> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 【ためしてガッテン】血管を守れ!動脈硬化を見抜く3つの方法
2015年11月11日放送のためしてガッテン(NHK)のテーマは「血管を守れ!動脈硬化を見抜く夢ワザ3連発」です。
→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら
→ 動脈硬化改善・予防に良い食事・食べ物・食品 について詳しくはこちら
1.食後の眠気→頸動脈の動脈硬化
by Anthony Joh(画像:Creative Commons)
食べた後は誰もが眠くなります。
なぜ、食後に眠気が襲うのでしょうか?
それは、食事をすると、胃や腸が食べ物を消化しようとすることで、胃腸に血液が集まり、脳への血液が減るからです。
動脈硬化の疑いのある食後の眠気の特徴は次の通り。
- 食事をしたら気づかないうちに5分から10分眠る
- ゆっくりとした状態で眠気が来る
こうした特徴のある人は、首の血管である頸動脈(けいどうみゃく)に動脈硬化ができていたそうです。
頸動脈にコレステロールや脂肪がたまり、血管の壁に付着するとプラークができます。
プラークができると、そこに血栓ができます。
血栓がはがれると、血流にのって、脳の血管で詰まる(=脳梗塞)になる恐れがあります。
頸動脈洞(全身の血液循環を司る圧力センサー)が血圧を測っているのですが、血液が足りなくなると、頸動脈洞が感知し、心臓に信号を送り、心臓の拍動が上がって、血流が速やかに脳に流れます。
しかし、頸動脈に動脈硬化があると、頸動脈洞が血圧を感知することができず、血液が脳に流れないため、眠気が襲うのです。
■チェック方法
1.食後に意識が飛ぶような眠気がある
食後にいつ寝たのかわからないというような強い眠気がある人は注意。
脳への血流低下が起きている可能性があります。
2.食後に血圧の急降下が起きる
食前の血圧を測り、食事をとり、食後1時間後の血圧を測ります。
食前と比べて血圧が20mmHg以上下がることを繰り返す人は要注意。
かかりつけ医に相談のうえ、循環器内科の専門医への受診をお勧めします。
■対策
1.有酸素運動
インターバル速歩のようなインターバル運動で心拍数を上げる。
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2.治療
- 抗血小板薬
- 頸動脈内膜剥離術
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2.音で分かる→腎動脈の動脈硬化
腎臓にエコー検査をすると、音を聞くことで、腎動脈の動脈硬化の恐れがあることがわかるそうです。
160万人が腎動脈に動脈硬化があるそうです。
腎動脈が細くなっていることで、奇妙な音が出ているそうです。
腎動脈は腎臓に血液を送る血管なのですが、腎動脈に動脈硬化が起きたり、狭窄が起きると、腎臓に流れる血液量が低下します。
腎臓は血液を届けてもらうために、「レニン」という物質を出して、血圧を上げるように働きかけることで、血圧が上がります。(=高血圧)
しかし、腎動脈に動脈硬化ができていると、腎臓には血液が届かず、さらにレニンを出して、血圧を上げてしまいます。
■チェック方法
1.降圧剤を飲んでいるのに血圧が下がらない
降圧剤を飲んでいるのに血圧がなかなか下がらない人は、腎動脈に動脈硬化がある可能性があります。
かかりつけ医に相談のうえ、高血圧の専門医への受診をおすすめします。
■治療法
1.薬物療法
レニンで増える血圧上昇ホルモンの働きを弱める降圧剤
2.ステント留置術
脚の付け根からカテーテルを挿入し、腎動脈まで伸ばし、プラークを傷つけないように、カテーテルをプラークの先のほうまで伸ばす。
そこで、フィルターを開き、万が一プラークが剥がれたときのためのリスクヘッジを行う。
その後、ステント(網目状のもの)を挿入し、プラークの部分で、ステントを開き、血管を押し広げる。
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3.アキレス腱の厚さを測る→全身の動脈硬化
アキレス腱の厚さを測ると、全身の動脈硬化(家族性高コレステロール血症)がわかる!?
オランダでは、アキレス腱の厚さを測ることで全身の動脈硬化を見つける方法が行なわれているそうです。
全身の動脈硬化には、家族性高コレステロール血症という生まれつき遺伝の影響でコレステロールが下がらない病気があります。
■家族性高コレステロール血症とは
家族性高コレステロール血症とは、肝臓内にあるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を取り込む受容体(LDL受容体)が欠損し、血中に悪玉コレステロールがたまりやすくなる病気のことで、若いうちから心筋梗塞などを発症しやすくなります。
家族性高コレステロール血症(FH)の患者は、急速に動脈硬化が発症・進行する危険性があります。
早く家族性高コレステロール血症(FH)と診断を受けて適切な治療(LDLコレステロールのコントロール)を受けはじめ、動脈硬化の進行を抑えることです。
LDLコレステロールが180mg/dl以上、または家族に若くして(男性55歳未満、女性65歳未満)冠動脈疾患になった人は注意が必要です。
■チェック方法
血管を修復しようとコレステロールがたまることでアキレス腱の厚さが太くなるそうです。
1.アキレス腱が横から見てくびれがなく盛り上がっている
2.アキレス腱の厚さが2センチ以上ある
アキレス腱をつまんでみて、厚さが2cm以上あれば危険なのだそうです。
かかりつけ医に相談のうえ、循環器内科の受診をお勧めします。
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■動脈硬化関連ワード
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