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<管理栄養士に聞く>間違いだらけのコレステロール5つの罠

Spejlæg og bacon

by cyclonebill(画像:Creative Commons)

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コレステロールに関しては、間違った知識を持っているひとが多いのではないでしょうか。

是非この記事を参考にしてみてください。

【目次】

1.コレステロールは人間にとって必須の物質

間違いだらけのコレステロール 5つの罠 – 管理栄養士に聞く

(2010/1/22、マイコミジャーナル)

生活習慣病の元凶と思われているコレステロール。

実は、人間のからだを維持するために必要不可欠であるという。

生命現象の根幹をなす細胞膜は、コレステロールが原料。

女性ホルモンや骨粗しょう症との関連で話題のビタミンDの前駆物質(前の段階の物質)の材料もコレステロールだ。

コレステロールは必要ないと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際は、コレステロールは人間の体を維持するために、欠かすことのできない物質なのです。

まずは、コレステロールは必要であるという認識を持つようにしましょう。

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2.卵や魚卵を控えることは無意味

からだの中のコレステロールは、80%前後が主に肝臓でつくられている。

生命維持に必須のコレステロールは肝臓で必要に応じて生産量が調整されており、卵を1、2個食べても食べなくても関係ないとも言える。

たこやいか、いくらやたらこなどの魚卵、煮干しなどは、コレステロールを多く含むため敬遠されがちだ。

しかし、たこやいかはコレステロールが原因となる胆石症を予防するほか、糖尿病を予防・改善するはたらきのあるタウリンというアミノ酸の一種をたくさん含んでいるし、魚卵や煮干しには細胞の新陳代謝を活発にして老化を防ぐ核酸が豊富。

食材から摂ってもからだに影響の少ないコレステロールを控えるということは、多くの大切な栄養素を控えることになってしまう。

家族性高コレステロール血症以外では、むやみな食事制限はたんぱく質不足を引き起こしかねないので注意したい。

身体の中のコレステロールは主に肝臓で作られているため、食事でそれほど注意する必要はないようです。

コレステロールのとりすぎのために高コレステロール血症になっていると思っていましたので、卵や魚卵を控える必要があると思っていた人も多いのではないでしょうか。

しかし、卵や魚卵、たこ・いかを控えることはその他の大切な栄養素(例えば:タウリン)を控えることにもなりかねないですよね。

むやみな食事制限には注意したいところです。

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3.LDLコレステロールは悪玉ではない

一般的に、LDLコレステロールは悪玉、HDLコレステロールは善玉、といわれるためか、悪玉は悪く善玉はよいコレステロールといった誤解が少なくないが、生命現象の根幹をなすコレステロールにはそもそも悪も善もなく、どちらも不可欠なものである。

LDLコレステロールには、体内でつくられたコレステロールを組織に運ぶ重要なはたらきがあり、HDLコレステロールには、体内であまったコレステロールを回収して肝臓に運び、再利用する重要なはたらきがある。

これもよくある間違いですよね。

HDLコレステロールは善玉コレステロール、LDLコレステロールは悪玉コレステロールなので、そのネーミングからか、LDLコレステロールは必要がないものと思って敬遠されています。

しかし、両方共欠かすことのできないものです。

問題なのは、酸化LDLコレステロールなのだそうです。

酸化LDLコレステロールは血管壁に付着し、動脈硬化を引き起こすことがわかってきた。

本当の悪玉は、酸化LDLコレステロールなので、覚えておきたいですね。

→ 酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策 について詳しくはこちら

4.LDLコレステロールを真の悪玉にしないコツ

HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれている。

中性脂肪とは脂っこい料理だけではなく、ご飯やパン、麺などの糖質を摂ることでも増加するので、主食を抜いたり、少なくしたりして調整したい。

一方、卵や魚介類、肉類には、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富なので、刺身、焼きもの、少量の油でのソテーなど、油を控えるように工夫して取り入れよう。

食パンや菓子パン、焼き菓子などに使われることの多いマーガリンやショートニング、ファストフードや出来合いの総菜などの揚げ油もできるだけ控えたいもの。

食事の総エネルギーを減らし、ウォーキングなどの軽い運動を継続的に行っていくと効果的だ。

LDLコレステロールを酸化LDLコレステロールにしないためにも、食事の仕方には改善が必要なようです。

ポイントは油の選び方、使い方にありそうですね。

また、食事の量を減らし、運動を継続することも大事なようです。

5.低コレステロール血症の方が危険!?

高いとよくないと考えられてきたコレステロールだが、最近では、むしろ低コレステロールの方がリスクが高いという研究結果が発表されるようになってきた。

そのひとつが「日本人はLDLコレステロールと中性脂肪の高い方が長生きする」というもの(※1)。

「コレステロールの値が低い人は、うつの症状を発現するケースが実に多い」。

「高コレステロール血症と診断された人のなかで、投薬によるコレステロール低下治療を受けた人と受けなかった人を比較したデータでは、投薬治療を受けていた人において自殺や事故死が多いという報告も少なくない」(※2)という指摘もある。

低コレステロール血症では死亡率がやや高くなるともいわれている。

動物性食品をあまり摂らない人、たんぱく質の摂取が少ない人は、コレステロールの不足に注意してほしい。

※1『 Cholesterol-lowering medicine testing: enigmatic and confusing』 Michel de Lorgeril
(コレステロール低下薬の検証:謎と混乱) 大櫛陽一 東海大学医学部教授
※2『「うつ」は食べ物が原因だった』溝口徹(青春出版社)

低コレステロールの方がリスクがあるという研究結果が発表されているそうです。

まだまだコレステロールに関しては今後の研究結果に注目しておく必要がありそうですね。







■コレステロール関連ワード

コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事

HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法

総コレステロール値・基準値|総コレステロールが高い原因

悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事

悪玉コレステロールの数値(基準値)

悪玉コレステロールが高い原因

高脂血症とは|高コレステロール血症の症状・原因・食事

動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法

中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす)

オリーブオイルの健康効果・美容術(イネス・リグロン・日野原重明・金子エミ)|生活ほっとモーニング

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by Visit Tuscany(画像:Creative Commons)




2010年2月3日放送の生活ほっとモーニング(NHK)は、オリーブオイルの健康効果と美容術を取り上げていました。

番組では、ミス・ユニバース・ジャパンの総合プロデューサーのイネス・リグロンさん、98歳現役医師の日野原重明さん、パーツモデルの金子エミさんによるオリーブオイルを使った健康法・美容術を紹介していました。

 

●イネス・リグロンさん

「いい油は食べる美容液」をモットーに、女性たちにオリーブオイルを摂るよう食生活の改善をすすめています。

また、美容法としてもオリーブオイルを活用しているそうです。

 

□メイク落とし

  1. オリーブオイルをコットンに含ませ、アイメイクを落とす。
  2. その後、普段のメイク落としを行う

□ヘアパック

  1. オリーブオイルを髪に塗り込む
  2. タオルで巻いて1時間ほどそのままにしておく
  3. その後、シャンプーをする

 

●日野原重明さん

日野原重明さんの健康の秘訣は、オリーブオイルジュース。

【オリーブオイルジュースのポイント】

・100パーセントジュースなら何でもOK

・オリーブオイルは大さじ1(15cc)

 

□オリーブオイルの健康効果

オリーブオイルのオレイン酸が悪玉コレステロールだけを防ぐ

オリーブオイルのポリフェノールなどの成分が悪玉コレステロールの酸化を防ぐ

動脈硬化予防

 

●金子エミさん

金子エミさんのオリーブオイルを使った美肌術を紹介していました。

  1. オリーブオイルを手に塗る。
  2. ビニール手袋をつける
  3. ゴム手袋をつける
  4. 42~43度のお湯で食器洗いを行う。

□オリーブオイルの美肌効果

肌に油膜をはって水分の蒸発を防ぐ

ポリフェノールやビタミンEがメラニンの生成をおさえるのでは・・・

 

この他にも番組では、中嶋貞治さんによるオリーブオイルを使ったレシピ(ドレッシング・和え物)も紹介していました。







干し柿ドレッシングの作り方・レシピ|寿命をのばすワザ百科(日テレ)

2010年1月8日には、寿命をのばすワザ百科(日テレ)が放送されました。

野菜を多く食べられるように、そして抗酸化作用のあるドレッシングが紹介されました。

 

■干し柿ドレッシング

柿に含まれるカロテンは活性酸素を抑える効果があるそうです。

その柿のカロテンを3倍にする方法が「干し柿」にすること。

 

○干し柿ドレッシングの作り方・レシピ

  1. 干し柿+酢+オリーブオイルをミキサーで混ぜ、レモン汁、塩・コショウで味を調えるだけです。※水を加えてのばしても良いとのこと。

【関連リンク】

高血圧予防!そば入りごはんレシピ・作り方|寿命をのばすワザ百科

2010年1月8日には寿命をのばすワザ百科(日テレ)が放送されました。

 

高血圧予防ごはん

そばに多く含まれるルチンが血流を良くしてくれる効果があり、動脈硬化を予防してくれるそうです。

しかし、そのルチンは、茹でる際にお湯に逃げてしまうので、そば湯を一緒にとる方が良いそうです。

そこで、そばとごはんを一緒に炊くことでルチンをできるだけ多くとることができます。

 

○そば入りごはんの作り方

  1. 米1合に水1カップ、適当な大きさに割ったそば100gを入れて炊くだけ。

※注意※ そばアレルギーの方はご注意ください。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

骨密度低下やメタボ対策にミカンを1日2~3個食べよう

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by Shunichi kouroki(画像:Creative Commons)




骨密度低下やメタボ対策にミカンを1日2~3個食べよう

(2009/5/1、日経ヘルス)

2003年から続く疫学調査「三ヶ日研究」では、ミカン摂取量が多い人は骨密度低下やメタボのリスクが低いことがわかった。

研究を行った農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所・カンキツ研究興津拠点 健康機能性研究チームの杉浦実研究員は「日本人の果物摂取量は欧米の2分の1から3分の1、と低いので、1日にミカンを2~3個食べるといい」と話す。

一方、ミカンの有効成分βクリプトキサンチンを1日15mgとると、総コレステロール中性脂肪が減少することが明らかに。

<中略>

ミカン色の成分が効く「βクリプトキサンチン」

温州ミカンに特に多く含まれる色素成分で、1個(約100g)当たり1~2mg。

βカロテンやリコピンなどほかの色素よりも長期間にわたり体内にとどまりやすい。

日本人はほかの国の人に比べて血中βクリプトキサンチン濃度が高い。

1日2~3個のミカンを食べている人は…

● 閉経後の骨密度が高い
動脈硬化度が低い
メタボのリスクが低い
糖尿病リスクが低い
肝機能障害リスクが低い

静岡県浜松市北区・三ヶ日町で2003年から行われている栄養疫学調査「三ヶ日研究」(対象者は1073人(男性357人・平均年齢56.3歳、女性716人・平均年齢54.6歳))より。

ミカン摂取頻度が高く血中βクリプトキサンチン濃度が高いことは、生活習慣病や骨密度低下リスク抑制と関連することが明らかになっている。

みかんに含まれるβクリプトキサンチンには、生活習慣病予防効果があるようです。

みかんが旬の時期には、積極的にみかんを食べるようにしましょう。







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