・薬指の三本の指をそろえて、もう片方の手首の手の平側にある橈骨動脈(とうこつどうみゃく:手の平側の人差し指の延長線上にある)にあてる。
    少し強めに当てると脈を感じやすい。
    人によって血管の位置が違うので、脈が触れる場所を探すようにしてください。
  2. 一分間計測して、脈拍数やリズムを確かめる
    ※慣れてくると時間は短くても良いそうです。
    例えば10秒で10回脈が振れれば、一分間は60秒なので6倍すると、60回ということになりますよね。

心房細動を疑う脈の特徴としては、不規則であること、脈が速い(一分間に100回以上)、脈が遅い(一分間に40回以下)または脈が弱くて測れないことが挙げられます。




■まとめ

心房細動が重症化しやすいタイプの脳梗塞のサインというのは注目されており、Apple Heart Study|Apple Watchの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携によれば、Appleは、スタンフォード大学と提携して、Apple Watchの心拍センサーを使って不規則な心臓リズムに関するデータを収集し、心房細動(AFib)を経験しているユーザーに通知するアプリ「Apple Heart Study」アプリを発表しました。

Appleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を早期発見するためにも、一日2回脈をとりましょう!

ただ、脈をとるのが大変という人もいるでしょうから、日本でも「Apple Heart Study」が提供されるようになるといいですね。

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 脈拍|脈拍数(心拍数)の正常値・脈の変化でわかる病気・脈拍の簡単な測り方 について詳しくはこちら







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新型コロナウイルスが血栓を招き、脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性がある!?




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by Simon Clancy(画像:Creative Commons)

新型コロナで突然の脳梗塞、30~40代の患者で相次ぐ 米(2020/4/23、CNN)や30~40代の新型コロナ患者が脳梗塞に…しもやけ状になる「コロナのつま先」に注意!(2020/4/28、fnn)によれば、新型コロナウイルス感染者が、脳梗塞になる可能性があるそうです。

現在考えられるのは2つ。

一つは、新型コロナウイルスによるストレスや炎症が何らかのメカニズムで血液が固まりやすい状況を作り出すことで血液凝固を引き起こし、血栓を作り、脳梗塞を起こしたのではないか。

もう一つは、新型コロナウイルス自体が血管を傷つけることにより血栓ができ、脳梗塞を引き起こしているのではないか。

新型コロナウイルスは当初新型肺炎といわれていましたが、様々な症状を見てみると、血管の病気である一面もあるようです。

対策としては、30~40代の新型コロナ患者が脳梗塞に…しもやけ状になる「コロナのつま先」に注意!(2020/4/28、fnn)で紹介されているアメリカのマサチューセッツ総合病院の麻酔科医・市瀬史医師は肺炎など肺疾患の治療に使われていて、血管を広げ血を固まりにくくする効果がある一酸化窒素の吸入による臨床試験を行うなど手探りでの研究が行われています。

長期的な視点で私たちにできることといえば、食生活、運動、睡眠など生活習慣を見直すこと。

高血圧糖尿病、喫煙などといった元々動脈硬化を引き起こしやすくなる生活習慣病や習慣を持っている人はぜひ今の機会にもう一度生活習慣を見直してくださいね。







【参考リンク】

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脳梗塞の治療は血栓を溶かす薬「t-PA」と「血栓回収療法」で劇的に改善されている!

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【目次】




■「t-PA」の登場で脳梗塞の治療は劇的に改善

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by Naval Surface Warriors(画像:Creative Commons)

脳梗塞のタイムリミット 血管内治療で復帰確率向上

(2016/3/10、毎日新聞)

脳に詰まった血栓を溶かす薬「t-PA」(アルテプラーゼ)が保険適用になり、迅速に治療を受ければ後遺症なく社会復帰することも可能になった。t-PAは静脈から点滴投与して血栓を溶かし、脳の血管を「再開通」させる。当初は発症から3時間までしか投与できなかったが、その後、4時間半までは治療効果があるとの研究報告があり、12年にタイムリミットが延長された。

血栓とは|血栓の症状・原因|血栓を溶かす食べ物・飲み物・運動によれば、医療現場では脳梗塞の治療に「t-PA(tissue plasminogen activator:組織プラスミノーゲン活性化因子)」という血栓を溶かす薬があるそうです。

「t-PA」の治療効果は高く、発症後4.5時間以内の使用で、後遺症の程度を軽減することが可能なのだそうです。

「t-PA」は私たちの体の中(血管の内側の細胞)でも作られていて、日常的にできる血栓を溶かしてくれているそうです。

■「t-PA」の登場で脳梗塞の治療は劇的に改善

脚の付け根から直径1〜2mmのカテーテル(管)を血管に入れ、血栓を除去する「血栓回収療法」だ。モニターに映し出された画像を確認しながら、カテーテルの先端を血栓のある場所に到達させる血管内治療だ。

脳梗塞の治療で劇的な効果を発揮したt-PAですが、脳の太い動脈が詰まるとt-PAだけではなかなか血栓が溶けず、血流が再開しないこともあるそうです。

また、t-PAを投与できても、介護の必要がない状態で自宅に帰れる割合は40%程度なのだそうです。

そこで登場したのが、カテーテルを血管に入れて血栓を除去する「血栓回収療法」です。

「心筋梗塞の治療で、冠動脈の詰まった部分を中から広げるカテーテル治療がありますが、血栓回収療法はそれを応用した治療と言えます」。東京医科歯科大付属病院血管内治療科教授の根本繁さんはそう説明する。

血栓回収療法にはステント型と吸引型の2つあります。

ステント型は、脚の付け根からカテーテルという細い管を挿入し、ステント(筒状の網)にからめて血栓を回収する方法です。

吸引型は、器具の先端で崩した血栓を吸い取り、カテーテルの中に回収する方法です。

血栓回収療法の登場によって、どう変わったのでしょうか?

オーストラリアとニュージーランドで脳梗塞患者70人を対象にした研究では、t-PA投与後にステント型の血栓回収療法を実施したグループの24時間以内の再開通率は100%。90日後の生活自立率は71%だった。t-PAだけのグループでは24時間以内の再開通率は37%、90日後の生活自立率は40%にとどまった。救命率に差は見られなかったものの、血栓回収療法を施した方が社会復帰できる確率は2倍近く高かったのだ。

t-PAだけのグループよりもt-PA投与後にステント型の血栓回収療法を実施したグループのほうが社会復帰できる確率が大幅に高くなったそうです。

血栓回収療法は発症から8時間まで治療が可能だ。t-PAだけだった時代より、タイムリミットが3時間半も延びた恩恵は大きい。

血栓回収療法は発症からのタイムリミットが4時間半だったのが、8時間まで治療を可能にしました。




■脳梗塞の典型的な症状を知ることが大事

症状が一時的に出て消失する一過性脳虚血発作(TIA)が起こる場合もある。「15〜20%の人は90日以内に、そしてその半分は48時間以内に脳梗塞を起こします。一時的に症状が治まっても、できるだけ早く病院へ行くようにしてください」。

脳卒中の初期症状である「一過性脳虚血発作」の3つの症状とは?によれば、一過性脳虚血発作は、脳に十分な血液が送られていないために起こるもので、脳の血流が一時的に悪くなって神経症状が出現しますが、すぐに回復する発作のことをいいます。

脳卒中の初期症状である「一過性脳虚血発作」には、顔が引きつる、腕に力が入らない、呂律が回らないといった主な3つの症状があり、一つでも当てはまれば受診したほうが良いようです。

顔:顔の半面がひきつる。いつもみたいに笑顔が作れない。

腕:腕に力が入らず、腕をあげたままキープできない。

話す:ろれつが回らない。

脳梗塞の症状

1.片側手足の運動障害

  • 腕が重い
  • 腕が上がらない
  • 手で物がつかめない
  • 足が重い
  • 歩けない
  • 立ち上がれない

2.言葉の障害

  • 言葉が不明瞭になる
  • 呂律が回らない
  • 言葉が出てこなくなる
  • 言葉が理解できなくなる

3.めまい・ふらつき・歩行障害

  • めまい
  • 体がふらつき歩くことができない
  • 一人で立っていられない
  • 歩くと片方に傾く

4.眼の障害

  • 片方の目が急に見えなくなる
  • 視野が狭くなる
  • そばにいる人や物に気づかない

5.意識障害(意識の混濁)

  • 話しかけても反応がない
  • いびきをかく

■脳梗塞予防のガイドライン

脳梗塞を防ぐには、動脈硬化を進行させる高血圧を抑え、不整脈が見つかったらすぐに治療を受けることが重要という。

脳卒中予防のためのガイドライン(10個のポイント)についてまとめました。

高血圧:定期的に血圧を測り、血圧が高い人は治療をしましょう。

糖尿病血糖値を測り、糖尿病または糖尿病予備軍の人は治療を受けましょう。

不整脈:不整脈が見つかったら、病院に行きましょう。

タバコ:禁煙しましょう。

アルコール:飲酒は控えめにしましょう。

コレステロール脂質異常症高脂血症)と診断された人は治療を受けましょう。

運動:運動することが脳卒中予防につながります。

塩分・脂肪分:食事の塩分を控えめに、低脂肪の食事をしましょう。

肥満:太りすぎは糖尿病や脂肪肝などの生活習慣病のリスク要因です。

脳卒中:脳卒中の症状があればすぐに受診。

■血栓回収療法の課題

最も大きいのは、この治療を実施できる専門医の不足だ。日本脳神経血管内治療学会が認定する専門医は全国に約1000人しかおらず、t-PA実施後、血栓回収療法ができない病院は少なくない。

日本脳神経血管内治療学会が認定する専門医が少ないため、t-PA実施後、血栓回収療法ができない病院も多いようです。

【循環器病の診療体制】tPA療法、非専門医の実施求める声〜脳卒中・心血管疾患WGが急性期の診療体制で議論

(2016/8/25、日本医事新報社)

脳卒中WGでは、血栓溶解(tPA)療法を普及させるため、厚労省が同日提示した実施施設の要件案を緩和すべきとの認識で一致した。

脳卒中医でなくてもtPA療法の普及のためにも実施施設の要件を緩和すべきという声が挙がっているようです。

脳梗塞の最新治療法を全国へ=普及目指し取り組み―学会

(2016/11/25、時事通信)

治療ができないエリアの調査と公表▽有効性の啓発▽実践の支援―の3項目を重点に掲げ、全国で治療に関する講座の開催や、医療機関と医療機器メーカーの橋渡しなどに取り組む。

日本脳神経血管内治療学会は、脳梗塞の最新治療法「血栓回収療法」を全国で受けられる体制を実現するため、普及に関する学会宣言を発表しました。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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血栓を溶かす方法は運動をして「t-PA」を増やす|血栓の原因はフィブリン|脳梗塞・心筋梗塞予防|#ガッテン(#NHK)

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2016年5月11日放送の「ガッテン!」(NHK)のテーマは「脳梗塞心筋梗塞予防/血栓を溶かす方法」です。




【目次】

■血栓を作る原因は「フィブリン」

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by Ed Dunens(画像:Creative Commons)

血栓の原因となるのは「フィブリン(Fibrin)」という物質です。

フィブリンは傷ができた時に固まって止血する役割を持っていますが、フィブリンが網目状になって固まってしまうと、血栓ができてしまいます。

できあがった血栓を電子顕微鏡で観察すると、網目状の物質が赤血球や白血球など他の血液成分をからめ取っています。

フィブリンは恐怖やストレスなどに影響しやすい成分で、ストレスを感じるとフィブリンが働いて、血栓ができやすくなるそうです。




■血栓を溶かす方法

医療現場では脳梗塞の治療に「t-PA(tissue plasminogen activator:組織プラスミノーゲン活性化因子)」という血栓を溶かす薬があるそうです。

血栓溶解療法(t-PA治療)|福岡脳卒中データベース研究

身体の中にはもともとプラスミンという酵素があります。プラスミンは前駆体であるプラスミノゲンから作られ、血栓を溶かす作用があります。t-PA(tissue-plasminogen activator:組織プラスミノゲン活性化因子)は、プラスミノゲンの作用を増強することで血栓を強力に溶かす酵素です。

「t-PA」の治療効果は高く、発症後4.5時間以内の使用で、後遺症の程度を軽減することが可能なのだそうです。

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この「t-PA」は私たちの体の中(血管の内側の細胞)でも作られていて、日常的にできる血栓を溶かしてくれているそうです。

では、どのようにすれば、「t-PA」を増やすことができるのでしょうか?

t-PAを増やす方法は、「運動」!

番組で1日30分ほどの散歩程度の運動(有酸素運動)を3週間行なったところ、被験者全員の血栓を溶かす能力がアップしたそうです。

次に、軽い有酸素運動ではなく激しい運動を行なった場合も実験したところ、血栓を溶かす能力は21倍!になったそうです。

激しい運動による効果は一時的なものなので、長く続けられる軽い有酸素運動のほうがよさそうです。

また、体重を一キロ減らすだけでも血栓を溶かす能力は20%もアップするそうです。

運動する場合には、起床後水分を摂って1時間ほど経ってから運動するといいそうです。




【補足】血管を広げる方法|動脈硬化を予防する方法

●軽いジョギング or 鼻歌ウォーキング

軽いジョギングなどの有酸素運動をすると、血管の内側の内皮細胞が整列して血流が良くなるそうです。

すると、血管を広げる作用がある「NO(一酸化窒素)」という物質がより多く出るようになって広がりやすさがアップすると考えられています。

血管が広がりやすくなれば、血圧が安定して血管を傷つけにくいので、動脈硬化になりにくいのです。

鼻歌ウォーキングを 1日30分週3回行なうと、3週間で血管弾力15%UPしたそうです。

運動でも血流が良くなるので一酸化窒素による血管若返りが期待できるそうです。

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●和温療法

60度のサウナに入り体温を約1度上昇させたあと、保温30分

体を温めて深部体温が上がると、熱を逃がそうとして血流が良くなります。

この時血管の内壁からNO(一酸化窒素)という物質が出てきます。

この一酸化窒素には血管を広げようとする働きがあります。

このことによって、内部の筋肉がほぐれて、血管が柔らかくなる、つまり血管が若返るそうです。

湯温40度の状態(安全な温度)

さら湯の場合、+1℃になるまでに13分

入浴剤を入れた場合、+1℃になるまでに9分半

※炭酸が肌から吸収されると血管が広がってその結果温まりやすくなると考えられるそうです。

※個人差があります。

※高温(42度~)で長湯した場合
熱い湯で体温を2度以上あげると、血小板に偽足(血小板の形が変わり、脚のように飛び出した形になり、ひっかかりやすくなる)ができ、詰まりやすくなる。

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●一酸化窒素を増やす血管ほぐしポカポカ体操

血流をアップするには血液中の一酸化窒素を増やさないと駄目なのだそうです。

一酸化窒素は血管を刺激することで作られ血液中にはとても重要なもの。

血管の筋肉を柔らかくして広げることで血流をスムーズにしたり、血管が詰まるのを抑える働きもあるそうです。

動脈を刺激することによって、一酸化窒素が出来易くなる。

監修:大阪市立大学 井上正康教授

手のひらを膝において、もうひとつの手を上から挟むようにして重ねます。

これを縦にこするようにしてください。

片手30秒間ずつ行います。

また、縦だけでなく、横もこするようにします。

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●青菜類を食べる

青菜類には一酸化窒素の前駆物質である硝酸が含まれており、多く摂取することで体内の一酸化窒素が増えることによって、血流を良くすると考えられます。

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●血管の回復に良い運動:桃太郎運動

1.イスに座り、足を手で抱える

2.15秒間キープした後、両手両足を開き、手足を震わせる

一酸化窒素が出ることで血管を回復させるそうです。

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【林修の今でしょ講座】亜麻仁油(αリノレン酸)で血管若返り!亜麻仁油の一日の必要摂取量!摂るタイミング!注意点!亜鉛を含む牡蠣で効果アップ!

> 健康・美容チェック > オメガ3 > 【林修の今でしょ講座】亜麻仁油(αリノレン酸)で血管若返り(血圧を下げる)・脳卒中リスクの軽減|亜鉛を含む牡蠣で効果アップ!|5月29日

2018年5月29日放送の「林修の今でしょ!講座」のテーマは「健康長寿は摂っている!血管&肝臓を老けさせない最強油No.1決定戦」です。

第1位 オリーブオイル
第2位 ゴマ油
第3位 亜麻仁油
第4位 えごま油
第5位 菜種油

※解説を行なった佐田政隆教授は2016年9月24日放送の「世界一受けたい授業」では、3つのスーパーオイルの一つの中で、「えごま油」を老化予防や美肌効果が期待できる油として紹介しています。




【目次】

■【名医はここに注目!】亜麻仁油のα―リノレン酸には血管を柔らかくするパワーがある

hipster baby enjoys his organic quinoa, flaxseed, and steel cut oat porridge #whateven

by essie(画像:Creative Commons)

日清オイリオグループが行なったαリノレン酸を12週間とり血圧変化を調べた実験によれば、摂取期間では血圧が下がっており、摂取が終わると血圧が高くなっていることが分かりました。

【参考リンク】

  • α-リノレン酸の血圧低下作用の確認|機能性表示食品に関わる情報開示|日清オイリオ

【補足】

アマニ油摂取による血圧低下作用
アマニ油摂取による血圧低下作用

参考画像:栄養豊富なアマニ(亜麻仁)の紹介|日本製粉

亜麻仁油の健康効果・効能とは?|コレステロール低減・抗アレルギー作用・血圧の低下効果ではデータによれば、アマニを摂取することで血圧が下がる効果を紹介しました。

血管が老化につれて硬くなると血圧が上がってしまいますが、血管が若いと血圧も下がります。

亜麻仁油に含まれるαリノレン酸には血管が老けるのを抑える働きがあり、血圧を下げてくれると考えられます。

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動)|高血圧改善・対策・予防 について詳しくはこちら

→ 高血圧|高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■なぜαリノレン酸が血管を若々しくしてくれるの?

αリノレン酸は体内でEPA・DHAに変換されます。

EPA・DHAは老化とともに硬くなる血管を広げ柔らかくすることで、血管が硬くなるのを防いでくれます。

血管が老けると心筋梗塞脳梗塞の原因にもなります。

→ DHA・EPAとは|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げる食べ物・飲み物・運動【血管若返り】 について詳しくはこちら

■一日にどれくらい摂ればいいの?

αリノレン酸は必須脂肪酸であるため、食事でしかとることができない栄養素です。

1日に摂りたいEPA・DHAは約2g。

EPA・DHAを一日約2g摂るにはどれくらいの量の食品をとる必要があるのでしょうか?

さんま 半身

イワシ 2尾

亜麻仁油(αリノレン酸)小さじ1(約5g)

食品成分データベースを参考にすると、亜麻仁油に含まれるαリノレン酸の量は57gです。

■【最新研究で判明】亜麻仁油のαリノレン酸は脳卒中のリスクを軽減させる!?

アメリカのサンフランシスコの医療センターでの調査によれば、αリノレン酸の摂取量が0.06%増えると脳卒中のリスクが28%減るということが分かったそうです。

αリノレン酸の働きで血管が若々しくなり、脳卒中のリスクが減ると考えられます。

→ 脳卒中とは|脳卒中の前兆・原因・予防 について詳しくはこちら

【参考リンク】




■亜麻仁油を摂っている人の食事

  • ほうれん草の和え物+亜麻仁油
  • 味噌汁+亜麻仁油
  • ハチミツトースト+亜麻仁油
  • 温野菜サラダ+亜麻仁油
  • 焼肉のたれ+亜麻仁油
    ※飽和脂肪酸を亜麻仁油が打ち消す作用があるのでおすすめ
  • 冷奴+亜麻仁油

■油を摂るタイミングは朝でいいの?

体を動かしている時に脂質を消費するため。

亜麻仁油(オメガ3)を朝から飲んで運動すると脂肪燃焼を早める!|#林修の今でしょ講座によれば、オメガ3系脂肪酸を摂取して運動をすると、脂肪燃焼を早めるという結果が出ているそうです。

【参考リンク】

■亜麻仁油を使う際の注意点

亜麻仁油のダメな使い方は「摂り過ぎ」と「加熱」。

亜麻仁油は熱に弱く、加熱すると酸化してしまいます。(約70度で酸化)

フライパンでの加熱は約200℃となるので、肉野菜炒めなど炒め物をする際には、炒めた後に亜麻仁油をかけるようにするとよいです。

オメガ3の美肌効果|オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?によれば、調理方法によってはオメガ3が減少してしまいます。

大阪ガスの実験結果によれば、油で揚げると残るのは50%、フライパンで焼くと残るのは80%、グリルで焼くと残るのは90%なのだそうです。

→ えごま油の注意するポイントは「熱に弱い」という性質があること について詳しくはこちら

【参考リンク】

■亜麻仁油と食べるとより血管に良い食品は「牡蠣(かき)」!

αリノレン酸をEPA・DHAに変換するには必要な栄養素があります。

【一緒に摂るとαリノレン酸を効率よく摂取できる栄養素】

  • 亜鉛
  • マグネシウム
  • ビタミンB

そこで、名医がオススメしたのは「焼き牡蠣の亜麻仁油添え」や「亜鉛たっぷりのシジミ汁」!

→ 亜鉛|亜鉛を含む食べ物・食品|亜鉛不足チェック・摂取量 について詳しくはこちら

→ カキの栄養・牡蠣の健康効果(効能) について詳しくはこちら

タウリン・亜鉛・アミノ酸サプリ

【スーパーセール】オイスターFゴールド|タウリン・亜鉛・アミノ酸サプリ

通常価格7,560円(税込)をスーパーセール価格6,615円(税込)で販売いたします!

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■亜麻仁油と食べると認知症予防が期待できる栄養素を含むのは「アボカドサラダ」

アボカドに含まれるビタミンB6がポイント。

アラブ首長国連邦とイギリスの共同研究チームによる実験によれば、血中のαリノレン酸(オメガ3脂肪酸)が多い人がビタミンB群を摂ると、認知機能の低下を遅らせること、そして、普段からαリノレン酸を摂っている人には効果があり、摂っていない人には効果なしということが分かったそうです。

亜麻仁油の成分が脳の神経細胞を柔らかくすると考えられます。

最新研究によると、亜麻仁油のαリノレン酸を一緒に摂ると、ビタミンB6を豊富に含む鮭と枝豆の葉酸も効果が期待できるそうです。

→ 認知症の症状・改善・予防に良い食べ物 について詳しくはこちら

【参考リンク】

■脳を活性化させる亜麻仁油を使った絶品料理

東大ママドクターこと伊藤明子先生(赤坂ファミリークリニック院長・東京大学医学部附属病院小児科医)

●卵かけごはん+亜麻仁油

白米or雑穀米+生卵

卵・醤油をかけた後、小さじ1杯の亜麻仁油

αリノレン酸を含む亜麻仁油自体も栄養価が高いのですが、αリノレン酸+卵のたんぱく質でより脳を活性化!

●納豆+亜麻仁油

納豆にはナットウキナーゼという酵素が入っていて悪玉コレステロールの増殖を抑えることができたり、血管をしなやかにさせることができる!







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